2019/01/02 - 2019/01/02
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立駐ヒルクライマーさん
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2018年に一部開通したベングリオン空港経由のテルアビブーエルサレム間の高速鉄道に乗りました。開通したのはベングリオン空港とエルサレムの区間で、電化された車両がその区間を走ります。空港とテルアビブ間はまだディーゼルで空港駅で乗り換えが必要です。
空港からエルサレムは直線距離で約50km。今回完成した高速鉄道はエルサレムと空港をほぼ直線で結んでおり、途中駅なくノンストップ30分ほどで着いてしまいます。
空港からエルサレムへ行くには正直乗り合いバスのシェルートを利用したほうが安くてホテル前まで送迎してくれるので便利ですが、新しくできたということなのでエルサレムからテルアビブへ向かう際に利用しました。
イスラエル高速鉄道のエルサレム側の始発駅イツハク・ナヴォン駅(Yitzhaku Navon)から乗車した時の旅行記。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
西エルサレム新市街の西側にあるイツハク・ナヴォン駅。エルサレムライトレール(トラム)の線路を挟んでエルサレム最大のバスターミナル、セントラルバスターミナルの南向いに駅舎が建っています。
旧市街のダマスカス門からトラムで6駅にあり、街の中心部より少し離れた場所にあります。
駅名の由来はイスラエル第5代大統領イツハク・ナヴォンの名前。 -
駅のホームはこの建物の地下。
高速鉄道ができる以前の在来線は西エルサレムの南側(マルハ駅)が起点で、テルアビブまで山間部をくねくね通る路線でした。
この高速鉄道の駅が地下にある事や、在来線の終着駅が郊外にあるのは市街地中心部の住民の反対があったかららしい。 -
イツハク・ナヴォン駅周辺はセントラルバスターミナルと隣接していることもあり、たくさんの利用者がいます。特に大きいバックパックと銃を持ったイスラエル軍の兵士がたくさんいてました。
パレスチナに近いため、ここを起点に色んな地域に行かされているのでしょう。 -
駅舎の地上部分は、コンクリートの箱とガラスの箱の上に穴の開いた板をのせたような建築になっています。
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ガラスの箱の中は、この地下にあるコンコースとつながっていて、吹き抜けになっています。
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ガラスの箱の反対側にあるコンクリートの箱。この中は駅の設備機械が入っているそうです。
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駅に入るにはセキュリティーを通らないといけませんが、そこを通る前にイスラエルの交通カードRav-Kavカード専用のチェックインする機械が大量に並んでいます。
大量に機械がありましたが、利用者がまだ少ないのでなんだか寂しい。今後利用者が増えることを見越してのことだろう。 -
滞在中はバスを多用していたので作っておいたRav-Kavカード。チャージした分使い果たすべくRav-Kavカードで電車に乗ろうと試みる。
ちなみにカードは駅の向かいのセントラルバスターミナルの出発階にあるカウンターで作ってもらった。 -
Rav-Kavカードを所定の場所において、言語を英語、そして行き先を設定。
ここまでの流れは全世界共通。 -
行き先を設定した後、チケットのタイプを聞いてきます。
普通乗車券なのか、周遊タイプなのか等々項目があります。
画面をよく見ると「Single Ride Ordinary」というボタンが二つでてきます。
上のボタンを押すとなぜか次のステップに進まず、下の同じボタンを押すと次の画面へと切り替わり、乗れる段取りができました。
上のボタンで処理できない理由がわかりませんでしたが、乗れるようになったのでこれ以上深追いは止めました。
後は改札でRav-Kavカードをタッチすると乗れるはずなのです。 -
駅コンコースへ進むにはセキュリティーチェックを受けます。
荷物を機械に通し、ボディチェックという普通のチェック体制。ここのチェックするイスラエル兵は結構気さくだった。 -
セキュリティーチェックは電車に乗るためではなく、駅構内に入るためのものなので、チケットが無くても大丈夫。
セキュリティーを抜けてコンコースへ下ります。 -
コンコース階。
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地上階でRav-Kavカードが使えなくても、コンコースには券売機があり、さらにこれの使い方がわからなくても奥に窓口があるので、なんとでなります。
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電車は30分に1本。多すぎず少なすぎず、旅程にしがらみを与えないダイヤ。
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入口専用の改札口。
改札にさきほどのRav-Kavカードをicocaの様にかざすと開きます。
ネット予約でsmartICOCAで新幹線に乗るような感覚。 -
コンコースは吹き抜けになっていて、空からの光が入り明るい。
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コンコース階からエスカレーターでホームへと下っていきます。
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アルミで囲まれたパイプの中を青のLEDで照らされたエスカレーターで下ります。
エルサレムに着いてこのエスカレーターで上る場合、コンコース階に到着すると吹き抜けの空間が出迎えてくれるという仕掛け。 -
エスカレーターの終わりが見えてきたけど、奥にはさらに下へ行くエスカレーターが。
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荷物を転がしまたエスカレーター。
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最初に乗ったエスカレーターと同じくらいの長さ。
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ようやく着いたと思ったら、またエスカレーターが見えてくる!
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3本のエスカレーターを乗り継いで、ようやくエスカレーターの終点に到着。
日本の建築基準法では階段は高さ3m以内ごとに踊り場を設けなければならないですが、このエスカレーターも現地の安全上の理由で、地上からこの地下までを3つのエスカレーターに分割したそうです。 -
なんだか今度は永遠まっすぐ進む通路が見えてくる。どこまで行かなあかんねん。
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200mほど続く通路。スターウォーズの宇宙船にいるような空間。帝国軍兵士が出てきても違和感ない。
なぜこんなに深く広いかというと、非常時の避難シェルターとしても設計されているらしく、最大5000人は収容できるようになっているとのこと。
凄いシェルターというのは分かるけれど、シェルターを作らないといけない状況を作りだしている政府ってどうなのかと思う。 -
通路を突き当たるとホームへ下りる最後のエスカレーターにたどりつく。
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ホームに到着。
ヘブライ語、アラビア語、そして英語で表記されてる。
駅の一般人が降りれる最深部。地上より約90mとのこと。
イスラエルの事なので、この下にもっとヤバい何かがありそうなのだ。 -
駅のホーム。
現在はこの駅が終点ですが、将来東、旧市街地の嘆きの壁の下まで延伸して、そこに駅を作る計画があるらしい。さらにそこの駅名を「トランプ」駅にするという噂。
イスラエル政府は問題を深刻にすることが得意。 -
パンタグラフのついた電車が入ってくる。
正直ホームにたどり着くのに予想以上に時間がかかったので、本来乗る予定だった電車には乗り遅れました。でも30分に1本あるので、その辺は便利。 -
車両カラーは赤と白で、二階建て仕様。
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空港からやってきた乗客がおりてくる。
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車両に乗り込む。当然景色がよさげな二階席へ。
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座席は向きが固定されている2×2の対面式。
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座席の天井にはUSBではなく、コンセント。
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そして空港へ向けて電車が動き出す。
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駅を出てしばらくするとトンネルを抜けます。
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この高速鉄道はエルサレムと空港をほぼ真っすぐに結んでいて、その為路線の一部パレスチナ領内を走っています。パレスチナを迂回すると時間やコストがかかるので、ほぼ確信犯的に線路を敷いちゃってます。
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そして電車はベングリオン国際空港駅に到着します。
ベングリオン国際空港の出入国の様子はコチラ
https://4travel.jp/travelogue/11441565
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