2013/03/14 - 2013/03/28
924位(同エリア2400件中)
エフサさん
せっかくベルリンに来たので「壁」は見た方がいいですよね。でも世界遺産の「博物館島」も捨てがたいし‥
と言う訳で今日はここら辺から攻めることにしました。
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ベルリンへはいつ行ったんだっけ?
こうして旅券の判子を見返す事で、行った日が分かります。あぁもうそんなに前のことなんだなぁと、ちょっと驚いたりして‥
フランクフルトから入国して、ミュンヘンから出国。日本からの直行便は今も飛んでません。ベルリンのテーゲル空港は国際空港の名を冠してはいるけれど、少し大きめのローカル空港みたいで、ちょっと手狭な感じでした。だから直行便も飛ばせない。無理もない。大戦後、西ベルリンがソ連に封鎖された年に急ごしらえで造った空港を今でも使い続けているのだから。
新しい空港が間もなくできると、当時の「歩き方」には載ってはいたけど、未だに狼少年のままです。
ドイツの首都の玄関口はまだ冷戦下のレガシーを引きずっているみたいです。 -
早めにホテルを出て動物園の前を通り、Sバーンの動物園駅へと向かいます。
ちなみにこの動物園は森鴎外の「舞姫」にも登場しています。 -
冬のベルリンに来て最初に思ったことは雪が少ないということ。ベルリンの緯度は樺太の北の方と同じ。それなのに雪が少なくて、それほどしばれない。
歩道の除雪に使う機械は、リノリウムの床にワックスがけするポリッシャーの円いタワシの様な物が前に2つ着いた、耕耘機みたいな機械。それを手で押しながらシャリシャリと除雪していました。
冬の間の除雪は、ずぅ~っと、この機械で十分対応できる雪しか降らないんだって。信じられない。 -
なので真冬でもレンタサイクルありです。
真冬の樺太で自転車なんてありえないでしょ
中学でメキシコ湾流と偏西風でヨーロッパは高緯度でも暖かい気候とは習っていたけど、これ程とは‥
道産子としては少しばかり不公平感を覚えます‥ -
気候のバランスが崩れたら、いったいどうなるんだろう?
そんな事を思いながら駅へと向かいます。
この出入口は地下鉄:Uバーンの動物園駅のもの。Sバーンの駅はこの先になります。 -
駅でターゲス・カルテ(一日乗車券)を買いました。
打刻もバッチリです。 -
Sバーンでベルリンの反対側のOstbahnhof(東駅)へ向かいます。
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車両に書かれた数字は1号車、2号車の号車番号だと思っていたら違っていました。一等、二等を表しているんですね。考えてみたら号車番号を直接車体にペイントしてしまったら、運用効率悪いですもんね。
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ダブルデッカーのこの車両は1階が二等、2階が一等のようです。
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この黄色いのに乗ります。
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Ostbahnhof(オーストバーンホーフ:東駅)を降りたらすぐの所にあるイーストサイドギャラリー。
ちなみにOstとはEastのこと、Bahnhofは駅のことです。 -
保存したベルリンの壁にアーティストに絵を描かせてギャラリーにしてしまったところ。
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全長1.3km。
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オッサン同士のディープキッスなんか見たくないので適当に見て次、行きましょう。
あっ、ちなみにこの写真は壁の裏側です。 -
2つ駅を戻ってアレクサンダー広場駅で降ります。
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駅前には東ドイツ時代に建てられたテレビ塔があります。
ここから歩いて博物館島へ向かいます。 -
聖マリエン教会
森鴎外の「舞姫」の主人公、豊太郎がエリスと出逢った場所です。教会の壁にもたれて泣き濡れる金髪碧眼、そして透き通る様な白い肌の美少女。その濡れた瞳に心奪われない男が何人いることか? -
テレビ塔とマリエン教会のツーショット。
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赤の市庁舎。
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マルクスとエンゲルス。
二十世紀、世界に最も影響を与えたと言われている3人のユダヤ人の内の一人。
その3人とはマルクス、フロイト、アインシュタイン。
奇しくも3人とも母国語がドイツ語でした。 -
シュトラーセンバーン
アレクサンダー広場から博物館島まではこれに乗っても行けますが、電停が島の裏手になるので歩いて行く方をお勧めします。 -
イチオシ
ベルリン大聖堂
シュプレー川の橋を渡ってすぐのところにあります。
ここは川の中州になります。5つの博物館や美術館が集まっている事から「博物館島」と呼ばれています。
世界遺産です。 -
聖堂に入ります。
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このドームも大戦で破壊されましたが、綺麗に復元されています。
映画「ワルキューレ」でトム・クルーズの密会場所として登場した聖堂内のシーンでは、彼の背後の崩れた壁の外には星空が広がっていました。 -
高い天井が放つ心理的な効果はすごいですね。
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そこにステンドグラスの光の効果と聖歌隊の歌声の響きが重なると‥
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思わず神の教えに引き寄せられそうになります。
すまん。ワシは浄土真宗本願寺派なんですが‥ -
聖堂を後にして‥
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最初はここから。 旧博物館。
柱のすすけた様な汚れは戦火の跡です。 -
続いて、新博物館。
こちらは爆撃で完全に破壊されました。なので復元された石材の表面に新しさを感じます。 -
そして旧国立美術館。
ここに飾られているワーグナーの肖像画。
彼の曲がヒトラーに利用されちゃったので、今でもイスラエルではワーグナーの曲はNGです。国境を越えられない音楽もあるようです。
かつて、アメリカ系ユダヤ人のレナード・バーンスタインがこの様に語っています。
「私はワーグナーが嫌いだ。だが、ワーグナーにひざまづきながら、彼を憎んでいる」
この言葉は重たいです。人を憎んで曲を憎まず。 -
この様な絵が多く飾られていました。人を出来るだけ小さく写実的に描くことで空間の広さを表現している、そんな感じがしました。作者や作風の事をもっとよくひかえておけば良かったなぁと、ちょっと後悔しています。
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ペルガモン博物館に移動します。
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写真はトルコのイズミルにあるペルガモンの遺跡から持って来た大祭壇です。
他国の遺跡を根こそぎかっさらって来て展示しているのですから、大英博物館然り、当時の列強の傲慢さの象徴とも言える様な気がします。 -
大きいです。
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ボーデ美術館
ビザンチン時代の教会に飾られていたキリストやマリアの像がたくさん展示されていました。 -
いやぁ~あ、疲れました。正に足と腰が棒になりました。震災の時に西新宿から船橋まで歩いた時よりも疲れたかな。でも、とっても見応えがありました!ここはほとんど写真撮影OKですが数が多すぎて、とてもじゃないけど整理しきれません。
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オペラハウスです。
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疲れたので写真だけ撮って、お隣へ‥
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聖ヘドヴィッヒ大聖堂。
建築学的には有名な建造物らしいのですが、よく分かりません。 -
その隣にあった、ベルリンにあるローマのホテル。
勢いで撮ってしまいました。 -
ジャンダルメン・マルクト。
夜に来た時は暗くてよくわかりませんでしたが、手前がフランス大聖堂、奥がドイツ大聖堂となります。 -
2つの大聖堂に挟まれる様にしてあるのがコンサートホール。
毎年12月に、この広場でクリスマスマーケットが開かれます。 -
ティアガルテン
地下鉄で移動して来ました。この公園の南西に隣接するのが動物園となります。 -
公園の中心にはデンマーク戦争の時の戦勝記念塔があります。
いつの時代の話だ? -
てっぺんには勝利の女神、ヴィクトリアの像が‥
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飯にします。
適当に入ったレストラン。で、適当に頼んだ料理。
あれ? 茄子の上にひき肉がのってる。その上にあるのはチーズ? いや、違うな。何となく「ムサカ」っぽいので聞いてみたら。ドイツ風にアレンジしたムサカだって。上のチーズみたいなのはベシャメルソースを固めて切り分けたものらしい。ムサカはギリシャ料理です。ここはギリシャ料理屋さんでした。
それで何でムサカを知ってるんだという話になり、アテネで食べたことあると言うと、店の人が喜んでウゾーをサービスしてくれました。ウゾーはトルコのラクと同じギリシャのアニス酒で40度くらいあります。
独特の香りが鼻から抜けていきます。キク~~
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