クリスマス in NY　2018②12/26　メトロポリタン美術館とメトロポリタンオペラハウス

2018/12/26 - 2018/12/26

クリスマス明けの２６日。街では一斉にセールが始まり、美術館など観光地は通常通り開いてます。昨年のイギリス・ロンドンではクリスマスにどこも開いておらず数日続いたのでびっくりしましたが、ニューヨークではそんなこともなく観光出来ました。
夜オペラの予定が入れてあったので、メトロポリタン美術館も５番街とマジソンのブルーワー館をさらっとみて一旦ホテルに戻って休憩。
オペラも楽しみ一日充実して過ごしました。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

開館直後のメトロポリタン美術館にやってきましたが、既にかなり混雑。入り口で簡単なチェックがあり、クロークにコートや荷物を預けたり、入場券を購入する人の行列もそれほど長くはないですが、ありました。行列を横目にメンバーシップデスクに向かいました。ここには行列なしで、２年前入会した時に送られてきたメンバーシップカードを出して更新を申し出ると情報を読み込んで直ちに新しいカードを発行してくれました。

メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

メンバーシップのカテゴリーとしては最も安いMember+ Early Viewsというカテゴリーで年会費は１００ドルですが、ニューヨーク市より半径２００マイル以上離れたところに住んでいる人は８０ドルと安くなってます。これで大人２人は無料で入場できます。大人は入場料が２５ドルですので二人で滞在中に２日通うのであればこちらの方が割安になります。朝一般客より早く見られたり、開催前の展覧会を見ることができる特典や、売店での割引など住んでいるときには大いに利用しました。
まずはクリスマスの時期にしか展示されていない中世の部門にあるクリスマスツリーを観に行きます。

このクリスマスツリーは正面入り口のグレートホールから奥にまっすぐ進んでいった中世の展示室にあります。スペインのヴァリャドリッドの大聖堂にあった聖歌隊の仕切りの前に毎年飾られています。木に下げられているオーナメントのクオリティと木の足元にあるキリスト降誕の物語を表したプレセビオが素晴らしい。

小さな人形たちが今にも動き出しそうで生き生きとしています、ニューヨークでは一般的にはロックフェラーセンターのツリーが有名ですが、私にとってはアメリカ自然史博物館の折り紙ツリーとMETのこのツリーが今でも変わらずニューヨークの忘れられない不動のツートップクリスマスツリーです。

中世部門を見た後今回行われていた特別展を見ます。
まずは宝石。ニューヨークのどの宝石店にもないような素晴らしい展示でした。
ドラクロア展は今まであまりドラクロアと言えばルーブルにある代表的なものしか知りませんでしたが、多くの作品や説明を系統的にみてドラクロアに対する印象が変わりました。

印象派のドガの部屋も忘れずに行きます。

モネが印象派として描き始めた初期の作品。METの所蔵する作品はどのアーティストの作品の中でも一級品が多いです。

前回来た時にオープン前のメンバー・プレビューで入っただけだったマジソンアベニューにあるThe Met Breur(元ホイットニー美術館の建物）に移動。メンバーシップデスクでMet５番街で発行してもらった入場券を提示すると新たにこの建物の入場券を発券してくれました。モダンアートが中心のこの建物は小さくそれなりに楽しめました。

メット ブロイヤー 博物館・美術館・ギャラリー

疲れたので下のカフェで軽いランチ。Met５番街と違ってここは比較的空いてました。窓の外、庭にもアートがあります。

メット ブロイヤー 博物館・美術館・ギャラリー

マジソンをちょっとさかのぼってフリックコレクションに行ってみましたが、この日は午後３時から無料になる日でした。前日が休みで無料と言うことで入場待ちの大行列が出来ていました。後日出直すことにします。

フリック コレクション 博物館・美術館・ギャラリー

ヨークアベニューにあった元職場の周辺を散策したあとバスで移動。ホテルに戻る前にブロードウェイにあってよく行った魚屋さんに寄ってみることにしました。
ありました、小さな魚屋さんだったのに立派な高級食材店になってました。

シタレラ(アッパーウエストサイド店) スーパー・コンビニ

クリスマス明けの遅い時間帯だったので魚はそれほど残ってませんでした。

ここの魚の鮮度はアップタウンでは一番と思ってました。良く買いに来たものです。今も魚の鮮度は悪くなく、規模が大きくなってました。

ふぐまで売ってました。

貝が種類も多く、一番よく買ったのは生牡蠣。今日も牡蠣とハマグリを半ダースハーフシェルにしてもらい持ち帰りました。鮮度が良く生で食べられる貝類は１ダースの値段とハーフシェル（２枚貝を開けて片方の貝に身が付いたままにしてクラッシュアイスの上に乗せてくれる）の手数料込みの値段がついてます。ついでに滞在中に食べるための生パスタやパスタソースも購入しました。

お持ち帰り寿司のパックも種類が沢山あったので一つ購入。巻物も握りもありました。昔は魚だけだったのに総菜や食材が沢山あって大きなお店になっていたので嬉しかったです。

お菓子類もあって店の外のディスプレイにはお菓子の家が。

ホテルに戻って劇場に行く前にカリフォルニアロールのみ軽く食べました。

ホテルから地下鉄でリンカーンセンターに向かいます。地下鉄も随分安全になっています。でも緊急ボタンがホームには設置されてました。

地下鉄アートを今回はたくさん見ました。

リンカーンセンターに到着。オペラハウスに向かいます。

リンカーン センター 劇場・ホール・ショー

オペラハウスの周辺の華やかさは相変わらず。でも以前よりドレスアップしている人が少ない印象。正面からホールの両サイドにあるシャガールの壁画が見えます。

メトロポリタン オペラ ハウス 劇場・ホール・ショー

今回は最上階の立見席なので上に上ります。幕間に食事をとれるレストランを見下ろします。このシャンデリアは劇場の客席にもあって幕が開く前に上がっていく象徴的なものです。

地下のホールにつながる階段も美しいです。

最上階の立見席からの見え方はこんな様子。立ち見でもきちんと立ち席は指定でスペースはそれほど広くありません。今回真ん中から二つ目と言うこの場所では良いところでした。実はここでの立ち見ははじめて。実は昔立見席を買ってもずっと立ってみたことは一度もなかったのです。以前は一般売りが始まる前にチケットはメンバーや年間予約者の優先枠で売り切れになることが多くしかもキャンセルや変更不能だったため空席が当日あることが良くあったので座れたのでした。今はチケットが売り切れになることは少ないようですが、キャンセルされたものも合わせて当日安く売るシステムもあるので常に座席は埋まっているようです。正直疲れました。幕間には床に座り込んで休んでいる人が多かったです。

今回はヴェルディの椿姫。久々の新演出で素晴らしかった。部隊のセットも歌手も。最後のカーテンコールで。
ライブビューイングは毎年ほとんど見ていますがやはり劇場で見るのとは全然雰囲気が違います。今度来るときには予めチケットを確保しておこうと心に誓いました。でもいつもドタバタして忘れてしまうのです。

夜遅くにホテルまで戻るのに初めて地下鉄を利用しました。以前より終演時間が早くなったし地下鉄が安全そうになっていたので利用する気になりました。

59丁目 コロンバス サークル駅 駅

ペンステーションも大丈夫でした。ホテルが駅から近かったのは助かりました。

34丁目ペンステーション駅 駅

部屋に戻って買ってあった牡蠣と貝で遅い夕食をはじめます。貝類は氷の上に開けられてきれいに並べてあり、こぼさずに持ち帰ってきました。レモンを絞って生で頂きます。パスタはトータリーニをアルフレッドソースで。サラダを付けて簡単に。貝類はハーフシェルにしてもらうとちょっとだけ高くなりますがレストランで食べるよりずっと安く美味しい。自宅でパーティする友人に頼まれて買ってきてあげたのがきっかけで我が家のお客様の前菜メニューの定番でしたが簡易キッチン付きのホテルだったので再現出来ました。
２日目終了です。