プラハにたゆとう Ⅱ.ヴルタヴァ ／ウィーン→ザルツブルグ→プラハ 2017夏

2017/08/18 - 2017/08/22

３都市巡りの旅の最後はプラハ。
様々な歴史の渦に巻き込まれ翻弄され、それでも沈まず今に至る古都。
Ⅰ街
Ⅱヴルタヴァ
Ⅲプラハ市民会館とミュシャ
Ⅳヴィシェフラド
Ⅴ宿

エリア プラハ(チェコ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 旅行の手配内容: 個別手配

【カレル橋から】
Vltava(ヴルタヴァ)
日本では長らく、
「モルダウ」とドイツ語で呼ばれていて
その方が有名かもしれません。

B.Smetana(ベドルジフ・スメタナ)
1824年にリトミシュル生まれ。

当時、チェコはオーストリア＝ハンガリー帝国に支配されていて、
チェコでは、公用語はドイツ語。
スメタナと同世代では、
チェコ語があまり話せない者が多かったという。

スメタナ「我が祖国」
1: ヴィシェフラド
かつてボヘミアを治める者がいた、
ヴィシェフラドの丘にたつ城。

女性の統治者だった
リプシェ のお話が有名。

ハープの音色から始まる
とても美しい曲

2: ヴルタヴァ
小さな小川の流れから始り、
いくつもの支流がまとまり、
大きな流れとなる。
そして、あの壮大なメロディー。
この川のとうとうとした流れを奏でる。
スメタナの代表曲

3: シャールカ
ボヘミアの伝説に「乙女戦争」
というのがあって
男と女が戦争をしていたそうです！

かつて、ボヘミアを治めていたリプシェ亡き後、
男達は、再び女達を下に見くびるようになり、
男と女の戦争が始まった、とのこと！

シャールカは、自分を木に縛り付けさせ、
男たちを騙し討ちにし、
男たちのリーダーを殺します。

その後、男達の復讐でシャールカも殺され、
女達が負けるのだけれど…

プラハで何度か見た光景があって

それは、、

女性に怒られていて
困った顔で
無抵抗のチェコの男性達！(笑)

チェコの女性は強くて怖いそうです！
そして、
とっても美しい！

【ヤン・ネポムツキー像】

【橋の上でずーっとアコーディオンを弾いていた人】
リベルタンゴ、とかクラシックの超絶技巧曲をひたすら弾いていました。

凄い集中力
そして上手い！

曲が終わると、ちょっとお辞儀するくらい。
また、弾き続けます。

ここでアクセサリを買いました♪

カレル橋の上からの
ヴルタヴァ川を
飽きずに、何度通っても
うっとり見続け、何枚も写真を撮りました。

vltava

【スメタナ博物館】
ヴルタヴァ川沿いにある。

若き日のスメタナは、
チェコの民族の独立の運動に傾倒していく。
自分たちの民族の国を
そして自分たちの言葉で話せる国を

しかし運動は失敗に終わり
スメタナは、音楽家としての活動が出来なくなっていく。
「プラハは私を認めようとしない。
だから私はここを離れる。」

スメタナは、スウェーデンと旅立つ。

スメタナ博物館の窓から
ヴルタヴァを眺める。

オーストリア帝国の力が弱まると
チェコは、チェコの人々の手に戻ってきた。

スメタナは、プラハに戻り、名声を手にする。
国民劇場の芸術監督なり
チェコ語のオペラなどを作曲していく。

【スメタナ博物館横のレストラン】

晩年のスメタナは悲惨でした。
聴覚をほとんど失い、精神錯乱を引き起こし
精神病院で亡くなります…。

スメタナ亡き後、
国民劇場では、彼の栄誉をたたえ、
毎年春に
｢プラハの春 国際音楽祭」が開かれ
幕開けに演奏されるのが
｢我が祖国｣

お隣に座っていた
体の大きなドイツ人のご夫婦が食べていて
美味しそうだったので
同じスペアリブを注文！
私は、サラダを注文して、
娘と二人でシェアしました(*´-`)

カレル橋

プラハに居る間、
何度も通ったカレル橋

写真に撮りながら、
こちら側には降りてなかったなぁ…

前の旅のやり残したことを
残念に思う気持ちが
次の旅の始まり、ということ。