冬のトルコ＆ポルトガル【6】ポルトワイン発祥の古都ポルトを街歩き

2013/01/18 - 2013/01/18

「雨にも負けず、ポルトを歩きます！」

ポルトガルへ行く為にトルコ航空を利用。
すると、イスタンブールに早朝到着し、乗り換えの待ち時間が６時間もあるとわかり、予定を変更してイスタンブールに２泊することに。
トルコ全てを見ることはできなかったにしろ、刺激的なイスタンブール街歩きを楽しむことができました。

　　　　　　　＝＝全日程＝＝
2013年
【1/12】23：20 関空発 トルコ航空にて

【1/13】5：45 イスタンブール　アタチュルク空港着
　　《イスタンブール街歩き》
モスク、地下宮殿、ガラタ橋、エジプシャンバザール
　　　【1】　https://4travel.jp/travelogue/10770905

【1/14】《イスタンブール街歩き》
トプカプ宮殿、ガラタ塔、グランバザール
　　　【2】　https://4travel.jp/travelogue/10772306

【1/15】10：55 アタチュルク空港発　
　　　 13：55 リスボン ボルテラ空港着　
　　《リスボン街歩き》　　　
ボンバル侯爵広場、サンタジェスタのエレベーター、展望台
　　　【3】　https://4travel.jp/travelogue/10770651

【1/16】《リスボン街歩き》
ベレンの塔、発見のモニュメント、ジェロニモス修道院、カテドラル、サン・ジョルジュ城、カモンイス広場
　　　【4】　https://4travel.jp/travelogue/10779937

【1/17】《ポルト街歩き》
サン・ベント駅、グレゴリス教会、カテドラル、ボルサ宮、
　　　サンフランシスコ教会
　　　【5】　https://4travel.jp/travelogue/10780143

【1/18】《ポルト街歩き》
ドウロ川、ドン・ルイス橋、ワイナリー
　　　【6】　https://4travel.jp/travelogue/11423702　←★今ここ

【1/19】《リスボン街歩き》
シントラ駅のみ→リスボン
　　　【7】　https://4travel.jp/travelogue/11423766

【1/20】14：55 リスボン空港発
　　 21：35 イスタンブール　アタチュルク空港着

【1/21】0：55 アタチュルク空港発
　　 　18：45　関空着

2023.9.2 EDIT

エリア ポルト(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【1/18】
朝起きて窓の外を見たらこんな景色が広がっていた。
昨夜は真っ暗でわからなかったが、４階なのに結構見晴らしがいい。

雨は降ってないが曇ってます。

下を見ると庭がある。

ドアを出るとすぐに急な階段。エレベーターがないので、ちょっとしんどい。
大きなトランクを持っていたらどうなっていたことか…

2階のレストラン。
かつての貴族の館だけあって、重厚で豪華な大広間です。

バイキング形式の朝食。

天井も凝ったつくり。

メニューはごく普通な感じ。

朝食後、あちこち見て回りました。
ここは客間のようです。

廊下の床も腰板も趣があります。

食堂かな？

宮殿のような豪華な階段。

上りきって下を見たところ。

中国の壺？

玄関のカウンター。

庭に出てみました。

これが庭から見たホテルの全体像。

アズレージョが施された小さな礼拝堂もある。

たくさんのアズレージョで彩られた可愛い感じの庭です。
晴れていたら、ここでのんびり寛ぎたかった！

ここの飼い猫かな？

このてっぺんが私達の部屋だったのかぁ・・・
風当たりキツイはずですね。(^^;

あ、また会いましたね、黒白ネコくん！
私達、けして怪しいものではないですよー

かつて貴族達は、さぞ優雅な生活をしていたんだろうなぁ

ホテルからの出入口は何ヶ所かある。

うつくしい・・・

ここが門。
昨夜到着したときは、ちょっと不気味だと思ったけれど…
なかなか味のある素敵なホテルでした。
ポルトには、古い館を利用したホテルがいくつかあるようです。

ホテルの向かいのこの建物は学校のようです。

10分ほどでマルケス駅の上にある公園に着いた。
昨夜はここからホテルまでの道がわからなくて困ったっけ。

地下へのエスカレーター

ここからメトロで、ジャルディン・ド・モーロ駅を目指します。

しばらくして列車は地上に出る。
ドウロ川に架かるサン・ベント橋を渡ってすぐの駅が、ジャルディン・ド・モーロ駅。下車して修道院のある丘の上まであがっていった。

丘から見たドン・ルイス一世橋。
橋の一番上を走る列車に乗ってきたというワケです。
雨なのでクッキリとは見えないけれど、美しい橋ですね！

このあたりは、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区といい、ワイナリーが並んでいる地区。

ヴィラ ノヴァ デ ガイア 散歩・街歩き

ドン・ルイス一世橋のたもと付近からロープウェイが出ているので乗ってみることに。

ワイナリーの上を通過しながら、川べりに降りていく。

川沿いにはワイナリーの他、土産物屋やカフェがある。

対岸のカイス・ダ・リベイラ地区を望む。
晴れた日の景色はカラフルなイメージなのにザンネン…

カイス ダ リベイラ 旧市街・古い町並み

なんと、ここに30以上のワイン工場が集中しているとのこと。
ポートワインは、17世紀以降ポルトで盛んに醸造されるようになったワインで、
ドウロ川上流域で収穫されたぶどうから造られている。
山の斜面で栽培されるぶどうは９月中旬に摘み取られ、搾ってぶどう液にして樽に詰められ、冬を越し、その後このワイン工場に運ばれて熟成し、瓶詰されるという。

このワイナリーに入ってみよう！

こんな大きな樽を使うのか…　　オークの樽とのこと。
ポートワインは、まだ糖分が残っている発酵の途中にブランデーを加えて酵母の働きを止める、いわゆる酒精強化ワインの一種。

樽がズラーッと並ぶあたりには芳香なワインの香りが漂っている。

アズレージョの壁の前にテーブルがあって、試飲できる。

少し試飲してみた。
とても甘くて濃厚！香りもよくて私好み！おいしい！

もう一軒のワイナリー、サンデマンへ。

サンデマン 建造物

ここは特に有名らしい。
1790年創設、黒マントとソンブレロの男がトレードマーク。

トレードマークはドンという愛称だとか。
ドンの瓶に詰められたワインもある。

見学ツアー（英語）に参加したが、撮影禁止だった。
歴史などの解説のあと、醸造方法などの説明を受けながら見学できる。
その後、試飲。

私達はワインの味は好きなのにアルコール類に弱いので、ほんの少しだけ試飲。
一応2種類の試飲と決まっているが、有料で何種類か飲むことはできる。
他の方々は結構グイグイ飲まれていました。
美味しかったけれど、購入はせず。

川べりにはこんな舟が並んでいる。これはラベーロ（帆船）と呼ばれる、昔ぶどう液を上流域からここまで運ぶ為に使われていた舟で、今は使われていない。

ひと昔前までは、たくさんのラベーロがひしめいていたという。

カモメの集団が楽しそうに遊んでいた（ように見えた）

サンベント橋を歩いて対岸まで行ったが、途中から強風となり、ゆっくり景色を楽しむ余裕なし！

無事に対岸のカイス・ダ・リベイラ地区に到着。

さっき行ったワイナリーなどを対岸に望む。

レストランやカフェはたくさんあるようだけど、クローズしている店が多く、
このレストランだけ目立っていたので入ることにした。

あとでわかったが、「シェ・ラパン」という人気店だった。

シェ ラパン 地元の料理

店内に入ると結構狭く、客がいっぱいでビックリ！　賑やか！
天井からなんだかいっぱいいろんな物がぶら下がっている。

適当に注文。

これはチキンか鴨肉か？

サーモンのひときれが見たことないほどの大きさ！

これも量が多すぎたが、しつこくなく固くなく、とても旨みがあった。
が、あとで、ウサギ肉だとわかった…　（フクザツな気持ち）

デザートまで、どれもお世辞抜きでホントに美味しかった！
やっぱりお手頃価格だし、大満足！
テラス席もあったけど、繁忙期だともしかしたら、ズラリと並んで待つのかも？

外に出たらほんの少しの霧雨、このくらいの雨ならもうなんとも思わない。
空気が冷たくないのでラク。

またしばらく歩き回りました。

予定よりも大幅にポルトに長居してしまい、三時過ぎに出発。

コインブラに寄る時間はなくなってしまったので、リスボンへ直行です。

が、大きな失敗！
リスボンオリエンテ駅で下車しなくてはならなかったのに、降りなかったのだ。
というか、車内アナウンスが聞き取りにくく、この駅かな？と迷っているうちにあっという間に走り出してしまったというわけで…

特急列車なのでなかなか停車せず、真っ暗な中を走り続けるのでどんどん不安になるばかり。
車掌らしき人に聞いても通じず、誰か日本人がいればいいな、と列車内を歩いても見つからず・・・
もしかして、終点のファーロ（ポルトガルの最南端）まで止まらなかったらどうしよう！！
と不安が最高潮に達した頃、スピードダウンしてきた？！

で、停車したので即下車！
ここは・・・どこ？？？　ほとんど人がいない。
取り合えず、窓口の駅員に聞いて、無事にリスボンに引き返す列車に乗ることができました！

今度こそ間違えずに、リスボンオリエンテ駅で下車。
あーー帰ってこれてほんとによかった！！！

この駅の屋根、とても斬新！

簡単な夕食をすませ、アパートに戻ったのは9時頃。
はぁ… 　疲れた！
が、1泊2日の行き当たりばったりのポルトの旅は何とか無事に終わりました。
天気に恵まれなかったけれど、これが地中海気候ですから仕方ないですね。

色んな意味で想い出に深く残る旅になりました。