灼熱のチュニジア・ツァー参加記8　バルドー博物館を駆け足見学後帰国へ

2018/06/30 - 2018/07/10

いよいよ最終日、ホテルをチェックアウトし開館と同時にバルドー美術館に入りました。地方長官の宮殿だったところを博物館にしたていて世界的に有名なモザイクのコレクションがあるのでこれを見にチュニジアに来る人も多い。2015年テロの標的になって多くの観光客が犠牲になって日本人も含まれたのは記憶に新しい。チュニジア観光の最後にここに来たのに見学時間はたったの1時間半しかなく、半分以上はガイドの説明で自由に見て回れなかったのがとても残念。その後メディナで自由散策したあと昼食を食べた後空港に向かいました。空港ではなんと荷物を運ぶベルトコンベアが故障して動かなくなってしまったのでチェックインに手間取り、案の定成田ででてこずロスバゲに。
チュニジアは長年行きたかったところですが、テロ後ツァーも催行されていなかったのが再開してようやく行けたという感じでした。テロの続発で大打撃を受けた観光業だけど欧米人は既にかなり戻ってきていたようで個人旅行者も多く見かけたのでこれから日本発のツァーも多くなるようです。中国、韓国人ツァーは見かけませんでしたが日本人ツァー客はたくさん見かけました。遺跡観光が主体になるので季節的には夏を避けたほうが良かったなと思ってます。
見逃したところも多いのでまた次回は個人で来たいです。

エリア チュニス(チュニジア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 3.5

チュニジア最終日です。朝ホテルの窓から見た景色。
中央市場にも近かったので朝食前に散歩に行った人もいたようです。
私たちは日曜日なのでお休みだろうと思っていたらやっている店もあったようで残念でした。
荷物をパックして出して朝食を食べホテルをチェックアウトします。

エル ムラディ ホテル アフリカ チュニス ホテル

チュニスの郊外にあるバルドー博物館にバスで開館前に到着しました。
オスマン帝国時代の元地方長官の宮殿だったところを博物館にしたもので世界的に有名なのはモザイクのコレクションです。
チュニジアに来てここに立ち寄らない人はいないでしょう。
それゆえにテロの標的ともなりました。

バルドー博物館 博物館・美術館・ギャラリー

博物館に入ったところです。
ガイドに連れられてたくさんのグループが次々と入ってきました。

部屋にも廊下にも壁にもたくさんのモザイクが展示されています。

建物もみる価値がありました。

オデュッセウスとセイレーンのモザイク。

ネプチューンの勝利のモザイク

階段の壁にあったモザイク、様々な動物、鳥、果物などが描かれていました。

どの部屋にもモザイクが沢山あって全部をみて回るのには何時間、いや何日もかかりそう。

宮殿の天井の模様も素晴らしい。

誰もいないけど素晴らしいモザイクに埋めつくされてます。

この広い部屋もモザイク、彫像などたくさんの見どころがありましたが、同時にここでテロが起こった部屋でもありました。

天井も壁も床も見るべきものが沢山ありました。2階から眺めることもできます。

窓から外を見ると外観の一部が見えます。

彫刻やレリーフも沢山ありました。

レリーフとモザイク

駆け足なのでゆっくりと解説を見る暇もなかった。

モザイク以外のコレクションも沢山ありましたが、閉まっている部屋もあって展示室は全部見られませんでした。

バルドー博物館の目玉、ケリビアの初期キリスト教洗礼水盤。これだけは見逃したくなかったので探して観に行きました。四つ葉の形にくぼんだ洗礼水盤はスースでもおなじ形のものがあったが、模様は随分違うし縁には文字が刻まれている。司教キュプリアヌスと司祭聖アデルフィウスを記念して4人の名前でモザイクを奉献したと書いてあると知ったのは帰国してから。

初期キリスト教会にあったと思われる柱や柱頭。

石棺。

博物館の中にあった扉。
博物館には一度に多くのグループが押し寄せたのでガイドが部屋を一つずつお互いにかち合わないように説明を始めたため、たったの1時間半しかない見学時間の大半がガイドに連れられたため多くのものを見逃したし駆け足だった。
これがグループで旅行する欠点。
ネプチューンやセイレーンについての説明など要らないのに引っ張られたのは残念。
見たいものを時間をかけてみられない。
バルドーにはもう一度個人で行ってみたい。

入り口ホールにあったテロの犠牲者を悼む場所。残念ながら日の丸がある。

2015年3月18日、この博物館で銃撃事件が起こり22人が亡くなり日本人も3人含まれていた。
今の時代いつ自分に降りかかったもおかしくない事件。犠牲になられた方々のご冥福を祈るばかりです。

バルドー博物館の短い見学を終えて再びチュニス中心部へ。

メディナに入っていく。複雑な模様のドア。

メディナのスークはお休みのところが多かった。

チュニス旧市街 旧市街・古い町並み

Cafe Restaurant M'Rabetには元床屋だったのか柱が特徴的。ここは前を通り過ぎただけ。

結婚式で用いるという作り物の花束

狭い路地を歩いていきます。

スークでは自分用の香水を作るお店もありました。

グランドモスクの前の広場で解散してしばし自由時間。

まっすぐ歩くとフランス門へ出ます。

フランス門からは宿泊していたホテルまでの道が続いていました。近くのスーパーでお買い物。

フランス門 (バブ バハル) 建造物

スークの扉の模様が楽しい。

扉はどこもきれいでした。

集合してレストランへ。

途中で見かけた建物の入り口。

gastronomie tradeicionnelle al makhzenというレストラン。

中は素敵なレストランでした。

ブリックというチュニジア風春巻き。中に卵とツナ。
メインは魚でしたが、多い人数に料理が間に合わない感じのサービスでした。

再びバスで空港へ。空港ではチェックインカウンターから荷物を運ぶベルトコンベアが故障していてチェックインが進まずちょっと混乱していました。荷物は無事届くだろうか、と思っていたら、他の人のハードスーツケースは届いたのに私のソフトスーツケースは取り残されチュニジア空港で一泊したようです。
ラウンジも混みあっていてあまり良い印象はありませんでした。
チュニジア旅行、終わってみたら治安も良いし、個人でも旅行できそうでした。
英語もかなり通じたし、人々は親切。ただ7月に行くのは遺跡などの観光が中心なのでお勧めできない。
でも見逃したことも多いのでまた今度は個人で来たいと思いました。

チュニス カルタゴ国際空港 (TUN) 空港