灼熱のチュニジア・ツァー参加記7 ドゥッガ遺跡とブラ・レジア観光後メディナへ

2018/06/30 - 2018/07/10

チュニジア旅行も終盤です。チュニスから世界遺産ドゥッガ遺跡に行きます。保存状態の良いローマ都市遺跡は丘の上に劇場や神殿、住居跡が広がっていて全部を見て回ることはできませんでした。昼食後ブラレジアへ。ここでは地下住居の遺跡が印象的で床に残るモザイクは多くはバルドー博物館に移されたそうですが今も残っているものもあり当時の状態を想像できました。
チュニスに戻って夜は旧市街の古い邸宅を利用したレストランでチュニジア最後の夕食。

エリア チュニジア

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

チュニスのホテルをバスで出発。直後に路面電車とすれ違います。今回チュニジアでは一度も公共交通機関を利用しなかったけど、乗ってみたかった。暑いのにエアコンは無いようで窓を開けてました。

ドゥッガ遺跡はチュニスから１００ｋｍ以上離れているので途中トイレ休憩。隣のお店では羊がぶら下げられて売られていました。

ドゥッガ遺跡到着、世界遺産マークがありました。チュニジアにある都市遺跡の中でも最も保存状態の良い遺跡の一つだそうです。紀元前２０００年ごろからあり紀元前４世紀にヌミディア王国の都市として栄えその後カルタゴ、ヌミディア、そしてローマと支配者は変わり紀元２～４世紀にもっとも繁栄後次第に衰退、１９世紀に発掘されるまでうもれていたそうです。

ドゥッガ遺跡 史跡・遺跡

入ってすぐにある劇場の元々の想像図。

現在はこのような状態に。丘の上にあるので眺めが良いです。

すり鉢状になった客席の勾配はそれほどきつくなく上っていけました。しかし、暑いです。

ローマ遺跡に劇場はつきもの。各地で様々な劇場を見てきました。ローマ人はどのように劇場を使っていたのか、想像もできません。

メンバーの中にプロの歌手がおられたので歌を披露してくださいました。

遺跡は広く高低差もありました。

ドゥッガ遺跡のシンボルと言われるキャピトル。高さ８ｍのコリント円柱がそびえたち屋根を支えていたようです。

キャピトルの横にはフォルムといわれる広場。

彫刻がいくつか残っていました。

遺跡は広く全部を回るのは困難で遠くのミネルヴァ神殿などは遠くから見るだけ。近場のテルス神殿や住居跡を回りました。

ところどころに彫刻のある建物の一部が見られました。
遺跡巡りは日陰がないので熱中症になりそうになりながら歩いて回りました。

遺跡見学後近くのホテルのレストランで昼食。

イノシシのはく製がありました。

イノシシの煮込み料理。それほど美味しくはありませんでした。

この辺りは南の方とは違い緑が豊かです。

ブラ・レジア到着。ブラ・レジアは紀元前にはベルベル系の国、ヌミディア王国の首都だったところ。ローマ帝国になってからも農業と貿易の中心となって発展していたらしい。その後衰退してしまって今は遺跡が残るのみ。ドゥッガ遺跡とちがって大きな劇場も神殿もないが、珍しい地下住居が広がっていた。

地上から見下ろすと通路にモザイク。

下に降りていくと部屋の床にもモザイクが施されている。

地上にある建物も柱から推察されるがそれほど大きくないようです。

地下を見れば立派なお部屋と柱が支える空間が広がっています。

モザイクが残るところでは入り口に係員がいてガイドが来ると階段の入り口を開けてくれます。

モザイクが床に残っているお部屋

ここはとても暑いので地下に住居を作ったのがよくわかります。

地下の部屋にも窓から明かりが差し込みます。

素晴らしいモザイクがありました。海の生物が沢山描かれています。

美しいモザイクの多くはバルドー博物館に移されたそうですが、残っているものの中でもここは素晴らしい、２世紀ごろの作品だそうですが、２０００年近くもの間この地下にあったのが信じられないくらいです。

暑さにヘロヘロになりながら遺跡観光を終えて帰路につきます。途中サービスエリアでトイレ休憩。

サービスエリアのカフェはヨーロッパでよく見るメニューで変わりありません。

チュニスに戻ってきて旧市街に向かいます。

迷路のようなメディアに入っていきます。

メディナの中は天井に明り取りの小窓がありたくさんの商店がありますが、夕方だったので閉まっている店も。

メディナにあるドアはそれぞれ違ったデザインで楽しい。

自分では歩いていても絶対にたどり着かないような小道を行きます。

レストランにたどり着きました。restrant essaraya

壁にはモザイク画

一階の広いお部屋で最後の晩餐です。

レストランは古い邸宅を利用したもので内装が素敵でした。

チュニジアらしい絵画も飾られています。

料理はチュニジア料理。

味は割合普通でした。

デザートのフランは美味しく、この食器も可愛いので頼んで売ってもらっている人もいました。

ウードというリュートのような楽器を演奏してくださいました。

待合のようなところ。豪華な家具があります。

レストランを出るとすっかり夜になってました。

バスに乗って帰ります。ホテルの前の通りは夜でもにぎやか。

歩道にもたくさんの人がいて治安も悪くなさそうでした。
最期の夜だったので部屋で荷物を帰国用にパックして休みました。