2018/10/28 - 2018/10/28
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温泉大好きさん
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四寺廊廻は平安時代、慈覚大師円仁が開創した、松島の瑞巌寺、山寺の立石寺、平泉の中尊寺と毛越寺の4ヶ寺を巡礼する霊場です。江戸時代に松尾芭蕉も奥の細道で訪れた巡礼コースです。
紅葉も期待できる10月下旬に訪れました。
松島では瑞巌寺の他、紅葉の名所である円通院や五大堂なども訪れました。
表紙は、円通院・石庭「天の庭」と「地の庭」の紅葉
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 観光バス 新幹線 徒歩
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07:44東京駅発やまびこ205号で09:39福島駅着。
福島駅前は綺麗に紅葉していました。 -
福島駅から観光バスで松島・瑞巌寺へ。
瑞巌寺の総門。
慶長14年(1609)、伊達政宗によって建立された一間一戸袖塀つきの薬医門。
平成16年に修復工事が行われた。
掲げられている大額「桑海禅林」は当山105世天嶺性空の筆。瑞巌寺 寺・神社・教会
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総門をくぐると右手には洞窟遺跡群が連なっています。
洞窟内は塔婆・五輪塔・戒名等が無数に刻まれ、供養場として使用されていたことがわかります。
古来松島は「奥州の高野」と呼ばれ、亡き人の供養が営まれた場所でありました。 -
天皇・皇族・藩主専用の御成門。
入母屋造本瓦葺の薬医門で、扉には七宝輪違い文が装飾されている。 -
中門は、切妻造、柿葺の四脚門。
建築物の中で唯一、柿葺で、これは伊達政宗公が命じたと言われている。
扁額「瑞巌円福禅寺」は当山100世洞水東初の筆。 -
庫裡は庫裏とも書かれる。禅宗寺院の台所である。
正面13.78m、奥行23.64m。単層切妻造本瓦葺で、大屋根の上にさらに入母屋造の煙出をのせる。
正面は千鳥破風の曲線が天を衝くようで、その下に豪壮な唐草が彫刻されている。
庫裡は昭和34年6月27日、国宝に指定された。
日本三大庫裡の一つ。(京都の妙心寺、妙法院) -
本堂からの眺め。右端の門が中門。
今年約10年に及ぶ「平成の大修理」を終え、新たな装いになった本堂内部の上段の間などはとても煌びやかです。残念ながら本堂内部は撮影禁止です。 -
本堂奥の石庭
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国宝の本堂。
南東に面し、正面39.0m、奥行き25.2m
入母屋造・平屋・本瓦葺。慶長14年(1609)完成。
内部は禅宗方丈様式に武家邸宅の書院を加えた10室間取で、東・南・西三方に上縁・下縁を巡らしております。
南西端に御成玄関が付属しております。瑞巌寺 寺・神社・教会
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続いて瑞巌寺に隣接した円通院へ。
円通院 寺・神社・教会
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円通院山門をくぐってすぐ左手に縁結び観音
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円通院は、伊達政宗公嫡孫「 光宗公」の菩提寺です。
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紅葉の名所としても有名です。
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円通院・石庭「天の庭」と「地の庭」は紅葉が見頃でした。
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青空に紅葉が映えます。
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「天の庭」は松島湾に実在する七福神の嶋を仏の庭として表し、「地の庭」はいのちを意味した「三宝の庭」です。
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松島湾は白砂で周囲の山々はコケで表し、「天」と「地」には天水橋がかかり「天の庭」と「地の庭」を結ぶ掛け橋です。
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三慧殿への参道の周りのもみじはまだ青々としています。
円通院では最後に紅葉するようです。 -
円通院では長い期間紅葉を楽しめそうです。
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本堂からさらに奥まったところにある光宗公の霊廟三慧殿は、技術の粋をつくした伊達家屈指の建築物で国の重要文化財に指定されています。
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その厨子には支倉常長が西洋から持ち帰ったと伝わるバラの絵が描かれており、円通院はこのバラを題材にした庭のある「バラ寺」として知られております。
バラの花はローマ帝国以来ローマを象徴し、水仙はイタリア、フィレンツェ市を表す花とされ、支倉常長がローマ、フィレンツェを訪ねた証として描かれたと伝わっております。
なお、厨子の中にはダイヤ、クローバー、ハート、スペードを描かれていると伝わっております。 -
三慧殿禅林 瞑想の庭のもみじもまだ青々としています。
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バラの庭には秋バラが少し残っていました。
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遠州の庭のもみじは色付き始めたばかり。
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中門をくぐると本堂の前に心字の池で構成された歴史を感じさせる遠州の庭があります。
この庭は伊達藩江戸屋敷にあった小堀遠州作の庭を移設したといわれています。 -
本堂大悲亭は光宗君の江戸納涼の亭で、愛息の早逝を悼んだ忠宗公が解体移築したもので、寄棟造萱葺の瀟洒な姿は、禅寺らしい落ち着いたたたずまいを見せています。
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本尊は、聖観世音菩薩坐像
桧材、寄木造り、漆箔、像高63cm。
四段の鱗型蓮台に坐し、右手を施無畏印、左手に未開敷蓮華を執る。
豊頬・高髻の姿はりりしく、框座・透かし彫りの光背とのバランスもよく、室町時代の秀作であるといわれています。 -
心字の池には蓮の花が補陀落山にはモミジとツツジが季節の移ろいを感じさせてくれます。
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再び石庭「天の庭」と「地の庭」
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今のところ紅葉の見頃は石庭「天の庭」と「地の庭」だけですが、
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綺麗な紅葉が見られて充分満足です。
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天麟院は、伊達政宗の正室・愛姫(めごひめ)との間に生まれた娘・五郎八姫(いろはひめ)の菩提寺で、 陽徳院、円通院と並んで松島の三霊廟に数えられています。
天麟院 寺・神社・教会
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五郎八姫は、徳川家康の六男、松平忠輝の正室でしたが、忠輝は父である・家康の政略方法に反発を強め、大阪夏の陣遅参等により、高田65万石を取り上げられたため、五郎八姫は離縁されて仙台へ戻り仏門へ入りました。政宗は不幸な娘に同情して娘の信仰生活を全面的に支援したといわれています。
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どんぐりころころの碑
童謡「どんぐりころころ」は松島町出身の青木存義先生が、文部省在職中の大正年間に松島での幼き日を偲び作詞されたものであります。
観瀾亭敷地内に歌碑があります。どんぐりころころの碑 名所・史跡
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観瀾亭・松島博物館
観瀾亭は、文禄年中に豊臣秀吉から伊達政宗が拝領した伏見桃山城の一棟で、江戸品川の藩邸に移築したものを二代藩主忠宗が一木一石変えずこの地に移したものと伝えられています。松島博物館 名所・史跡
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日本三景のひとつの松島
松島湾 自然・景勝地
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多くの遊覧船が運行されています。
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五大堂へ向かいます。
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現在の堂へ渡るすかし橋は、縦板が2枚しつらえられているが、もともとこの板はなく、はしご状であった。
横板の間隔も5寸(約15cm)程有り、江戸後期の紀行文に、恐ろしくて渡る事ができなかった人の事が紹介されている。 -
五大堂からの松島の眺め
県立自然公園松島 公園・植物園
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現在の建物は慶長9年(1604)伊達政宗公が造営した、東北地方最古の桃山建築である。大きさ方三間(22.68尺=6.87m)、宝形造、本瓦葺。軒まわりの蟇股に、方位に従って十二支の彫刻が配してある。
五大堂 名所・史跡
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福浦島は一部紅葉しています
福浦島 自然・景勝地
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松島湾に浮かぶ福浦島と本土を繋ぐ全長252mの朱塗りの橋。
通行料は200円福浦橋 名所・史跡
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伊達政宗公の生涯を、史実に沿いながら等身大ろう人形で生き生きと表現した伊達政宗歴史館
みちのく伊達政宗歴史館 美術館・博物館
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