2018/09/03 - 2018/09/03
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てくてくさん
この旅行記のスケジュール
2018/09/03
この旅行記スケジュールを元に
2018年の夏休みは、第二次世界大戦時に旧日本軍によって造られた泰緬鉄道を追い求めてタイに行ってきました。
去年夏のカンボジアの旅行を終え、さて来年はどこに行こうかと正月ごろから話していましたが、
私「泰緬鉄道乗りにタイは?」妻「拒否します」
妻「チェコとかヨーロッパは?」私「拒否します」
侃々諤々の議論の末、中間方面のネパール(毛色は全く違うけどタイとヨーロッパの間に位置するのは間違いない)辺りに傾き始めたところ、テレビでやっていた映画「戦場にかける橋」をお酒を飲みながら無理やり見せる。
妻「・・・」
そんな努力もあってようやく10年ぶりにタイ旅行ということに決まり、出発することとなりました。
今回の旅行記はもう1泊したかったけど、まだまだ行きたいところが多いためカンチャナブリを離れ、ミャンマーとタイの国境にあるスリーパゴダパスをバスで目指すことに。
■日程
8/31 羽田空港
9/1 バンコク→ナムトック→カンチャナブリ
9/2 カンチャナブリ
9/3 カンチャナブリからスリーパゴダパスへ
- 交通手段
- 高速・路線バス
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今日目指すのはカンチャナブリ(青の矢印)からタイ・ミャンマー国境のスリーパゴダパス(赤の矢印)。
ちなみに、緑線が現存する泰緬鉄道のタイ国鉄ナムトック線。黄線がシンガポールの貿易港価値を陳腐化を危惧するイギリスによって、線路を引っ剥がされてしまった廃線部分。 -
ゲストハウスからバイクタクシーに乗り、カンチャナブリのバスターミナルに到着しました。
バンコクからは鉄道よりもバスの方が利便性があります by てくてくさんカンチャナブリー バスターミナル バス系
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チケット売り場。サンクラブリーより先のタイ・ミャンマー国境の街スリーパゴダパス行きのチケットを購入。
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一時間に一本のペースで出ているようだ。大型バス以外にワンボックスタイプのバスもある。サンクラブリーに行くだけなら小型バスを推奨します。理由はこの旅行記の後ほど分かります。
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バスターミナル周囲の様子。
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この泰緬鉄道沿いだけでなく、アユタヤなどあちこちに出ているようで、バンコクを経ないで移動を検討している方はバスターミナルで前日に情報収集するのがいいかも。
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お客に配布された水とお菓子。これだけではお腹を満たさないが、途中で休憩があるから決して餓死はしない。
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一角にはコンビニ風商店もあります。
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アイスクリームも食べられます。
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こちらがお世話になるバス。
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中はこんな感じ。タイらしく空調が強いが概ね快適。最後尾にはトイレがあるので非常時には助かる。
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バスのチケット。
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1時間半ほど走らせたらドライブインみたいな施設で休憩。
ここもそうですが、あまりうまそうではなく、おそらく割高だと思うので、一服で時間をやり過ごす。 -
トイレはこんな感じ。ここで東南アジアに来ているんだと実感。
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今走って来た広々とした国道。
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天候は雨ではないものの、雨季らしく雲が垂れている。
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山岳エリアに差し掛かる。さっきまで80キロで飛ばしていたのが嘘のように、上り坂でのろのろになる。
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左手にダム湖が見えてきた。
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見えたと思ったら本格的な雨。
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また登り坂に差し掛かる。何と12キロ!
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そしてさらに減速して9キロ!!まるで亀のようです。いつになったら到着するのか心配になってきた。
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経由地のサンクラブリーに到着。ほとんどの乗客はこの街で降りていきました。我々はバスから降りずにそのままスリーパゴダパスに進みます。
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我々の目的地はスリーパゴダパス。青線がタイ・ミャンマーの国境線。赤線が泰緬鉄道の線路があったところ。国境線って河川や分水嶺、緯度などが使われるのが一般的で、両国の国境線もほとんど分水嶺のようです。ただこのスリーパゴダパスだけは異様にタイ領がミャンマーに突き出ています。1892年にミャンマーを植民地としていたイギリスとタイの国境線策定の話し合いで、元々20~50キロメートル西のサルウィン川を国境線としていたのを、イギリスが強引に現在の国境線まで東に移させた。その話し合いの席でタイ側がここだけはタイ領として譲れないと要求した結果なんでしょうね。さらに日本軍が泰緬鉄道を引く際も、協力するけどここを通過するように要望したと思われます。地形からいって200メートルくらい西側に敷設したほうが自然だと思います。
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サンクラブリーを過ぎてもまた雨。
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国境に沿うように造られた国道を進みます。
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林の先はもうミャンマーですから。
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国境に近いことがチェックポイントの存在で分かる。自動小銃を持つ彼らは警察?陸軍?国境警備隊?何なんでしょうか。
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我々を見て外国人かとすぐにチェックを終えました。どうやらミャンマーからの不法入国者の管理が主目的のようです。
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この開けている場所はタイですが、その先はミャンマー。
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バスは東西に1000メートル南北に300メートルほどのミャンマー領に突き出したくちばし地区に突入です。地図でみたらおおよそ銀座1~8丁目を銀座通りで半分にしたくらいの面積でした。
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ついに目的地に到着です。
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東南アジアのあちこちにあるような、国境付近のカジノやホテルとは無縁の寂れた街が広がっています。
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それにしても綺麗に通りは歩道も整備されて(されたばかりですが)、これからこの道を大型トラックが行きかう準備はできているようです。準備万端なのはタイ側だけかもしれませんが。
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通りから一歩入った路地で我々は降ろされます。
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商店の多くはほとんど人がいない。がらーんとしています。
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半ば強制連行された連れの気分はダダ下がりのようだ。不貞腐れたようにガラガラを転がして歩いています。お腹が空いて血糖値が急激に落ちているのも悪影響を与えているようだ。
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さっきの通りにでました。こんなにきれいな道。国境がおそらくタイ、ミャンマー人以外は閉鎖されている状態だから行きかう車もない。
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この道で大の字に寝ころんでも、1時間くらい車両に引かれる心配がなさそう。
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とりあえず先に進みます。
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左側にあった。日本軍が敷設した泰緬鉄道の線路。
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ここら辺の整備で一旦撤去されてしまったようですが、再度モニュメントとして一部分だけ復元したらしいです。
当然ながらナムトックまで鉄路はなく、すぐそこで途切れています。 -
国境平和祈念堂。日本人が建立したものらしい。
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お客が誰もいない青空市場。
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確かにJapanと書かれている。隣には日の丸もあるし。
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旅行会社に数人屯っていました。英語ができるので(向こうの人が・・・)少し話をしました。国境が開いていればここで日帰りツアーの手配をするようですが、こんな状況が数年続いています。地面はガタガタで水溜まりだらけ。
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ここが出入国管理事務所かと思いましたが、ここはタイ軍の施設でした。
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犬しかいません。犬にワンワンと吠えられ、夫婦二人おびえるとともに、ますますご機嫌を損ねる連れ。
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目の前にはスリーパゴダパス(英語で Three Pagodas Pass、漢字では三仏峠)。小さな3つパゴダ(仏塔)があるだけ。日本だと3大がっかりに入りそうなそれです。
スリー パゴダ パス(チェデイ サーム オン) 山・渓谷
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でもタイ人にとっては大切な場所。ここを経由してタイに仏教が伝来した記念すべき場所。そしてミャンマー軍、タイ軍がそれぞれ相手国に戦争を仕掛けた時に通過していった戦略上の要所でもあります。日本で例えるならば関ケ原のような場所なんでしょうか。ミャンマーとタイは昔から戦争して相手王朝をそれぞれ滅ぼしましたが、だからこそタイがこの地をこだわったのでしょうね。
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こちらは屋根付きの市場。民族衣装や宝石、木工品、民芸品を取り扱うお店が軒を連ねていますが、観光客はちらほら。おそらくバンコク方面から来た観光客のようです。
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歩道に沿って歩いてい見ましたが、
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日本人が喜ぶようなものではないですね。
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造りが立派なのは分かりますが、持って帰れないですよ。バックパーカーですし。
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さらに進みお土産屋の脇に通路があります。おそらくここら辺で働く商売人は向こうから来ているのでしょう。
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お土産屋さんの脇からすぐ向こうはミャンマー。
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足を踏み入れてみたかったのですが、連れに止められ(気持ちだけですから・・・)て左手人差し指だけ国境侵犯しました。
3回目のミャンマーは一瞬に終わりました。 -
結構いい車が向こう側に止まっています。
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トヨタのレクサスでしょうか。
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さらにお土産屋の奥に行くと
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この状態じゃ通れるじゃないの(笑)
しかし、賃金労働者の身分ではリスクを負えません。
ああ悲しや、小心者の小市民♪ -
さらにスリーパゴダパスを取り囲む市場の軒を進みます。
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市場に一軒だけ営業している食堂がありました。お腹が空いているので昼食を食べることに。
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出てきた麺料理。
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結構美味しそうでしょ。味も期待以上で、これで60円くらい。
会社の近くにこの店あれば週に2、3回行きます。 -
麺をすすっていたら脇をすーっと通過するおじさん。何かというと扉がありミャンマー側から不法侵入してきたようです。
不法行為のように書いてていますが、タイとミャンマーが勝手に国境線を引いているだけで、周囲で暮らす地元民のモン族にとってはいい迷惑なんでしょうね。扉を開けてみようかなと呟いたら、お腹に食べ物を入れて元気が50%くらいまで復活した連れに阻止されました。 -
このホーローの看板欲しい。
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その上にある炭酸飲料のこれも渋い。
由美かおるや大村崑のそれはありませんでしたけど。 -
お店の外にあった地図。
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この先っぽまで来ているのですね。さらに実感が湧く。
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お店を出て左側にあった出入国管理事務所。
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誰も出入りしていません。
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いつになったらこの国境を越えてヤンゴンまで行けるのでしょうか。
国境を閉鎖している理由がミャンマー側での内戦というか、少数民族が勝手に通行税を取るとかいろいろあるようです。 -
ミャンマー側に延びる泰緬鉄道の線路がありました。こちらは73年前の姿をそのまま残しているようです。
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ずっと延びているかと思えば・・・
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あそこでレールが切れています。
当然ながらヤンゴンまではレールはありません。
70年強前には、日本軍の武器や食糧、そして兵士を満載して行き来していたのが嘘のようです。 -
そんながらーんとした国境でしたが、
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女性二人が国境線に向かっておしゃべりしながら歩いていきます。
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そのまま歩いて通過してきます(笑)
これで良いのでしょうか。何も起こらないから、きっといいんでしょう(笑) -
第三国人がこの国境線を超えられないなら、ここにいつまでいても仕方がありません。スリーパゴダパスを再度見て後にします。
次の旅行記に続く
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この旅行記へのコメント (4)
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- trat baldさん 2018/12/28 09:10:50
- レクサス(カムリ?)はタイのラーチャブリ県ナンバーですね、、、、
- バンコクから西に80Km、ミャンマーと国境を接する地域ですね。
それにしてもこの入念な旅を同道する奥様も素晴らしい!男のロマンが解っていらっしゃるのでしょう。
- てくてくさん からの返信 2018/12/28 11:35:02
- Re: レクサス(カムリ?)はタイのラーチャブリ県ナンバーですね、、、、
- trat baldさま
こんにちは。
じゃそんなに行きたいならいいよ、
と半ば強制連行でした。
付いてきていただいて感謝ですけど。
てくてく
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- 一休さん 2018/11/06 06:44:33
- お疲れ様
- 遠いところまで行かれてお疲れさまでした。(スリーパゴダ)
僕は2度自家用車で行きました、パタヤからカンチャナブリで1泊し、さらにサンカブリで1泊しましたがかなり遠かったですが車も少なく走りやすかったです。
カンチャナブリは観光するところが多くあり山あり谷ありで良い所ですね、来年も行こうと思っています。
一休
- てくてくさん からの返信 2018/11/06 17:37:14
- RE: お疲れ様
- 一休さま
こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。パタヤからスリーパゴダパスまでのドライブって想像しただけでも凄い長距離ドライブですね。まあ昔と比べて道路事情は格段によくなっているようですけど。
ナムトックの奥にある温泉郷あたりでのんびりもよさそうですが、今回そこら辺に行けたわけじゃないので確信が持てませんね(笑)
てくてく
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