2018/10/03 - 2018/10/04
12855位(同エリア31907件中)
jokaさん
涸沢二日目。
午後から曇りの予報を見事に覆した前日の再現を願うも、今日は朝から予報通りの曇り空。モルゲンロートは諦めて早々に下ることにします。
下りはパノラマコース。
前日テント場で半日のんびり過ごすという不慣れな贅沢を享受してしまったので、今日ぐらいはちゃんと歩かないと。
屏風の耳、温泉、生ビールと旨い飯という数々のミッションを制限時間内に無事クリアできるでしょうか?
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
3時50分起床。
隣のHさんもその先のNちゃんもすでに準備中。 -
テント撤収などもろもろを済ませて4時30分、一足先にテント場をあとに。
涸沢小屋にもすでに明かりが点っています。 -
売店前の屋根付き自炊スペースで朝食。
-
わたしは持参した惣菜パンとオニオンスープで軽く、Nちゃんはしっかりパスタを作ってました。
昨日のシャリバテ経験が活きてるのでしょうか。 -
5時を過ぎるとテント場から続々と人が登ってきます。
灯りもだいぶ増えました。
涸沢小屋の右わきには北穂山頂を目指す登山者のヘッデンの灯りが点々と続き、北穂横の北穂高小屋にも明かりが点っているのが見えます。
画面左上には奥穂を目指す灯りがぽつんと一つ。 -
出発前に一枚。
-
それなりに山を登ってきたつもりですが、他では見られない景色、過ごせない時間を味わえる不思議な場所でした。ここだけ流れている時間が異なるような。
体力的にとても楽だった、ピークに登ってないなどの要素も関係しているのかもしれません。
5時20分、ほぼ予定通りの時刻に出発です。 -
ピストンが嫌いなので、下りは当然パノラマコース。
-
さようなら!
ありがとう♪ -
昨日訪れたカール全体を眺められる場所で振り返ってみました。
-
崖っぷちトラバースの始まり。
-
少し遠ざかりました。
-
-
狭いトラバース道が続きます。
-
落ちたらさようなら。
-
-
また少し遠くへ。
現在5時50分。
日の出時刻を少し過ぎたころですが、空は真っ白。
予報通り本日は朝から曇り続きのようです。 -
普通に歩けば危なくはありませんが、神経使うので精神的に疲れます。
鎖場よりも切り立ったトラバースの方が苦手かも。 -
左手に槍ヶ岳がひょっこり顔をのぞかせました。
-
薄っすらと太陽が存在を主張しています。
-
-
木々の隙間に…
-
やっぱり稜線歩きは気持ちいい♪
-
画面左から北穂高岳と大キレット。
画面中央からは南岳、中岳、大喰岳とその先の槍ヶ岳まで続く3000m超の稜線がばっちり。
まさかこの四日後にその稜線を歩くことになるとはこの時思いもよりませんでした。 -
一段と遠くになりました。
-
6時20分、屏風のコル。
Hさんは気乗り薄ですが、せっかくなので屏風の耳まで行くことにします。 -
ザックをデポって出発。
-
それなりに斜度はありますが、思っていたよりずっと登りやすい道でした。
-
おっ!涸沢小屋まで陽が射してる。
もう少しでテント場まで届きそう。 -
東に目を向けるとこんな感じ。
左から大天井岳、東天井岳、横通岳だと思います。 -
あと少し。
-
6時44分、屏風の耳(2566m)。
いちおう今回の山行の最高到達点です。コルから20分もかかりませんでした。 -
三脚を使って撮影している方がいるのが、この先にあるもう片方の耳。
-
たまらずHさんがジャ~ンプ!
ばっちりカメラ目線です。
Hさん曰く
「ヒロアカの梅雨ちゃんをイメージしました」 -
負けじと私もジャ~ンプ!
-
涸沢もここで見納め。
しっかりと目に焼き付けておきましょう。 -
もう片方の耳に移動。
さらにこの先2~30分ほどで屏風の頭という本当の山頂に出るのですが、藪漕ぎやハイマツの中を這って進まなくてはいけないところがある(服に松脂が付着する)らしいので今回はやめておきました。 -
Hさんも最後の挨拶。
-
肝心のカールが隠れていますが……
-
こちらの方が高く飛べた気がする。
-
15分ほど遊んで下山開始。
-
下りはあっという間。
-
7時17分、屏風のコルを出発。
-
あとはひたすら下るだけ。
-
Nちゃんは奥多摩の避難小屋で単独テント泊しちゃうような本格派ですが、仕事柄連休がとりずらいこともありアルプス(北・中央・南)は初めて。
奥多摩や丹沢ではあまり見かけない大きめの岩場の連続、特に下りにかなり苦戦していました。 -
とはいえあくまでもHさんやわたしと比べてしまうからであって、平均的な登山者並みのスピードは十分あります。
本人にもそのことは伝えたのですが、負けず嫌いのNちゃんはわたしたちに速度を合わせてもらってることが悔しくてたまらないらしく「どんなトレーニングしたら速くなるか歩きながらずっと考えています!」とのこと。 -
現在でもジムで80kgのバーベル担いでスクワットしてるというNちゃん。
きっと瞬く間に追い抜かれてしまうことでしょう。 -
白い岩でできた川のような場所に出ました。
-
ここが奥谷白又河原でしょうか?
言われてみればぴったりの名称ですね。 -
先ほどの河原から20分も下らないうちに道はほぼフラットな林道に。
-
8時37分、新村橋まで下りてきました。
-
-
何度見てもこの色、透明感は素晴らしい。
-
8時49分、徳澤園。
-
ここで作戦会議。
当初の予定では晴れる(涸沢で日の出を見る)可能性も考えて6時涸沢発の12時前河童橋着。
実際には曇り確定で出発を40分早めたこともあり、徳澤園着が1時間20分早い。
このまま普通に歩けば、予定している自然探勝路を通っても河童橋着は11時前。
河童橋から徒歩5分の上高地アルペンホテルの外来入浴の受付は10時から12時まで休みなので、先に食事を済ませてから立ち寄るか、徒歩20分かかるルミエスタホテル(外来入浴11時~13時)まで足を延ばすかの二択になる。 -
温泉→生ビール→食事の順にこだわりを持ち、早め早めに次の目的地に移動したがるHさんの好みに合わせるならルミエスタホテルに決定だが、往復でアルペンホテルと30分の違いがあるため、11時着のつもりでないとルミエスタホテルを選ぶメリットが薄い。
その場合、入浴後バスターミナルに移動→2階の上高地食堂で生ビールと軽い食事を摂ってから12時40分のバスで松本まで→7月の笠ヶ岳登山の際混んでいて入れなかった駅前の蕎麦屋で締めの一杯を楽しんでから、予約してある15時47分発のあずさで帰京、というタイムスケジュール。
ただし自然探勝路を通って11時までにルミエスタホテルに到着しようと思うと私の作るペースに合わせてもらう必要がありますけど、多少の余力はありますか?
というところまでをすらすらっと説明するとNちゃんは若干引き気味ながらもイエスと。
もはや慣れっこのHさんはそんなNちゃんを見ながら、「ね、すごいでしょ」と。
う~ん、雑な計画を立てて時間を浪費するのが嫌いな性分なもんで…… -
計画も決まり一安心。
Nちゃんはブルーベリーチーズケーキをオーダー。あしらいにまで気を配るところが素敵♪
大きな一口をお裾分けいただきました。
ほんとは11時から提供の野沢菜チャーハンが食べてみたかったけれど…… -
9時6分、徳澤園をあとにします。
-
さくさく歩いて9時39分、明神館。
-
河童橋に直進せず、前から歩いてみたかった自然探勝路方面へ。
-
明神橋を渡ります。
上高地近辺の橋はすべて同じような形でよく言えば統一感があるのだけれど、似たり寄ったりで印象に残りづらいので、河童橋以外は損をしてるんじゃないかという気がしないでもない。
まあ、橋にとっての損って何?という話にもなりますが… -
河童橋まで3.6㎞。
意外に近い。 -
平日にもかかわらずそれなりの往来がある梓川左岸に比べ、こちらは人通りも稀で落ち着いた雰囲気。
-
明神橋から歩いてすぐの嘉門次小屋。
先を急ぐ旅でなければ立ち寄りたい素敵な小屋でした。 -
木道歩きとは思わなかった。
けっこう本格的な探勝路なんですね。 -
水との距離が近い林道歩きは大好きです。
-
すばらしい透明感。
時には近く、 -
時には離れて、ずっと川の傍らを歩いて行きます。
-
焼岳でしょうか?
-
なぜだか忍野八海に行きたくなりました。
-
岳沢との分岐点。
高所恐怖症のわたしには奥穂~北穂の縦走は無理でも、岳沢から奥穂までならぎりぎりなんとかなるのではないかという淡い期待を持ってます。
いつかね… -
美しすぎる♪
-
この辺りの風景が好きでした。
-
-
川幅もだいぶ広く。
-
10時34分、河童橋が見えてきました。
-
平日だけあって、ここまで来てもまだ人影まばら。
右岸だからか? -
-
さようなら河童橋。
今度来るのは常念縦走後?あるいは北穂・奥穂の帰りでしょうか? -
今日はやっと対面できそうです。
-
いつかは行きたい霞沢岳。
どれかな? -
なんてよそ見をしてたら、一回気づかずに通り過ぎてしまいました。
-
ウォルター・ウェストン
明治21年英国教会宣教師として来日。同24年に初めて北アルプス登山に挑戦。悪天候で撤退するも翌年乗鞍、槍ヶ岳に登頂。その時のガイドを務めたのがのちに嘉門次小屋を建てた猟師の上條嘉門次です。
日本に趣味としての登山を広めてくれた功労者で日本山岳会の設立にも深くかかわり、“日本アルプス”の名称の名付け親であるとも言われています。 -
ウエストン碑のすぐ隣に位置するのが目的地の上高地ルミエスタホテルです。
10時50分、ほぼ想定通りの時間に到着しました。 -
11時の受付を待って入場。
入湯料2100円となかなかのお値段です。 -
小さいながらもとても清潔で落ち着いた雰囲気の脱衣場。
-
バスタオルも備え付け。
-
内湯
-
露天風呂
熱すぎず温過ぎずの絶妙な湯加減でした。 -
浴場入り口前の入浴者専用の休憩スペース。ここも落ち着いた雰囲気。
正直利用前は2100円はちょっと高いかなと感じていましたが、フロントの方の対応も気持ちよく、価格以上の価値があると思います。
個人的にも泊ってみたくなる素敵なホテルでした。
河童橋かバスターミナルから徒歩10分圏内にあればなあ… -
田代橋を渡って左岸に移動。
-
-
-
バスターミナル到着は11時50分。
いくら平日とはいえ食堂の混雑必至なので、わたしが切符を買っている間に二人にはバスターミナル2階の食堂で順番待ちをしておくようお願いしました。 -
12時ちょうどにわたしが食堂に上がるとやはり4~5組待ちの状態。
バスの出発時刻は12時40分ですからあまりゆっくりする時間はなさそうです。 -
12時10分頃着席してとりあえず乾杯♪
HさんとNちゃんは時間を気にして枝豆と生ビールのみ。
松本駅前の蕎麦屋でしっかり食べますと。 -
わたしは店員さんに提供時間の目安を尋ねて、5分前後だという生姜焼き定食を。
本当は去年北アルプスの雲ノ平周遊の帰りに食べた“メンチカツと信州名物 山賊焼のマリアージュ定食”が食べたかったのですが、揚げ物は時間がかかる(10~15分)とのこと。
その気になれば3分で完食なので一人なら強行突破でしたが、連れもいることだし念には念を入れて諦めました。
生姜焼きも十分美味しかったです♪ -
上高地発のバスは乗車券購入時の順番によって乗車順が決まるので並ぶ必要はないのですが、日本人の悲しき習性でどこのバス停でも早々に列をなしています。
前回それを知らずに間抜けな思いをしたので、今日は邪魔にならないところに離れて待ちました。 -
約一時間でバスの終点新島々駅。
ここで電車に乗り換えます。
天井からでっかい蜘蛛が降りてきて、わたし達三人以外には気づかれずにまた糸を手繰って登っていきました。
人の観察力って不思議ですね。 -
電車に乗ること30分。14時半過ぎに松本駅に着きました。
お目当ての店も空いてそうです。
『榑木野 駅舎店』050-5592-2706
日本酒メニューも豊富な“飲める蕎麦屋”。 -
上高地食堂でビールは済ませているのでいきなり日本酒から。
銘柄は食にはうるさいNちゃんセレクト。
突き出しも気が利いてます。 -
わたしは鴨せいろを。
-
こちらはHさんが頼んだ一番人気の有頭えび天ざるそば。
頭にまで肉がぎっしり詰まった大きな海老が二匹もついてきてとても美味しそう。
が、頭から豪快にかぶりついたHさん。足だか殻だかが口内に刺さっていきなりのテンションダウン… -
信州と言えば馬肉もね。
-
日本酒追加。
これもNちゃんセレクト。
Nちゃんは温かいきのこ蕎麦を頼んでました。
食事だけではもったいないお店ですね。
ご馳走様でした。 -
ホームのベンチで親子のような二人。
-
あずさに乗っていざ東京へ。
出発前までは性格も体力もわからないNちゃんの参加が少々不安でしたが、蓋を開けてみればいつもの楽しい山旅でした。
インコと雀の友情など興味深い話をあれこれ聞かせてくれてありがとう。林業時代のワイルドな逸話の数々はとてもここでは紹介できません。
やっぱり平日の登山はいいですね。いろいろと余裕が生まれます。
次いつになるかわからないけど、またご一緒しましょう。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
長野 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2018年10月涸沢
0
107