2018/10/08 - 2018/10/09
3702位(同エリア9659件中)
lalaさん
この旅行記のスケジュール
2018/10/08
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車での移動
国道102号線 ⇒ 国道4号線 ⇒ みちのく有料道路 ⇒ 東北自動車道 ⇒ 弘前・大鰐IC
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バスでの移動
土手町循環バス
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徒歩での移動
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徒歩での移動
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ポルト・ブラン
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車での移動
タクシー
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この旅行記スケジュールを元に
前回( https://4travel.jp/travelogue/11411772 )の続きになります。
十和田現代美術館を後にして、一路弘前へ。
この日は、弘前城公園を散策した後、老舗喫茶店で一服。
夕食は、フランス料理店にほとんど飛び込み状態で行きましたが、シェフのおすすめコースの充実度に大満足!
ハイカラ気風の弘前の食の一端を満喫しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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十和田市から弘前市へ車で移動する場合のルートをGoogleさんで検索すると、3つのルートが出てきます。
単純に考えれば、直線距離で結ぶのが1番距離が短いわけで、Googleさんもそれをおすすめしてくるのですが、このルート、山道なんです、思いっきり。
自然を楽しみながらドライブ、というのもいいのですが、この日の前日は津軽海峡付近を大型台風25号が通過して青森は強風にさらされていましたので、山道に台風の置き土産が転がっていることも考えられます。
出先でのリスクは出来るだけ避けたいので、距離は長くなりますが有料道路や高速道路を使うルートを通ることにしました。 -
途中、みちのく有料道路を通るのですが、直前に夫が「疲れた」と言い出したので、運転を交代。
美術館で、スゥ・ドーホーの作品をしゃがみ込んで熱心に見ていたので疲れが出たのでしょうか?
ちなみに、夫がそこまで執着して見ていたのは、「コンセント」のつくりでした。さすが理系と言いますか、理系でも楽しめる現代アートって素晴らしい、と申しましょうか…(笑)
話が逸れましたが、休日なのにこの有料道路は交通量も多くなくて快適ドライブが楽しめます。
ただし、途中、「みちのくトンネル」なる、とんでもなく長いトンネルがあり、しかもここは道路幅もそう広くない対面通行。
行けども行けども出口が見えないトンネルに、運転を交代したことを後悔した私でした。
あとから調べましたら、このトンネルの長さは 【 3,187m 】
大変な工事だったのではないかと推測されますので、通行料が850円もしてETCも使えなかったことは不問にしたいと思います← -
東北自動車道 弘前・大鰐ICから15分くらいでしょうか。弘前駅前に到着。
そのまま、本日の宿「アートホテル弘前シティ」にチェックイン。
駅前から弘前城公園までは、弘南バスの土手町循環バスが10分おきに出ていて便利です、とフロントで教えていただいたので、さっそく街歩きに出発しました。アートホテル弘前シティ 宿・ホテル
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バスを市役所前で下車して追手門から入りますが、歩いている途中、見覚えのあるカメさんと遭遇しました。
もう何年前になるか、夏休みに子どもたちと一緒に来た時に、観光館の前の広場で出会ったでっかいカメさん。
「うわー、まだ元気だったんだね~」と感激したあとで、よく考えてみたらカメって長生きなんですよね。
鶴は千年、亀は万年。追手門広場 公園・植物園
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本丸を目指して進んでいくと、杉の大橋の近くで「白鳥」を発見。カメの次に鶴ではなくて白鳥。
最近は、北に帰らずに夏を越す白鳥が多いのでしょうか?それとも、倉敷の白鳥みたいに飼われてるのかな? -
写真では小さく見えますが、かなり大型のオオハクチョウだと思います。
遠目にも羽が真っ白でツヤツヤしており、弘前城公園の住み心地はなかなかなのではないかと思われます(笑) -
南内門付近の楓。 紅葉にはまだ早いですが、これはこれで美しい佇まいです。
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南内門。ここまでどこを見ても、あまりに立派なので、津軽家って何万石の大名だったのか夫にググってもらいました。
それによると、弘前藩は当初は4万5千石、9代目で加増されて10万石とのこと。
4万5千で、この規模って…。
20万石の秋田や米沢、盛岡も、こんなに大きくなかった気がしますけど? -
今回は、時間の関係もあって城内の植物園は見ることができませんでしたが、敷地内には名木も数多く残されています。
これは、西の廓にある大イチョウ。 -
本丸の 「 鶴の松 」
優雅で美しい形ですね。弘前公園 (弘前城) 公園・植物園
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さて、本丸はご存知のように天守閣の石垣を修復中のため、お天守が別の位置に移動されています。
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まぁ、天守閣らしい格好良さは半減しているかもしれませんが、お天守があるだけいいよ、と城跡しか残ってない宮城県民は思います(笑)
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石垣の修理が終わったら、また本来の姿を拝見しに来たいですね。
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本丸から眺める岩木山。
世が世なら、一部の人しか眺められなかった光景でしたでしょう。 -
今回は本丸を見たところで弘前城公園はおしまい。東門から出ると、ちょうど目の前の文化センターに藩祖・津軽為信公の銅像が立っていました。
歴ヲタのくせに、失礼ながら津軽家のことはほとんど知らなかったので、これを機にちょっと調べてみると…
この為信公、なかなかに謎の多い人物です。
津軽統一という大仕事をやってのけたほどの傑物ですが、実は出自がはっきりしていません。
津軽を名乗る前の大浦家5代となっていますが、先代とは親子ではなく婿養子。
しかし、先代には男子が6人もいたということですから、娘婿が相続するのはどう考えてもおかしな話です。
下剋上がまかり通っていた時代ですから簒奪者と言ってしまうのは失礼かもしれませんが、何だか斎藤道三を彷彿とさせますね。
己の才覚のみで生きてきたキレ者。為信公は謎めいた魅力的な武将です。弘前文化センター 美術館・博物館
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さて、街歩きをしながら今回、行ってみたかった喫茶店を探します。
土手町にある 「 万茶ン 」
通りからちょっと入ったところにあるので、わかりづらいですが、こういうときにGoogleは便利です(笑)万茶ン グルメ・レストラン
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こちらは、東北で1番古く、全国的に見ても4番目に古い喫茶店だそうで、
太宰治や石坂洋二郎が愛した店としても有名です。万茶ン グルメ・レストラン
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落ち着いた雰囲気の店内。
ゆっくり、いい時間が過ごせそうです。万茶ン グルメ・レストラン
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コーヒーとアップルパイを注文。
夫は太宰ブレンド、私はスペシャルブレンド弘前。
こちらのアップルパイは、大きめにカットされたりんごがたっぷり入って、シナモンが効いています。
そして、このアップルパイも甘さがぎりぎりまで抑えられています。これがアップルパイだとしたら、普段食べているのは甘味が強すぎですね。
下手の横好きでケーキを焼いたりしますが、今度から甘さは青森並みに抑えてみます。万茶ン グルメ・レストラン
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コーヒーは1杯ずつサイフォンで丁寧に淹れられています。
お店の方が1杯目を目の前で注いでくれて、残りは「お代わりを楽しんでください」と。
このサイフォン、ぴかぴかできれいでしょう?ここまで美しく磨き上げてお客様にお出しするって、お店の矜持があらわれていますよね。
もちろん、コーヒーのお味も申し分のない美味しさでした。万茶ン グルメ・レストラン
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「 万茶ン 」を出て、少し夕食には早めの時間でしたが、本格的なフランス料理が楽しめる、と聞いた 「 ポルト・ブラン 」に行ってみることにしました。
夫が席が空いてるかどうか電話すると、大丈夫とのこと。よかった~。
弘前は、街の規模から考えるととてもフランス料理店の多いところです。
理由としては、明治時代に西洋文化を取り入れようと多くの外国人を招いたことにあるようです。
それにしても、普段の生活とはまるで異質な文化をあっさり取り入れて、それを長い間守っているというのは珍しいのではないでしょうか?
ただのハイカラ好きとは違う津軽人の一面がありそうですね。ポルトブラン グルメ・レストラン
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この日のお料理は、シェフのおすすめコースをお願いしました。
ほとんど飛び込み状態だったにもかかわらず、出てくるお皿すべてが美味しくて、つい写真を撮り忘れが…(汗
こちらは、食べかけを慌てて写した、「 りんごのつめたいスープ 」ポルトブラン グルメ・レストラン
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オードブルの盛り合わせから、りんごのスープ、お魚料理は、鯛のムニエル。
鯛の焼き加減がもう絶妙で、ソースとの相性も素晴らしかったです。
そして、肉料理は、子牛のステーキの上に鴨のステーキ、さらにその上にフォアグラが乗ったスペシャルな一皿。
フォアグラがまた、香ばしく焼かれていて、本当に美味しかったです。ポルトブラン グルメ・レストラン
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デザートは、桃のシャーベットと栗のムース、チョコレートケーキの盛り合わせ。
夏の終わりと秋のはじまりを予感させるような一品でした。ポルトブラン グルメ・レストラン
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店内には、「 旅の思い出にどうぞ、お持ち下さい 」と、こんな小冊子が置かれていました。
弘前在住の方やゆかりの方中心にエッセイなどが書かれていて、いかにも文豪や芸術家に愛された街らしいものでしたので、喜んで記念に頂いて帰りました。
青森県を東から西へ移動した1日目はこれで終了。
明日は、弘前から太宰治の生家を訪ねます。
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