2018/10/08 - 2018/10/09
2560位(同エリア9658件中)
lalaさん
この旅行記のスケジュール
2018/10/08
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車での移動
自宅 ⇒ 東北自動車道 ⇒ 八戸自動車道 ⇒ 百石道路 ⇒ 下田百石IC
この旅行記スケジュールを元に
歴ヲタ・美術館好きなヨメと理系夫が初秋の青森県を訪ねました。
以前から、りんごの季節に弘前を訪れてアップルパイの食べ歩きをして、産直のりんごを買って帰りたいという胃袋優先の念願がありましたが、ひょんなことから十和田市現代美術館と斜陽館もまわるという欲張り旅となりました。
1日目は十和田現代美術館から弘前入りして弘前城公園を歩き、老舗喫茶店を訪れて、弘前名物フランス料理を堪能。
2日目は弘前駅付近を散策した後、五所川原へ移動して斜陽館へ。産直でフレッシュなりんごを手に入れるなどお土産も充実した旅になりました。
きちんとした旅行記を残そうとは思っていなかったので、どこまで参考になるかはわかりませんが、青森県を旅をお考えの方の参考に少しでもなれば幸いです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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ICから20Km、のどかな田園地帯を抜けて十和田市の市街地へ入り、昭和の香りがする感じの商店街を抜けて少し行くと、真っ白な建物と周辺に置かれたオブジェが目に入ります。
駐車場は、美術館の裏手に10台分ほど。
今回は、運良くスペースが空いていましたが、満車のときはその先にある「西二番町駐車場」を利用すると、受付で駐車券がもらえるようです。
入口で出迎えてくれるのは、
チェ・ジョンファ の 「フラワー・ホース」十和田市現代美術館 美術館・博物館
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チケットを購入すると係の人が、
「今、ちょうど30名ほどの団体さんが常設の方に入られましたので、よろしければ企画展の方からご覧になりませんか?」
と声をかけてくれました。
せっかくの心遣いなので、お勧めに従って企画展の「スゥ・ドーホー/パサージュ」から見ることにします。
展示室に入ると、素材が繊細なものなので手を触れずに、と注意を受けました。
この作品、HPで見たときはアクリルのパネルかと思ったのですが、実際はポリエステルの薄い布地が貼られているのだそうです。 -
写真だと光が反射して透明感が増していますが、実物はもっとマットな感じです。
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薄い布をつなぎあわせているところは、韓国のポシャギを連想させます。
実際に部屋として使えるわけではありませんが、使いたくなるくらいに精巧で緻密な作りでした。 -
奥の部屋に移動すると、同じポリエステル素材で作られた細やかな作品が展示されています。
ドアの取っ手部分の装飾。 -
ドアノブでしょうか。とても繊細なデザインです。
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こちらはパネルでイラストレーションのような感じ。
思っていた以上に繊細で美しい作品たちでした。
現代アートというと、どちらかというと線の太いイメージがあったのですが見事に覆された感じですね。
ここから、もう一度布張りの部屋の作品の所に戻って、そこから常設展示へ向かいます。 -
最初の展示室で待っていたのは、
ロン・ミュエクの 「スタンディング・ウーマン」
高さ4m。すごい迫力ですが、肌の色や皺、浮き出ている血管の様子まで、実に細密な表現がなされていることに、さらに驚いてしまいます。 -
解説をみると、これは ” 彫刻 ” なのだそうですが、もはやそんなジャンルなど関係ない気がしますね。
1番インパクトが強かった作品だと思います。 -
壁側にいるのは学芸員さん。
対比させると大きさが際立ちます。 -
アナ・ラウラ・アラエズの 「 光の橋 」
ハリウッド映画のセットみたいだね、と夫。
たしかに、SF映画に出てきそう。宇宙船の中とか、未来都市とか。 -
一通り、館内を見たところで、外に出てみます。
道路を挟んだ向かい側が、アート広場と呼ばれるスペースになっていて、草間彌生などの作品が置かれています。 -
現代アートの展示、というより公園の一角といった感じで、特に草間作品はカラフルなので、子供たちが楽しそうに遊んでいました。
小さなころからこんな作品を身近にして育ったら、どんな風に成長するのでしょうね。 -
こちらは、インデス・エゲーの 「 ゴースト 」
この広場の作品は、雨ざらしなのですが劣化したりしないのかな? -
エンヴィン・ブルム 「 ファット・ハウス / ファット・カー 」
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遠くからみると、普通のスポーツカーに見えますが、近くに寄っていくとファットです(笑)
どうやってつくってるんだろう? -
ファット・ハウスは中に入ることができます。
窓から見える風景もアート。
室内では、ファット・ハウスの入り口部分が口に変化して、おしゃべりしだすという映像が流されています。
延々と続く独り言の中で、
”自分は家だけど、実際に住めるわけではない。これは建築じゃなくてアートなの?でも、家というものはアートではないわよね…”
といった自問自答が繰り広げられる。
それがまるで禅問答みたいに、どんどん広がっていくのだけれど、
そこに、現代美術とは何ぞや?の答えがあるように感じました。
特別なものではなくて、身近なものを題材にして、そこに何かをプラスアルファすることで見る側に訴えていく。
だから一見、どこにでもあるモノの姿をしているけれど、作家の思いが込められた時点でそれはモノからアートへと変化する気がします。
実際、私自身も現代アートはわかりづらくて苦手意識がありました。
なので、この美術館を今回日程に組み込むかどうかは直前まで迷っていたのですが、ここに来て作品に触れて、自分なりに理解することができるようになったように思います。
現代アートとは何ぞや?
と感じている方、ぜひ、十和田市現代美術館へ行ってみてください。きっと何かが見つかるはずです。 -
ちょっと美術館内のカフェで一休みしましょう。
私が選んだのは、
「 青森スペシャルスイーツ 」(680円)と コーヒー(400円)
アップルパイとジェラート、という青森らしいセットです。
ジェラートはミルクとりんごから選べます。私は、りんごをチョイス。ほんのりピンク色が可愛らしいジェラートです。
こちらのアップルパイは、十和田富士屋ホテルのものだそうですが、甘さ控えめでフレッシュな美味しさにびっくり!
普段食べているケーキ屋さんのものにくらべると、2/3程度の甘さなので、いくつでも食べられそう(笑)カフェ&ショップ cube グルメ・レストラン
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夫は、
スモークサーモンときゅうりの英国風サンド (700円) -
カップは、美術館外壁に描かれている
ポール・モリソンの 「 オクリア 」
このカップは、ミュージアムショップで購入することができます。 -
最後に、ミュージアムショップでお買い物。
あれこれ悩みましたが、結局ポートレート2枚と、奈良美智さんの缶バッチを購入。
さあ、車に戻って、弘前へ移動します。
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