シンガポールへ！　その６　マレー鉄道の遺跡を訪ねてみました。

2018/09/14 - 2018/09/17

今回のシンガポール旅行の目的の一つが、マレー鉄道の遺構を尋ねること。
MRT線の延伸で最近は簡単に訪れることができるようになりました。

エリア シンガポール(シンガポール)

朝！
ホテルのビュッフェ形式の朝食を戴きました。

色々ありそうですが、

あまり種類は豊富ではありません。

私たち以外に２組の中東系の旅行者がいらっしゃるだけです。

戴きまーす！

早朝！
さあ出発です！

ホテルのすぐ近くには、お酒も出してくれるお店がたくさんあります。

ホテルの東側にあるホテルから一番近いMRTの駅に向かいます。

Jalan Besar MRT Station
ジャラン・ベサール駅からMRTのダウンタウン線に乗ります。
ここはダウンタウン線の延伸に伴い、新しく出来た駅です。
完成してまだ1年ぐらいかな？

ピッカピカの綺麗な駅です。

販売機でチケットにチャージします。
同じダウンタウン線のビューティ・ワールド駅まで行きます。

６回の利用で10cの割引です。
そして、この紙のICカードは6回まで使えます。
（７回目以降は使えません。）

ジャラン・ベサール駅のホームに降りていきます。

Beauty World駅に着きました。

駅を降りてプキ・ティマ自然保護区にむかうこと歩くこと数分。
列車のガードが見えました。
これこそマレー鉄道の遺構です。

2,011年にシンガポール国内のマレー鉄道が廃線になり、線路跡の一部が遊歩道になりました。
また、一部に線路が残されています。

では歩いてみましょう。

おっとっと！

大丈夫？

なんとか。

この旅行記の表紙の家内は颯爽と線路を歩いていますが、実態はヨロヨロでした。

そもそもマレー鉄道は、タイのバンコクからマレーシアを経由してシンガポールまで繋がっていた鉄道です。

この鉄度敷設は1,903年です。
2,011年まで現役で活躍してきた線路と枕木です。

マレー鉄道線路跡は、サイクリングコースやランニングコースになっています。

今は列車が走ることは無くなった線路です。

このあたりは線路が外されたマレー鉄道線路跡です。

周りはジャングル。
あっ！
猿だ！

このお猿さん、お母さんのようで、赤ちゃんを抱いています。

赤ちゃんがお母さんを離れた瞬間。

マレー鉄道は、ジャングルに囲まれた路線であったことが判ります。

これもマレー鉄道の遺構でしょうね。

こんな所も抜けます。

途中、線路跡の歩道が工事中で歩けません。
誘導表示に従い、高速道路の脇を抜けます。

マレー鉄道線路跡地の遊歩道案内図です。
非常にあっさりしていますが、、、

線路跡地復活！

次の鉄橋が見えたので、鉄橋が見える土手の下に降りてみます。

こんな風に鉄橋が見えます。

これも1.903年に出来た鉄橋でしょうか？

しみじみと見上げてしまいます。

線路に上がってみました。
この辺りの線路は外されていません。

この辺りの線路が５０ｍぐらい残っています。

ランニングの方が後ろから抜いていきます。
サイクリングの方も。

歴史を感じる鉄橋です。

誰もいなくなったところで鉄橋と後ろ姿の家内をパシャッ！

この鉄橋、
100年以上経っているんだろうなー

鉄橋の周りは新興住宅街です。

いたずら書きはやめてほしいなーー

この鉄橋は、この川を渡る為に架けられた橋です。

今では大きな片側３車線の通りがあり、周りは大きな集合住宅があります。

深いジャングルの中の川を渡るために造られた鉄橋だったようです。

鉄橋を振り返ります。

さらに線路跡地の遊歩道を先に進みます。
延々続きます。

隣にはマンション。

少し広い橋に出ました。

マレー鉄道のブキッ・ティマ駅跡です。

これが古い駅舎です。

2011年のシンガポール内のマレー鉄道は廃線になったとき、同時に廃駅になりました。

マレー鉄道は単線であった為、駅は行違い線がある駅です。

ここでの乗り降りは少なく、この駅では入国管理ができなかったので、外国からの方々がここで出入国することはできませんでした。
単線の信号駅であったようです。

高さの低いプラットフォームです。

駅舎は煉瓦づくり。

廃駅になって何年も経つのに、綺麗に保存されています。

これが線路切替機。
ちゃんと残っています。
なんか嬉しいです。

中には入れませんが

歴史を感じます。

ブキッ・ティマ駅の館銘板。

左（南側）はシンガポール駅 Singapura
右（北側）はウッドランズ・トレイン・チェックポイント駅 Woodlands Train Checkpoint

タブレットです。
私は鉄ッちゃんではありませんが、タブレットは知っています。
タブレットは軌道における衝突を防ぐための信号保安システムです。
以前は日本でも単線の鉄道では採用されていた方式です。

単線区間を通過する際はこのタブレット（スタフ)を車掌が持っていなくてはならず、これで単線区間における衝突事故を防ぎました。

列車がここを通過する際、車掌がタブレット（スタフ)を引っ掛けて行ったんですね。

ジャングルの中の単線ですが、この駅付近は複線+で全部で３線もある広い駅になっていたようです。

こんなに広い駅です。

周りには深いジャングルもあります。

この先はまだまだ続きます。

駅の後にはお洒落なマンション。
ジャングルの中にポツンとあったマレー鉄道の駅ですが、今では周囲の環境も一変。時代が変わったことを如実に表している景色です。

駅舎は昔とは変わっていないことでしょう。

周りは深いジャングル。

こちら側も。。。

先ほどの鉄橋まで戻ってきました。

ジャングルの中の小さな川に架かっていた橋ですが、今では片側３車線の道路×２＝６車線の上を通っている鉄橋です。

もちろん、当時とは全く違う景色でしょうが、真ん中には川が流れています。

綺麗に整備されています。

いつまでも残って欲しいですね。