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日頃、「好きな作曲家は?」と尋ねられたら、生年順にバッハ、ハイドン、モーツァルト、ブルックナー、ブラームスと答えています。<br />今回の旅は家人と共にウィーンに6連泊し、その中でも2人の作曲家、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンとアントン・ブルック―ゆかりの地を日帰りで訪れることが主な目的。加えてウィーンの音楽家ゆかりの場所にも多数訪れました。<br /><br />【旅程】<br />9/08(土)  浜松~成田~ウィーン<br /><br />9/09(日)  ウィーン滞在<br /><br />9/10(月)  アンゼンシュタット<br /><br />9/11(火)  ショプロン、フェルトゥード<br /><br />9/12(水)  アンスフェルデン、ザンクト・フローリアン、リンツ<br /><br />9/13(木)  ウィーン滞在<br /><br />9/14(金)  ウィーン~<br /><br />9/15(土)  ~成田~浜松<br /><br /><br />この旅行記は、4日目 https://4travel.jp/travelogue/11409997に続いて、ハイドンとともに今回の旅の主役、作曲家ヨーゼフ・アントン・ブルックナー(1824年9月4日 - 1896年10月11日)ゆかりの地をウィーンからの日帰りエクスカーションで訪れた模様を記したPart1です。

ウィーン6連泊! ハイドン&ブルックナーゆかりの地へエクスカーション(5日目前半 アンスフェルデン、ザンクト・フローリアン)

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2018/09/12 - 2018/09/12

51位(同エリア103件中)

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かつどん

かつどんさん

日頃、「好きな作曲家は?」と尋ねられたら、生年順にバッハ、ハイドン、モーツァルト、ブルックナー、ブラームスと答えています。
今回の旅は家人と共にウィーンに6連泊し、その中でも2人の作曲家、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンとアントン・ブルック―ゆかりの地を日帰りで訪れることが主な目的。加えてウィーンの音楽家ゆかりの場所にも多数訪れました。

【旅程】
9/08(土)  浜松~成田~ウィーン

9/09(日)  ウィーン滞在

9/10(月)  アンゼンシュタット

9/11(火)  ショプロン、フェルトゥード

9/12(水)  アンスフェルデン、ザンクト・フローリアン、リンツ

9/13(木)  ウィーン滞在

9/14(金)  ウィーン~

9/15(土)  ~成田~浜松


この旅行記は、4日目 https://4travel.jp/travelogue/11409997に続いて、ハイドンとともに今回の旅の主役、作曲家ヨーゼフ・アントン・ブルックナー(1824年9月4日 - 1896年10月11日)ゆかりの地をウィーンからの日帰りエクスカーションで訪れた模様を記したPart1です。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通
4.0
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 9月12日 今日も晴れ。<br /><br />今日はこれから列車でリンツへ向かい、そこからバスでブルックナーの生誕の地アンスフェルデンと、ブルックナーがオルガン奏者として活躍し、彼の柩が安置されているザンクト・フローリアン修道院に訪れ、その帰りにリンツの旧市街も見て帰ろう、という計画。<br /><br />8:30 ウィーン中央駅発ミュンヘン行きのレイルジェットに乗車。

    9月12日 今日も晴れ。

    今日はこれから列車でリンツへ向かい、そこからバスでブルックナーの生誕の地アンスフェルデンと、ブルックナーがオルガン奏者として活躍し、彼の柩が安置されているザンクト・フローリアン修道院に訪れ、その帰りにリンツの旧市街も見て帰ろう、という計画。

    8:30 ウィーン中央駅発ミュンヘン行きのレイルジェットに乗車。

    ウィーン中央駅

  • 9:44 リンツ中央駅着。

    9:44 リンツ中央駅着。

  • 10:35、リンツ中央駅に隣接するバスターミナルから611番のバスに乗ってアンスフェルデンへ。乗車時間は24分の予定。運賃は4.80ユーロ。<br />アンスフェルデンはブルックナー生誕の地。<br />元々の計画ではリンツから直接ザンクト・フローリアンへ赴く予定だったが、日本出発1週間ほど前に、WEBでオーストリア・ポストバスの時刻、ルート検索を調べてみたら、アンスフェルデンからザンクト・フローリアンまでは一度リンツ方面に戻り、1回バスを乗り換える必要はあるが、それほど手間がかかるという風でもなかったので、ウィーンを出るのを1時間繰り上げて、アンスフェルデンにも立ち寄ることにした次第。<br />

    10:35、リンツ中央駅に隣接するバスターミナルから611番のバスに乗ってアンスフェルデンへ。乗車時間は24分の予定。運賃は4.80ユーロ。
    アンスフェルデンはブルックナー生誕の地。
    元々の計画ではリンツから直接ザンクト・フローリアンへ赴く予定だったが、日本出発1週間ほど前に、WEBでオーストリア・ポストバスの時刻、ルート検索を調べてみたら、アンスフェルデンからザンクト・フローリアンまでは一度リンツ方面に戻り、1回バスを乗り換える必要はあるが、それほど手間がかかるという風でもなかったので、ウィーンを出るのを1時間繰り上げて、アンスフェルデンにも立ち寄ることにした次第。

  • 道が混んでいたこともあり、リンツから30分程度かかってアンスフェルデンの中心と思われる「アンスフェルデン・シューレ(学校)」という停留所で下車。

    道が混んでいたこともあり、リンツから30分程度かかってアンスフェルデンの中心と思われる「アンスフェルデン・シューレ(学校)」という停留所で下車。

  • 因みにバス停のある通りの名前は「アントン・ブルックナー通り」。

    因みにバス停のある通りの名前は「アントン・ブルックナー通り」。

  • ブルックナーの生家は教会の隣ということなので、教会の塔を目指して歩くこと5分弱、小さな広場のようなところにブルックナー像があった。<br />階段を上がって教会へ。

    ブルックナーの生家は教会の隣ということなので、教会の塔を目指して歩くこと5分弱、小さな広場のようなところにブルックナー像があった。
    階段を上がって教会へ。

  • アンスフェルデンの教会。

    アンスフェルデンの教会。

  • 教会の入口に展示されているのはブルックナーの出生証明書。

    教会の入口に展示されているのはブルックナーの出生証明書。

  • 教会の扉は空いていて、中に入ることができた。

    教会の扉は空いていて、中に入ることができた。

  • 祭壇。

    祭壇。

  • パイプオルガン。

    パイプオルガン。

  • 教会入口の前にお墓が・・・。

    教会入口の前にお墓が・・・。

  • 同じくアントンという名のブルックナーの父のお墓だ。彼は学校教員であった。

    同じくアントンという名のブルックナーの父のお墓だ。彼は学校教員であった。

  • 手前に映っているのが・・・

    手前に映っているのが・・・

  • ブルックナーの生家。

    ブルックナーの生家。

  • 西側の壁にレリーフが2枚。

    西側の壁にレリーフが2枚。

  • ブルックナーの略歴。

    ブルックナーの略歴。

  • 「ブルックナー生家」とある。<br /><br />家内部は公開されているが、金・土・日の週末のみ。

    「ブルックナー生家」とある。

    家内部は公開されているが、金・土・日の週末のみ。

  • アンスフェルデンは静かな小村。ブルックナーの生家以外には観光資源はない。と言っても、生家をわざわざ訪れる人も数えるほどだろう。<br /><br />村のレストランその1。

    アンスフェルデンは静かな小村。ブルックナーの生家以外には観光資源はない。と言っても、生家をわざわざ訪れる人も数えるほどだろう。

    村のレストランその1。

  • 村のレストランその2。

    村のレストランその2。

  • 「ザンクト・フローリアンまで9km」の標識。<br /><br />11:30発のバスに乗って、一旦「リンツ・エーベルスベルク」というバス停まで行って、そこで410番のバスに乗り換え、ザンクト・フローリアンへ向かう手はずだったが、バス停の戻って時計を見たら11:37・・・。アンスフェルデンに到着したのが遅れたにもかかわらず、あまり時間のことを気にせず、ブルックナーに夢中になってこのありさま。次のバスまで待っていたら、13:00スタートのザンクト・フローリアン修道院のガイドツアーには間に合わない(実は15:00からもツアーがあることを現地に行って知ったのだが)。<br />さぁ、どうしたものか・・・。<br />バス停の前で途方に暮れかかったところ、何やら近くの小学校の生徒を乗せるスクールバスのようなマイクロバスが・・・。ただ、このマイクロバス、車体側面にタクシー会社と思しき名前と電話番号などが書かれている。<br />試しに小学生が乗ってくるのを待っている運転手に「これはタクシーか?」と聞いてみたら、「タクシーだけど小学生の送り迎え専用だよ」との答え。どうやらタクシー会社が委託され、スクールバスとして稼働しているようだ。そして運転手がすぐさま「電話して1台呼んであげるよ」と言ってくれるではないか!何という親切!!すぐに会社に電話してくれて「5分で来るから」と言ってくれた。<br />ほどなく普通のタクシーが来て無事乗車。これでザンクト・フローリアンにダイレクトで向える。<br />今回の旅の最大のピンチを乗り越えられた。

    「ザンクト・フローリアンまで9km」の標識。

    11:30発のバスに乗って、一旦「リンツ・エーベルスベルク」というバス停まで行って、そこで410番のバスに乗り換え、ザンクト・フローリアンへ向かう手はずだったが、バス停の戻って時計を見たら11:37・・・。アンスフェルデンに到着したのが遅れたにもかかわらず、あまり時間のことを気にせず、ブルックナーに夢中になってこのありさま。次のバスまで待っていたら、13:00スタートのザンクト・フローリアン修道院のガイドツアーには間に合わない(実は15:00からもツアーがあることを現地に行って知ったのだが)。
    さぁ、どうしたものか・・・。
    バス停の前で途方に暮れかかったところ、何やら近くの小学校の生徒を乗せるスクールバスのようなマイクロバスが・・・。ただ、このマイクロバス、車体側面にタクシー会社と思しき名前と電話番号などが書かれている。
    試しに小学生が乗ってくるのを待っている運転手に「これはタクシーか?」と聞いてみたら、「タクシーだけど小学生の送り迎え専用だよ」との答え。どうやらタクシー会社が委託され、スクールバスとして稼働しているようだ。そして運転手がすぐさま「電話して1台呼んであげるよ」と言ってくれるではないか!何という親切!!すぐに会社に電話してくれて「5分で来るから」と言ってくれた。
    ほどなく普通のタクシーが来て無事乗車。これでザンクト・フローリアンにダイレクトで向える。
    今回の旅の最大のピンチを乗り越えられた。

  • アンスフェルデンからザンクト・フローリアンまでは、ザンクト・フローリアン修道院通りという道一本でつながっている。<br /><br />タクシーの車窓。穏やかな丘陵地帯が広がる。ブルックナーもこの道を何度も往復したことだろう。<br /><br />10分ちょっと走ってタクシー運賃は22.10ユーロ。<br />

    アンスフェルデンからザンクト・フローリアンまでは、ザンクト・フローリアン修道院通りという道一本でつながっている。

    タクシーの車窓。穏やかな丘陵地帯が広がる。ブルックナーもこの道を何度も往復したことだろう。

    10分ちょっと走ってタクシー運賃は22.10ユーロ。

  • ザンクト・フローリアンの中心、マルクト広場でタクシー下車。<br />修道院のガイドツアーまでには1時間弱ほど時間があるので、ランチの代わりに広場で目に付いたピンク色の壁のケーキ屋さんで時間を潰すことに。

    ザンクト・フローリアンの中心、マルクト広場でタクシー下車。
    修道院のガイドツアーまでには1時間弱ほど時間があるので、ランチの代わりに広場で目に付いたピンク色の壁のケーキ屋さんで時間を潰すことに。

  • ケーキ屋さん「バンベルガーLP」でいただいたのは、私が「フロリアナー・トルテ」というご当地のケーキ(手前 3.20ユーロ)、家人が「イチゴ・ザーネ・デザート」(3.50ユーロ)。味はもちろん、スタッフの対応も親切で気持ちが良かった。

    ケーキ屋さん「バンベルガーLP」でいただいたのは、私が「フロリアナー・トルテ」というご当地のケーキ(手前 3.20ユーロ)、家人が「イチゴ・ザーネ・デザート」(3.50ユーロ)。味はもちろん、スタッフの対応も親切で気持ちが良かった。

  • マルクト広場から案内板に従ってトンネルを通り登って行く。<br />このルートだと修道院の北側に出ることになる。

    マルクト広場から案内板に従ってトンネルを通り登って行く。
    このルートだと修道院の北側に出ることになる。

  • そして、ザンクト・フローリアン修道院に到着。

    そして、ザンクト・フローリアン修道院に到着。

    ザンクト フローリアン修道院 寺院・教会

    ブルックナーゆかりの大修道院&大聖堂 by かつどんさん
  • オイゲン・ヨッフム/ドレスデン・シュターツカペレによるブルックナーの交響曲第8番のLPジャケットは、確かこんなアングルの写真だったような・・・。

    オイゲン・ヨッフム/ドレスデン・シュターツカペレによるブルックナーの交響曲第8番のLPジャケットは、確かこんなアングルの写真だったような・・・。

  • ジャケットはこの通り。<br />

    ジャケットはこの通り。

  • 13:30 ガイドツアーがスタート。参加者は我々二人のみのでの、ガイドの女性が英語で対応してくれた。<br />料金はガイドツアーと大聖堂のブルックナー・オルガンによるコンサートのコンビチケットが、大人一人12.50ユーロ。これはリーズナブルなのでは?<br /><br />修道院の中庭。東側を望む。<br />

    13:30 ガイドツアーがスタート。参加者は我々二人のみのでの、ガイドの女性が英語で対応してくれた。
    料金はガイドツアーと大聖堂のブルックナー・オルガンによるコンサートのコンビチケットが、大人一人12.50ユーロ。これはリーズナブルなのでは?

    修道院の中庭。東側を望む。

  • 中庭から西側を望む。

    中庭から西側を望む。

  • ツアーのハイライトのひとつだと思われる図書室。<br />書棚が迫ってくるようで圧倒的。

    ツアーのハイライトのひとつだと思われる図書室。
    書棚が迫ってくるようで圧倒的。

  • 図書室の天井フレスコ画。

    図書室の天井フレスコ画。

  • 図書館と並びツアーのハイライト、マルモアザール(大理石のホール)。

    図書館と並びツアーのハイライト、マルモアザール(大理石のホール)。

  • マルモアザールの天井フレスコ画。

    マルモアザールの天井フレスコ画。

  • この場所は日本のブルックナー・ファンにとってはとても大切な場所。<br />ブルックナー演奏の権威、朝比奈隆が手兵、大阪フィルハーモニー交響楽団を引き連れて行ったヨーロッパ・ツアー中の1975年10月12日、ここで交響曲第7番を演奏。レコーディングもされ、現在、完全収録版がCDで手軽に手に入るようになっている。<br />このコンサートにはブルックナー作品の校訂者として有名なレオポルド・ノヴァークも列席していた。終演後、ノヴァークが朝比奈を楽屋に訪ねた折、ノヴァーク版ではなくハース版を信奉していた朝比奈は「先生の楽譜で演奏せず申し訳ない」と伝えたところ、ノヴァークは「素晴らしい演奏の前では楽譜の問題は関係ない」と述べ、絶賛したというエピソードが伝わっている。

    この場所は日本のブルックナー・ファンにとってはとても大切な場所。
    ブルックナー演奏の権威、朝比奈隆が手兵、大阪フィルハーモニー交響楽団を引き連れて行ったヨーロッパ・ツアー中の1975年10月12日、ここで交響曲第7番を演奏。レコーディングもされ、現在、完全収録版がCDで手軽に手に入るようになっている。
    このコンサートにはブルックナー作品の校訂者として有名なレオポルド・ノヴァークも列席していた。終演後、ノヴァークが朝比奈を楽屋に訪ねた折、ノヴァーク版ではなくハース版を信奉していた朝比奈は「先生の楽譜で演奏せず申し訳ない」と伝えたところ、ノヴァークは「素晴らしい演奏の前では楽譜の問題は関係ない」と述べ、絶賛したというエピソードが伝わっている。

  • 修道院内の長い回廊。百数十メートルあるとのこと。

    修道院内の長い回廊。百数十メートルあるとのこと。

  • そして、ツアーは大聖堂へ進む。

    そして、ツアーは大聖堂へ進む。

  • 大迫力。<br />この大聖堂ではブルックナーの交響曲が演奏され映像化、音源化されている。映像で有名なのはリンツ出身のオーストリアを代表する名指揮者で2014年まではウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めていたフランツ・ウェルザー=メストがクリーヴランド管弦楽団を指揮した一連の演奏会のDVD。<br />CDではチェリビダッケの弟子でもあったフランスの指揮者、レミー・バローが地元のオーケストラを指揮したコンサートがある。このコンサートはこの大聖堂や修道院を会場に行われる夏のブルックナー音楽祭のメイン・イベントで、毎年1曲が取り上げられ、既に第8番、3番、9番、6番、5番の順で取り上げられリリースされている。今年は第7番が取り上げられたそうなので、そう遠くない日にCDとしてお目見えするだろう。<br />とにかく大聖堂の残響時間は10秒以上と言われているので、そういう条件でブルックナーの壮大な交響曲を緩慢なく仕上げられるかが聴きどころだ。

    大迫力。
    この大聖堂ではブルックナーの交響曲が演奏され映像化、音源化されている。映像で有名なのはリンツ出身のオーストリアを代表する名指揮者で2014年まではウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めていたフランツ・ウェルザー=メストがクリーヴランド管弦楽団を指揮した一連の演奏会のDVD。
    CDではチェリビダッケの弟子でもあったフランスの指揮者、レミー・バローが地元のオーケストラを指揮したコンサートがある。このコンサートはこの大聖堂や修道院を会場に行われる夏のブルックナー音楽祭のメイン・イベントで、毎年1曲が取り上げられ、既に第8番、3番、9番、6番、5番の順で取り上げられリリースされている。今年は第7番が取り上げられたそうなので、そう遠くない日にCDとしてお目見えするだろう。
    とにかく大聖堂の残響時間は10秒以上と言われているので、そういう条件でブルックナーの壮大な交響曲を緩慢なく仕上げられるかが聴きどころだ。

  • 天井フレスコ画。

    天井フレスコ画。

  • オルガン台の下にブルックナーの墓標。<br />ブルックナーは生前自分の亡骸をザンクト・フローリアン大聖堂のオルガン台の下(地下)に安置するよう遺言した。

    オルガン台の下にブルックナーの墓標。
    ブルックナーは生前自分の亡骸をザンクト・フローリアン大聖堂のオルガン台の下(地下)に安置するよう遺言した。

  • 1896年10月14日、亡くなった3日後、ウィーンのカールス教会で葬儀が行われ、葬列はウィーン市民が通りという通りにひしめく中、ウィーン西駅に進み、霊柩列車はザンクト・フローリアンへ向かった。

    1896年10月14日、亡くなった3日後、ウィーンのカールス教会で葬儀が行われ、葬列はウィーン市民が通りという通りにひしめく中、ウィーン西駅に進み、霊柩列車はザンクト・フローリアンへ向かった。

  • 聖堂地下に下りて、ブルックナーの柩と対面。<br /><br />ここで約1時間のガイドツアーは終了。<br />

    聖堂地下に下りて、ブルックナーの柩と対面。

    ここで約1時間のガイドツアーは終了。

  • 14:30スタートのオルガン・コンサートを聴くために再び大聖堂に入場。

    14:30スタートのオルガン・コンサートを聴くために再び大聖堂に入場。

  • 修道院オルガニストのクラウス・ゾンライトナー氏によるオルガン・コンサート。<br />プログラムは、<br /><br />●メンデルスゾーン「ソナタ第2番 作品65」<br />●バッハ作曲「コラール前奏曲 ”わが心の切なる願い&quot; BWV727」<br />●ブルックナー作曲「フーガ ニ短調 WAB125」<br />●同上「前奏曲 ハ長調 WAB129」<br />●クープラン作曲「教区のためのミサ曲」より「キリエ:トランペットとクロモンの対話」<br />●ジグ―作曲「トッカータ ロ短調」<br />の6曲。<br />ウジェーヌ・ジグーは19世紀~20世紀にかけて活躍したオルガニスト兼作曲家。私は彼を知らなかったが、この「トッカータ ロ短調」は代表作のひとつで、アンコール・ピースとして有名らしい。<br /><br />ヨーロッパの教会でオルガンを聴くことはこれまでも何回かあったが、その中でもこのブルックナー・オルガンは唸るような大音量で、聖堂内の空気を切り裂くような迫力があった。

    修道院オルガニストのクラウス・ゾンライトナー氏によるオルガン・コンサート。
    プログラムは、

    ●メンデルスゾーン「ソナタ第2番 作品65」
    ●バッハ作曲「コラール前奏曲 ”わが心の切なる願い" BWV727」
    ●ブルックナー作曲「フーガ ニ短調 WAB125」
    ●同上「前奏曲 ハ長調 WAB129」
    ●クープラン作曲「教区のためのミサ曲」より「キリエ:トランペットとクロモンの対話」
    ●ジグ―作曲「トッカータ ロ短調」
    の6曲。
    ウジェーヌ・ジグーは19世紀~20世紀にかけて活躍したオルガニスト兼作曲家。私は彼を知らなかったが、この「トッカータ ロ短調」は代表作のひとつで、アンコール・ピースとして有名らしい。

    ヨーロッパの教会でオルガンを聴くことはこれまでも何回かあったが、その中でもこのブルックナー・オルガンは唸るような大音量で、聖堂内の空気を切り裂くような迫力があった。

  • 修道院正門を出て、バス停に向かう。

    修道院正門を出て、バス停に向かう。

  • ザンクト・フローリアン・ジェンダメリー・プラッツ停留所。リンツとを結ぶ410番バスの終着点。

    ザンクト・フローリアン・ジェンダメリー・プラッツ停留所。リンツとを結ぶ410番バスの終着点。

  • 16:00発のバスでリンツへ戻る。運賃は6.40ユーロ。

    16:00発のバスでリンツへ戻る。運賃は6.40ユーロ。

  • 15:25、リンツ中央駅に到着。<br /><br />この後、リンツ旧市街に向かって街巡り。<br />ブルックナーはもちろん、この町はモーツァルトにとってもゆかりのあるところだ。<br />続きはこちら。 https://4travel.jp/travelogue/11410293

    15:25、リンツ中央駅に到着。

    この後、リンツ旧市街に向かって街巡り。
    ブルックナーはもちろん、この町はモーツァルトにとってもゆかりのあるところだ。
    続きはこちら。 https://4travel.jp/travelogue/11410293

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