ウィーン6連泊！　ハイドン＆ブルックナーゆかりの地へエクスカーション（5日目後半 リンツ）

2018/09/12 - 2018/09/12

日頃、「好きな作曲家は？」と尋ねられたら、生年順にバッハ、ハイドン、モーツァルト、ブルックナー、ブラームスと答えています。
今回の旅は家人と共にウィーンに6連泊し、その中でも2人の作曲家、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンとアントン・ブルック―ゆかりの地を日帰りで訪れることが主な目的。加えてウィーンの音楽家ゆかりの場所にも多数訪れました。

【旅程】
9/08（土）　　浜松～成田～ウィーン

9/09（日）　　ウィーン滞在

9/10（月）　　アンゼンシュタット

9/11（火）　　ショプロン、フェルトゥード

9/12（水）　　アンスフェルデン、ザンクト・フローリアン、リンツ

9/13（木）　　ウィーン滞在

9/14（金）　　ウィーン～

9/15（土）　　～成田～浜松


この旅行記は、5日目前半　https://4travel.jp/travelogue/　に続いて、ブルックナーともモーツァルトとも縁の深いオーストリア第3の都市、リンツを限られた時間で巡った様子を記しました。

エリア リンツ(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

16:00。
ザンクト・フローリアンからリンツ中央駅バスターミナルへ戻ってきて、ウィーンへ帰るまでの数時間、ブルックナーとモーツァルトに絞ったリンツ旧市街巡りに出発。中央駅地下から出ているトラムに乗って、旧市街中心地、ハウプト広場へ向かう。

トラム5停留所分乗って、ハウプト広場へ。
とても開放的。

ハウプト広場中央にそびえる三位一体の柱。

三位一体の柱 ハウプト広場 建造物

ハウプト広場からほんの少し南に下ったところにある旧大聖堂。17世紀にバロック様式建てられた。

旧大聖堂 寺院・教会

教会の壁にブルックナーのレリーフ。
田舎から大都市リンツに出てきたブルックナーは1856年～1868年までこの教会のオルガニストを務めた。

旧大聖堂内部。

ブルックナーが弾いたオルガン。

旧大聖堂からラント通りを渡って西へ行き、少し入ったところにあるのがモーツァルトハウス。

モーツァルトは1783年10月～11月にかけて、故郷ザルツブルクからウィーンへの帰路の途中リンツに立ち寄り、地元の有力貴族であるトゥーン・ホーエンシュタイン伯爵の邸宅に身を寄せた。伯爵が開催する予定の演奏会で演奏する交響曲をモーツァルトは依頼され、この邸宅にて何と4日間という短期間で完成させた。それが「交響曲第36番 ハ長調 K.425 《リンツ》」として知られる傑作だ。
立派な序奏を持った第一楽章から明快で均整の取れた音楽が作られていて、ハイドンの影響も感じられる作品。

邸宅のくぐり通路に置かれたモーツァルト像。
近くのスピーカーから「リンツ交響曲」の第一楽章が聴こえてくる。

邸宅西面。

邸宅中庭。

モーツァルトハウス全景。

モーツァルトハウスの道を挟んで南側は、リンツが州都であるオーバーエスターライヒ州庁舎。

州庁舎 現代・近代建築

中庭へと続く門。

州庁舎中庭。
これは美しい！

相当美しい！！

さらに南に下がると新聖堂の尖塔が見えてきた。

新大聖堂到着。
見上げる。
オーストリア国内ではウィーンのシュテファン大聖堂に次ぎ2番目の尖塔の高さで、134mあるらしい。

新大聖堂 寺院・教会

巨大な空間。

新大聖堂東側。

新大聖堂から東に延びる通りは「モーツァルト通り」と名付けられ、南北に走るメインストリートのラント通りと交差するところはモーツァルト通り2番地。

「モーツァルトクロイツング（交差点）」という停留所からトラムに乗って、リンツ中央駅へ戻る。

18:16リンツ中央駅発のレイルジェットでウィーン中央駅へ戻る。

19:30ウィーン中央駅着。地下鉄U1ホームへ向かう途中にあるマクドナルドで今夜は夕食。
最近ヨーロッパに行き、最も感心したのがマックの大型タッチ・ディスプレイによる注文と決裁システム。英語も対応している。この店にも当然あった。
例えばビックマックの画像をタッチすると、単品なのか、セットなのかの画面になり、セット・メニューを注文すると今度は付け合わせ（ポテト、サラダ・・・）と続けてドリンクを何にするか聞いてくる。ナゲットを頼めば、ソースは何にするかを次に聞いてくる。すべてディスプレイをタッチすることで事がスムーズに進んでいく。注文後、会計画面に行くとここでクレジットカード決済をするか、注文カウンターでキャッシュ払いかを聞いてくる。決済すると受付番号と注文内容がプリントされたレシートが出てくるので、あとはカウンターのディスプレイに自分の受付番号が表示するのを待つだけ。
とにかくよくできたシステムだ。
ユニバーサル・カンパニーで世界中に展開するマクドナルドがこういうシステムを導入することは素晴らしい。日本でも2020年のインバウンド対策に向けて絶対導入すべきシステムだと思う。そこで物好きではあるが、帰国後、日本マクドナルドのお客様窓口に聞いてみたら「今のところこのシステムを導入するという計画の話はありません」という回答があった。クレジット決済もやっとできるようになった日本のマクドナルドに期待する方が無理なのかもしれないし、タスクの簡略化で従業員の雇用削減という問題もないことはないだろうが・・・。

ランチの代わりにケーキだったので、少しだけ多めに注文してみた。

明日は2日目に続いてウィーン市内をいろいろと巡ってみる。もちろん、ハイドンとブルックナー関連の場所にも！
様子はこちらで。　https://4travel.jp/travelogue/11410369