スイス・イタリア オーダーメイド鉄道旅行 (2)ベルニナ線沿線

2018/09/13 - 2018/09/24

現地2日目。
この日は世界遺産ベルニナ線を満喫する計画。
沿線のディアボレッツァ展望台に上った後、Ospizio Bernina駅からとなりのAlp Grum駅までハイキング、時間があればブルージオのループ橋まで。
朝の天気予報で、午後の方が天気が良さそうだったのでディアボレッツァ展望台を後回しにして午前中にハイキング、とした。
ループ橋は、行くとけっこうハードスケジュールになってしまうのと、4日目に通過はするので結局諦めた。

(1) 出国→サンモリッツ
https://4travel.jp/travelogue/11409380
(2) ベルニナ線沿線
https://4travel.jp/travelogue/11409813
(3) サンモリッツ、ランドヴァッサー橋
https://4travel.jp/travelogue/11410031
(4) サンモリッツ→フィレンツェ
https://4travel.jp/travelogue/11410170
(5) チンクエテッレ日帰り
https://4travel.jp/travelogue/11410187
(6) フィレンツェ→ピサ日帰り
https://4travel.jp/travelogue/11410534
(7) フィレンツェ→ベネチア
https://4travel.jp/travelogue/11410546
(8)ベネチア街歩き
https://4travel.jp/travelogue/11410617
(9) ブラーノ島、ベネチア→帰国
https://4travel.jp/travelogue/11410630

エリア サンモリッツ(スイス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルの朝食。
パンとハムとチーズと卵とデザートと・・・まぁこんなもんでしょうとテキトーに盛って席に戻ったら、焼きたてのベーコンとソーセージが山盛りで登場。

バーレン ホテル

サンモリッツ駅からベルニナ線に乗車。
ユーレイルパスの2日目の欄に日付を記入。
トラベルダイアリーにはSt.Moritz～Alp Grumの往復と書いておいた。
出発して間もなく検札。
トラベルダイアリーの方は見ず「Where are you going?」と聞かれた。
「Alp Grum」と答え、日付欄に刻印されて終了。

サンモリッツ付近は霧がかかって真っ白だったが、ポントレジーナを過ぎたあたりで急に晴れてきた。
モルテラッチ氷河が見えてきた。

沿線にはカウベルの音が響く。
当初の予定は、まずBernina Diavolezzaで下車してロープウェイで展望台に行くはずだったが、高い山々の山頂付近に雲がかかっていたことや午後の予報の方が良さそうだったことから、急遽予定を入れ替えてOspizio Berninaに直行した。

急なカーブと上り坂がひたすら続く。

車窓の景色は進行方向向かって右側がオススメ。

Ospizio Bernina駅に到着。
2253m、レーティッシュ鉄道で最も標高の高い駅。
サンモリッツから500mも上ってきている。すげぇ!!
っと思って調べたら、強羅駅も標高541mだと。箱根登山鉄道もすげぇ!!

さておき、駅の売店でミネラルウォーターを買い足して、9:45にハイキング出発♪

主な近隣地点までの所要時間が記されている。
いろんな乗り物の絵が描いてあるが、時間は全て徒歩の所要時間だ。
隣のAlp Grum駅まで歩く。
所要時間は1時間15分とのこと。
ココが最高地点なので基本下り道、まぁゆっくり写真撮りながら歩いても2時間はかかるまい・・・と、この時点では思っていた。

湖沿い、線路沿いの砂利道を、絶景を眺めてため息つきながら歩く。

踏切を渡り、さらに湖沿いを進む。
絶景に何度もため息。来てよかったぁ～。

駅から30分ほど歩き、湖の端あたりでひと休み。
サンモリッツ方面行のベルニナ線の列車が来た。

列車は約1時間に1本。
今来た道の横をあっという間に通り過ぎて行く。

サンモリッツ方向から、ベルニナ急行がやってきた。

15分ほど撮り鉄休憩して、10:30、先を急ぐ。

Sasal Masonという山の中腹の展望台に向かう道が右に伸びている。
約30分ほど遠回りすれば氷河が目の前に広がる絶景を楽しめると事前の調査で知っており、余裕があれば挑戦したいと考えてはいたが、既にOspizio Berninaを出て1時間近く経つというのにまだ中間地点、おまけに右の道は気が遠くなるような上り坂が延々と続いており、とてもプラス30分で済む気がしなかったので、遠回りはやめた。

自分たちが乗った列車のちょうど1時間後の普通列車が、Alp Grum方面に向かって急な坂を下っていく。
一方、ハイキングコースは湖の端から上りが続き、列車のトンネルの真上を越えたあたりから下りになる。

線路横で再び休憩。
既に11時過ぎ。Alp Grumに着いていてもおかしくない時間。
休憩時間を差し引いても明らかに時間がかかり過ぎている。

再び上り坂が続く。
このあたり、ずーっと下り坂のつもりだったんですけど・・・。

右には雄大なピッツ・パリュ、パリュ氷河の絶景が広がる。
しかし道はまだ上り坂。
もったいないことに、この頃から景色よりもGoogle Mapばかり気になりだす。
方角的には合っている。
列車の線路はさっき写真を撮った地点からAlp Grum駅に向かって下っているはずなのに、このハイキングコースは行けども行けども上り坂。
Alp Grum駅に近づくほど駅との標高差が広がっていくのだ。

結局、ハイキングコースはAlp Grum駅のすぐ手前で急な下り坂となり、駅の手前にレストランがポツンと見えてきた。
時刻は11:40。ハイキング開始から2時間近く経過している。
予定よりだいぶ時間がかかっているが、昼食にはちょうど良い時間となったので、ここでランチ休憩。

庭の景色の良い席に陣取る。
目の前にはAlp Grum駅とパリュ氷河!!

トマトソースのパスタ。
麺はかためのゆで加減。
旨いのだが、少々塩味が強い。
前日も思ったが、スイスは全体的に塩味強めの味付け。

ベーコンとオニオンのピッツァ。
メニューにはピッツァとは書かれていなかったがピッツァの生地が薄いヤツと説明されて注文。
これも塩味強めだが美味。

Alp GrumからTirano方面へは、ここから急なカーブを繰り返しながら一気に高度を下げて行く。

駅を出た列車は、10分ほどすると目の前遥か真下のカーブに現れる。

こちらは駅を出てすぐのカーブ。
単線なのでAlp Grum駅ですれ違う。

12:35、食事を済ませ、ようやくAlp Grum駅へ。

アルプ グリュム駅 駅

Ospizio Berninaとの標高差は約150m。

箱根登山鉄道から贈られたという日本語駅標。
結局ココとTiranoでしか見つけることはできなかった。

昼食の際に見えたループ状の線路方向にはこの日は行かず、13:08のサンモリッツ行に乗車。

子供の頃は電車の運転手に憧れたものだが、この時ほど「この列車を運転してみてぇ!!」と思ったことはない。

ラーゴビアンコの横を引き返す。

Bernina Diavolezzaで下車。
この駅を含め一部の駅は「Stop on Request」となっており、バスみたいに車内で「次駅停車」のボタンを押さないと止まってくれない。
乗車時はどうすれば良いのか、他にも乗車する客、下車する客が多かったので真相は不明。

ディアヴォレッツァ展望台 山・渓谷

ロープウェイ駅は目の前。

ディアボレッツアのロープウェー その他の交通機関

かなりの標高差を一気に登るロープウェイ。
怖い。

はるか遠くにはラーゴビアンコ、Ospizio Bernina駅が見える。

頂上駅近くギリギリまで氷河は見えない。

ディアヴォレッツァ展望台からの絶景。
スケールでか過ぎて言葉を失う。

ディアヴォレッツァ展望台 山・渓谷

パノラマ～♪

展望台のレストハウスの窓に氷河の絶景が写り込んでいる。
1時間ほど、絶景楽しんでコーヒー飲んで、下山。

Berghaus Diavolezza ホテル

サンモリッツ行き列車を待つ。
逆方向の列車が急な坂を上ってきた。

16:11、サンモリッツ到着。
駅の目の前にはサンモリッツ湖が広がる。
出発時は霧で全く見えなかった山もすっかり晴れている。

サン モリッツ駅 駅

サンモリッツ中心街の街並み。

この日の夕食は予約していなかったが、チーズフォンデュのあるお店に行ってみた。

この日も大麦のスープ。

そしてチーズフォンデュ。
刻んだベーコン入りで、美味♪