2018/05/19 - 2018/05/20
5位(同エリア54件中)
めておら☆さん
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この旅行記のスケジュール
2018/05/19
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車での移動
15:00 リミニ到着
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B&B I Propilei di San Girolamo チェックイン
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16:00 リミニ旧市街の散策開始
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トレ・マルティリ広場(ユリウス・カエサルの記念碑と像)
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外科医の家(フェラーリ広場の古代ローマ遺跡)
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マラテスティアーナ城塞
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ボルゴ・サン・ジュリアーノ(カラフルな家々が立ち並ぶ界隈)
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Trattoria La Marianna
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21:30 夜のリミニを散歩した後B&B帰着
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この旅行記スケジュールを元に
ヨーロッパでは夏のリゾート地として有名なリミニ。
日本ではあまりメジャーではないけど、その歴史は紀元前6世紀まで遡るとても古い町です。中部イタリアに向かうフラミニア街道と、北イタリアに向かうエミリア街道をつなぐ要所として栄え、紀元前49年にはあのユリウス・カエサルがルビコン川から南下してリミニに入り、ここリミニの広場で演説したと言われています。
また、古代ローマ時代の貴重な遺跡も多く残ると聞いたら行かずにはいられない!古代ローマ好きの心をくすぐる町です。
□1日目 5/18 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港
■2日目 5/19 ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港(レンタカーピックアップ)→ラヴェンナ→リミニ
□3日目 5/20 リミニ→サン・マリノ→ウルビーノ
□4日目 5/21 ウルビーノ→グッビオ→ペルージャ
□5日目 5/22 ペルージャ
□6日目 5/23 ペルージャ→サン・セポルクロ→アンギアーリ→モンテルキ→アレッツォ
□7日目 5/24 アレッツォ→ローロ・チュッフェンナ→ピエーヴェ・ディ・グロピーナ→ポッピ→ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港(レンタカー返却)→ボローニャ
□8日目 5/25 ボローニャ
□9日目 5/26 ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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2日目 5/19(土)
ラヴェンナからリミニへと向かう。
15:00にリミニのB&B近くに到着したが、進入禁止になっていてB&Bの駐車場に入れない!想定外で慌てたが、とりあえず路駐してB&Bに走る。
すぐにオーナーのクラウディオが出てきてくれて、一緒に駐車場まで付き添ってもらった。 -
本日宿泊する、B&B "I Propilei di San Girolamo"。
写真には写っていないが、左手にプライベートの駐車スペースがある。常に門を閉めてあるので、出入りする際は自分でスイッチを押し開閉しなければならないが、私は翌朝まで停めっぱなしなので問題無し。 -
部屋は明るく清潔感いっぱい。
朝食付で1泊60.50ユーロはちょっと高いけど・・・ -
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洗面台も使い勝手良し。タオル、ドライヤーなど必要なものも揃ってる。
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シャワーの出もよし、排水も問題なし。
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イチオシ
16:00 予定よりちょっと遅れて街歩き開始。
まずは一番のみどころ、"マラテスタ寺院(Tempio Malatestiano)"へ。
ルネッサンス時代のリミニ。周辺で勃発した戦いにおいて隊長をつとめて勝利を飾り、町を経済的に豊かにした領主シジズモンド・パンドルフォ・マラテスタ(Sigismondo Pandolfo Malatesta、1417-1468)が、自分や3番目の妻イゾッタのために、当時のフランチェスコ教会を自分達の墓に改装したのがこの寺院。
15世紀半ばに改修が始まるも、マラテスタの死とともに工事も中断し、未完成のまま現在に至っているという。
一般的にはマラテスタの墓所として知られているが、実はリミニのカテドラーレ(司教座大聖堂)になっており、正式名称はサンタ・コロンバ大聖堂(Cattedrale di Santa Colomba)。 -
正面から見ると、確かに上部がアシンメトリー・・・やっぱり未完なのね。
不思議な感じのする建物になってる。 -
もともとシンプルな長方形であったフランチェスコ教会はゴシック様式で建てられており、それを大理石で覆うという方法が取られた。その為に、教会の正面など、外観の所々に昔のゴシック式建築を垣間見る事ができる。
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カラフルな大理石装飾の入口上部。これは、フランチェスコ教会時代のゴシック装飾を上から大理石で覆ったのだそうだ。
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入口の脇の装飾が凝ってる。
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内部は単身廊、左右にはいくつかの礼拝堂が。
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石造りの聖堂にあって木造りの天井って、いつもちょっと気持ちを和ませる。
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主祭壇のキリスト磔刑像はジョット作。1300年頃の作品で、フランチェスコ教会時代の名残を感じることができる唯一の遺品。
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そして一番楽しみにしていたのがこの祭壇。
主祭壇に向かって右手にある。 -
1451年、ピエロ・デッラ・フランチェスカが描いたフレスコ画「王子と聖シジズモンド(Sigismondo Pandolfo Malatesta in preghiera davanti a San Sigismondo)」。ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画の中でも、現存する最古のものと言われている。
今回の旅はピエロ・デッラ・フランチェスカの絵を見て回るのも楽しみの1つだったので、このあまりにも有名なフレスコ画からスタートできて大満足♪ -
イチオシ
若い王子(右)が彼の守護聖人である聖シジスモンド(左)の前に跪いている。
マラテスタは2人の妻を殺した冷酷非道な一面も持ち合わせており、“リミニの狼”とも呼ばれていたが、絵の中では敬虔な信者のような穏やかな様子。 -
フレスコ画下の祭壇に飾られていたもの。
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ライオンの足みたいなのが祭壇を支えている。
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身廊の左右にこのような祭壇がいくつもある。
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内部のあちこちで象のモチーフを目にする。
これはマラテスタ家では代々、象を「幸運の象徴」としており、一族の紋章にもなっている為。 -
こっちもゾウさん。
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漆喰装飾が美しい祭壇。
上部に描かれた波打つような模様が印象的。燦々と太陽が降り注いでいるよう。 -
祭壇の中央にはシジスモンドの像が置かれている。
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マラテスタ家の幸運の象徴、象の紋章に支えられたシジズモンド像。
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このIとSを組み合わせた紋章も聖堂内のあちこちにあるが、これはシジスモンド(Sigismondo)のSと3番目の妻イゾッタ(Isotta)のIからきている。
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3番目の妻、イゾッタの石棺。
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3番目の妻、イゾッタの石棺。
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礼拝堂の写真を撮るけど、私の技量では逆光でことごとくうまく撮れない(-_-;)
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天使の像やモチーフもあちこちに。見る度に心が和む。
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かわいい~☆
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他の礼拝堂も見て回る。
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ゴールドとブルーのコントラストがキレイな祭壇。
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ホントに石??本物の布のような装飾。
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ここにもIとSを組み合せた紋章が。
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ここにシジスモンドの石棺が納められている。
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シジスモンドの石棺。
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石棺の下、青と金で彩られたカーテンのレリーフが美しい。
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人がいっぱい入ってきたので、そろそろ聖堂を後にする。
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外にもIとSの紋章が彫り込んであった。
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建物右手の壁には7つのアーチがあり、それぞれのアーチの下にはリミニの名士、哲学者、思想家などの石棺が納められている。
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7つのアーチの一つ。
アーチの下には石棺が。 -
マラテスタ寺院を出て、11月4日通り(Via IV Novembre)を南西方向に歩いて行く。
途中、柵で囲まれた一画があり覗いてみる。古代ローマ時代の遺跡だ!
こんな風に通りのあちこちに古代ローマ時代の遺跡が残されていた。 -
11月4日通り
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トレ・マルティリ広場(Piazza Tre Martiri)
旧市街のちょうど真ん中にあたり、多くの人が行き交っている。 -
あ、なんか小っさい聖堂発見!
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手前の小さなお堂のようなものは”サンタントニオ小寺院(Tempietto di Sant'Antonio)”。パドヴァの聖アントニオ(Sant'Antonio da Padova)に捧げられたもの。
その後ろは"パオロッティ教会(Chiesa dei Paolotti)"。 -
八角形の小さな小さな小さな建物。1518年に建てられ、その後1672年の地震により再建されたそうです。
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中に入ってみると天井の一部にフレスコ画が残る。
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祭壇にはパドヴァの聖アントニオの像。
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こちらはパオロッティ教会の内部。
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アウグスト通り(Corso d'Augusto)
人通りが多く、賑わいをみせている。正面に古い門が見えてきた。 -
アウグストゥスの凱旋門(Arco d'Augusto)
勇壮な姿で今なお残る古代ローマ時代の凱旋門は、紀元前27年に元老院が初代皇帝アウグストゥスに贈ったものであり、古代ローマ時代の凱旋門としては現存する最古のものだそう。
町への入口であり、ローマを起点とするフラミニア街道の終点でもある。 -
反対側から見ても、その荘厳さは変わらず。
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細部を見ると、コリント式の柱など、ローマ建築の名残が。
こういうものを眺めていると心は古代ローマ時代へと飛んでいき、なぜかぎゅっと胸が締め付けられるのでした・・・ -
ローマの円形闘技場(Anfiteatro Romano)
町の東端に残る円形闘技場。
公園の敷地の一部に残っている感じで、内部には入れず、柵の外から眺める。
それでも古代ローマ好きの心をくすぐるには十分。 -
あ~、間近で見たい!
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案内板に書かれた闘技場の全景。
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再びトレ・マルティリ広場に戻って来た。
写真はトレ・マルティリ広場のランドマークと言える18世紀の時計塔。 -
トレ・マルティリ広場
古代ローマ時代にはフォロ(集会所・公共広場)であったこの場所には、今も当時の名残りがいくつか残されている。
写真の石碑は16世紀のもので、ルビコン川を渡った後にこの場所で兵士たちに演説したユリウス・カエサルを記念して造られたものだそうだ。 -
先ほど11月4日通りでも見かけたローマ時代の遺跡。石畳の跡かな。
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トレ・マルティリ広場の北西の端にあるユリウス・カエサルの像。
人々の喧噪にまぎれながらも、その威厳は損なわれることはない。
そしてこの像の右手に眺めながら、アウグスト通りを北西に進んで行く。 -
カヴール広場(Piazza Cavour)
町で一番賑わいをみせる広場。古くから町の中心であった為、周囲は歴史ある建物に囲まれている。 -
市庁舎(palazzo del Municipio)
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ローマ教皇パオロ5世の像
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松ぼっくりの噴水(Fontana della Pigna)
中央に松ぼっくりがちょこんと乗ってる。 -
ガッリ劇場(Teatro Galli)
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右:アルジェント宮(Palazzo dell'Argento)
左:ポデスタ宮(Palazzo del Podesta') -
旧魚市場(Vecchia Pescheria)
1747年にリミニの建築家ジョヴァンニ・フランチェスコ・ブォナミーチの設計により造られた魚市場。アーケードのような造りになっている。 -
中に入るとイルカの水道が。かつてはここで魚を洗っていたという。
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いくつも並ぶ石のベンチ。ここで女たちがアサリなどを売っていたとういう。
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サンタゴスティーノ教会(Chiesa di Sant'Agostino)
この写真では感じないけど、かなり大きい建物。リミニで最も古い教会なんだとか。 -
13世紀に建てられ、ロマネスク様式とゴシック様式が混在するリミニ美術の特徴的な教会なんだそうです。
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この天井の装飾が一番印象的だな。
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主祭壇。
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後陣のフレスコ画に歴史を感じる。
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単身廊の左右にいくつかの祭壇が設けられおり、絵画がフレスコ画で飾られている。
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このフレスコ画も13世紀のもののようです。
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おのおのに特徴のある祭壇を眺め、ちょっと美術館を訪れた気分。
なかなか見応えのあるサンタゴスティーノ教会でした。 -
外科医の家(Domus del Chirurgo)
フェッラーリ広場にある。1989年広場の整備工事を行っていた際に、ローマ時代の邸宅(ドムス)跡が発見された。700㎡にもわたる遺跡はその後2006年まで発掘調査が行われ、2007年から一般公開されている。
面白いのはその発掘品。外科の医療道具の数々が見つかった事から、ここが診療所兼住居であったことがわかり、「外科医の家」と名付けられた。 -
さらに遺跡好きの興味を引くのが、この住居に敷き詰められていた床モザイク。今もその一部を見ることができる。
(写真は発掘された外科医の家の見取り図)
入場料は7ユーロですが、ここもあらかじめネットで購入していた”Romagna Visit Card”を使用して無料になりました。
〈Romagna Visit Card〉
ホームページ → https://www.romagnavisitcard.it/it
割引対象施設 → https://www.romagnavisitcard.it/it/cosa-vedere
(但し2020年5月1日現在、新型コロナウィルスの影響で休止しているようです) -
早速ワクワクしながら中へ。
建物は紀元後5~6世紀のもの。この時代特有の幾何学模様の床モザイクが多く残されている。 -
興味深く見て回っていると、床モザイクの一部に埋められたガイコツがあってビックリ!
当時の人達は家の中に死人を埋葬してたの?と思ったが、どうやらこの家は建てから100年もしないうちに火事で倒壊、後に、その廃墟が墓地として使われるようになったそうだ。だからこのガイコツは建物より後のものだという。 -
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ん、井戸の跡かな?
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それにしてもホント、バリエーションに富んだデザイン。
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修復はしてるだろうけど、ほぼ完全な状態で残ってるものも。
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なかなか面白い遺跡を見ることができました。
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外科医の家から北西に進むと教会が。
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スッフラージョ教会(Chiesa del Suffragio)
正式名称はサン・フランチェスコ・サヴェリオ教会(Chiesa di San Francesco Saverio)
18世紀にイエズス会によって建造され、その後第二次世界大戦の爆撃で甚大な被害を受けるも、戦後に再建された。 -
特徴はなんと言ってもこのおろし金のようなファサード。
珍しくてしばし眺める。 -
右側面に回ってみると、戸口の上にイエズス会の紋章が。
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内部はいたってシンプル。
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主祭壇
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主祭壇上部にもイエズス会の紋章。
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燭台にもイエズス会の紋章。あちこちに見られます。
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主祭壇に納められている磔刑象。
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身廊脇の祭壇も一つ一つ見て回ります。
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入口上部のパイプオルガン。
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教会に隣接する建物は元は修道院であったが、現在は市立博物館になっている。
内部には「外科医の家」から発されたものだけでなく居室も再現されている他、先史時代やローマ時代の発掘品、絵画なども展示されている。 -
中に入ると現代アートも展示されていた。
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古代ローマ時代の邸宅の床モザイク。
まだキリスト教が公認される前のことで、こうした邸宅の床モザイクはいずれも、日常の生活や神話の一場面を描いたものが多い。
写真は 「ナイルのモザイク」
エジプトの神々と思われる像が描かれている。 -
ヘラクレスの間(La Sala di Ercole)
すべてモノクロで描かれたこの部屋の床モザイク、中心に小さくではあるがヘラクレスが描かれている。 -
ヘラクレスのアップ。ちょっとカワイイ♪
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ローマ時代の発掘品?
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ローマ時代のリミニ地図。
中心の赤丸部分が外科医の家の場所のようだ。 -
外科医の家の模型。
居室の床モザイクが再現されている。 -
博物館内に「外科医の家」のうち2室が再現されている。
写真はその1室で、どうやら病室のようだ。
現代の味気ない病室とは違い、手を抜かず装飾が施されているのがローマっぽい。 -
ここは外来診察室。
床にはオルフェウスのモザイクが描かれている。床モザイクはレプリカで、壁や柱、家具も再現品だが、デスクや棚に並ぶ道具は3世紀に実際に使われていたという本物だから興味深い。 -
外科医の家で発掘された外科医道具が市立博物館の中に展示されている。
はさみやピンセット、メスのようなもののほか、薬剤を作ったり保管したりするために使われた道具やガラス容器などもある。 -
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けっこう現代に通ずる形状のものがある。やはり古代ローマの人々って優秀!
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乳鉢と乳房。3世紀前半のもので、オルフェウスの床モザイクがある部屋から発掘されたそうだ。
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その他にも古代ローマ時代の壁や床の装飾が展示されていた。
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ポンペイのヴィーナスの壁画を彷彿とさせるモザイク。
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博物館の窓から、先ほど訪れたスッフラージョ教会が見えた。
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大好きな大天使ミカエルの像発見!
いつものように退治したドラゴンを踏んづけてる。
カッコイ~♪ -
ここからは絵画コーナー。
写真は16世紀にロマーニャ人によって描かれた、受胎告知を受けたマリア。 -
ジョバンニ・フランチェスコ・ダ・リミニ(1441-1470)
聖母マリアと聖ヨハネーLa Madonna e San Giovanni Evangelista
十字架に描かれていたものの一部。 -
バルトロメオ・コーダ
最後の晩餐ーL'Ultima cena
文献によるとバルトロメオ・コーダはリミニ出身で1516年生、1563没とされている。 -
Frammenti architettonici con figure di Arpia
建造物の装飾の一部で、ハルピュイア(ギリシャ神話に登場する女面鳥身の伝説の生物)を模したもの。16~17世紀のものとされている。 -
バルトロメオ・コーダ
キリストの埋葬ーSepoltura di Cristo -
ドメニコ・ギルランダイオ(1449-1494)
聖ヴィンチェンツォ・フェッレーリの祭壇画ーPala di San Vincenzo Ferreri
1493年から1496年にかけて描かれたもの。 -
ジョヴァンニ・ベッリーニ(1438-1516)
四天使に支えられる死せるキリストーCristo morto con quattro angeli
1475年頃に描かれたとされている。 -
グエルチーノ(1591-1666)
聖ジローラモーSan Girolamo
1641年の作品。 -
グエルチーノ(1591-1666)
洗礼者ヨハネの首を受け取るサロメーSalome' riceve la testa del Battista
1650年頃描かれたとされている。 -
グイド・レーニ(1575-1642)
聖ジュゼッペと幼きキリストーSan Giuseppe con Gesu' Bambino -
グエルチーノ(1591-1666)
網で鳥を狩る風景ーCaccia agli uccelli con le reti
壁に描かれたフレスコ画の一部。 -
こちらもグエルチーノの作品。
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市立博物館がかなり充実していたので、外に出た時はもう陽がだいぶ傾いていた。
歩き疲れてクタクタ・・・ -
カヴール広場に戻り、目についたジェラテリアで休憩。
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ヘーゼルナッツ、ピスタチオ、チーズケーキの三種で2.70ユーロ。
今回のイタリア旅行初ジェラートは絶品でした♪
休憩したので、もうひとふんばり歩く! -
マラテスティアーナ城塞(Rocca Malatestiana)
シズモンド城(Castel Sismondo)とも呼ばれる。シズモンド・パンドルフォ・マラテスタが15世紀に築いた城塞で住居も兼ねていた。 -
イベントが行われているようで、中には入れなかった。
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再びアウグスト通りに戻り、北西へと進む。
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鐘楼が見えてきた。
サンタ・マリア・イン・クローチェ教会(Chiesa di Santa Maria in Croce)のものだ。 -
アウグスト通りを抜けると、目の前に優雅な川の流れ。かつてアリミヌス川と呼ばれていたマレッキア川だ。
そこにかかるのは古代ローマ時代の”ティベリオ橋(Ponte di Tiberio)”。
リミニには本当にたくさんのローマ遺跡が残されている。
この橋は皇帝アウグストによって西暦14年に建設が始められたが、橋の完成を見ずに亡くなってしまい、7年後の西暦21年にティベリオ皇帝の時代で完成した為、ティベリオ橋と呼ばれている。 -
穏やかな川の流れと緑、橋が水面に反射してとても絵画的な風景。
岸辺では人々がくつろいでいる。 -
ティベリオ橋は、現存する古代ローマ時代に作られた橋の中でも特筆するべき橋と言われている。それは橋の構造にあり、現代の建築家からも参考にされているほどだそうだ。
長さ62.60m、幅8.65m。ヴェネチアの地盤にも使用されているイストリア産の大理石が使われている。
2000年の歳月を経てもほぼ完全な形で残っているなんて、驚きとしか言いようがない。その頑丈さから「悪魔の橋(Ponte del Diavolo)」とも呼ばれる。
当時、橋の建設は一向にはかどらず、一部分ができてはその部分が崩れ落ちるという事が続いた。痺れを切らした息子のティベリオ皇帝は、「橋を完成させて下さい。その代わりに、橋を一番目に渡るものの魂を捧げます」と悪魔に祈りを捧げる。
願いは聞き入れられ橋は完成するが、皇帝は犬を最初に渡らせた。それを見た悪魔は怒り狂い橋を壊そうとするが、あまりに頑丈で破壊することができなかったという。 -
橋を渡って向こう岸へ行ってみる。
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長い歴史が刻み込まれた橋の壁。
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下を流れるマレッキア川から貨物の引き上げをしていた為、所々にロープの跡がついている。
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橋の中央部にはラテン語で碑文が刻まれている。
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橋を渡りながら振り返ると、夕日に照らされる旧市街が。
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しばし立ち止まって眺める風景。こんな一人静かに佇む時間も旅の醍醐味。
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古代ローマ時代の橋は、こうして今も人や車が行き来している。
さて、もうすぐ向こう岸だ。 -
ボルゴ・サン・ジュリアーノ(Borgo San Giuliano)というカラフルな家々がならぶ界隈をぶらり。
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ペインティングされた建物も多い。
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昔懐かしいような、可愛らしい雰囲気もある街並。
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ちょっとしたテーマパークのような界隈。
でもちゃんと人々の生活がある。 -
バールやレストランもちらほら。
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窓から顔を出してる風の天使がカワイイ。
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20:00 お腹もすいたのでB&Bのオーナーに紹介してもらったお店にやって来た。
Trattoria La Marianna
Viale Tiberio, 19, 47921 Rimini
Tel: +39 0541 22530
https://www.trattorialamarianna.it/ -
予約していなかったので座れるか心配だったが、20:45までならOKということでなんとかひと席作ってもらう。
魚介料理が美味しというこのお店。さて、何を食べようかなぁ~♪ -
Fritto Misto
魚介と野菜のフライがミックスされている。右は付け合わせのピアディーナ。リミニの名物だ。 -
エビ、タコ、小魚、ズッキーニ、ナス、ポテトなどがサックリ揚がっていて、ボリューム満点!すごく美味しい♪
-
Tagliatelle alle vongole
タリアテッレがモチモチ、アサリは小ぶりだけどたっぷり入って海の香りがいっぱい。これも美味しかった。
テーブルチャージと水も含めて27.50ユーロ。 -
21:00 店を出て夜のリミニを散歩しながらB&Bへ帰る。
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夜のカヴール広場。
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トレ・マルティリ広場。
う~ん、なんだかイタリアの夜特有の趣があまり感じられないのは、リミニの街並が綺麗すぎるから・・・かな? -
マラテスティアーノ寺院も闇に包まれて神秘的。
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部屋に帰り着いたのは21:30。ラヴェンナ、リミニと一日歩き通しで初日からどっぷり疲れた・・・
23:00 ようやくベッドに入る。
明日もハードスケジュール、ゆっくり休もう!
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この旅行記へのコメント (2)
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- マリアンヌさん 2020/05/15 15:18:35
- さすがローマ
- めておらさん 再び失礼します。
リミニって通り過ぎたことしかなくって。でも海沿いだし、太古から歴史は深いですよね。拝見していて特に驚いたのが外科医の家。
再現された部屋を見ると遺跡だけ見るより、ぐっとローマを身近に感じますね。
素敵な診察室などの壁の装飾&床のモザイクがゴージャスだわ。
そのうえ、外科道具が素晴らしい!医療知識がない素人からみてもかなりの水準だったのではと思わせますね。
また、続きを拝見します。
マリアンヌ
- めておら☆さん からの返信 2020/05/15 21:42:14
- Re: さすがローマ
- マリアンヌさん、またまたコメントありがとうございます(^^)♪
私もリミニってあまり興味なかったんだけど、調べれば調べるほど面白味が出てきて立ち寄ってみました。
意外とみどころ多くて楽しかったよ。
お互い遺跡好きだからね~、マリアンヌさんが外科医の家突っ込んでくれて嬉しいです!!興味無い人が見たらただの石の集まりなんだけど、遺跡好きはそこにロマンを感じてしまうからね。
仰る通り、私もああいった部屋の再現があると余計にローマが身近に感じられて、とても興味深かったです。
ホントに古代ローマにタイムスリップできたらいいのにね。
めておら☆
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