2019/01/01 - 2019/01/01
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たっくん&ゆうすけさん
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TGVに乗って,パリから世界遺産・ランスのノートルダム大聖堂への半日旅行記。表紙写真は「シャガールのステンドグラス 」。
https://www.cathedrale-reims.com/
ランス駅を出て駅舎を背にすると,左前方にトラムの停留所があります。南に向かうトラムの線路が大きく右に曲がる頃には,大聖堂が見えてきます。トラムだと,ランス中央駅から2つ目の停留所 Opera-Cathdrale が大聖堂の最寄り駅になります。トラムで3~4分,徒歩でも13分程度、距離にして1kmぐらいです。シャンパーニュ・アルデンヌ駅からトラムの利用も可能です。
https://www.citura.fr/fr/tram/74
『弾丸 パリ旅行記(ブログ)』は四部構成になっています。他の旅行記は以下のURLからどうぞ。
①エミレーツ航空 ファーストクラス (パリ-ドバイ-関西) 搭乗記
https://4travel.jp/travelogue/11400428/
②ル・ムーリス宿泊記 と オペラ座(ガルニエ宮) ガラ・コンサート
https://4travel.jp/travelogue/11406486
③オランジュリー美術館 と オルセー美術館 Picasso “Bleu et rose”
https://4travel.jp/travelogue/11435289
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
パリのホテル,ル・ムーリスからメトロ「Pyramides」まで徒歩9分。そこからメトロ7番線「La Courneuve 8 Mai 1945」方面に乗り,約9分(6駅)で「パリ東駅(Gare de l'est)」に到着します。
メトロマップは,下記のサイトからスマホにダウンロードして,オフラインでも見られるようにしておくと便利です。
https://parisbytrain.com/paris-metro/
フランス国鉄(SNCF)のチケットはこちらで購入できます。
https://www.sncf-connect.com/en-en/
フランス国鉄の e-ticket は,A4サイズの紙に印刷することもできますし,スマホにOUI.sncfというアプリをダウンロードすることによって,Wallet等に保存することもできます。いずれの場合でも,駅での切符への打刻(stamp)は必要ありません。
写真は,往路の印刷用のチケット(上半分のみ)です。
パリ東駅から,07:55発のストラスブール行きの「TGVイヌイ no. 2407」に乗り,シャンパーニュ・アルデンヌで乗換え。
https://www.google.co.jp/maps/place/Champagne-Ardenne+TGV/@49.2147266,3.9924252,17z/
シャンパーニュ・アルデンヌから,「TER no. 840503」に乗換えて,08:56にランスに到着です。TER(テー・ウー・エル)はフランス国鉄の快速列車です。
7:55 PARIS EST発 Vois 5 (TGV INOUI no. 2407, Strasbourg行き)
08:34 CHAMPAGNE-ARDENNE着 Vois 3
08:44 CHAMPAGNE-ARDENNE発 Vois 7 (Train TER no. 840503, Reims行き)
08:56 REIMS着
パリ東駅ではTGVの改札口を通りました。パリ東駅 駅
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シャンパーニュ・アルデンヌ駅の3番線に到着。乗って来たストラスブール行きのTGVはまもなく発車して行きました。
TGVから,ランス行きのTERに乗り換えます。到着した3番線のすぐ向かい側に停まっている電車がそうでした。それにしても3番線の向かいが7番線なのか?
Sortie, Exit, Ausgang と三か国語表示です。 -
で,このTER,一応1等の料金を払ってるんだから1等車を探してみましたが,ないっ!! さすがはフランス!
まあこの通り,一車両まるまる貸切状態ですから,2等車でもよしとしましょうw 乗ってるのも12分間だけですから。 -
(この写真は,ランスからの帰路に撮ったものですが)定刻通り,ランス駅に到着。
因みに,ランス駅のトイレ,ひとり 0.70 EUR でした。ランス駅 駅
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販売機でチケットを買うのに手間取っている間に.9:00発のトラムに乗り遅れてしまい,トラムの線路に沿って徒歩でノートルダム大聖堂(以下,ランス大聖堂と呼びます)に向かうことにします。
途中の街並み。元旦とあって,ほとんど人通りはありません。街中でバゲットを買って歩いている人の姿は見かけましたから,地元のパン屋さんは開いているんだと思いますが,他にはほぼ開いている店はありません。 -
トラムの線路に沿って南に向かうと,程なく正面にランス大聖堂が見えてきます。写真の通りは、ジャン=バティスト・ラングレ広場と呼ばれていますが,要は真ん中にトラムの走る緑地帯がある広い街路です。
画面右奥に小さくですが,トラムの「ラングレ (Langlet)」の停留所が見えています。 -
ジャン=バティスト・ラングレ広場に面する Maison Fossier というお菓子屋さんです。
ビスキュイ・ローズという,ピンク色のビスケットが有名みたいです。シャンパンに浸して食べる?んだそうですが,いやいや,シャンパンにはキャビアがいいっすwメゾン フォシェ スイーツ
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開いてないので,ウィンドウ・ショッピング。
メゾン フォシェ スイーツ
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こちらは,La Petite Friande というショコラティエ。
La Petite Friande スイーツ
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イチオシ
センスがいいですねぇ。一瞬で人目を惹きつける店構え。
La Petite Friande スイーツ
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ウィンドウの設えもステキです。
La Petite Friande スイーツ
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トラムは,大聖堂の手前で大きく右折します。右折したところにあるのが Opera-Cathedrale の停留所で,ランス大聖堂の最寄りの停留所となります。中央駅 (Gare Centre) からは2駅目 (1駅目は Langlet) ,ドラムだと3~4分です。
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トラムのオペラ-カテドラルの停留所と裁判所(写真左手前)、オペラハウス(写真中央奥)です。
https://www.operadereims.com -
【 Cathedrale Notre-Dame de Reims 】
ランスのノートルダム大聖堂に到着しました。
https://www.cathedrale-reims.com/
写真は大聖堂の西のファサード (Facade occidentale) です。
教区のサイト(フランス語)によると,ランス大聖堂を見学できるのは,毎日7:30~19:30(日曜祝日は19:15,入場は閉館15分前まで)。ただし,クリスマスと1月1日は,9:00~12:30と14:30~19:15です。入場は無料。 -
王のギャラリー (La galerie des rois),その下の大バラ窓の上部には,ダビデとゴリアテ(巨人兵士)の戦い (le combat de David et Goliath)
ランス大聖堂は,シャルトル大聖堂やアミアン大聖堂と並んで,フランスにおけるゴシック建築の傑作と称されます。歴代フランス国王の戴冠式は,このランス大聖堂で行われてきました。画家・藤田嗣治が洗礼を受けた聖堂としても知られています。洗礼名はレオナール・フジタ(Leonard Foujita)。 -
西のファサードの中央の門の切妻,キリストによる聖母マリアの戴冠 (le "Couronnement de la Vierge par le Christ")
ランス大聖堂は,第一次大戦中にドイツ軍の空襲や砲撃を受け,壊滅的な被害を受けました。しかし,現代のランス大聖堂は,古典的なステンドグラスに加え,シャガールをはじめとするコンテンポラリーな作品群によって,みごとに彩られています。アンシャン(ancien)でコンタンポラン(contemporain)な大聖堂と言ってよいでしょう。 -
西ファサードに向かって左側(=北側)の門のところにある「微笑みの天使」像
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癒される表情ですねー。
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まずはランス大聖堂の周りを反時計回りに一周してみることにします。
写真左側はランス大聖堂の南側に隣接するトー宮殿 (Palais du Tau) 。ランス大司教の公邸で,ランス大聖堂で歴代フランス国王の戴冠式が行われた折には,国王の御座所ともなりました。元日は休館日でした。 -
南東側から見たランス大聖堂。
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ランス大聖堂は西が正面ですが,東側から見ています。意外な造形ですね。
真ん中の3つの窓に,シャガールのステンドグラスが嵌まっています。 -
イチオシ
今度は北側からです。プレオ通り(Rue du Preau)から見ています。大聖堂の北のファサード (Facade nord) にも3つの門があります。
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北側の3つの門のうちの左側(=東側),「最後の審判の門 "PORTAIL DU JUGEMENT DERNIER" (vers 1225-1230)」
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北側の3つの門の内の中央,「聖人たちの門 "PORTAIL DES SAINTS" (vers 1220-1230)」
まるで立体マンダラ,あるいは飛天のような…。 -
大聖堂の北西部分のフライイング・バットレス(Flying Buttress, Arc-boutant, 飛び梁)
フライイング・バットレスは,大聖堂の外側の廊下にあたる側廊の外壁から、側廊の屋根をまたいで身廊(主廊)の壁を支えるのアーチ状の梁です。大きな窓を持ったゴシック建築の教会堂を力学的に支えるために,建物の外側に飛び出して作られた支柱構造ということになります。 これがなければ,身廊の壁と高い天井は崩壊してしまいます。しかし,ガウディのサグラダファミリアには,このフライイング・バットレスがありません。 -
ランス大聖堂の中に入ってみましょう。売店は開いていましたが,元旦のせいなのか,聖堂内に観光客の姿はありません。
聖堂内で地元のおばちゃんに「テレフォンで写真が撮れるの?!」って言われたw ウィ,写真はすべてスマホで撮影しています。ステンドグラスの写真は,あまりうまく撮れてなくてごめんなさい。ランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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西(正面)の大バラ窓「聖母被昇天 (l'Assomption)」
https://www.cathedrale-reims.com/decouvrir-la-cathedrale/les-vitraux/photos-grande-rose-occidentale
西(正面)の小バラ窓「聖母連祷 (Les litanies de la Vierge)」[現代作品]
https://www.cathedrale-reims.com/decouvrir-la-cathedrale/les-vitraux/photos-petite-rose-facade-occidentale
西の小バラ窓は,ランス生まれの巨匠 Jacques Simon (1890-1974) による1936年の作品です。ランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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西(正面)の南側の門の窓
ランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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西(正面)の北側の門の窓
ランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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北の翼廊(袖廊)の大バラ窓「天地創造 (La Creation)」
https://www.cathedrale-reims.com/decouvrir-la-cathedrale/les-vitraux/photos-rosace-nord
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a3/Reims_ND5_tango7174.jpgランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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イチオシ
アプス(後陣=東側)のジャンヌ・ダルク・チャペル(Jeanne d’Arc chapel)の「イミ・クネーベルのステンドグラス (VITRAUX D "Imi Knoebel)」[現代作品]
ドイツ人アーティスト Imi Knoebel (1940-)により,2015年に寄贈されたもの。ランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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アプスのサクレ・クール・チャペル(Sacre Coeur chapel)の「イミ・クネーベルのステンドグラス (VITRAUX D'Imi Knoebel)」[現代作品]
Saint Joseph chapel のステンドグラスとともに,2011年に設置。ランス大聖堂には,イミ・クネーベルのステンドグラスが計3セットあることになります。ランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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アプス中央のチャペル(axial chapel)の「シャガールのステンドグラス (VITRAUX DE "Marc Chagall (1887-1985)")」[現代作品]
https://www.cathedrale-reims.com/decouvrir-la-cathedrale/les-vitraux/photos-vitrail-de-chagallランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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イチオシ
1974年に完成したものです。惹き込まれますね。
ランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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イチオシ
アプスの聖テレーズ・チャペル(Saimt Therese chapel)の Nicolas COFFETIER (1821-1884) と Louis STEINHEIL (1814-1885)合作のステンドグラス (VITRAUX DE Coffetier & Steinheil)」
1859年の作品です。1973年まで中央のチャペルを彩っていましたが,シャガールのステンドグラスにその場所を譲りました。ランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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南の翼廊(袖廊)
ランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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南の翼廊の大バラ窓「キリストの復活 (La Resurrection du Christ)」[現代作品]
https://www.cathedrale-reims.com/decouvrir-la-cathedrale/les-vitraux/photos-rose-transept-sud
西の小バラ窓と同じく,ランス生まれの巨匠 Jacques Simon (1890-1974) による1937年の作品です。ランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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南の翼廊の窓「シャンパーニュ・ステンドグラス (Vitrail du champagne)」[現代作品]
https://www.cathedrale-reims.com/decouvrir-la-cathedrale/les-vitraux/photos-vitrail-du-champagne
Jacques Simon (1890-1974) による1954年の作品。ランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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樽に入ったブドウを足で踏んでいる様子がわかります。
ランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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南の翼廊のグリザイユ (GRISAILLES DU BRAS SUD DU TRANSEPT)[現代作品]
Jacques Simon の娘,Brigitte Simon-Marq (1926-2009)による1961年の作品です。南の翼廊には洗礼盤があり,このステンドグラスも水をテーマにしています。グリザイユとは,灰色の濃淡・明暗のみで描く画法やその作品をいいます。西洋水墨画みたいなもん?ランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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ほぼ無人のランス大聖堂を,ゆっくり見て回ることができました。弾丸旅行ですから,午後からは行列必至のオルセー美術館へ行くべく,パリに戻ります。
帰路はトラムを利用してランス中央駅へ。トラムの 1時間有効なチケットは,1.60 EUR でした。 -
ランス中央駅の売店は開いています。
こちらは日本にも進出しているブリオッシュ・ドーレ (Brioche Doree) というチェーン店。
http://www.briochedoree.comランス駅 駅
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行きの車内でも大きなバゲットのサンドイッチを食い,あまりお腹が空いていません。
ランチはゆうすけと二人で,
フルーツ 3.10 EUR
チョコレート・パン 1.60 EUR
ペプシ・マックス 3.30 EUR
計 8 EUR で済ませました。
ゆうすけが言うように,コーラ,高いよね。ランス駅 駅
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こちらは復路のSNCFの mobile用チケットです。
復路は,ランスから直通のTGVイヌイ。
11:45 REIMS発 Vois B (TGV INOUI no. 2724)
12:31 PARIS EST着
運賃は,往路が,TGV Prem's運賃(変更・払戻し不可)+Loisir運賃で,1等一人25.80 EUR。復路は,TGV Prem's運賃で,1等一人17 EUR。往復二人分で85.60 EUR(約11,300円)でした。
座席は往復とも「Dual face to face」(向い合わせの一人掛け席)を選択。こうしておくと,2席とも進行方向とは逆を向いている,ということは避けられます。
了パリ東駅 駅
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エミレーツで行く パリ & ランス旅行記(2泊5日)
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