オヤジ、今年は台北＋チョコッと台南も　(No ５)

2018/08/28 - 2018/09/05

９月２日(日)旅行６日目

今日は南庄老街までショートトリップです。
オヤジ、昭和の日本が残る老街が大好きです。で……先般、テレビで女優さんが旅してたので、オヤジも行ってみることにしました。果たしてどんな出会いが待っているでしょうかね。乞うご期待。

日程
1日目 8／28　09:10関西空港→10:37桃園空港→14:11台南市
2日目 8／29 台南市内観光(安平古堡など)
3日目 8／30 台南市内観光(玉井青果市場、など)
4日目 8／31 台南市→台北市(台北市内観光)
5日目 9／01 台北市内観光(温泉など)
★6日目 9／02 台北市内観光(南庄老街など)
　7日目 9／03 台北市観光(四平街商店街など)
　8日目 9／04 16:30桃園空港発→20:00中部空港着
　9日目 9／05 06:20 JR名古屋駅→新幹線→帰宅　　

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日は南庄老街までショートトリップです

まず台鉄・竹南駅を目指します。竹南駅は台鉄西部区間列車が山線と海線に分かれる分岐点の駅です。

午前７時前の台鉄ホーム。まだ人も疎らです。

で、オヤジは０７:０７発　“苗栗行き”の区間車(普通車１２８元)に乗りたいと思います。

急行に乗らなかったのは、余り早く老街に着いても、お店が開いてないからです。この列車だとと目的地に午前１０頃着きます。

早朝なので定刻入線(０７:０７)。

と言うのは、台鉄は台湾を一周しているので、午後になると何処かで事故や遅れが発生し、台湾全土の列車が遅延してくるからです。

車内の様子。
長距離列車なのに通勤列車仕様です。

約２時間後の０８:５８　台鉄・竹南駅着。

駅舎が新しいので、改札施設等も最新式ですね。

案内版に従って東出口へ移動。

東出口にも案内版がありました。

駅を出て振り返ると、駅舎はこんな感じ。

で、コンビニ(セブンイレブン)の方に歩いて行って……

道路両脇をキョロキョロ見ていると、バイクに埋もれた苗栗客運の“５８０５A番”バス停がありました。

このバスは路線バスですが、観光バスの“台湾好行”も兼ねてます。

発車間近になると、日曜日と言うこともあって地元の方が集まってきました。

０９:３０ 定刻発。車内はほぼ満席です。

で……３０分程走ると山の中へ。

出発してから約４５分後の１０:１５、南庄バス停に着きました。

南庄老街は、台北と台中の中間地点の山中なのに、結構賑わってます。

で、バス停前に「南庄遊客中心」(観光案内センター)がありました。

これが観光マップ。

見所は、桂花巷の老郵便局、乃木坂＆桂花(キンモクセイ)グルメでしょうか。

兄弟でしょうか？可愛いですね。

で……広場の方から軽快な音楽が聞こえてきます。

近づいてみると、伝統衣装でヒップホップを踊ってました。

中央で踊っているのは、春節祭の中華街でよく見かける中華獅子です。新旧文化の融合ですか？。

で……ここからが本番。先程のダンスは、いわゆる“掴み”だったようです。

演者は小学生ばかり。ショーが始まると一心乱れぬバチさばきで見事なリズムを刻みまます。

特にこのチームは、演奏中にカンフーンのポーズで決めたり、アクロバットなバチさばきをしたりして、ショーアップしているのが特徴です。オヤジ最後まで見とれました。

では、中心街から観光です。

ここが桂花路地(キンモクセイ路地)の入口にある“百年洗衫坑”。

元々は潅漑用水路だったそうですが、余りにも水が清らかなので、やがて洗濯場、調理場＆井戸端会議場となったそうです。

今日は昨日からの雨で、水が濁ってます。残念。

では、桂花路地を散策します。

この商店街は、１９３５年の大地震で全壊した際、当時の村長(日本人)が勝手な建築を許さず、長崎で建てられている３種類の設計図を見せて、住民にいずれかを選ばせたので、現在も日本風情が残っているとか。

路地が狭いです。ほぼ一方通行です。

その路地から見た路地。

そこを進んで行くとCafeがり、入口が可愛かったのでパチリ。

更に進んで行くと“スイーツ屋”さん。

商品は、九分(人偏に分)にも有名店があるタロイモが入った“みつ豆”のような物です。

で……元の桂花路地(キンモクセイ路地)に戻って来て、色々なお店を覗いて見ました。

が……オヤジには、お土産を買って帰る人もいないので……見るだけ。

でも、せっかくなので、その場で食べられる“かき氷屋さん”に入ってみました。

店内はこんな感じ。それなりに有名店みたいです。

で、「何か桂花が入ったメニユーを」と言うことで「桂花冰鎮」を注文。

出てきたのがコレ。

オヤジ、白玉と大豆あんこは大好物ですが、シロップの桂花が余り匂いません。普通の“白玉金時かき氷”でした。残念。

そして、コチラが有名な「百年郵便局」。

日本統治時代に建てられた日本式建築で、一度地震で倒壊したのを再建したそうです。それからでも８３年経ってますから凄いです。

室内の様子。木製窓枠がレトロです。

写真中央が当時の金庫。
分厚い鉄製の扉が歴史を感じさせます。

扉の奥はこんな感じ。

山村の郵便局金庫に、こんなに大金は入って無かったでしょうが、インパクトある光景です。

郵便局の前にあるのが、「乃木崎」。乃木崎の崎は、「坂」という意味だそうです。

日本統治時代に、当時の台湾総督・乃木希典が、苦労しながら坂道を上る人たちを見かね、私財で石段を作ったことから名づけられたとか。

下から見るとこんな感じ。

荷物を担ぐ住民が通りやすいように、階段を低く設計しているそうです。

で、桂花巷の反対側には「十三間老街」がありました。

なので歩いて行くと“康済吊橋”があり、川向こうの老街に通じてました。

で……２時間程散策し後、１２:５９のバスに乗り、元来た道を帰ります。

１３:５５ “南庄バス停”着。

で……帰りは時間短縮のため呂光号（急行）に乗りたかったのですが、指定席は満席。立ち席のチケットしかありません。

オヤジ、う～んと思案していると、女性駅員が「何か問題でも？」と不思議そうな顔をするので、しかたなく乗ることにしました。

オヤジとしては、自由席を設定してない列車の“立ち席専用チケット”を売る感覚が今一つ理解できません。

ホームの客は疎ら。おそらく台中辺りから既に満席になるんでしょうね。

で……１４:２２の呂光号（急行　２２０元）に乗車。

すると列車の連結部分どころか、通路全てが“立ち席”の客で超満員。更に若者は通路で“体育座り”をするので、駅に着くたび大混乱です。

オヤジ、昭和４０年代の日本の特急列車を思い出しました。当時は運行本数が少ないので、夜行特急でもこんな感じでした。

で……大都市の新竹駅を過ぎると少し空いてきましたが、それでもこの状態です。

で……オヤジ気付きました。台湾では未だ運行本数が少ないので、長距離列車に乗る場合は“立つのが常識”なんだと。なので駅員さんが「何か問題でも？」的な顔をしたんですね。

１５:４８台北駅着。急行でも竹南駅から約１時間２６分かかりました。各駅停車でも１時間５１分ですから僅か２５分早いだけです。で…料金は急行が＋９２元。少し納得のいかないオヤジでした。

時刻が早いので、次はMRT「永安市場」駅に移動。

永安市場駅 駅

一つしか無い駅の出口を出て、右方向に歩いて行き、中央図書館前の「冰果天堂 」に到着。

冰果天堂 スイーツ

この店は、冰を日本統治時代に使われていたエアプレッサー製氷機で作ってることで有名です。なので、機械には「長谷川鉄工所」と刻まれてます。

調理場の様子。

店内から中央図書館が見えます。

で、オヤジが壁の写真メニューを指差し「芒果牛乳垢乳」(１６０元)を注文すると、応対したオバチャンが何故かご機嫌斜めで、隣のお兄ちゃんに「オラ、面倒な外国人だよ。あんたが注文取ってやりなよ」みたいな事を言って、立ち去ってしまいました。

オヤジ、“ムヵ”です。

で、呆然としているオヤジに、兄ちゃんがメニューを持ってきたので、オヤジが「芒果牛乳冰」を指さし９０元を払ったところ、写真の「芒果牛乳」が出てきました。オヤジ、料金が違うと思ったのですが、ミニサイズだと理解しました。

原因は、オヤジが「芒果牛乳冰」と「芒果牛乳」を見間違ったからです。“冰”と言う１文字が抜けたので、“芒果かき氷”が“芒果ジュース”になってしまったのです。あ～残念。でもオバチャンの対応が不愉快だったので、再注文はしませんでした。

で、目の前の「中央図書館」を覗いて見ました。

立派な建物ですね。

で、同じ敷地内に公園があったので散策。将棋をしている人もいます。

で、その先にあるのが、ミルクかき氷で有名な「Mr.雪腐」。

オヤジ、“雪腐”を何と読むのか分からないので店員に聞くと、「Mr シェフ」(Mr Chef)と読むそうです。“な～るほど”です。

店内は狭いので、この混雑。

メニューはこんな感じ。
冰は台湾かき氷のトレンド“ミルクを使った氷で作る雪花冰”です。

で、オヤジが注文したのは夏季限定の「芒果牛乳佐鮮芒果」(１４０元)

お味は……氷が“雪花冰”なので、口にいれると一瞬で溶けます。芒果も酸っぱめの果肉と甘めの果肉を混ぜているのでたべ飽きません。これぞ“芒果かき氷”です。

ア、スタッフがチャラそうな兄ちゃんばかりでしたが、実際は超親日家で片言の日本語で精一杯のおもてなしをしてくれました。

で、続いて近くの黒糖風味のかき氷が人気の「良古早味黒砂糖削氷」へ。

道路を歩いていると、このブルーの看板がすぐ目に入ります。

でオヤジが注文したのはコレ。

この店の看板商品は「砂糖削冰」ですが、オヤジはやっぱり「芒果牛乳冰」（１００元）です。
お味は……値段からしても流行に媚びない一品、味も素朴であっさりしてました。

でホテルに帰る前に夕食タイム。

今日も朝からかき氷３杯食べたのみなので、夜は暖かいものをと先日も行った「八方雲集」へ。

今夜は“麻醤乾麺”と、４種類の水餃子(①蒲瓜②韮菜③韓式辣④伽哩)を注文しました。何色が何餃子か直ぐに分かりますね。合計８３元。やっぱり早い、安い、旨いです。

で……旅行も終盤。オヤジ疲れがたまってきたので、今日も早めにオヤスミなさいです。続く。