スイス航空ビジネスでナポリ→チュリッヒ→上海→成田経路で帰国

2018/09/18 - 2018/09/19

今回のヨーロッパ旅行ではマイレージを使ってビジネス席を確保しました。ヨーロッパと日本の直行便がマイレージ利用ではなかったため、帰路はナポリ→チューリッヒ→上海→成田、となりました。ナポリから上海まではスイス航空で、上海→成田は同じスターアライアンスの全日空です。乗り換えで時間がかかりますが、全便ともビジネス席ですので疲労感は大きくないと楽観的に考えて出発しました。ただ、この経路では、ナポリでの預け入れ荷物の成田までのスルー処理が出来ません。上海浦東国際空港(PVG)で荷物を受け取り、中国への入国処理を行った後、全日空へのチェックインを済ませ、中国から出国する手順が必要です。

中国への入出国と関連して発生するセキュリティーチェックで時間がかかるので、嬉しくありませんが、ヨーロッパから日本への直行便チケットが入手できなかったので、止むを得ません。上海空港(PVG)は国際的なハブ空港ですが、中国政府方針で入出国処理を省いたトランジット方式を採用していません。大変不便な国際ハブ空港だと思います。

エリア ナポリ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー タクシー 徒歩
• 航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

9月18日
南イタリア旅行を終えて帰国です。ナポリ国際空港のスイス航空カウンターでチェックインします。午前7時過ぎです。

ナポリ カポディチーノ国際空港 (NAP) 空港

ビジネスチケットなので、セキュリティーチェックではファーストラックを利用できました。ナポリ空港のファーストトラックは大変目立っています。ゲート前方がセキュリティーチェック・ポイントです。

ナポリ カポディチーノ国際空港 (NAP) 空港

セキュリティーを通過すると、各種ショップが並んでいました。ナポリは観光客が多いので、ショップ利用者も多いのでしょうか？

搭乗までの時間をビジネスラウンジで過ごします。スターアライアンス系のラウンジ入り口です。

ナポリ カポディチーノ国際空港 (NAP) 空港

ラウンジは広くはありませんが、椅子やテーブルがゆったりと配置されていました。

種類は多くありませんが、飲み物と食べ物がありました。コーヒーサービスは充実しており、担当者が好みのコーヒーを入れてくれます。コーヒーに拘ったイタリア流サービスです。

搭乗ゲートはA3で、ここからスイス航空のチューリッヒ便に搭乗します。

航空機への搭乗は歩いてタラップを上ります。

ナポリ カポディチーノ国際空港 (NAP) 空港

ビジネス席ですが、エコノミー席とほぼ同様です。隣席が空席に設定されている点が、多少の配慮です。

機材はエアバスA321でした。

ナポリ空港を飛び立って、スイスのチューリッヒに向かいます。水平飛行に入ると、朝食サービスがありました。

オレンジジュース、紅茶にハムの朝食で、なかなか立派な朝食です。

2時間程でチューリッヒ国際空港に到着しました。この空港では次の上海便の出発まで約2時間ほどあります。

チューリッヒ国際空港はスイス航空の本拠地だけあって、沢山のスイス航空機が並んでいました。到着ゲートはAでした。

チューリッヒ国際空港 (ZRH) 空港

航空機を降りて、次の上海便のゲートをスクリーン表示で探します。出発までの時間がまだあるためか、ゲート表示は出ていません。少し待つ必要があります。また上海便の出発とほぼ同時間に東京便もありますが、我々はチケットの関係で回り道の上海便です。

ゲート表示が出ましたので、AからEゲートに移動します。

Eゲートへは、シャトルで移動します。1-2分でEゲート到着です。

シャトルを降りて、エスカレータで搭乗階に向かいます。

搭乗までの時間をスイス航空のビジネスラウンジで過ごします。ラウンジ入り口です。

アスパイアラウンジ (チューリッヒ空港) 空港ラウンジ

スイス航空ビジネスラウンジは飲み物と食べ物の種類が豊富です。

お菓子、ケーキ、チョコレートもありました。

ラウンジもシートも柔らかで快適でした。

搭乗ゲートに移動すると、スイス航空機がスタンバイしていました。機内に入ります。

チューリッヒ国際空港 (ZRH) 空港

ビジネス席は、窓側で縦方向、1列と2列が交互に配置されています。我々はカップルですので、2列席の利用です。前席のサラリーマン風の外国人の方は1人席利用です。1人席は両側のスペースが2人席に比べて広めでした。ゆったりと過ごせそうです。

モニタースクリーンは小さめです。

機材はエアバスA340-300です。

ウエルカムドリンクで、シャンペーンを頼みました。適度に冷やされた美味しいシャンペンでした。

食事メニューです。

上海便ですので、英語メニューの横に中国語メニューがありました。漢字ですので、何となく意味が理解できます。

離陸しました。

食事前のドリンクでは、スイス製白ワインを頼みました。まあ普通の味です。隣の家内は、妙なアルコールドリンクを頼んでいました。甘いドリンクだそうです。

航空機は上海に向けて進んで行きます。

昼食の前菜で、サラダとハムです。

メーンはステーキを頼みました。柔らかなステーキでした。

食後のデザート、アイスクリームです。

航空機はトルコ上空を東に進んでいます。

上海便ですので、漢字でも航空機情報が表示されます。目的地まで7403マイル、飛行時間はあと8時間49分もあります。

エンターテインメントの内容をチェックしました。

ムービーは映画タイトルのアルファベット順、およびジャンルで区分されています。

日本映画もしくは日本語吹き替えの映画数は多くはありませんが、数件見つかりました。

日本映画で日本語で見ることができる例です。

海外映画で日本語吹き替えもありました。数は多くありません。

航空機は中国の奥地に到達しました。あと、3時間程で上海に到着します。

スイス航空機のスクリーンでは、頻繁にスイス時計のコマーシャル画面が登場しました。オフィシャル・タイムキーパーとしてスイス航空から認定を受けている時計メーカのようですが、結構目障りなコマーシャルです。

上海空港到着前に出てきた朝食です。果物と野菜付きのおかゆです。中国風の朝食メニューです。

上海まであと1時間です。

航空機は上海浦東国際空港に到着しました。

ここで中国への入国審査、バゲージクレームでの荷物受け取り、次便の全日空の成田便へのチェックイン、セキュリティチェック、出国審査の手順を踏み必要がありました。乗り換え時間3時間を確保していますので、十分対応できますが、何とも面倒な手続きが必要です。他の国際空港では、トランジットの場合は入出国手続きを省けますので、スムースな乗り継ぎが出来ますが、上海浦東国際空港はそうではありません。
何とも不便は国際ハブ空港だと思います。

バゲージクレームで荷物を受け取って、2階にある全日空のチェックインカウンターで搭乗手続きをしました。

上海浦東国際空港 (PVG) 空港

大変面倒で手間のかかるセキュリティーチェックを済ませ（http://4travel.jp/overseas/area/asia/china-shanghai_shi/shanghai/transport/10264610/tips/13292813/）、全日空便の搭乗フロアーに進みます。

広大な空港スペースに中国風のラーメンショップがありました。なかなか美味しそうなラーメンが提供されていました。

全日空と同じスターアライアンスのチャイナ・エアーラインのビジネスラウンジで搭乗までの時間を過ごします。

上海浦東国際空港 中国国際航空ラウンジ (No.71ラウンジ) 空港ラウンジ

ラウンジは2階建てで広々しています。中華麺やシュウマイなどの食べ物もありました。缶ビールですが、アサヒビールのマークが付けられたビールも提供されています。

時間になりましたので、搭乗ゲートとに向かいます。広大なスペースの中を進みます。

途中に飲み物の自動販売機がありました。

搭乗ゲートに到着しました。定時のボーディングのようです。

ゲートには全日空の機材が到着していました。

これが我々のビジネス席です。最新ではなく、少し前の機種のビジネス席ですが、2時間程の短時間フライトですので問題ありません。スリッパと食事メニューが前席背のポケットにありました。

飛び立ってからの飲み物サービスです。緑茶とアラレを頂きました。

上海国際空港を飛び立って、東京成田国際空港に向かいます。

飛行時間は2時間程で、国内便の沖縄～東京とほぼ同様です。乗員も日本人で、アナウンスも日本語ですので、国内便で移動している感覚です。

国内便と違うのは、立派な食事だ出てくる点です。おみそ汁付きの和食です。

成田国際空港に到着しました。沖停めで、バスでターミナルに向かいました。

成田国際空港 空港

到着ターミナルの表示です。帰国した実感が湧いてきます。

ターミナル内を移動して、入国審査、バゲージクレームに向かいます。

成田国際空港 空港

バゲージクレームの表示が、最近、分かり易く改良されたように思います。預け入れた荷物が素早く出てきました。日本の空港の荷物の処理は、海外に比べて迅速だと思います。日本品質のサービスにホット感を抱きました。

到着ゲートを出て、電車乗り場に向かいます。

これから京成スカイライナーで都心まで移動します。幸いチケット売り場は混んではいません。まだ夕方の3時半過ぎですので、余裕をもって家路を辿ることができます。

今回の旅行では、ナポリ、ポンペイ、カプリ島、アルベルベッロ、バーリなどの南イタリアを観光し、強い太陽と明るい南イタリアの風景、人々、食事、ローマ時代からの建築群などを体験してきました。旧市街のドライブ旅行では、狭くて交通量の多い場所では大変な苦労も経験しました。苦労も楽しかったことも含めて、とても新鮮で新たな経験でした。

成田国際空港 空港