メルチャリで巡る福博の街＆大改造が進む福岡空港探訪【博多の休日その１】

2018/09/15 - 2018/09/15

　博多に所用ができた週末。せっかくなので、最近気になりながらも行けていなかった、博多周辺のスポットを巡ってみました。
　まずは新たな交通モード「メルチャリ」で天神から博多へ移動し、次第に姿を変えていく福岡空港の今を記録します。

エリア 福岡

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄

　お出かけの始まりは、最寄りの西鉄久留米駅から。ちょうど向かい側のホームに、安室ちゃん電車が入ってきました。
　いよいよ明日が引退の日とあって、注目度は抜群。急いでカメラを取り出して撮ったものだから、写真の出来は散々です…。

西鉄久留米駅 駅

　特急電車に揺られて32分、西鉄福岡（天神）駅に到着。駅のコンコースのリニューアルが、完成に近づいていました。レンガ調のシックな柱と、デジタルサイネージが印象的です。
　9月28日には「天神TOIRO」として竣工予定。それにしても1999年の新駅完成が強く記憶に残っているだけに、全面リニューアルの時期を迎えていることがちょっとショックではあります。オレも歳取ってるわけだ。

ソラリアステージ ショッピングモール

　駅から地下街、天神コア、ジュンク堂へと地下を抜けて、ベスト電器との間の路地に出てきました。赤いポートに停められているのが、「メルチャリ」です。
　メルカリ運営のシェアサイクルとして、今年２月にスタート。この9月5日に、ようやくAndroidスマホに対応してくれたので、今回初めて利用してみました。

　メルカリ会員なら、専用アプリさえダウンロードすればすぐに使えるので、旅行者にも便利。スマホ利用前提のシステムで地上側の設備がシンプルな分、ポートの数も多いです。
　ただ台数は不足気味かな…。この時間、天神周辺には２台しかありませんでした。駅近くのポートが少ないのも難点。西鉄バスとがっつり競合するシステムだけに、置きたくないのは分かるけど。

　スマホカメラで自転車のＱＲコードを読み込み、スムーズに解錠できました。さっそく博多に向けてGoGo！
　自転車から見る中洲の景色は、バスで見る車窓とはちょっと違って新鮮です。

　ただ、あまりスムーズに進めない…最近増えている「歩車分離信号」のせいで、大きな交差点ごとに待ち時間が生じてしまいます。
　自転車も車両とはいえ、「自転車・歩行者用信号」と書いてある以上、従わざるを得ないわけで。

博多座 名所・史跡

　一計を案じ、裏通りへと折れてみました。歩車分離信号が少ない分、大通りよりスムーズで、バスからは見られない景色が見られて楽しいです。

博多町家ふるさと館 美術館・博物館

　こんな味のある旅館も残ってるんだ。

和風旅館 鹿島本館 宿・ホテル

　2年前の11月、日本中を震撼させた博多駅前通りの現場も、今は何事もなかったかのようです。西鉄天神大牟田線沿線住民にとっても待望の七隈線延伸が、だいぶ遅れることになってしまいましたが。

　目的地から一番近い、ホテルアクティブ！博多のポートにゴール。

ホテルアクティブ！博多 宿・ホテル

　自転車を停めてロックを掛ければ、即時返却完了です。鍵をかけなければ、容赦なく４円／分がかかっていくので、停めたら即ロックを忘れずに。

　アプリに軌跡と消費カロリーが残るのが面白い。12円という激安料金にもビックリしたのですが、初回15分無料の特典が適用されたようです。
　うまくバス、地下鉄と使い分ければ、いろんな福岡を発見できそうなツールでした。福岡旅行の前には、ぜひメルカリ入会と、メルチャリアプリのダウンロードを忘れずに！
https://merchari.bike/

　博多駅前での所用を終え、地下鉄に乗って福岡空港に来てみました。着々と進む国内線ターミナルの改築工事は時折ニュースになってて、実際の様子が気になっていたのです。
　博多駅から地下鉄でわずか5分という、破格の便利さゆえにできる芸当でもあります。

福岡空港駅 駅

　複数に分かれていたビルは、「国内線ターミナル」として統合。北保安検査場の周りは、すでに新しい空港の表情です。

福岡空港 空港

　一方の南保安検査場も面目を一新しているものの、まわりが工事中のため気付かれにくい存在になってます。混雑時には、ぜひ南へ！

　商業フロアも、次第に姿を現してきました。なかなかシャレてますね。一休みできるベンチが増えたのも、嬉しい改善です。

　空港のお楽しみ、送迎デッキまでの動線は、仮設状態で少し苦しいことになっています。舞台裏のような通路を歩き…

　木製調シートの腰壁で、どうにか非常階段チックな殺風景さをカバーしている階段を登れば…

　現在の送迎デッキは、これがすべてです。夏には空港ビアガーデン「ビアエア」で盛り上がった広々したデッキも、過去帳入り。

福岡空港 国内線展望デッキ 名所・史跡

　毎年のように行っていたので少し寂しくもあるけど、新空港のデッキはぐっと広くなるようなので、新たなる展開に期待しましょう！

　昨年（2017年）11月にオープンしたラーメン滑走路は、話題のスポット。全国のラーメン店が揃い、福岡在住の人にも来てほしいという、新空港のコンセプトを体言したエリアでもあります。

　デザインも攻めてて面白い。
　来年（2019年）4月に民営化される予定の福岡空港。今のうちからいろいろ攻めていると、新会社が工夫する余地がなくならないか、心配になります。余計なお世話か。

　ラーメンの気分ではなかったので、カフェ・バンテルンへ。改装中のエリアに面していて、ほとんどどん詰まりみたいな位置になっているので、空いています。

カフェ・バンテルン グルメ・レストラン

　850円なりのハンバーガーをランチに。

　今まですごく分かりにくく、奥まった場所にあったカード会社ラウンジ「TIME」は、１階スカイマークカウンターの横に安住の地を得ました。広さも、倍くらいになったのでは？
　飲み物はフリーのソフトドリンクか、缶ビールから選べます。僕のカードだと当日の航空券がなくても入れるのはありがたく、新聞読みながらちょっと休憩。

ラウンジTIME ノース 空港ラウンジ

　空港ビルの外観も、少しずつ新空港をイメージできるようになってきました。グランドオープンの頃には、ツルも伸びててくれるかな？

　国際線ターミナル行きの無料循環バスはすでに満員で、はじめて次の便に回されました。ご多聞に漏れず、インバウンドも絶好調です。
　民営化後の運営事業者は西鉄を中心としたグループで、バスは得意中の得意。循環バスもルート変更による所要時間短縮が計画されていて、積み残しもなくなることを期待します。

福岡空港 国内線 国際線連絡バス 乗り物

　長期的には、シャトルトレインで滑走路地下を直結してほしい気もしますが…
　満員のバスに揺られてたどり着いた国際線ターミナルも、相変わらずの大賑わい。

　それにしては３階のレストランゾーンは寂しく、空きテナントもなかなか埋まりません。
　国際線の方が博多の街中には近く、せっかくの施設がもったいない感じ。民営化後に大化けするのは実は国際線ターミナルなんじゃないかと、密かに期待してます。

　国際線ターミナルから博多バスターミナルまでノンストップのバスで、博多駅へバック。太宰府からのバス「旅人」が直前を先行したので、僕１人の貸切りでした。
　つづく⇒https://4travel.jp/travelogue/11402283

路線バス (西鉄バス) 乗り物