20年ぶりのカナディアンロッキー　【2】レイク・ルイーズトレッキング

2018/07/16 - 2018/07/16

今年の夏は家内とカナディアンロッキーに出かけました。

94年～98年の間トロントに駐在していたので、当時は家族でキャンピングカーで2度、スキーで2度訪れました。カナダ駐在中にカナダのほとんど全ての州をキャンピングカーで回ったのですが、当時はまだデジタルカメラが普及しておらず、フィルムの写真しか残っていません。残念ながらネガフィルムでとっていたので、それをデジタル化して旅行記にするには、少し手間がかかり過ぎるので、もう一度、デジイチを持ってカナダの自然を撮影したいと思ったのが今回の旅の発端です。

今回の旅の旅程は以下の通りです。今回は、二人旅でしたので、キャンピングカーではなく、レンタカーを借りての旅となりました。

7/14（土）名古屋→成田→バンクーバー→カルガリー泊
7/15 (日）カルガリー　→ バンフ泊
7/16 (月）バンフ　→ レイクルイーズ　→ バンフ泊
7/17 (火）バンフ　→ モレインレイク　→ ヨーホー国立公園　→ バンフ泊
7/18 (水）バンフ　→アイスフィールドパークウェイ　→ バンフ泊
7/19 (木）バンフ　→ジャスパー泊
7/20 (金）ジャスパー　→ キャンモア　→ カルガリー泊
7/21（土）カルガリー　→ バンクーバー　→
7/22 (日）成田　→ 名古屋

２日目は、レイクルイーズ でのトレッキングです。20年前は、子供が小さかったので、あまりトレッキングはできませんでしたが、今回のカナディアンロッキーでは散々歩きました。
実は、この日は暑い中歩きすぎて、最後に熱中症になってしまいました。

エリア カナディアンロッキー(カナダ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: エアカナダ

前日、案内所でレイクルイーズ の駐車場は、朝7時半前でないと聞き、6時半にホテルを出発。無事、レイクルイーズ の駐車場に車を停める事が出来ました。
早朝のレイクルイーズ は、風もなく、素晴らしい色をたたえ、ビクトリア氷河を写していました。

ルイーズ湖 滝・河川・湖

ちょっとだけアップで。こちらの方がお気に入り。

朝日です。

朝日を浴びたフェアモントシャトーレイクルイーズ 。20年前は、Canadian Pacificが所有していました。一度はここで泊まりたいと思いつつ、やはりその値段に恐れをなして・・・

Fairmont Chateau Lake Louise ホテル

今日は、カナディアンロッキー・ハイキングのハイライト、プレイン・オブ・ザ・シックス・グレーシャーズというトレイルを辿ります。往復、１２.4キロ。登り３時間15分。下り２時間35分が標準タイムです。帰りは、欲張って回り道をして、レイク・アグネス・トレイルを辿りました。この選択が、あとで大変な事になりました。

ルイーズ 湖の北岸を散策して、湖の端まで歩きます。２キロの道のり。左手はファアビュー山。

ちょっとづつビクトリア氷河が近づきます。

トレールはこんな感じ。最終目的地は、先に見えているビクトリア氷河です。

絶壁

湖の先端にたどり着きました。

水草も生えています。

望遠で、シャトーレイクルイーズ を捉えます。

朝の光によるコントラスト

先は長いです。

ビクトリア氷河が少し近づいて来ました。

この時期、高山植物をたくさん見る事が出来ます。

ここにも。

名前はわかりませんが、山の上に氷河が見られます。

延々と登ります。かなりの距離です。

右側にはちょっと汚れた氷河が。

ウィーピングウオール

ビクトリア氷河がかなり近づきました。

振り返るとレイクルイーズ の水の色が変わっています。

ビクトリア氷河の手前の山。レフロイ山か？

こんな植物も見られます。これは、日本でも見た事があるような・・・

高山植物の宝庫です。

色も様々。本当は、図鑑を買って持ってくれはよかったのですが。

標高2099mのティーハウスにて休憩。

コーヒーがとても美味しくいただけました。

再び歩き出します。

砂利。以前は氷河があったのでしょう。

あと少し。

また振り返ると、シャトーレイクルイーズ も見えて来ました。

最終到着点の展望台l、標高２２００mから右のビクトリア山、左のレフロイ山に挟まれたアボットパスをながれるビクトリア氷河が目前に現れます。
ここまで６.２キロ。休憩も入れて、４時間半の長い道のりでした。

望遠で氷河の先を見るとなんと山小屋があるのがわかります。

帰路につきます。ところどころで氷河の水が滝となって落ちています。

あの先まで戻るわけです。

再びティーハウスに立ち寄ります。前庭ですが、かなり人が増えています。

背後の山が綺麗に見えて来ました。

ここで、欲張って、レイクルイーズ から少し東側になるもう一つの人気トレールであるレイク・アグネストレイルに入りました。そのままレイクルイーズ に下るのだと軽く考えていたのが大間違い。結構登りがあって、大変でした。

美しい山、フェアビュー山？を右手に見ながらの散策です。また標高が上がりました。

山頂のアップです。

上から眺めたレイクルイーズ とホテル。

ビッグ・ビーハイブ。大きな松笠という意味です。

アグレス湖から流れ落ちる水。
ここまでで、水が切れてしまい。滝壺まで降りて、水を汲みました。ただ、アグネス湖に上がって見ると、結構人が水に入っていたので、飲むことは断念。
ここにあった山小屋で高価なボトルウオーターを購入してやっと水分補給ができました。

アグネス湖

レイク アグネス 滝・河川・湖

縦位置で。

レイクルイーズ方面。

もう一つの湖、ミラー湖。
波がなければきっと鏡のようになるのでしょう。

光と陰が美しい。

山も綺麗です。

ビッグ・ビーハイブ。逆光が残念。

やっとシャトーレイクルイーズ に戻って来ました。時間は１６時20分。6時４０分頃から歩き始めたので、計１０時間弱のハードなトレッキングでした。距離にして、１４キロぐらいです。

Fairmont Chateau Lake Louise ホテル

朝とはレイクルイーズ の水の色が違います。

ここでホテルの中で休憩しようとしたのですが、思うような場所がありませんでした。この時点で、実はもうフラフラ状態でした。ここでしっかり休むべきだったとあとで知りました。

最後に見たレイクルイーズ 。ボートがたくさん出でいます。

この後、朦朧とした状態で、車を運転してホテルまで戻ったのですが、駐車場で、完全にダウン。胃の中のものを全部出してしまいました。完全な熱中症です。車の中で１時間ほど休み、ホテルの従業員と妻の肩を借りて、ホテルのベッドに倒れ込みました。

ルイーズ湖 滝・河川・湖

この旅行記へのコメント （2）

• ぶどう畑さん 2018/09/15 19:36:07

  まさかの熱中症…

  hirootaniさん
  
  ぶどう畑です。
  バンフは、9月に紅葉を観たいと、一時、盛り上がって本気で計画。
  実行には移せなかったのですが、ホテルも検討しました。
  ハイシーズンとは思えないのに、Booking.comでは思った所が空いておらず、いいと思うホテルは高くて、帯に短し襷に長しでした…。
  
  バンフ・ゴンドラ、いいですね！
  カスケード・ガーデン、思っていたより良さそうです。
  レイクルイーズ近くのロッジも検討したので、いいな、いいな。
  トレッキングはとても無理なのでしませんが。
  
  最後に体調が悪くなって大変でしたね。
  でも、日程を見るに、元気に（？）観光された様子。
  この後、どういった景色を見せていただけるのか、楽しみにしています。
  

  hirootaniさん からの返信 2018/09/15 22:31:20

  Re: まさかの熱中症…

  ぶどう畑さん、こんにちは。
  
  コメントありがとうございます。９月の紅葉も良さそうですね。残念ながらカナディアンロッキーでは、紅葉を見たことがありません。来年是非ご訪問ください。かなり早い時期にホテルを探せば、少しは安いホテルがあるかもしれませんね。キャンモア あたりは穴場です。
  
  熱中症は、本当に情けなかったです。ただ、よくホテルまでたどり着けたと思っています。家内は、今回、国際免許証を持って行かなかったので、もしレイクルイーズ で倒れていたら、その後のスケジュールはめちゃめちゃになっていたと思います。
  
  その日は、薬とゲータレードを飲んで、朝までしっかり寝たら、なんとか回復して、その後はしっかり観光できました。順次レポートさせていただきます。
  
  hirootani