2018/09/22 - 2018/09/23
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NAMMYさん
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ひさしぶりの『炭屋旅館』を堪能。
もちろん『柊家旅館』も良かったし、『俵屋旅館』にも泊まってみたいのだけれど、意外とこの『炭屋旅館』が私の好みにぴったりあっているようです。
お世話してくれるのは、前回も今回もずいぶん年配の「おばあちゃん」。ステラおばさんPARTⅡ…。とっても良かったです。ひとり旅なので、よけいにネ。
2日目は、約束の待ち合わせまでに知恩院~八坂神社をぐるりと歩きます。去年、雨と大荷物で断念したぶんまで歩くことにしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
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-
朝ごはんは一膳で。
今日は「焼き鮭」でした。
夕食と比べると物足りなく見えますが、これがまた、ちゃんとお腹いっぱいになるしっかりとした食事なのです。 -
見た目よりも柔らかくふっくら焼けた鮭です。
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炊き合わせも優しい味つけで、好みです。
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一休特典でレイトチェックアウトが可能なのですが、今日は昼過ぎに家族と待ち合わせているので、腹ごなしもかねて、早めに出発します。
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出発前に出されるお発ちのお菓子。
これは前と同じです。
「真盛豆」、秀吉ゆかりのお菓子だそうで。 -
昔懐かしい味わいですが、私はこれがお気に入り。
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今回も特典商品券で、「真盛豆」を買って帰ります。
お茶請けにいいんですよねえ。
祖母が生きていればなあ。
きっと好きなお菓子なんだけれどなあ、としみじみ。 -
歩いて向かったのは、知恩院。
昨年は雨で、荷物も多かったので余裕がありませんでしたが。 -
長い参道。
ここの知恩院宿坊もよかったですね。 -
昨日とはうってかわって、あいにくの曇天です。
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国宝の三門。
立派な構えで、たくさんの人が写真を撮っています。 -
男坂と、
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女坂。
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そして、昨年と違って、少しずつその姿をあらわしはじめた御影堂。
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御朱印をいただいてから、ぶらりとひとまわりしてみます。
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全容が見えるまで、あともうしばらくの辛抱ですね。
お彼岸なので、お経をあげる声が遠く近く響いてきます。
そのせいか、外国人観光客以上に、日本人が多かったように思います。 -
あちこちでお彼岸の行事があるようでした。
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うっすらと漂うお線香のかおり。
ああ、落ち着く~。 -
苔むした切り株などを撮りつつ…。
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昨年は行かなかった大鐘楼へ。
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おっきい!
撞きたい!(笑)
ここまで来る人は、それほど多くないようです。 -
上まではあがりませんでした。
橋、ここを渡るまえにお線香に火をつけます。
うっすらあたりが煙っていて、いっそう風情があります。 -
さあ、八坂神社を抜けて、待ち合わせ場所に向かおう!
女坂の上から1枚。
ん~写真で見るとイマイチですが、肉眼で見ると、けっこうきれいに見えるもんなんですよ~。 -
三門を横目に…
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南門から円山公園へ。
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ひっそりとラジオ塔が立っています。
蒸し暑くなってきました。
そういえば長楽館にもしばらく行っていないなあ…。 -
昨年も撮った狛犬の横をぬけて、河原町のほうへ歩いていきます。
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相変わらず八坂神社は賑わっています。
御朱印も行列でした。 -
しばらくご無沙汰なので、せめて長楽館の提灯だけでも…と(笑)
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いまはこんなバスも走っているんですねえ。
ランチとディナー、どちらもあるようです。
天気のいい日は、オープントップバスになるんですって。
晴れて涼しい日は、気持ちいいでしょうねえ。 -
めざすはココ、『鳥彌三』です。
坂本龍馬が好きな父親に、ちょっとしたプレゼントということで。 -
『鳥彌三』の隣には、『イカリヤ食堂』という可愛らしいお店がありました。
ここ、あとから調べてみるとずいぶん人気があるみたい。
行ってみたい~♪
こちらは川床もずいぶん多くのお客さんで賑わっていました。 -
見るからに老舗といった風情です。
昨日訪れた『ラバラカ』からも近い場所にあります。 -
これはしかし、夜に行くといっそう雰囲気が出るだろうなあ…。
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靴を脱ぎ、こんな階段をのぼっていきます。
濱田マリみたいな、ちょっとクセの強い感じの仲居さんが案内してくれました。 -
歴史のありそうな(分かんないけど)長持ちと、
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高価そうな(分かんないけど)玳瑁。
は、はやくも雰囲気に呑まれているか…!? -
やや入り組んだ廊下のように見えますが、何度か行き来してみると、それほど難しい造りでもなさそうです。
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軋む廊下。
270~280年の歴史があるそうです。
京都では、それでもまだまだ若いほうではないでしょうか。
炭屋旅館よりは年老いていて、柊家旅館よりは若い…くらい? -
食後に若い仲居さんが案内してくれました。
龍馬がよく利用したお部屋なんですって。
昔はもちろん畳に座敷だったけれど、それ以外はほとんど当時のままなんだそう。 -
すごいですよねえ。
ここの水炊き、1人13,000円するんだけれど、たぶん5,000円くらいは建物維持費なんじゃない?
13,000円すべて食事代だったら、むしろ納得いかないわ(笑) -
龍馬のお部屋は、木屋町通に面しています。
追手が来たら、すぐにわかりますね。
簾が何ともいい雰囲気です。 -
追手が来たら、ここから逃げるんだって。
これが『鳥彌三』でいちばん大きな広間。 -
襖が開いていますが、そこが隠し階段です。
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覗くとこんなふうになっていて、ここから外へ抜けられるようになっているんだそうで。
龍馬はここから逃げていたんですって。
父親が喜んで写真を撮っていたので、何より。 -
水炊きをいただくお部屋に通じる廊下から、1枚。
下に降りると、左に厨房、右に川床、下にお手洗いという構図になります。 -
下に降りる階段がこれ。
お相撲さんなんかはたぶんつっかえて降りられないんじゃ…っていうくらいの、狭く細い階段です。 -
お手洗いの外観は風情があっていいですが、中は予想の斜め上をいく陳腐さで、ちょっと驚きました。
便座に座るとクラシック音楽が流れるの。で、プラスチック製の竹がありました。
ちょっとセンスが分かりませんが…。 -
下から先ほどの階段を見上げると、よりいっそう細さが際立つような…。
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(おそらく)厨房に通じるところには、こんな時代物の傘が並んでいたり。
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さ、ようやく本題の水炊き。
(むしろ本題は建物だったような気もする)
テーブルが3卓ほど並んだお部屋です。
先客1組いらっしゃいましたが、途中でお食事を終えて退席されました。
まだぎりぎり川床が出ています。 -
創業天明八年。
天明っていうと、1781年~1789年。
天明八年は1788年で、このあたりは大飢饉や天明の大火など、京都だけでなく日本全体が災難続きだったようです。
すごいよ、天明八年って、田沼意次が死んだ年だ! -
グラスもなんだか美しい。
仲居さんが、単品(鳥皮せんべいや松茸、唐揚げなど)をわりと強めに推してきますが、いりません。
還暦過ぎた夫婦と娘なら、水炊きのコースだけでじゅうぶんお腹いっぱいになりますし、あんまり強く推されると断固として拒否したくなるあまのじゃく。
ドリンクだけお願いしました。 -
冷たい梅酒。
まだまだ残暑厳しい日だったので、冷たい梅酒が美味しい~♪ -
このなかに3人分の水炊きのスープが入っています。
-
真っ白!
エアコンの風向きで、私のほうにスープの匂いが漂ってきます。
鶏スープのいい匂い♪ -
先付け。
母の好きそうな、こまごまとしたお料理。
鯖寿司が美味しかったな~。
ゆばの雲丹のせも美味しかったです。 -
選べる小鉢、私と父は「鶏の肝煮」。
-
それから母は「寄せ豆腐」。
ゆずの香りがよくきいていて、美味しかったです。 -
水炊きには水炊きのお作法が。
まずはスープをいただきましょう。
うずらの卵をといたスープ、濃厚だけどすっと飲めちゃいます。 -
飲み干すと、案の定こんな器でした(笑)
-
お鍋1杯め。
鶏はぷりぷりして大変美味しいです。
ぽん酢も変に尖っていなくて、『海蓮丸』の次に美味しいぽん酢でした。 -
2杯目。
鶏は毎度部位を変えて、すべて仲居さんがよそってくれます。 -
3.4杯めは割愛(おんなじような画になるから)。
最後は朝搗いたばかりの八分搗きのお餅を入れていただきます。
これがけっこう美味しかった。 -
やっぱり最後は鶏雑炊ですよね。
これを塩で食べるとめっちゃ美味しかったです。
もう最初っからこれだけいっぱい出してくれればいいよってくらい。
スープが命ですね。
ただ、13,000円の価値のある水炊きだったかといえば、ちと難しいところ。
建物維持費を5,000円~7,000円寄付したと考えて、食事代6,000円~8,000円ならまあ、納得できるといったところでしょうかねえ。
場所代もあるでしょうし、まあ間をとって7,000円の味かな。
美味しかったんだけれど、めったなことではリピはないかなあ。
ついてくれる仲居さんによっても印象が変わるだろうなと思います。 -
最後はグレープフルーツのゼリー。
これ大好きなやつです♪
グレープフルーツの苦みもしっかり残っていて、美味しくさっぱりいただきました。
ごちそうさまでした~。 -
さて、中書島に寄って帰ります。
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龍馬通り商店街は、軒並みシャッターが閉まっています。なんで?
伏見のほうはあまり来ないので、どれくらい賑わっていて、どれくらい寂れているのかがいまいちよく分かりません。 -
私はほんとうにひさしぶりに『寺田屋』に来ました。
-
あれえ?提灯どこいった?
提灯ありませんでしたっけ。
一度は泊まってみたいんですけどねえ。『寺田屋』そして『幾松』。 -
そこそこお客さんがいてました。
外観だけ撮って、帰ります。 -
伏見の川舟を眺めながら、てくてく駐車場まで歩き、車で帰宅しました。
川沿いには、龍馬とおりょうさんのとってつけたような銅像が出来ていたりして…。
少しずつ少しずつ、変わってきているんですねえ。
ひさしぶりにしっかり京都をまわったような気がする2日間でした。 -
ちなみにこちらが、知恩院の御朱印2種。
とっても流麗で美しい筆です。
これは大のお気に入り。 -
それにくらべて八坂神社の不格好なこと(笑)
-
おまけの『海蓮丸』
お通しの生しらす。
いつも思うんだけど、ここのお通しは250~300円でほんとにいいものを出してくれます。 -
旬菜盛り合わせ。
牡蠣フライが出てます。
小ぶりだけど美味しい! -
ぽん酢三点盛り。
鮑は残念ながら、煮鮑のほうが好み~。 -
白子てんぷらなど。
途中いくつか写真撮りそこねたものがありますが、どれも美味しくいただきました。 -
ビール、日本酒ときて、最後はさっぱり系スパークリングで。
爽やかで非常に飲みやすいワインでした。 -
握りは、今日もサービスありで♪
も~ほんといっつもありがとうございます大将。
心の神様。 -
煮穴子もサービスだったんじゃないかな?
3人で2万円ちょい。
この日はのんべ女子が集合してたので、けっこういきましたね。
でもやっぱり美味しいです。
そんなこんなで京都1泊2日旅、終了。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
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