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18年4月3日、JICAのオリエンテーションの一環として、キングストン市内を車で回った話の最後。<br /><br />スパニッシュタウンロード(Spanish Town Road)ドライブの後は危険地域を抜けてハーフウェイ・ツリー(Half Way Tree)地区へ。ジャマイカの渋谷と呼ぶ人もいるような繁華街で、市内・近郊へのバスターミナル(Half Way Tree Tranceport Center)があり、多くのショッピングモールが並び、交差点には大型ビジョン、さらに時計台(Clock Tower)もある。かと云って、洗練されてるかと云うとそんなことはなく、屋台も多く出ており、ジャマイカ的である。元々はダウンタウン(Down Town)地区やその北のクロス・ロード(Cross Road)地区の方が栄えていたのだが、治安の悪化に伴い、ここが一番の繁華街となった。ハーフウェイ・ツリーはジャマイカを構成する14の教区(Parish)のひとつ、セント・アンドリューの州(教区)都。ちょっとややこしいのだが、ジャマイカの首都であるキングストン市はキングストンとセント・アンドリューの2つの教区にまたがっており、ハーフウェイ・ツリーはその一部でもある。キングストン・パリッシュの州都はキングストン市なので、関係が複雑。<br /><br />この辺り一帯は1707年に法務長官として赴任したロバート・ホチキン(Robert Hotchkyn)一家の所有地で、130年ほどはハーフウェイ・ツリー・ペン(Half Way Tree Pen)と呼ばれていた。ハーフウェイ・ツリーの交差点は古くからの交通の要所で、木綿の木があり、周辺の町を行き来する人たちの休憩場所になっていて、旅の途中の木があるところと云う意味でハーフウェイ・ツリーと呼ばれるようになった。1655年のイングランド植民地化以前から木はあったと云われるが、1866年に枯れて撤去されたそうだ。時計台は1913年に枯れた木の代わりのシンボルとして建設された。1910年に亡くなったイギリス国王エドワード7世(Edward VII)を称えて建てられたそうで、33階段あるヴィクトリア様式の塔。近くには1664年創建で1700年に建て替えられたセント・アンドリュー教区教会(St. Andrew Parish Church)もある。大型ビジョンは10年ほど前に設置されたそうで、オリンピックのような大きな陸上イベントの時には、みんなが詰めかけるらしい。ダウンタウンと比べると安全だが、決して安全な場所ではない。今でも行った時には気が抜けないが、この時は初めてこう云う繁華街を歩いたのでとても緊張した。<br /><br />ハーフウェイ・ツリー地区の後は隣りのリガニー(もしくはリグアニー:Liguanea)地区へ移動し、昼食を含めて、ショッピングセンターや日本のものなどを扱ってるスーパーや店、大学、病院などを回る(一部はハーフウェイ・ツリー地区)。リガニーはキングストンがある平野の名前にもなっているが、その名はスペイン植民地時代にヨーロッパからもたらされた病原菌で滅亡した先住民タイノ族が付けたもので、彼らの重要な食糧であったイグアナのこと。元々は農園しかないようなところだったが、18世紀に入ると次第に裕福な商人がこの辺りに住居を移し始め、だんだんと発展して来た。<br /><br />そして、最後にニュー・キングストンに戻り、長距離高速バス、ナッツフォードエキスプレス(Knutsford Express)の発着所。ここは、最初に行ったベックフォード通り(Beckford St.)の乗合バスターミナルに比べると落ち着いている。乗合バスに比べると高いが、全席座席指定で、ネット予約も出来、快適に移動できるそうだ。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2013837335352947.1073743717.100001801017376&amp;type=1&amp;l=dc10cadcff<br /><br />以上

キングストン ハーフウェイ・ツリー/リガニー地区 (Half Way Tree/Liguanea, Kingston)

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2018/04/03 - 2018/04/03

38位(同エリア75件中)

ちふゆ

ちふゆさん

18年4月3日、JICAのオリエンテーションの一環として、キングストン市内を車で回った話の最後。

スパニッシュタウンロード(Spanish Town Road)ドライブの後は危険地域を抜けてハーフウェイ・ツリー(Half Way Tree)地区へ。ジャマイカの渋谷と呼ぶ人もいるような繁華街で、市内・近郊へのバスターミナル(Half Way Tree Tranceport Center)があり、多くのショッピングモールが並び、交差点には大型ビジョン、さらに時計台(Clock Tower)もある。かと云って、洗練されてるかと云うとそんなことはなく、屋台も多く出ており、ジャマイカ的である。元々はダウンタウン(Down Town)地区やその北のクロス・ロード(Cross Road)地区の方が栄えていたのだが、治安の悪化に伴い、ここが一番の繁華街となった。ハーフウェイ・ツリーはジャマイカを構成する14の教区(Parish)のひとつ、セント・アンドリューの州(教区)都。ちょっとややこしいのだが、ジャマイカの首都であるキングストン市はキングストンとセント・アンドリューの2つの教区にまたがっており、ハーフウェイ・ツリーはその一部でもある。キングストン・パリッシュの州都はキングストン市なので、関係が複雑。

この辺り一帯は1707年に法務長官として赴任したロバート・ホチキン(Robert Hotchkyn)一家の所有地で、130年ほどはハーフウェイ・ツリー・ペン(Half Way Tree Pen)と呼ばれていた。ハーフウェイ・ツリーの交差点は古くからの交通の要所で、木綿の木があり、周辺の町を行き来する人たちの休憩場所になっていて、旅の途中の木があるところと云う意味でハーフウェイ・ツリーと呼ばれるようになった。1655年のイングランド植民地化以前から木はあったと云われるが、1866年に枯れて撤去されたそうだ。時計台は1913年に枯れた木の代わりのシンボルとして建設された。1910年に亡くなったイギリス国王エドワード7世(Edward VII)を称えて建てられたそうで、33階段あるヴィクトリア様式の塔。近くには1664年創建で1700年に建て替えられたセント・アンドリュー教区教会(St. Andrew Parish Church)もある。大型ビジョンは10年ほど前に設置されたそうで、オリンピックのような大きな陸上イベントの時には、みんなが詰めかけるらしい。ダウンタウンと比べると安全だが、決して安全な場所ではない。今でも行った時には気が抜けないが、この時は初めてこう云う繁華街を歩いたのでとても緊張した。

ハーフウェイ・ツリー地区の後は隣りのリガニー(もしくはリグアニー:Liguanea)地区へ移動し、昼食を含めて、ショッピングセンターや日本のものなどを扱ってるスーパーや店、大学、病院などを回る(一部はハーフウェイ・ツリー地区)。リガニーはキングストンがある平野の名前にもなっているが、その名はスペイン植民地時代にヨーロッパからもたらされた病原菌で滅亡した先住民タイノ族が付けたもので、彼らの重要な食糧であったイグアナのこと。元々は農園しかないようなところだったが、18世紀に入ると次第に裕福な商人がこの辺りに住居を移し始め、だんだんと発展して来た。

そして、最後にニュー・キングストンに戻り、長距離高速バス、ナッツフォードエキスプレス(Knutsford Express)の発着所。ここは、最初に行ったベックフォード通り(Beckford St.)の乗合バスターミナルに比べると落ち着いている。乗合バスに比べると高いが、全席座席指定で、ネット予約も出来、快適に移動できるそうだ。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2013837335352947.1073743717.100001801017376&type=1&l=dc10cadcff

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