2017/09/01 - 2017/09/17
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minivelo2956さん
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2週間のマルタ語学留学を通じて、気付いたマルタのあれこれをこれまで書いてきたことも含めて徒然なるままに綴ってみました。観光はずいぶんと書き尽くした感があるので、別の視点からの気付きをまとめてみます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 船 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- その他
-
■治安
マルタの治安の良さは特筆に値します。この治安の良さは昨今の日本以上かもしれません。なんせ、女の子が一人で夜中まで(朝まで?)クラブで遊んでいられるのですから。夜道の一人歩きも、歩道に落ちているワンちゃんたちのウンチさえ気を付ければ安心です。治安と言うか、ホスピタリティーと言うか、誠実さと言うか、実際に、私も身をもって実感したことがあります。信じられないくらいアホな話ですが、愛用のiPadを2度も無くし、これもまた信じられないことに、2度とも戻って来たのです。
一度はスリーマの海岸線のプロムナードを写真やビデオを交互に撮りながらお散歩している時に何処かに置き忘れて来たのに気がつき顔面蒼白になったのですがが、親切なおじいさんが届けてくれました。 -
学習能力無い私は、今度は、古都ラバトのスーパーでやっぱり置き忘れ。で、店の常連さんがそこに置いてあったのを見つけて届けてくれ、お店の人もそれを大事に保管しておいてくれたのです。あった~。2度の奇跡。マルタの人たちってなんて親切で正直なんでしょう。本当に感謝です。本当に尊敬します。(詳細は#12「授業6日目、ソープカフェ再び&ポンコツ事件」、#16-2「イムディーナ2周目、ラバト散策、最後のスリーマ」も是非ご参照ください。)
■バスの運ちゃん
マルタの人たちは基本的に皆んな親切。それはバスの運ちゃんにも言えます。でも、日本の運ちゃんと決定的に違うのは、その運転スタイル。一言で言うと荒っぽい。出発から物凄い勢いで加速、カーブでもあまり減速せず、縁石に多少擦っても気にしない。信号やロータリーでは、急停止、急発進、ラリードライバーのような運転です。
でも、それが良い。楽しい。なんだかくせになりそうな快感が。乗り物酔いのひどい私は日本でバスに乗ると必ずと言っていいほど気持ち悪くなってしまうのです、が、マルタでは長時間乗ってもなんとも無ありません。だから、余計に楽しい。おかげさまでターリンヤカード(マルタのプリペイドバスカード:後述)も2枚分使い切ってしまいました。
でもね、ワイルドなだけがマルタの運ちゃんじゃないんです。乗客にはとっても親切なんです。マルタに着いた日。ドケチな私は表向きは何事も英語の修行と心に決めて敢えて学校の送迎バスには乗らず、路線バスを乗り継いで行くことにしたのですが、私の確認が不十分だったのと発音や聞き取りの能力不足から初っ端から思いっきり違う行き先のバスに乗ってしまったんです。でも、それを知った運ちゃんは途中のバス停に止めてくれて、親切にそこからの行き方を教えてくれたのです。
お客様には神対応、でも、運転は常に限界に挑戦。これがマルタの運ちゃんなのです。もしかするとお客様を1秒でも早く目的地にお連れしたい、その思いやりの表れなのかも知れないですね。不器用なホスピタリティ?良い。 -
■MPT(Malta Public Transport)
マルタには鉄道がありません。代わりに国中に公共のバス路線網が整備されています。淡路島の半分ほどの島国に2,000以上のバス停があるという。そのシステムはとても合理的、効率的かつシステマチックです。そのため、ローカルの人々だけでなく、旅行者にとってもとても利用しやすい交通手段となっています。 -
ひと昔前までは、独特のデザインのクラシカルな丸い形の黄色いバスが走っていたそうですが(何でも、猫バスのモデルとか・・・好きです。)、今は、エメラルドグリーンが映えるモダーンなデザインの機能的なバスに代わっています(こっちも便利で快適。好きです)。なので、教訓も含めて利用の留意点を思いつくまま書いてみます。
スリーマ フェリー バス系
-
1.乗り方
・まずバス停で乗りたいバスのルート番号(後述)を確認し、その番号のバスが来たら手を挙げて意思表示します。旅行者の乗り降りするバス停には大抵は他にも人がバス待ちしているのでその人が意思表示してくれますが、たまたま一人の時やそのルートの利用者がいないときは躊躇せず手を挙げて意思表示しましょう。(私は、このルールを知らず、初日になかなか止まってもらえず、かなり不安になりました。#2「マルタ着」参照)なお、主要なバス停にはそれぞれのルートの時刻表ははもちろんですが、次のバスがあと何分ぐらいで到着するかの掲示板があります。
・バスが止まったら、日本と同様、左前のドアが開くので(英連邦なので日本と同じ左側通行なのも日本と同じ感覚で利用できるのでありがたいです。)、料金を運転手に直接払って、レシートのようなチケットをもらいます。料金はどこまで乗っても一律で時期によって異なります(サマーシーズン(6月中旬ー10月中旬):2ユーロ、ウインターシーズン:1.5ユーロ、ミッドナイト:3ユーロ)。チケットは2時間以内なら乗り換え時も利用可能です。
・1週間以上の滞在ならターリンヤカードというプリペイドカードがお勧めです。(後述)ターリンヤカードならいちいち小銭の支払いやチケットのやり取りもなく、読み取り機にカードをかざしてピッするだけです。
2.降り方
バスの前方上の表示に目的のバス停の表示がされ、アナウンスが入るので、日本と同じように降車ボタンを押します。通常は同じバス停で降りる人が押してくれますが、自分しか降りない場合等は当然ですが自分で押す必要があります。ただし、日本のバスと違いボタンの数が極端に少ないので、あらかじめ、ボタンに手の届く範囲に座った(立った)ほうが良いと思います。降り口は車種によりますが、前方ドアが乗車も降車も兼用な場合と車体中央に降車口があるタイプがあります。
3.ルート番号
MPTのルートは1~3桁の数字かX1~X5であらわされています。前者が一般ルート、後者が空港ルートです。利用者にとっては大変わかりやすく親切なルート表示です。ルート番号は車外、車内とも前方の掲示版に行き先表示と交互に表示されるので、バスの利用客は、そのバスが何処行きの何番のルートのバスか一目でわかるようになっています。
4.ハブターミナル
各ルートはほとんどがバレッタターミナルを起点に島内各地に伸びています(正確には、モスタ、メリッハ、ブッギバ等もハブターミナルみたいですが)。なので、バスでのお出かけが不安な場合も、とりあえず、バレッタターミナルを一旦経由して行けば、ほぼほぼ島内どこにでもたどり着けます。ちなみに、ゴゾ島もビクトリアがハブターミナルになっています。 -
5.ターリンヤカード(Tallinja card)
1週間以上の滞在ならターリンヤカードがお勧めです。ターリンヤカードはMPTのプリペイドカードで使い方は日本のSUICA等の交通系カード同様、乗車時に運転席横の読み取り機にかざして、ピッとなったらOKです。ターリンヤカードは空港、バレッタ等の各ターミナルの営業所で購入できますが、他にも街中のいろいろなお店で販売されているようなので、ホテルのフロント等で最寄りの販売店を聞いてみてください。
ターリンヤカードの種類
1)12シングルデイジャーニーズ(12 Single Day Journeys:15ユーロ)
12回の乗車が可能です。複数人(例えば、家族、友人等)での利用が可能なので短期滞在でも、家族、友人どおしの旅行ならお得で便利かもしれません。2時間以内のトランジットも可能です。
ちなみに私は、2週間でこのカードを2枚使い切りました。
2)エクスプロール(Explore:大人 21ユーロ、子供(10才以下) 15ユーロ)
1週間乗り放題のカードです。当然ですが1枚で1人だけ利用できます。複数人の場合、人数分必要になります。
3)エクスプロールプラス(ExplorePuls:39ユーロ)
エクスプロールカードにオプションが付帯されているカードです。
オプション1:バレッタフェリーの2回乗船
オプション2:ホップオンホップオフバス(乗り降り自由のオープントップの赤い2階建てバス)の1日乗車またはコミノ島ブルーラグーンのフェリー乗船どちらか
6.ターリンヤアプリ
MPTが無料で提供しているアプリです。バス停、時刻表、次のバス検索やマルタの見所案内、旅程計画の支援機能など使える機能がたくさんあります。 -
■黄色信号
これは、マルタ固有のシステムなのか、ブリティッシュコモンウェルス(英連邦)の慣習なのか、はたまた、ヨーロッパの習わしなのか分からないのですが、こっちの信号は赤から青に変わる時、一旦、黄色も点灯して、赤+黄になって、それから、青になるんです。待っているドライバーさんにもう直ぐ青ですよ~、って教えてくれるシステムですね。なんてドライバーさんの心をくすぐる親切。これいいじゃん。痒いところに手が届く。まさにおもてなしじゃん。なんで日本でもこのシステムにしないんでしょう。確かに、赤から青に変わる時には黄色は無視にされていますよね。両方向とも黄色を経由すればシステム的にもきっと非常にシンプルになるでしょうに。浅はかな私はこの時はそう思ったのですが、後で考えると、日本はせっかちな国なので、普段シャイなおじさんまでハンドルを握ると人が変わっちゃって公道レーサーモードになってるから、そんなことしたら、黄色でちょい漏れフライング、青になった瞬間、急発進激増状態になっちゃいますよね、で、結果、「信号変わり端急発進事故」が交通事故の上位を占めるような事態になりかねない。マルタだから許されるんですね。マルチーズは信号でちょい漏れ、急発進で公道でゼロヨンを競おうなんてケチな根性は持ち合わせていないのです。彼らは、日頃の運転で車の限界に挑んでいるのですから。特にバスの運ちゃん! -
■エレベータ
マルタについた初日、学校の宿舎のエレベータで軽い(でも、とっても大切な)カルチャーショックを受けました。
レセプションで部屋は2階と聞いたので、重く大きなスーツケースを引いてエレベータに乗り込んだのですが、その時、気付いちゃいました。開くボタンはあるのに閉じるボタンがないのです。いつもの癖で危うく開くボタンのとなりのボタンを押しそうになったのですが、マークが見慣れた閉じるマークではなく緊急時の連絡ボタンみたいなマークが付いていました。閉じるボタンを探したのですが見つかりません。そう、このエレベーターには閉じるボタンが存在しないのです。探しているうちに当然ですが何もしなくても数秒で扉は閉まりました。そっか~、ここマルタでは閉じるボタンなど必要ないのだね、きっと。日本では閉じるボタンはエレベーターの必須アイテムですが、考えてみれば、そもそも放って置いても数秒で閉まるものを、我々日本人は更に短縮するために、専用ボタンを用意して、押すことが習慣化していることに気付きます。この状況に遭遇して初めて客観視出来ましたが、なんと愚かで無駄な機能なのでしょう。このエレベーターは動きはぎこちなく見た目も悪く、機能も階ボタン、開くボタン、エマージェンシーボタン、必要最小限の機能しかないですが、本来、これが必要十分条件のような気がするのです。なんて合理的なんだろう。
エレベーターでのカルチャーショックはもう一つ。旅慣れた人には何でもないことかもしれないですが、階のボタンが0、1、2 ってなっています。そーか、マルタは英連邦(British Commonwealth )だから、1階はグランドフロア 0階で、2階は実は3階なんだ。
そーいえば、違和感なくバスに乗れたのも、マルタも日本と同じ左側通行だし、バスも右ハンドルだったというのも一つの要因だったのかも。イギリス連邦いいね。 -
■マルタの猫
マルタでは、猫は特別な存在らしい。紀元前から交易の要衝だったマルタは多くの交易船が来航し、ネズミ駆除のために船上で飼っていた猫が停泊中に逃げたり、増えすぎた猫が置いていかれたりで、猫の数が増えていったそうです。また、その猫たちがヨーロッパでペストが大流行した時には、菌を媒介するネズミの駆除に貢献してくれました。なので、マルタの人たちは、猫をとても大切にすると言われます。故に、マルタは猫の楽園で、至る所に猫がいる、と聞いていました。でも、不幸なことに、私のマルタ滞在中、出会えたのはこのエレガントなレディーだけでした。私の日頃の行いのせいかも?
■マルタの犬
逆に、犬は至る所で見かけました。マルタの人は猫同様、犬好きも多く、犬を連れて朝夕散歩するのを日課にしています。でも、これも不思議なのですが、マルタ原産のその名もマルチーズ(マルタ犬)を一匹も見かけませんでした。これも行いのせい? -
■マルタの歩道
マルタの歩道は縁石やマンホールの蓋に良くライムストーン?か大理石?かよくわからないが、使われているので、結構、注意して歩かないとツルリと滑ってしまいます。ましてや、夏場は皆んなサンダル履きが基本のようだし、ローカルは慣れているのかと思ったけど、ローカルも良く滑っているのを見かけちゃいました。普通のコンクリートの歩道の方が滑らないし、コストも低く抑えられると思うんですが、あえて滑る石を使っているのには何がしかの特別な事情があるに違いないです。ちょっと知りたいです。
■マルタの歩道2
マルタの歩道は上記以外に注意が必要です。結構、犬のウンチを見かけるのです。飼い主さんのほとんどはエチケットをわきまえた方なのだと思います。実際私が見かけたお散歩中の飼い主さんたちはみなさんエチケット袋を持っていました。でも、実際は・・・特に夜は注意が必要です。街灯が有っても日本のように明るく無いので、犬のウンチなのか歩道の汚れやシミなのか、私のようなジジイには識別困難です。皆様ご注意を。
■コインランドリー
マルタのコインランドリーは結構高い。例えば学校の宿舎のは6ユーロ/回(約800円)。ちなみにハワイでは(もうかなり昔だが)、25セント/回(約30円)だったよな(いつの話?)。まあ、あの頃から、4倍になっているとしても、1ドルくらい(120円くらい)だろう。マルタでは小さな島国故、水事情が極端に悪いと聞くので、仕方が無いのかもしれませんが、マルタの標準的な物価からするとかなり高い感があるな。
私は日本人の学生さんに教えてもらって、スーパーで洗剤を買って洗面所で手洗いしました。
こちらの夏場は滅多に雨が降らないし、湿気が少ないので部屋干しでも直ぐに乾くし、嫌な部屋干しの匂いもありませんでしたよ。
■イタリア製
イタリア、シチリア島と目と鼻の先に位置するマルタはスーパーでもイタリア製、イタリア産が目立ちます。特に日用品。洗剤や、台所洗剤はイタリア製がほとんどで、当然表記はイタリア語、しかも柔軟剤も洗剤も液体が主流なのでどれがどれやらスーパーで一見しただけでは私には見分けがつきませんでした。
たまたま売り場の隅っこで見慣れたアリエールを見つけたから運が良かったけど、読んでもさっぱり分からんかったです。アリエールという日本でも名の知れたブランド名とパッケージの絵とかろうじての 3in1 の文字で、恐らく、洗剤、漂白剤、柔軟剤がこれ一つでみたいな事なんだろうと想定して買いました。台所洗剤も同じくイタリア製品ばかりで、アンチバクテリアの文字とそれらしき絵、そして食器の絵で判断しました。
■ネイティブイングリッシュ?
マルタはブリティッシュコモンウェルス(英連邦)で公用語はマルタ語と英語と聞いて来たので、皆んなネイティブイングリッシュを話すものと思い込んでいたのですが、来てみてビックリ、英語は話せる人が殆どだし、通じるのですが、物凄いイタリア訛り(マルタ訛り?)です。昔は、イタリア語が公用語だったとか。年配の人は、今でもイタリア語で会話している人も多いようですね。そういえば、学校の先生たちもみんなトライリンガル(マルタ語、英語、イタリア語)だったよね。
■イケメン、イケジョ
マルタの街を歩いていて思うのは、とにかく美形の人が多いこと。みんなモデルレベルのイケメン、イケジョ(?で言い方あってます?)ばっかりです。ローカルのマルチーズは(アラブ+ラテン)÷2= 的なエキゾチックな美形。中でも目立つのが、ロシア、東欧系の金髪の美形の人たち。Envy you!
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