2018/08/04 - 2018/08/06
113位(同エリア171件中)
myaoさん
八峰キレットへ
昨年、白馬岳から五竜岳まで縦走し、五竜岳から見た鹿島槍ヶ岳の凛々しさに惹かれました。
今年は、八方尾根から唐松岳を経て五竜岳に登り、八峰キレットを越えて、鹿島槍ヶ岳、その先の爺ヶ岳へ。
八方尾根では、昨年歩いた白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳の雄大な景色が。武骨な五竜岳からは、360度の絶景が。剣岳や立山がとてもきれいでした。
八峰キレットを含む五竜岳から鹿島槍ヶ岳までの間は、鎖の連続する場所が続出で、岩場の登下降に神経を使い、鹿島槍ヶ岳に着いたときにはクタクタになりました。でも、鹿島槍ヶ岳南峰からの眺めはそれまでの疲れを吹き飛ばすくらい美しかった。
最後の爺ヶ岳は、風に吹かれ、霧に取り巻かれながら歩いたものの、下山する頃には穏やかに晴れ渡り、3日間の山歩きを良い形で締めくくることができました。
今回は、天気も安定しており、素晴らしい山歩きになりました。特に、岩場をよじ登ったり、スリルのある所を降りたりするのが楽しかった。また行きたいと思わせるルートでした。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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新宿駅にて。
23時54分発「ムーンライト信州」で、いざ白馬へ!
深夜にもかかわらず、鉄道ファンの方がたくさんいました。 -
白馬駅から八方バスターミナルまでバスで移動。(5分程度)
そこから、ゴンドラとリフトを乗り継いで、八方池山荘付近まで一気に登ります。 -
リフトに乗り継ぎ
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右手には白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳が。(多分)
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左手には五竜岳と、その奥に鹿島槍ヶ岳が見えます。
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リフトを降り、八方池山荘前から出発。
しばらくの間、右手には絶えず白馬岳や杓子岳が見えます。
この日は本当に天気が良く、終始、周囲の山々がきれいに見えました。 -
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途中に、何箇所かケルンがあります。
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前方に、不帰の嶮が。
昨年歩きましたが、スリルがあったのを覚えています。 -
またケルン。
この道、歩きやすく、景色もきれいで素晴らしいのですが、天気が良いときは隠れるところがなく、強烈な日光が直撃していました。 -
八方池
同行者の友人の話によると、
この日は風がなかったため、池の水面は鏡のよう。
向こうの山々が逆さに映っていたようです。
私は、寄り道をする気力がなかったため、上から眺めていました。 -
次第に樹林帯に入ります。
木々の間から見える空がきれい! -
目の高さには、様々な草花が。
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途中、雪渓もありました。
この雪渓の見える場所は、ちょっとした休憩スペースになっています。
みんな、自然を楽しみながら静かに休んでいるのに、20代後半くらいに見える4人組(男2、女2かな)が大きな声で話しており、正直、迷惑でした。
この4人組、実は朝のゴンドラの待ちの時から気になっており、「うるさいなぁ」と思っていましたが、八方池周辺でも、この後も、結局この日一日、こ奴らの騒音に不快な思いをしていました。 -
そして、またケルン
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これから行く、唐松岳が見えてきました。
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もうすぐ、唐松岳頂上山荘です。
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唐松岳頂上山荘の裏手に出ました。
皆さん、腰を下ろして一息ついています。
ここで、うるさい4人組が後から到着し、大声の会話が周りの静寂を打ち破りました。観察していてすごいなと思ったのが、4人いて4人ともしゃべっていること。誰と誰が会話しているのか、はた目にはわかりません。周りの人たちが少し引いてしまっているのに、彼らはかなりのボリュームで延々話し続けており、会話が止むことなく、唐松岳に登っていきました。
ここまで歩いてくる間も、抜きつ抜かれつしていましたが、山道でものべつ幕なしに、ずーーーーーっと大声で話しながら歩いており、ある意味感心してしまうほどでした。 -
唐松岳では、白馬岳方面と、
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五竜岳方面とが一望できます。
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唐松岳頂上
昨年来たときは、霧がすごくてあまり景色が見えませんでした。
今回は、白馬岳、立山、剣岳、五竜岳と名だたる山々が良く見えました。 -
唐松岳から、五竜山荘へ向かいます。
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唐松岳から五竜岳方面に向かうと、はじめに牛首という、少しスリルのあるところを通ります。
ここで少し渋滞していました。 -
眼下に五竜山荘が見えました。
ここが本日の宿。
この日は曜日と天気の関係か、猛烈に混んでいて・・・。
覚悟はしていたものの、かなり窮屈な条件で寝る羽目になりました。
ところで、あのやかましい4人組、彼らも五竜山荘でした。幸い、彼らはテントで、われらは山小屋だったので良かったですが、テント場の方々も辟易したのではないかと心配です。
なお、何の因果か。
友人と2人で山荘前のテーブルでビールを飲んでいたら、その4人組が同じテーブルにぞろぞろ座りだし(もちろんしゃべりながら)、あっという間に「カンパーイ」、「サイコー」、「コレダカラヤメラレナイヨネー」などと、至近距離で大声の会話をしだしました。4人が同時にしゃべるので、誰が誰と話しているのか、本当にわかりません。
周りの方から、仲間だと思われないよう、早々にその場を立ち去りました。
気持ちがたかぶるのはわかりますが、静かに山を登りたい人もいるのだから、少しは周りに目を向けてもらいたい。鳥や虫の声を聴きたい人もいるのだから。
ただ、彼らに悪気はないようで、単に地声が大きい人の集まりのようでした。
彼らとは、最終日まで同じルートだったようです。
友人が次の山小屋のテント場でも彼らを見かけたとのことでした。
私自身は、翌日以降彼らの声を聞かなくて済み、快適な山歩きを楽しめました。 -
翌朝
五竜岳山頂から唐松岳方面を。
山を登っている最中に日の出を迎え、山頂に到着したころには写真のような明るさでした。
眼下に雲が見え、風のせいか、滝雲のように見えました。 -
逆側の鹿島槍ヶ岳方面
今日は、鹿島槍ヶ岳を超えて、冷池山荘を目指します。
五竜岳から鹿島槍ヶ岳の間は、八峰キレットという難所を含むコース。
慎重に歩きます。 -
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ブロッケン現象が!
今回は度々お目にかかれました。 -
これから、鹿島槍ヶ岳に向かいます。
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目指す鹿島槍ヶ岳が。
途中には、険しい稜線が見えています。 -
はじめはこんな石くずの道。
場所によっては落石を起こしやすいので、それはそれは慎重に歩きました。 -
G5というポイント。この辺りは少しスリルのあるところが多かった。
この後も、鎖の連続する箇所があって、アスレチック感覚で登り降りをしました。
ところで、「G」は五竜岳のGだと思っていたら、「グラード(岩尾根)」という意味らしい。登るだけではなく、知識も身につけなくては…。
友人に言って恥をかきました。 -
五竜岳を振り返ります。
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北尾根の頭というポイント
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先には鹿島槍ヶ岳が見えます。
かなり大きく見えてきました。
鹿島槍ヶ岳は山頂が二つある双耳峰。
写真左手が北峰(2842m)、右手が南峰(2889.2m)です。
北峰に続く稜線の急なこと。
登り一辺倒で行くと思うと、少し心がおれそうです。 -
五竜岳と鹿島槍ヶ岳のほぼ中間地点。
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途中、このような穏やかな道もあり、変化に富んで楽しいルートです。
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五竜岳方面を振り返ります。
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八峰キレット小屋に到着!
これからキレットに挑戦です。
その前にここで休憩をしたのですが、小屋の方がとても親切で、いつか泊まりに行きたいと思わせるほど。
感じの良い小屋でした。 -
小屋を越えて登りの途中から小屋を撮影。
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細い道に鎖が渡してあります。
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難所は長くありませんが、付近には手足を使った登下降が必要な箇所が多く、疲れました。ただ、普段行く奥多摩の山との違いが楽しく、夢中で歩きました。
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鹿島槍ヶ岳の山頂が近くなってきました。
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北峰と南峯の分岐に到着
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南峰を望みます。
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北峰の頂上で撮影したら、偶然ツバメが写りました。
そういえば、たくさんツバメがいて、近くを飛ぶと「ビュンッ」と音が。すごい速さなんだろうな。 -
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これから冷池山荘に向かいます。
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五竜岳方面
景色がきれいで飽きません。 -
立山、剣岳方面
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途中、布引山を通ります。
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今夜の宿、冷池山荘に到着!
難所を越えながら、よく頑張って歩いてきました。
危ないと言われる箇所もありましたが、楽しく歩くことができました。
この日の宿は比較的すいていて、快適に過ごすことができました。また、スタッフの方も親切で食べ物もおいしかった。
全体的に清潔で、安心して泊まることができました。
昨晩眠れなかった分をここで眠り、完全復活しました。 -
最終日
今日は爺ヶ岳を経て種池山荘で休憩後、扇沢に降りていきます。 -
霧と強風で寒い思いをしながら歩きます。
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爺ヶ岳周辺は雷鳥が多いらしい。
しかしながら、今回は雷鳥にお目にかかれませんでした。
雷鳥かと思ったら、何だかわからない鳥がいたので、一応撮影。 -
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爺ヶ岳には北峰、中峰、南峰とあり、中峰と南峰に行きました。
北峰の山頂には行けません。
ここで雷鳥探しをしたのですが、声はすれども姿は見えず。
寒くて寒くて断念しました。 -
下界に続くきれいな川が見えます。
太陽に照らされ、光っていました。 -
爺ヶ岳南峰
ここまで、霧に取り巻かれることが多かったのですが、次第に霧が晴れてきました。 -
霧の晴れ間から槍ヶ岳、穂高方面、剣岳、立山などが見えました。
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鹿島槍ヶ岳も見えます。
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爺ヶ岳から降り、種池山荘で休憩です。
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種池山荘からの景色
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扇沢に降りてきました。
今回は、天気に恵まれ本当に楽しく歩くことができました。
2年連続でこのエリアを楽しむことができ、大満足です。
次はどこへ行こうかな。
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