夢が叶ったロシア７日間　≪サンクトペテルブルグ編≫

2018/07/30 - 2018/08/06

いつかは行きたいと思っていたロシアの国。キリル文字の難解さとビザ申請の面倒を考えるとなかなか勇気が出なかった。そんな折、母が行きたいと言い出したので本気でツアーを探したら、ＪＴＢの「添乗員がご案内するモスクワ・サンクトペテルブルグと黄金の環を観光　ロシアハイライト７日間」コースを見つけました。

７月３０日（月）　旭川空港出発、成田に前泊（成田東武エアポートホテル）
７月３１日（火）　成田空港からモスクワへ。乗り換えてサンクトペテルブルグへ。
８月　１日（水）　サンクトペテルブルグ市内観光とエルミタージュ見学
８月　２日（木）　エカテリーナ宮殿とピョートル大帝・夏の宮殿と庭園観光、バレエ鑑賞
８月　３日（金）　モスクワへ移動後、モスクワ市内観光
８月　４日（土）　セルギエフ・ポサード観光
８月　５日（日）　クレムリン観光後、出国
８月　６日（月）　日本到着

・海外基本料金（早割り９０）…319,900円
・国内線とホテル代　…60,700円
・海外旅行保険　…12,970円
・ロシアビザ実費　…4,000円
・ビザ代行手数料　…14,040円
・その他　…3,860円
●旅行代金合計　…415,470円
（今までの旅行で一番高価でした！）
●旅行中の出費…約20,000円

この旅行記は１日目から４日目のサンクトペテルブルグについて書きました。

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: アエロフロート・ロシア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

１日目・７月３０日（月）
旭川空港のカフェでエネルギーチャージ。

羽田空港へ向かう機体が変更したため、出発が１時間３０分の遅れ。そして羽田から成田までのリムジンバスが渋滞にはまり２時間もかかってしまった。
成田空港で１万円をルーブルに、さらに１万円をユーロに両替しました。
結果的にユーロは使う場面がなく、ルーブルだけでよかったです。
１ルーブル＝２円
１ユーロ＝１３０円

旭川空港 空港

２日目・７月３１日（火）
久しぶりの成田国際空港第１ターミナルです。
そして２０年ぶりの団体ツアー参加。
団体といっても１３人のこじんまりしたグループです。
カウンターは端っこのＧカウンター、９時３０分に受付をしました。

成田国際空港 空港

１２時発のアエロフロート。
座席は、かなり後方の４４番Ａ。
枕と毛布、スリッパが用意されていました。がしかし、この毛布に髪の毛がいっぱい付いていて、ぞ～とした。
機内誌はボロボロ、座席は古い。
航空代金が安いから仕方がないですね。

上段・１回目の食事
下段・２回目の食事
炭水化物ばかり、お味は普通においしかったけれど。

ほぼ定刻の１６時過ぎ（現地時刻）に、モスクワ・シェレメチョヴォ空港に到着しました。日本との時差は６時間。
入国審査で並ぶこと２０分、パスポートを係員に渡して出入国カードに署名をするまで５分はかかりました。
ターミナルＤから乗り継ぎのターミナルＢへ行くのがすごく遠くてややこしくて、ゲートに落ち着くまで１時間もかかりました。
添乗員さんがいなかったら、出入国カードの重要さもターミナルが変更になったこともわからず、すごく焦ったと思います。

やっとゲートに着いて、初めての買い物はカフェラテ。
２７０ルーブル（５４０円）、すっごくぬるくて驚いた。

１９時４５分発のサンクトペテルブルグ行きで食べたサンドイッチ。
しっかり歯ごたえがあって、塩味がきいてます。

２１時過ぎのサンクトペテルブルグのプルコボ空港。
夕日がすごくきれいだった。
ちゃんと荷物が届くかすごく心配だったけれど、無事に受け取ることができて、ホッとしました。
荷物はポーターが運んでくれて楽でした。
この旅行中、空港でもホテルでもすべてポーターが荷物を運んでくれました。さすがＪＴＢのツアーですね。

３泊した「パーク　イン　プリバルチスカヤ　ホテル」はすごく大きくて、たくさんの中国系の方々が利用していて賑やかでした。
広ーいロビー。

Park Inn by Radisson Pribaltiyskaya St Petersburg ホテル

部屋は十分な広さ。アメニティーは無し。ミネラルウォーター２本あり。
添乗員さんが水回りや部屋の設備の確認をしてくださいと言ったので、確認した時はシャワーのお湯は出ていました。
しかし、母がシャワーを使った後、私が使おうとしたら水しか出ない。
ずーっと流していても水。
諦めて翌朝にシャワーを浴びることにしました。

３日目・８月１日（水）
あらためて朝、シャワーを使いましたが、水でした。
添乗員さんに報告し、フロントのスタッフにも苦情を言いましたが改善されず。３泊とも「水」で体を洗いました。

空港からも街の中心部からも車で３０分くらいかかる場所に建つホテルです。近くには小さなスーパーが１軒あり、改装中の大きなスーパーもありました。

最初に訪れたチフヴィン墓地。
これはドストエフスキーのお墓だったはず…。
現地ガイドのジョージさんの説明は聞きやすくて面白くて。
だけど、聞いた後から忘れてしまった…。

チフヴィン墓地とラザレフ墓地 散歩・街歩き

有名な女優さんのお墓。素敵です。

アレクサンドル・ネフスキー大修道院。
内部の写真撮影は不可。
厳かな雰囲気に、ただ立ち尽くすだけ。

アレクサンダル ネフスキー寺院 寺院・教会

旅行に行くとマンホールのふたを撮ってしまいます。
キリル文字がロシアらしい。

デカブリスト広場の青銅の騎士・ピョートル大帝像。

デカブリスト広場(元老院広場) 広場・公園

イサク聖堂。
世界で最も大きな教会建築の一つ、高さ101.5ｍ・奥行き111.3ｍ。1万4000人を収容できるそう。

聖イサアク大聖堂 寺院・教会

午前中はバスで市街をぐるぐる回り、自分がいる場所がつかめない。
いろんな話をしてくれるジョージさんには悪いけど、すぐに忘れちゃう。

ロシアに来て最初のちゃんとした食事は、ボルシチとチキンのソテー、アップルパイでした。

レストランの前で。
ニッコリ笑顔の母です。

午後からは、この旅行第１の目的、エルミタージュ美術館の見学です。

エルミタージュ 建造物

いざ、大使の階段へ。
わくわくします！

うおー！
すごーい！

観光客の数もすごーい！

豪華そのもの。

最初に入った部屋。
重そうなシャンデリア。

ピョートル大帝の間。
ピョートル大帝と戦いの女神ミネルヴァが並んで描かれた絵がある。

紋章の間。
黄金がまぶしい。

1812年祖国戦争の画廊。
ナポレオン戦争に参加した300人の将軍の肖像画がびっしり。

大玉座の間。
ここまでくると、黄金の輝きに目が慣れてくる。

床の寄木細工も美しい。

モザイク画も素敵。

パヴィリオンの間。
エカテリーナⅡ世の愛人ポチョムキンから贈られた「孔雀の時計」がすばらしい。

孔雀石で作られた壺。細かいパーツを張り合わせて作られたそう。

豪華な部屋もすばらしかったけど、コレクションの絵画もすごい！
ティツィアーノの「ダナエ」

カラヴァッチョの「リュートを弾く若者」は撮影不可だった。

ティツィアーノ

ラファエロの回廊。
すごーい！

ベラスケスの絵画

ゴヤ「アントニア・サラテの肖像」

レンブランドの間

人気の高い作品には近寄れず。

ルーベンスの間
ここもすごいコレクション。

イギリスのチャールズⅠ世だったはず・・・

チャールズⅠ世の妃だったはず・・・

階段で上がったら階段で降りる、疲れた足にはちょっときつい。
ここまでの見学で所要９０分。

気品のある美しいエルミタージュ美術館の外観。
もっとゆっくりじっくり見たかったな～

次は、広場の向かいに建つ新館へ。
ここは、おおざっぱな説明を受けた後、約９０分の自由見学になりました。

好みの絵画をピックアップ。

ゴーギャン。

マティスだったかな・・・

作者名や題名、説明はすべてロシア語なので確信が持てない。

さすがに疲れました。３時間は歩きっぱなし。
エルミタージュ美術館の本館は人でごった返していたけれど、新館は静かで観光客が少なくて見やすかったです。

でも、本館の見学にもっと時間を取ってほしかった。

血の上の救世主教会
純ロシア風教会で素敵！
見学は外観のみ。

ハリストス復活大聖堂 (血の上の救世主教会) 寺院・教会

４日目・８月２日（木）
今日も気温３０度を超えました。湿度は４０％くらい。

ホテルの朝食ブッフェは、種類も多くておいしかったです。

プーシキンの像だったはず・・・
なにせ、団体ツアーで連れられて行くので覚えられない。

エカテリーナ宮殿。美しい！

エカテリーナ宮殿 城・宮殿

宮殿内を歩くには、靴にカバーをしなければなりません。
床も美術品ですものね。

黄金がキラキラ。

床も素敵。

大広間。
大黒屋光太夫がエカテリーナⅡ世と謁見した場所。

中央階段

エカテリーナⅡ世の衣装。

ニコライⅡ世の部屋だったはず・・・

絵画の間

食器などは当時使われていた本物が置かれている。

足が悪くなったエカテリーナⅡ世のために作られた巨大なスロープ。

エカテリーナⅡ世も見たであろう庭園。

青空がまぶしい。

当日入場券を購入しようと並ぶ長～い列。
待ち時間は１～２時間だとか。
団体ツアーで行った方が賢明ですよ。

昼食はピロシキ、野菜スープ、クレープ。
優しい味でなかなか。

ペテルゴフ・ピョートル大帝の夏の宮殿
色々な噴水があって、どれが何の噴水なんだか忘れてしまいました（笑）

とにかく広い！
２時間歩きっぱなし！
もうクタクタ！

ペテルゴフ 城・宮殿

大宮殿（外観のみ）

ドレスを着た人と写真を撮ったら、いくら取られるのでしょう？

たくさん見た噴水の中から主なものを載せます。
（名前、忘れちゃった）

大宮殿から海の方を眺める。
ここに来るまでの階段が最高にきつかった。
足が痛い～

夕食は、サラダと白身の魚のソテー。

２０時からバレエ「白鳥の湖」の鑑賞でした。
昼間２万歩以上歩き、疲れでところどころ記憶がない。
まぶたが重くて「早く終わってホテルに帰りたい」と願っていました。

ホテルに着いたのは２３時半を過ぎていました。
翌日は、モスクワに向かうために４時起きです。
きつい、きつすぎる。

≪モスクワ編≫に続きます。