2018/07/15 - 2018/07/17
3208位(同エリア4009件中)
コタさん
2018年の祇園祭で宵々山並びに山鉾巡行の記録。山鉾巡行では京都市役所前の招待席最前列で行列を見ることができた。
今年の宵山は三連休にあたって人が多いと思っていたが、午前中はそう人も多くなくて屏風祭やら会所内も空いていてよく見ることができた。
巡行当日は9時過ぎには市役所前にいたがまだまだ人も少なくて河原町通でも最前列に陣取ることは可能だった。招待席も同じで最前列を確保、暑い中を1時間以上待って10時半過ぎの長刀鉾登場後もやはり炎天下で、そんな中でも最後の船鉾まで飽きずに巡行を見学。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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まずは京阪祇園四条で降りて祇園祭を行う八坂神社へと。八坂神社内でも祇園祭の本家本元は「疫神社」ながらこの宵々山の日は夜店にはさまれてひっそり。祇園祭を締め括る31日には夏越祭が行われるがこの日は多分お仕事。
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八坂神社の拝殿には三基のお神輿。このお神輿が祇園祭の本来の主役なんだが、今では山鉾に取って代わられている。京都のお祭りでは勇壮なお神輿はあまり似合わないかも。
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四条通りをずずいと西へ、烏丸通りに近くなると祭りの雰囲気が盛り上がり、長刀鉾が見えてくる。
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こちらは函谷鉾、こちらも大きい鉾。
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室町通を入ると菊水鉾。菊水とは千利休のお師匠さんであった武野紹鴎のお屋敷がこのあたりにありその邸宅内にあった菊水井からきている。
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近くの占出山。やはり山は鉾に比べると小さくて・・・。
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烏丸通に面した御手洗井。いつもは木の柵があって中に入れないが祇園祭期間中だけ開放されており、井戸の水も汲むことができる。生で飲むのは避けて家で沸かしてお茶を飲んだが、普通の水かな。この井戸も地下鉄工事で一時期枯れたが、掘り直してまた水が出たとのこと。
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再び室町通に戻り菊水鉾の前に。
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菊水鉾の北側にある山伏山の会所。天井に御神体が見える。この御神体のモデルは浄蔵貴所。平安時代の僧であった浄蔵貴所が大峰入する際の姿とのことだが、この人すごい法力を持っていたようで八坂の塔の傾きを直したり、死んだ父親を生き返らせたり。御神体にふさわしいお方なのかも。
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山伏山の会所奥にある茅の輪くぐり。蔵の奥には山の掛物が。
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会所内には掛物がいろいろ飾ってある。これは比較的新しいもので色も鮮やか。
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山にこういう鮮やかな掛物を掛けて京の街を練り歩く。
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新町通に移動した放下鉾。放下僧を祀るとのこと。放下僧とは大道芸をしながら説法をする僧、と言うことは僧の格好をした大道芸人。謡曲では放下僧に扮した武士が仇討ちを果たすというもので、こっちの話が鉾の形になったのかな、と。
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蟷螂山は今年の山一番。見ていても飽きないカラクリとなっている。
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蟷螂山の会所内。こちらも鮮やかな胴掛け。
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四条通を渡って南へと。芦刈山も謡曲の「芦刈」がテーマ。
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会所内に飾られている胴掛けなど。やはり鮮やかな色彩。
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四条烏丸から最も離れたところにある太子山。聖徳太子が四天王寺建立のための木材を探しに京に来た逸話から聖徳太子が祀られている。
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会所は秦家という京町家で奇応丸という小児薬を売っていた商家。京の商家をそのまま保存してあるような文化財級の建物。
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中にはこれでもかと言うほどの飾り付けが。
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船鉾もこのあたり。
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船鉾の会所もきれいな飾り付けがある。
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船鉾の梶には螺鈿がびっしり。これはかなり立派。
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綾傘鉾。これが鉾の原型ということなんだが。京都三大奇祭のやすらい祭りでも花傘があるがつながりがあるのであろう。
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長刀鉾はやはり一番人気。
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さて、山鉾巡行の当日。市役所前の招待席の招待状を入手できていたがいい席で見たいと思ったので早めに京都へ。京阪もそれほど混んでいなくて通常の通勤通学ラッシュであった。三条京阪から河原町御池まで歩いてもそんなに観光客の姿がある訳でもなく。四条通りに行くと大混雑だったのかも。河原町通・御池通ともに9時過ぎの段階ではまだ誰も場所取りしていない状況。もちろん招待席もガラガラなので最前列へと。
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1時間ほど待つと歓声が聞こえてきて河原町御池の交差点に長刀鉾がやってきた。遠目だが辻回しの様子も見れて、炎天下で1時間も待った甲斐があった。最前列にいると山鉾が目前を通ってゆくことになりかなりの迫力がある。
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一番山の蟷螂山。カマキリが動くところがバッチリ見える。
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いろいろな山が目の前を通り過ぎて行く。とても派手な山もあれば地味な山もあって興味が尽きずに時間が過ぎてゆく、がやはりとても暑い。
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函谷鉾。この鉾も大きいので辻回しの見どころは迫力がある。
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綾傘鉾が目の前を通ってゆく。
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鶏鉾。山が続いたので久しぶりに大きい鉾が来た、という感じ。四条烏丸の西側にいる鉾。
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太子山。この山だけが松ではなくて杉の木。
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芦刈山。胴掛けはおととい見たものだけど巡行で見ると見違えるような見栄え。
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最大の鉾、月鉾がやって来た。さすがに大きいので辻回しも時間が掛かっている。
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この鉾も近くで見るとど迫力。
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山伏山。会所でみたタペストリーが掛けられている。すばらしい色彩。
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菊水鉾。この鉾はやけに高く見える。
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立派な胴掛け。
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最後は船鉾。こじんまりとした鉾。ほぼお昼になっており、炎天下に約3時間もいたのが信じられないくらいあっと言う間の巡行であった。
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