アジアの中のヨーロッパ　ウラジオストク　Vol.１

2018/07/27 - 2018/08/04

　ダイヤモンド・プリンセス号でらくちん船旅をしてロシア・ウラジオストクまで行ってきました。折しも出航の日の前日に台風が関東へ向かっている状況で、もし一日出航日が遅かった場合は横浜港で足止めになっていたかもしれません。
　「ラッキー！」と思いましたが、次の寄港地の石巻には台風の影響で着岸できず、揺れる船の中で函館へ向かって終日航海でした。函館を経由してやっと着いたウラジオストク。しかし、なんと入国審査に時間がかかり、ツアーの出発は１時間２０分遅れでした。やっとウラジオストクの地を踏むことができました。ヨーロッパに行かなくても十分にヨーロッパの香りを感じることができるウラジオストク。この旅は息子からのプレゼントなので格別な楽しさを味わえる旅でした。

　７月２７日　横浜港発
　７月２８日　終日航海（石巻港寄港予定中止）
　７月２９日　函館港
　７月３０日　終日航海
　７月３１日　ウラジオストク
　８月　１日　終日航海
　８月　２日　青森港
　８月　３日　終日航海
　８月　４日　横浜港着
　

エリア ウラジオストック(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

クルーズがスタートしてから４日目の朝、目が覚めると着岸していました。ウラジオストクです。ここがウラジオストク駅でシベリア鉄道の出発駅。何やらにぎやかと思ったら、

　なんと駅の広場で歓迎のセレモニーをやっていました。朝の７時からやっていたそうでびっくりしました。プリンセスは私的な船ですから、高校生の子供たちが来て歌や踊りで歓迎してくれるとは思いませんでした。

電車が走っています。シベリア行きはもっと長い列車でしょうね。

反対側には金角湾と黄金橋が見えます。

　黄金橋の手前に見えたのは軍艦４隻でした。ミズーリ号に比べるとかなり小さいのですが、金角湾にプリンセスと一緒に停泊しているのには、かなり違和感を覚えます。

　プリンセスを下船します。１時間２０分遅れでツアーはどうなる？と思いました。結局ツアーの終了を１時間送らせ、出航の時刻を遅らせることによって内容をキープしていました。

　バスに乗り込みます。ビザを取る必要がないのはツアーに参加して、ツアーから外れないことが条件になっています。前にモスクワ、サンクトペテルブルグへ行く時にビザを取ったことがあります。かなり面倒でした。

　バスは出発。この建物は地図の位置からすると太平洋艦隊本部かと思われます。

　町を走ります。アジアではなくヨーロッパという感じです。ヨーロッパのどこかにある町と言っても全然おかしくはありません。

若い女性が歩いています。かなり夏向きの洋服です。

　最初に連れていかれたのはおみやげ屋さんでした。これで安心。ウラジオストクまで来ておみやげ無しの手ぶらでは帰れません。お店の入り口です。

　出資者の息子にまずおみやげを購入。

　やはりアルコールが一番です。ＶＩＳＡカードが使えました。英語は簡単な単語は通じます。親切な店員さんでした。この国の方もまじめに働いているのだという感じを受けました。

　その後は黄金橋を渡って、鷲の巣展望台へと向かいました。金角湾を見渡せます。

支えている鉄橋は太い。

あら、プリンセス号が軍艦の向こうに見えます。

バス停近くで下車して、階段をたくさん上りました。心臓にきつい！

出ました。展望台です。

わーう！　なかなかよい眺めです。

　かなり長い橋ということでした。橋がないと景色が全然違うかと思われます。

　ここに結婚した夫婦が来て鍵をかけて行くそうです。幸せな時を繋いでおきたいのでしょう。

うーん。なるほどね。

鷲の巣展望台を下りて行きます。

町の中にはロシア正教の独特なデザインの教会が見えました。

　次の要塞博物館へ行く前にトイレタイム。一人４０ルーブル。日本円で２０円です。ツアー代に含まれています。

また徒歩で階段を上って着きました。要塞博物館。

物騒な物が並んでいます。

　博物館の中は撮影禁止でした。使われていた武器が飾られていました。日ロ戦争の時代の武器もありました。レーニンの胸像も。屋根に上ることが出来ました。

見えるのは魚雷では？

コレヒドール島の大砲に比べるとかなり小さいように思います。

筒が向く先はアムール湾です。ここを守っていたのでしょう。

？　どちら向き？

要塞博物館を徒歩で下ってくるとスポーツ湾に出ました。

　湾に沿ってプロムナードが続いています。家族連れで散歩に来ているように見えます。

　きっと市民の憩いの場なのでしょう。寒い冬（マイナス２５℃）からやっと暖かい夏がきました。

　この日はとても暑くて３０℃を超えているようなムシムシする気候でした。しかし、ガイドさんによるとこれが普通だそうです。

　大学生のガイドさんでした。日本語を専攻しているそうです。彼女は真ん中に見えるマンションに住んでいると説明してくれました。日本の信州大学に１年間留学したことがあるとのことです。成績がよいと返還義務の無い奨学金で留学出来るそうです。確かにパーフェクトの日本語でした。

プロムナードの終点は噴水。

歩道には置物があり、遊び心を感じます。

戻ります。

バスに乗って次に行った場所は中央広場です。

　たくさんの観光バスが来ていました。プリンセスクルーズだけでも２８００人の人が来ているので大変な数のバスになります。

　グム百貨店かと思われる建物でしたが、違いました。

　左側の屋根が緑の建物がグム百貨店です。１５％Ｏｆｆをやっていました。モスクワが本店でこちらは支店。

　地方へ行くバスだそうです。ドニエステル共和国へ行ったことを思い出しました。ちょうどこのくらいのサイズのバスでした。

こちらは市内を走る路線バス。スヴェトランスカヤ通りを走っています。

　スヴェトランスカヤ通りに沿った地下道を下に下りると商店街がありました。おみやげやさんです。きれいな色で飾り付けられていました。　

ここを通り抜けてアルセーエフ郷土史博物館へ向かいます。続きます・・・