3泊4日 宮城と山形 (6-3) 青葉城址と秋保大滝

2018/07/21 - 2018/07/24

とある酷暑の日。

僕「7月の旅行はどこへ行こうか」
妻「涼しいとこがいい！」
僕「じゃあ東北にすっか！行くぜ、東北。」

と安易に決めた東北旅行。知らなかった、山形があんなに暑いなんて．．．。ともかく、今回も名所にグルメに大満足の旅でした。

旅行記を短くまとめ上げる気がなく、今回も6編の長編になっちまいましたが、どうぞ最後までお付き合いくだせえ。


《総走行距離:954.2km》

［こちらは 6-3 です］

エリア 仙台(宮城)

[これより前は 6-2 をご覧ください]

宿から車で1時間、仙台市の青葉山公園にある《宮城縣護國神社》に到着。

宮城県護国神社 寺・神社・教会

朱色の立派な社殿で参拝。

社務所を見てみると、なぜかひょうたんが。

「厄難消除ひょうたん」と言って、このひょうたんに息を吹き込んで蓋をすると災いを祓ってくれるそうです。

社務所の隣りには「英霊顕彰館」がありました。

よく見ると入口に「軍艦模型展」の看板が。これは見ておかないと！

入館料を支払い中へ。右側は常設展示室で、明治以降の戦争にまつわる資料などが展示されています。

常設展示室を見学した後は、いよいよ企画展示室へ。

中へ入ると、いきなり目の前に100分の1サイズの大和がドーン！

艦尾の偵察機カタパルト。すごく精巧に作られています。

軽巡洋艦「矢矧」。

大和とともに沈んだ船です。

重巡洋艦「利根」。

重巡洋艦にしては珍しく偵察機を搭載しています。

航空母艦「飛龍」。

蒼龍と対を成す中型空母です。

甲板には艦攻機や艦爆機も搭載されています。

軽巡洋艦「北上」。

高速輸送艦として利用されていましたが．．．

後方に搭載されているように、終戦1年前には回天の搭載母艦となりました。

妻「回天ってなに？」
僕「人間魚雷．．．」
妻「それって．．．」

さすがの妻も、ちょっと言葉に詰まりました。

潜水艦「伊19号」。

どの模型も、とても精巧に作られていて見ごたえがありました。

今日は青葉城址を見学する予定ですが、その前に《青葉城本丸会館》へ。

その中にある《青葉城資料展示館》で予習タイム。

青葉城資料展示館 美術館・博物館

入館料を支払い、エレベーターで2階へ上がります。

青葉城にまつわる資料が中心なので、必然的に城主の伊達政宗公に関する話が多いのが特徴です。

ちょうどCGシアターで、CGで再現した大広間や伊達政宗公と家臣とのエピソードを紹介するビデオが始まったので、先にそちらから鑑賞します。

これが結構面白くて、なかなか勉強になりました。

兜、鎧などの一式、鉄黒漆五枚胴具足。

当時の青葉城（仙台城）を再現したジオラマ。

大広間の模型。

本丸と詰ノ門。

はじっこの方にあった、タッチパネル式のバーチャルCG。

城内や城下町をCGで再現しています。

アドベンチャーゲームみたいで、これもなかなか面白かったです。

展示館を下りると、1階は土産物屋になっていました。

昨日も松島で土産物を見まくりましたが、同じ県内なので、置いてある品物は基本的にどちらも似通っています。

外へ出ました。これから《仙台城跡》（青葉城址）を見学します。

仙台城跡 名所・史跡

展示館でたっぷりと見学した、大広間の遺構。

あの大広間が、実際にここにあったんだなあ。

お、銅像が見えてきた。

にしても暑い！うだるような暑さで、目がくらみそう。

仙台と言えばこの像！

有名すぎるくらい有名な、伊達政宗公の騎馬像です。三日月の鎧がカッコいい！

妻「でも左右のバランス悪くない？左が重くて、いつも首カクッてなりそう」

実際はどうだったか分かりませんが、想像したらちょっと笑える。

騎馬像の近くの展望台からは、《青葉山公園》の全体と仙台市内が見渡せます。

青葉山公園 公園・植物園

ついでに無料の《仙台城見聞館》も見学。

仙台城見聞館 美術館・博物館

小さな建物ですが、中は賑わっています。

ここにも大広間の模型。

もっと城内を見学したかったけど、あまりの暑さで妻も僕もギブアップ。

そろそろ次へ移動したいと思います。

ちなみに、この辺り一帯には緑が多く、道路も木々に囲まれ、自然に満ち溢れていました。

青葉城址から移動の途中、しまむらやドラッグストアで買い物を楽しんだ後(仙台に来てまで立ち寄るなよ)、ちょうど昼12時には秋保温泉から更に奥にある《秋保草庵》に来ました。

秋保草庵 グルメ・レストラン

フローリングの店内は天井が高く、エアコンが無くても涼しく感じました。

妻は「もりそば」、僕は冷たい「鳥南蛮そば」を注文。

ついでに、「野菜の天ぷら」もお願いしました。

すぐに運ばれてきた小鉢。そばがき？のようなものに出汁がかかっていて、美味しかったです。

最初に「野菜の天ぷら」が運ばれてきましたが、この天ぷらがめちゃ美味しい！

薄氷をまとったような薄い衣ですが、素材の旨みをしっかりと中に閉じ込めていて、そば屋の天ぷらのレベルではないです。

妻の「もりそば」。

そばは短めですが、歯ごたえを充分に楽しめます。

僕の「鳥南蛮そば」。鳥の旨みと脂が染み出た、温かいつけ汁につけていただきます。

これも美味しくて、特につけ汁が絶品でした。

秋保草庵から車ですぐ、《秋保大滝》にやって来ました。

秋保大滝 自然・景勝地

車は《大滝れすとはうす》の駐車場に停めましたが、ほぼ満車！

大滝れすとはうす(イタリアンキッチンえむ) グルメ・レストラン

こちらでは、アイスクリームなどの甘味やピザなどの軽食がいただけます。

車を停めたら、徒歩で秋保大滝へ。

駐車場の近くでは、露店が出ていました。

石鳥居をくぐって中へ。

「秋保大滝不動尊」の横を抜けて滝へ向かいます。

さらに鬱蒼と茂った林の中へ。

木々に囲まれた階段を下ります。

案内柱がありました。展望台はすぐ目の前。

華厳滝のような大きさはありませんが、勢いがあり迫力のある滝です。

標柱と滝。

滝の近くに《不動茶屋》があったので、ちょっと休憩していきます。

不動茶屋 グルメ・レストラン

店頭のメニュー。

店内は、昔懐かしい感じの落ち着いた雰囲気です。

僕は「クリームあんみつ」、妻は「かき氷 黒蜜シロップ」を注文。

軽食もあります。

三角油揚げが気になる．．．

妻の食いかけの「かき氷 黒蜜シロップ」。

かき氷そのものは普通ですが、この黒蜜シロップが美味しかったです。

僕の「クリームあんあつ」。

青のりがかかってる！と思ったら、抹茶でした。

隣りには《仙台市秋保大滝植物園》がありますので、時間がある方はこちらも見学するのも良さそうです。

滝から宿へ向かう途中、「勝負の神」の看板を発見。《秋保神社》です。

秋保神社 寺・神社・教会

剣道をがんばっている娘のため、こちらも参拝することに。

参堂には、この神社へ奉納をした個人やチームののぼりが立っています。

本堂が見えました。

僕「でもさあ、対戦相手もここでお参りしてたら、どっちが勝つんだろ？お賽銭の多いほう？(発想がゲスい)」
妻「きっと片方は試合に勝って、もう片方は勝負に勝って、どっちも悔いのない戦いになるんじゃない？」

うおおっ！妻がまともで良いことを言った！

僕「おいどうした！？誰か乗り移ってるのか？」
妻「はあ？どう言う意味よ！」

近づくと、すごいパワーを感じました。

小さな社ですが、ご利益は大きそうです。

娘のために、妻がお守りを購入していました。

13時半には、本日宿泊する宿《仙台 秋保温泉　ホテルきよ水》に到着。

秋保温泉 ホテルきよ水 宿・ホテル

60室程度なので中型ホテルだろうなあと思ってましたが、予想外に大きい建物です。

車を駐車場に停めるとすぐに宿の方が出てきて、気持ちよく出迎えてくださいました。

2階まで吹き抜けの、開放感のあるロビー。

そこにあった見事な大皿は、宿の品格をぐっと引き上げています。

お、将棋の対局やってる！

僕の経験上、将棋の対局に使われた宿は、間違いなくクオリティが高いです。

土産物コーナー。

今回のプランは14時のアーリーチェックイン。まだ30分もありますが、部屋へ案内していただけることになりました。マンモスうれP！(死語)

宿の方に案内されて部屋へ。

エレベーターホールでは、洋人形と和人形がお出迎え。

所々にかわいい調度品が備えられています。

妻「わあ、広ーい！」

今回利用するのは、ベッド付きの和室です。

寝るのはベッドだけど寛ぐのは和室が良いと言う妻のため、予算内に収まるなら、できるだけ和洋室かベッド付きの和室を選んでます。

次の間までありました。

部屋は最上階の5階で眺めが良く、窓からは名取川が見えます。

んじゃま、さっそく風呂へ入るとするかな。

大浴場は本館と別館の2ヶ所にあり、別館は日帰り入浴でも利用できます。

[続きはを 6-4 をご覧ください]