2018/03/31 - 2018/03/31
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ドクターキムルさん
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鎌倉カントリークラブのクラブハウスを挟んで、鎌倉市の最高峰(159.2m)と横浜市の最高地点(159.4m)があるのは変で、横浜市の最高地点(159.4m)がある場所に市境があり、その鎌倉市側が鎌倉市の最高地点(159.4m)であると考えた(https://4travel.jp/travelogue/11343874、https://4travel.jp/travelogue/11345055)が、私が持っている市販(昭文社版と東京地図出版板)の1/10,000の地図や国際地学協会の1/20,000の地図、それにWebで見るZENRINの地図では峠の茶屋跡は横浜市側にあり、南側にある天園休憩所は鎌倉市側になるように線引きされているが、真相はこの市境が間違っているのではないか?なお、肝心の国土地理院の地形図はカラーではあるが市境の2点鎖線と山道の実線が同じ色であり判別ができない。
昭和40年(1965年)の上郷の1/3,000の地形図(http://www.city.yokohama.jp/me/machi/kikaku/cityplan/gis/map30s/76-3.html)を見ると、横浜市戸塚区中野町(現在は横浜市栄区上郷町)と境を接して鎌倉市があり、この市境は南北から東西の東にほぼ直角に折れている角がありかつての大平山の山頂を示している。しかし、昭和38年(1963年)にゴルフ場造成の際に掘削されて「大平平」になっている。この角の北北西直ぐには北西に向けて牛が臥せったような瓢箪形とまではいかないが落花生の殻のような形をした山容が想像できる等高線があり、その山頂には山道が描かれていて、その先は途切れている。大平平の部分には山道が描かれてはいないのだ。この山道は現在の天園ハイキングコースである。そしてこの山頂には海抜160.5mと記載されている。かつての大平山の標高は160.5mを越えていたことになる。
その後、この山を掘削して現在は崖になっており、崖の下は駐車場になっている。ゴルフクラブの駐車場増設の際にこの山が削られ、同時に山頂も削られ、現在は159.2mとなり、この崖の上のフェンスに鎌倉市の最高峰の看板(「大平山(鎌倉市最高峰)標高159.2m」)がある。削られて山頂は1.3mほど低い場所に移ったのである。
また、隣接する昭和40年(1965年)の地形図(http://www.city.yokohama.jp/me/machi/kikaku/cityplan/gis/map30s/76-6.html)には大平平の南南東にも頂きがある。これは峠の茶屋跡(2016年に撤去された(http://www.city.yokohama.lg.jp/sakae/sidemenu/doboku/news/201608tenentukoukanou.html))で現在はライオンズクラブが建てた立派な横浜市の最高地点のプレートが移された場所である。ただし、中野町と記載されており、昭和40年(1965年)当時は天園休憩所を含めて天園(かつての六国峠)は横浜市の領域だったのだ。峠の茶屋に撤去するように申し入れていたのは横浜市であるが、大正時代に建てられた天園休憩所を代々横浜市民が通って営業している理由も肯ける。
鎌倉カントリークラブがゴルフ場を造成する以前までは鎌倉市、横浜市共に市内の最高峰・最高地点はかつては大平山の山頂であったが、昭和38年(1963年)に大平山が掘削されて大平平になったが、その当時はまだ北北西に標高160.5mの山が残っており、現在の峠の茶屋跡の標高159.4mの地点の周辺は横浜市の市域であったために、鎌倉市最高峰はこの標高160.5mの山の山頂に定められたが、その後にゴルフクラブの駐車場の増設工事に伴い山が頂上付近から削られて崖になり、大平平方面は階段状に掘削された。この掘削により崖上の最高地点は標高159.2mとなった。その後、鎌倉市と横浜市の市境は、私が持っている市販の1/10,000の地図では、峠の茶屋跡は横浜市側に残っているが、南側にある天園休憩所は鎌倉市側になるように線引きが変わっている。山中の市境を変更する必要などなく、現在も峠の茶屋跡と天園休憩所を含む天園周辺は横浜市域のままなのだろう。天園峠の五差路が交わる点が市境であろう。現在は3方向の道標が立っている場所だ。
(表紙写真は鎌倉市の最高峰)
横浜市と鎌倉市に問い合わせたところ、平成14年(2002年)に両市の市境が確定しているのだということだ。峠の茶屋跡から大平山跡までの北西側は旧道沿いに市境が走っているのに、峠の茶屋跡から東側は尾根や旧道には関係なく、直線を結んだ人為的な市境に変わっているのは平成14年(2002年)の両市の協議で変更されたということだろう。
平成14年以降は市販地図やWebのZENRINの地図にあるように、峠の茶屋跡の最高地点(159.4m)を鎌倉市と横浜市の市境が通り、鎌倉市の最高地点も現在ではこの地点の159.4mにあると考えられる。
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通称大平山(峠の茶屋跡)の「横浜市内最高地点」プレート。
「横浜市内最高地点
栄区上郷町
海面からの高度:159.4m
横浜市内最高地点は、鎌倉市境にある太平山(山頂は鎌倉市域)の尾根沿い(栄区上郷町)で、この付近となります。
背後の鎌倉市方面には、鎌倉市街や、相模湾を望むことができます。
このサインは、横浜開港150周年を記念して設置しました。
協賛:横浜栄ライオンズクラブ
設置:栄区役所」。 -
かつてプレートが立っていた地点から見る峠の茶屋跡。奥左にプレートが移設された。天園の富士山のビュースポットの一つだ。
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下に天園休憩所。
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大平山跡は大平平。左の木立の辺りがかつての大平山の山頂に当たる。
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大平平の先の頂きが鎌倉市最高点だ。
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大平平の先の岩場の頂上にある鎌倉市最高地点(「大平山」)。
「大平山(鎌倉市最高峰)標高159.2m」。 -
駐車場増設で崖になったかつての海抜160.5mの山。鎌倉カントリークラブのクラブハウス横にある駐車場の崖だ。
杉の木らしき木が聳える辺りが鎌倉市の最高地点(159.2m)か。上っている稜線がこの辺りから下っている。この斜面には重機で削った跡が残り、大平平まで続いている。
戦後の高度成長期前までは峠の茶屋跡の頂きからは高低差はあるが、緩やかな稜線が続いて鎌倉市の最高地点まで繋がっていたのだという。
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