
2018/07/01 - 2018/07/02
1037位(同エリア5281件中)
funasanさん
- funasanさんTOP
- 旅行記579冊
- クチコミ18件
- Q&A回答38件
- 3,951,766アクセス
- フォロワー183人
ウェスティン・クアラルンプールのエグゼクティブラウンジ(写真)はホテル3階にあり、ラウンジからの眺めはよくない。しかし、ブキッビンタン通りに面した1フロアー全部をラウンジとして使用しているの非常に広い。夕方のカクテルタイムでも混み合うことはない。食材は豊富で十分夕食になる。おまけにバーカウンターもあり、特製のジュース、特製のカクテル等作ってもらえる。至れり尽くせりのラウンジで大満足である。
私の新著出ました。
◎舟橋栄二著『改定新版 熟年世代に送る 安くて豪華に旅する方法 ーリゾートクラブは宝の山ー』電子書籍・アマゾンキンドル版
https://www.amazon.co.jp/dp/B07F5MW9KB/ref=pd_ecc_rvi_1
◎舟橋栄二著『夢の豪華客船クルーズの旅
ー大衆レジャーとなった世界の船旅ー』
https://www.amazon.co.jp/dp/B078LPSDYJ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1514161467&sr=8-1&keywords=B078LPSDYJ
私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
PR
-
午後3時、ラウンジ(写真)でチェックインをする。ピカピカに磨かれた木製の床と同系統の木目調の壁が私の好みにどんぴしゃり一致している。今まで多くのエグゼクティブラウンジのレセプションを体験してきたが、ここが最高である。
-
しかし、一歩、ラウンジの中に入ると「Simple is Best」(単純素朴であることが最良である)てな感じで、拍子抜けである。アメリカのホテルらしく機能的で悪くはない。
-
さて、ケチケチ王侯貴族の旅を続けている私は、アフタヌーンティーがしっかり楽しめるかどうかは大きな問題だ。ラウンジ中央にちょっとした食材コーナー(写真)がある。
-
嬉しいことに、しっかりしたケーキが2種類ある。1つめは「Apple Tart Tatin」(写真)。タルト・タタン(仏: Tarte Tatin)とは、型の中にバターと砂糖で炒めたリンゴを敷きつめ、その上からタルト生地をかぶせて焼いたフランスの菓子。ひっくり返してリンゴの部分を上にして食べる。
-
2つめは「Dark Chocolate Butter Cake」(写真)ダークチョコレートは、カカオマスが40%以上のチョコレート
-
クッキー2種類がおまけである。サンドイッチやスコーン類はない。よって、ここでランチにするのは少し無理があり、デザートタイムであろう。
-
円弧を描いた窓側にはブキッビンタン通りに面して座席(写真)がずらりと並んでいる。その1つに席をとり、私のコーヒータイムにする。
-
ほろ苦いカプチィーノと甘いケーキ(写真)は実に相性がよく、私に幸せを運んでくれる。ここに妻がいれば「おいしいね~」と言って旅の喜びを共有できるのであるが、妻は可愛い孫(2才半)の世話に忙しい。
-
ここのラウンジの一角にテラス席(写真)があり、屋外でもラウンジを楽しめる。ただ、屋外は暑いし、ここは喫煙席なので、すぐに中に入る。
-
テラス席の正面にパビリオン(写真)がある。
-
そして、斜め右奥にホテル「ロイヤル・チェラン」(写真)が見える。
-
ラウンジ(写真)は朝6時から午後11時までオープンしており、アルコール類を除き飲み物は終日楽しめる。アフタヌーンライトスナックは正午から午後4時30分まで、そして、イブニングカクテルタイムは午後6時(午後8時まで)からはじまる。
-
さて、カクテルタイムの食材を眺めながら、私のマリオット・SPGプラチナへの道を続けよう。2014年の12月、念願のマリオット・ゴールドメンバーになった私は翌年1月から勢い込んで名古屋マリオット巡りをはじめた。
写真:カクテルタイム(菜っ葉類) -
当時の名古屋マリオットには「日曜・祝日宿泊プラン」という格安料金があったので私はよく使った。特に正月明け、1月2月のオフシーズンは驚くほど安いプランが出てきた。
写真:カクテルタイム(カット野菜、豆類) -
何と1泊2名の宿泊代金(食事なし)で総額16400円也。この値段でエグゼクティブレベルに無料アップしてもらってラウンジ使い放題!私はマリオット・ゴールドの威力にほとほと感動した。
写真:カクテルタイム(スティック野菜) -
私の華々しいマリオットゴールドデビューの2015年に、実は世界の巨大ホテルグループにとんでもないことが起こった。マリオットがスターウッド(SPG)を買収したのである。
注:SPG…ル・メリディアン、ウェスティン、シェラトン、セントレジス等の高級ホテルグループ
写真:カクテルタイム(チーズ各種) -
マリオットとSPGはそれぞれ長い歴史と独自の会員制度を持っており、この両者の完全統一は難しい。そこで、プログラムの変更はせずに、取り敢えず両方のエリートメンバーのステイタスだけ一致させよう、となった。
写真:カクテルタイム(スモークサーモン、ハム類) -
私はSPGの会員登録をして自動的にSPGゴールドになった。SPGゴールドの人はマリオットゴールドになった。両者のステイタスマッチである。
写真:カクテルタイム(リキュール類) -
しかし、同じゴールドでも両者の基準とサービスには雲泥の差があった。マリオットゴールドは年間50泊以上でラウンジ利用OK,一方SPGゴールドは年間10滞在または25泊でラウンジ利用不可。マリオットでは年間10泊でシルバー(ラウンジ利用不可)である。
写真:カクテルタイム(ワイン類) -
SPG系ホテルでラウンジアクセスが保証されているのはSPGプラチナで、その基準は1年に25滞在または50泊以上である。よって、本来の公平なステイタスマッチであれば「マリオットシルバー=SPGゴールド」「マリオットゴールド=SPGプラチナ」となる。
写真:バーカウンター -
ここにとんでもない秘密兵器が登場した。SPGアメックス・ゴールドカードである。このクレジットカードを購入すれば自動的にSPGゴールドメンバーになる。
写真:カクテルタイム(ホットディッシュ類) -
そしてSPGゴールドはステイタスマッチで何の苦もなくマリオットゴールドになれる。何と1泊もマリオットに泊まらずしてマリオットゴールドになる裏技ができてしまった。
写真:カクテルタイム(ホットディッシュ類) -
マリオットとSPGの制度上の歪みが生んだあまりにも美味しい話なので、高級ホテル好きの間では一気に盛り上がった。期間限定ながら一種のお祭りである。
写真:カクテルタイム(パン類) -
私は許せなかった。マリオットを!私が怒っても何も変わらないが、私はマリオットリワードに入ってはや20数年、ゴールドは憧れの存在だった。そして、昨年(2014年)わざわざマレーシアまで泊まりに行ってやっと手に入れたゴールドだ。
写真:カクテルタイム(フルーツ各種) -
ところが、今や魔法のカードを購入するだけでゴールドになるなんて…。頭から怒りの炎が出る~。と言いつつ、実は私も直ぐにこのカードを購入した。
写真:カクテルタイム(スイーツ各種) -
なぜなら、このカードが無ければ、私は2015年1年間でマリオットに50泊しなければ翌年ゴールド剥奪(はくだつ)されてしまう。カードさえ持っていればマリオットに1泊もしなくてもゴールドが維持できる。こんな美味しい話はない。
写真:カクテルタイム(スイーツ各種) -
さて、あまりケチな話はこれくらいにしてカクテルタイムにもどろう。
カクテルタイムの私の前菜(写真)は大好きなスモークサーモンを中心にして新鮮な野菜、チーズ、ナッツ類をとりそろえる。ここにドレッシングがわりにレモンを絞ってふりかける。 -
実は、この日のカクテルタイムにマレーシア人の友人を招待して、彼と一緒に2時間ばかりカクテルタイムを楽しんだ。彼はベジタリアンである。よって、彼はベジタリアン料理(写真)を別に注文した。
-
彼は私に断らずにベジタリアン料理を2品、そして、ジンジャーティー、ハーブティー等、スタッフにオーダーし、マイペースで食事を楽しんでいた。これらは全て無料だった。(私は知らなかったが、彼は知っていた)
写真:カクテルタイム(私のメイン料理) -
実は、彼は銀行マン(HSBC勤務)で中東のドバイでの勤務が長く、マレーシア・クアラルンプールに転勤になった時、コンドミニアムが見つかるまで、数週間このウェスティンホテルの1ベッドレジデンスに住んでいた、というのである。
写真:カクテルタイム(私のデザート) -
彼はラウンジを含めて私以上にこのホテルのことを知っていた。ベジタリアン料理に関しては「カクテルタイムの食材にベジタリアン料理が不足しているので、その時間帯でのベジタリアン料理2品オーダーは無料で提供する」ということだった。
写真:カクテルタイム(カプチィーノ) -
ここのラウンジは本当に広くてゆっくりくつろげる。食事をするダイニングテーブルばかりではなく、ゆっくり読書をする書斎風のエリア(写真)もある。
-
ここに座って好きな本でも読めば時間はあっという間にたってしまう。英字新聞・中国語新聞を読みこなしてラウンジスタッフと(その新聞の内容について)話しあえば、これはもう完全に語学学校になる。
-
カクテルタイムは夕方の6時から8時までなので、夜8時を過ぎるとラウンジ(写真)は急に静かになる。私は夕食後の散歩にホテル目の前にある「パビリオン」に行き、元気あふれるクアラルンプールと若いマレーシア人達のエネルギーをもらう。
-
1時間ばかりパビリオン周辺を徘徊してホテルに帰ってくると疲れがピークになる。風呂に入ってさっぱりし、Westin Heavenly® Beds(ウェスティンヘブンリーベッド)にもぐれば、「極上の眠り」(ホテル側の宣伝文句)になる。
-
目覚めの朝、寝室のカーテンを開けると目の前はパビリオン(写真)。何とも面白くない眺めであるが、ここにロングステイして仕事に出かけたり、語学学校に通ったり…。
-
私はしがない高校教員(注)だったが、昔から外国への憧れは強く、特に、高級ホテル併設の1ベッドルームレジデンス(超高級コンドミニアム)にロングステイするのが夢であった。その夢がかなった。しかし、たった1日だけである。余りにも短い!
注:英語教員ではありません。私は英語が大嫌いだった数学教員です。
写真:朝のラウンジ -
朝食は一般のレストラン「リビングルーム」でオードブルとメイン料理を頂き、朝のラウンジに移動する。ここの朝食メニューも素晴らしい。シェフが常駐し、特製卵料理、その他を作ってくれる。
-
ビュッフェカウンター(写真)には昨夜のカクテルタイムと同様な品ぞろいで並んでいる。
-
スモークサーモン、ハム、チーズ(写真)も全て昨夜と同じレベルで用意されているので、ここだけで朝食になる。
-
そして、明るい窓側の席(写真)に座って…
-
私の朝のデザートタイム(写真)がはじまる。スタッフに生絞りの野菜・フルーツジュースを作ってもらい、甘いデニッシュ、マフィンを食べながらカプチィーノを飲む。これはもう王侯貴族の生活に違いない。
-
しかも、私の払ったお金は総額1万円程度。この金額で(2名までOK)スイートアップ、チェックイン後のケーキ・コーヒータイム、夕方のカクテルタイム(アルコール付き)、朝食レストランの豪華な食事、朝食後のラウンジのデザートタイム…
写真:午前の静かなラウンジ -
さらにレイトチェックアウト(午後4時まで可能)して、ケーキとコーヒー(写真)を味わってから、後ろ髪をひかれながらホテルを後にした。
私は確信した。これは禁断の果実、麻薬だ~!もう抜けられない。このようにして私はマリオットの術中にはまっていった。(→プラチナへの道に続く)
→次回「ルネッサンス・クアラルンプール」
KL最終回「JWマリオット・クアラルンプール」
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (5)
-
- wakupaku2さん 2018/09/25 13:25:07
- ラウンジの友人招待について教えて下さい。
- funasanさん
たびたびお邪魔してすみません。
旅行記中でラウンジにご友人の招待ってありますが、これはラウンジのスタッフに申し込むのでしょうか?有料でしょうか?
有料の場合は相場はおいくらくらいでしょうか?
10月にクアラルンプールのJWのラウンジに現地の友人を招待したいのですが、スタッフに現地申込で大丈夫でしょうか?
ホテルのラウンジによっては入室のチェックがとても甘い場所があり、これって誰でも入れるの?って思う事がありました。
- funasanさん からの返信 2018/09/25 14:53:01
- RE: ラウンジの友人招待について教えて下さい。
- お久しぶりです。
私のKL旅行記は基本的に1人で宿泊した場合のものです。
マリオットの世界基準では、プラチナメンバーの同伴者1名はラウンジ無料ですから、友人が宿泊していようが、いまいが関係ありません。
よって、現地で知り合った友人1名をラウンジに無料で招待したのです。
ただし、もし私がはじめから2名で宿泊しており、さらにもう1人招待する場合は有料となります。料金はホテルによって色々ですから聞いてみて下さい。当日チェックインの時に「友人1名をラウンジに招待したい」と言えば、それでOKです。KLのホテル代金は安いので有料招待にしても安いと思います。
JWマリオットのラウンジは広くて快適です。ただし、全て室内なので眺めはゼロです。カクテルタイムの時の食材は豊富で夕食になります。トライしてみて下さい。
funasanより
- wakupaku2さん からの返信 2018/09/25 15:59:25
- RE: RE: ラウンジの友人招待について教えて下さい。
- funasanさん
有難うございます。
では、有料でお願いしてみようと思います。
これからも宜しくお願い致します。
-
- wakupaku2さん 2018/07/21 00:31:10
- ラウンジのスイーツがとっても美味しそう・・・
- funasanさん
こんばんは。
ウェスティンクアラルンプール素敵ですね!!
私は10月のクアラルンプール行はマリオット系にしようと計画してますが、気持ちが揺らぐ~。ジャカルタのケラトンがよかったので、SPGを見直しました。
キンドルで豪華客船クルーズ、読ませて頂いています。電子書籍が初なのでなかなか進まないですけど、次はリゾートクラブも読ませて頂きますね。
お話の中のSPGAMEXは、マリオットが買収する話が出てからですが、正統派修行の方にはホント、許せないでしょうね。うちは便乗プラチナなので申し訳ない気持ちです。
私は、マリオット話の前からのSPGAMEXユーザーなので、人気が出てレアカードでなくなって寂しいです。収入のない主婦が作れる唯一の格下のAMEXカードだったんですよ。当時は店で出して珍しがられましたし、京都ラウンジに入れるのが一番のメリットでした。
ホテルホッピングの楽しさに目覚めたばかりですが、funasanさんの旅行記で啓蒙されています。続きの旅行記楽しみにしています。
- funasanさん からの返信 2018/07/21 06:18:21
- Re: ラウンジのスイーツがとっても美味しそう・・・
- wakupakuさん、おはようございます。
今年の夏は無茶苦茶暑いですね。熱帯のマレーシア・クアラルンプール以上の猛暑と感じます。
私のクルーズ本の購入ありがとうございます。アマゾン・キンドル版は慣れるまで読みにくいですが、特に私の『豪華客船クルーズの旅』は1400枚以上の綺麗な写真が見れます。大きなパソコン画面を分割して半分に文章、半分に写真という読み方もできます。臨場感あふれる読書ができます。
つい最近出版した新著『安くて豪華に旅する方法』は私が昔から開拓した裏技の宝庫です。特に海外リゾートホテルに1週間滞在して3万円+税(2名)。これは今でも使えます。例えば、私が実際にこのシステムを使って泊まったアジアのホテルは、
バンコク→「ル・メリディアン・バンコク」「ソフィテル・バンコク」
ペナン→「ゴールデンサンズ・リゾート・ペナン・シャングリラ」
クアラルンプール→「インターコンチネンタルKL」「ロイヤル・チュラン」
バリ島→「プルマン・バリ・レギャン・ニルワナ」
今でも使えますので研究する価値はあると思います。
実は、明日から妻とヨーロッパに飛びます。
「南ドイツ・チェコ・オーストリア国際特急列車の旅」(約2週間)
ビジネスクラスで飛び、ホテルは全てマリオット・SPG・ヒルトンで固めました。事前に「結婚30周年記念旅行、キングベッド・スイートアップ希望」をリクエストしておきました。
妻はヨーロッパが大好きですので、日本から来たロイヤルファミリー扱い?を演じて奥様孝行してきます。
では、また。
funasanこと舟橋栄二より
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
funasanさんの関連旅行記
クアラルンプール(マレーシア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
5
44