ポンコツ爺さんのマルタ留学日記　１３　【９／１３（水）：授業７日目　＆　セントジョージズベイビーチ（St. George's Bay Beach）】

2017/09/01 - 2017/09/17

いよいよ定年を迎えるにあたり、会社の定年前休暇制度（２週間＋お小遣い）を利用して何か有意義な事をしてみたい、単なる旅行ではなく、何か目的のあることをしてみたい。折しも、仕事上の必要性から始めた英会話の勉強。そんな時、素敵な英会話教室に出会いすっかり虜になってしまった。優しく気さくなスタッフ、そして何よりもフレンドリーでモディベーションの高い先生方と勉強仲間、全員がファミリーみたいな素晴らしい英会話教室に出会った。その存在が、長年やってみたかった海外語学留学に向けて、私の背中を押してくれた。そして、一番後押してくれたのは、かみさんと２人の娘たち、その歳で短期留学なんてちょっと素敵じゃん。長年、会社に貢献してきたご褒美なのだから、自分のしたい事をした方が良いよ。なんて、心に沁みた。
そんなこんなで、私はこの歳にも関わらず、2017年9月１日～17日、マルタ共和国の英語学校に約２週間の短期語学留学をすることになった。

普段文章といえば、プレゼン資料や業績報告書とかビジネスライクなものばかりで、到底文学的なセンスなど持ち合わせていないが、爺さんが身をもって体験した希少なポンコツ珍留学をメイドの土産、じゃない、じゃない、冥途の土産に、徒然なるままに書き綴ってみたいと思う。

今回は、授業７初日の様子とマルタに来て初めてのビーチ、学校の地元のパーチビルのセントジョージズビーチについて書いてみます。

エリア セントジュリアンズ(マルタ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス 船 徒歩
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: その他

午前中のドリスの授業にだいぶ慣れて来て、質問がどんどんできるようになった。
お陰で、間接話法、インダイレクトスピーキングの整理がついた。
何より、一昨日と昨日でソープカフェで会話が弾んだのが嬉しくて。
また今日の授業でも、臆せず、質問を積極的にできたのも嬉しい。
やっと、英語の修行に来た実感がしている。
金曜日には離れる人向けにフェアウェルパーティを開くのが通例とか。
ジュースとケーキでパーティするらしい。ドリスが今週の金曜日はタケーシのフェアウェルパーティーとタリタの誕生日パーティーよ。
有難いけど、折角慣れてきたのに
もうお別れなんて、なんか寂しい。

午後はサブリナのフルエンシーの授業。(写真の資料はこの日のレッスンマテリアルです。）今日は３チームに分かれて即興劇。劇のシチュエーションをサブリナが説明する。今夜はパーチャビルでパーティー。娘はそこに行きたい。でも、両親が厳しくて許してくれない。さて、娘はどうやって家を抜け出してパーティーへ行くか、自分たちで考えて、劇を完成させて、演じてね。
私は、仲良しのセレーナの姉御とイケてるコロンビアーナ、アレハンドラと３人でチーム。
まずは、ストーリー.。イタリアーナ（というか地元のミラノに誇りを持っているのでミラネーゼって言わないと怒られるけど）のセレーナの姉御がストーリーを組み立てる。タケーシは父親で私たちは娘ね。バッドガールズ！出来の悪い娘が２人も？２人ともゲラゲラ。友達の家に行くから車貸して。でも、厳格な父は信じない。２人の普段の素行が悪いからね。今日も先生に呼び出されたんだぞ、バッドガール達！また２人ゲラゲラ。で、らちがあかないから、お父さんの大好きなワインをお詫びにプレゼントして、しこたま飲ませて、酔い潰れた所で、鍵を拝借して、パーティーへ出かける。ってお話はどう？いい、いい！それ乗った！で、俺の車、フェラーリね。ガハハ、いい、いい、タケーシ、クール！とイタリア車登場で上機嫌の姉御。で酔いが冷めて、目覚めたオヤジは異変に気付いて、最後、決め台詞はマッンマミーア！ね。今や日本語となっているイタリア語で落とした。ギャハハ！３人で笑い転げた。もはや、英語の授業なのかわからなくなってきた。お陰で、寸劇は大盛り上がり、大受け。あんた達、コメディアントリオでやってけるわね。サブリナも大絶賛。でも、今考えて観るとそんな受けるネタでもない。日本だったらシラーとか寒～とか字幕が出てきそうなネタだよね。海外の人たちって本当に純粋だよね。歳とか、世間がどう思うかとか関係なく、自分たちにとって良いもの欲しているものはなら素直に反応してくれる。オヤジギャグがどうたらこうたらという偏見というか、色眼鏡で見るというか、そういったことがない。いい加減だけど、素直で純粋、変に擦れたところがない、気取ったところがない。まあ、これも、人によるんだろうけど、少なくとも私がマルタで接した人たちは皆んなそんな感じだった。
楽しい授業が終わり、今日は何をしようか。そういえば、未だマルタの海に入っていないな。折角海パンも持ってきたのに、いつでも入れると思って、今まで入らずにきてしまった。超美しくアズールブルーに透き通ったこのメディテレーニアンシーに入ってないなんて信じられない。今日は出歩かずに折角のマルタ海に入ろう。

昼飯を軽く済ませて、近くのパーチャビルの砂浜に行ってみる。正確にはセントジョージズベイビーチ（St. George's Bay Beach）。宿舎の受付のおばちゃんは、初日に、学生ばかりだから私は勧めないけど、って言っていたけど。自分には十分綺麗に見えたし、日本人からすると、そんなに混んでいる様子もなかったし、で、今日の午後の過ごし方決定。で、行ってみたら、結構人が出ているが混んでるほどではない。こんくらい人が居ないと返って寂しい。
日陰にスペースを見つけてダイソーのマットを敷く、結構小さい。背中位。下に海パンを履いて来たので、脱いで海へ。財布は心配なのでダイソーの簡易携帯防水ケースに入れて海パンのポッケに入れて持って行くことに。
スリーマで見た海水浴場は結構透明度が高くブルーだったのに。ここは、綺麗だけど驚くほどじゃない。受付のおばちゃんの言っていることが何となくわかる気がする。随分、贅沢な話。普通の綺麗さでは満足できなくなっている。自分で書いて置いて鼻持ちならないが、でも、ここの砂浜は超気に入った。砂が砂というより、超細かい石。足が気持い。おまけに体にまとわりつかない。
ああ、こんな所に住めたらな～。でも、冬はあるみたいだし、移住も難かしそうだから、ノービザで滞在できる３ヵ月間、夏場のロングステイの方が現実的かも。物価も日本で聞いていたほどは安くは無いけど、とは言え日本ほどじゃないし、ちゃんと吟味すればとってもコスパの良い生活が出来るかも。
そういえば、昨日、MAXの帰りに不動産屋の店先の物件を見たら、ピンキリだけど、その中で一番安い物件は１６万ユーロのフラット（アパートメントハウス）だった。スイーイ地区（学校のあるこの地区はマルタの山の手らしい。）の３ベッドルーム、共有プール付きの物件だったので、１ベッドの物件でスリーマあたりなら１０万ユーロ以下
で良い物件があるのでは。定期的に長期滞在するなら結局はそっちの方がお得？資産になるしね。でも、マルタって、外国人が不動産の購入可能なのかな。要調査だね。
（帰国後、調べてみましたが、外国人による不動産取得は可能なようです。政府も外国からの投資は積極的に受け入れる方針のようで、永住権取得にも有利な条件になるようです。お金があれば考えたいなー。宝くじ当たんないかなー。）
いや～。それにしても、潮風が気持良い。浜辺なのに湿気が全然ない。
おまけに磯の香りが全然しない。これは、ハワイでも言える。
以前、磯の香りはミネラル分の多さによると聞いたことがある。
日本の海は山から多くのミネラル分が海に注ぐので磯の香りが強いのだと。
豊かな海の賜物なのかも。日本の自然に感謝。えー？結論そこー？

海から帰って、greensとMAXへ。greensでは朝のジュースと果物。地中海なのでオレンジとかリモーネとか柑橘系にしようと思っていたが、洋梨がパックで安かったので、洋梨を買いました。味は美味しいけど、食感が柔らかくて自分にはちょっと合わなかったので、明日、クラスのみんなにあげます。