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旅の行程<br />5月 8日 肥前浜宿、塩田津<br />5月 9日 有田内山、大川内山、佐賀柳町<br />5月10日 黒木、八女福島<br /><br />佐賀県嬉野市塩田町は、江戸時代前期には小倉から佐賀を抜けて長崎へと続く長崎街道の宿場町だったところで、町の中央部を流れる塩田川には、有明海の潮の干満の差を利用して多くの船が行き交い、「塩田津」と呼ばれた川湊は物資の集散地としても発展しました。<br /><br />天草から運ばれてきた陶石はここで荷揚げされて有田町、伊万里市、波佐見町(長崎県)の窯場へ送られ、また、帰りの船には米や陶磁器などを積んで大阪方面へ運ばれて行ったと言われ、「塩田津」には廻船問屋や商家が建ち並び、大いに賑わいました。<br /><br />ところが、「暴れ川」と呼ばれるほど氾濫が度重なった塩田川を避けるため、享保年間(1716年~1736年)に、長崎街道は嬉野から塚崎(武雄)へ迂回するルートが確立され、さらに長崎街道の脇街道として多良海道(多良往還)も整備されたため、次第に宿場町としての重要性が薄れていきました。<br /><br />しかし、その後も川湊として重要な役割を果たしていた「塩田津」はますます活況を呈するところとなり、長崎街道沿いに外壁を漆喰で塗籠めた居蔵造りの廻船問屋や商家が建ち並ぶ、見応えのある町並みが形成されました。

2018 佐賀・福岡の旅 2/7 塩田津 (1日目)

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2018/05/08 - 2018/05/10

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nao

naoさん

旅の行程
5月 8日 肥前浜宿、塩田津
5月 9日 有田内山、大川内山、佐賀柳町
5月10日 黒木、八女福島

佐賀県嬉野市塩田町は、江戸時代前期には小倉から佐賀を抜けて長崎へと続く長崎街道の宿場町だったところで、町の中央部を流れる塩田川には、有明海の潮の干満の差を利用して多くの船が行き交い、「塩田津」と呼ばれた川湊は物資の集散地としても発展しました。

天草から運ばれてきた陶石はここで荷揚げされて有田町、伊万里市、波佐見町(長崎県)の窯場へ送られ、また、帰りの船には米や陶磁器などを積んで大阪方面へ運ばれて行ったと言われ、「塩田津」には廻船問屋や商家が建ち並び、大いに賑わいました。

ところが、「暴れ川」と呼ばれるほど氾濫が度重なった塩田川を避けるため、享保年間(1716年~1736年)に、長崎街道は嬉野から塚崎(武雄)へ迂回するルートが確立され、さらに長崎街道の脇街道として多良海道(多良往還)も整備されたため、次第に宿場町としての重要性が薄れていきました。

しかし、その後も川湊として重要な役割を果たしていた「塩田津」はますます活況を呈するところとなり、長崎街道沿いに外壁を漆喰で塗籠めた居蔵造りの廻船問屋や商家が建ち並ぶ、見応えのある町並みが形成されました。

同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス ANAグループ JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 塩田津の最寄りバス停へ到着しました。

    塩田津の最寄りバス停へ到着しました。

  • 旧塩田町の排水桝の蓋。<br /><br />唐泉山と塩田川の上部に、町の花「桜」が配置されています。

    旧塩田町の排水桝の蓋。

    唐泉山と塩田川の上部に、町の花「桜」が配置されています。

  • 町並みの南端にある常在寺の参道には・・・

    町並みの南端にある常在寺の参道には・・・

  • 文政8年(1825年)に作られたと言われる石造の仁王像が立っています。<br /><br />細部にわたって表現された仁王像は、塩田の石工が丹精を込めて彫り上げたものだそうです。

    文政8年(1825年)に作られたと言われる石造の仁王像が立っています。

    細部にわたって表現された仁王像は、塩田の石工が丹精を込めて彫り上げたものだそうです。

  • では、長崎街道の町並みを歩きます。

    では、長崎街道の町並みを歩きます。

  • 町並みの入口に立てられた石標。

    町並みの入口に立てられた石標。

  • 伝統的な町家と消防団の洋風建築とのコントラストが楽しいですね。

    伝統的な町家と消防団の洋風建築とのコントラストが楽しいですね。

  • 江戸時代の建築と言われるこちらの町家は、蓮池藩士の住宅で、かつて寺子屋として使用されていたようです。

    江戸時代の建築と言われるこちらの町家は、蓮池藩士の住宅で、かつて寺子屋として使用されていたようです。

  • 先ほど見た旧塩田町の排水桝の蓋のカラー版です。

    先ほど見た旧塩田町の排水桝の蓋のカラー版です。

  • ちょっと小ぶりの旧塩田町の汚水桝の蓋。<br /><br />中央に旧町章と、その周囲に町の花「桜」が描かれています。

    ちょっと小ぶりの旧塩田町の汚水桝の蓋。

    中央に旧町章と、その周囲に町の花「桜」が描かれています。

  • 長崎街道沿いの塩田津の町並みです。

    長崎街道沿いの塩田津の町並みです。

  • 焼酎と日本酒の看板を掲げた町家。<br /><br />酒店さんじゃなさそうなので、料理屋さんでしょうか・・・。

    焼酎と日本酒の看板を掲げた町家。

    酒店さんじゃなさそうなので、料理屋さんでしょうか・・・。

  • たくさん窓が開けられているのは旧塩田郵便局です。

    たくさん窓が開けられているのは旧塩田郵便局です。

  • こちらの町家は、窓以外の部分にまで千本格子をはめて、外観のアクセントにされています。

    こちらの町家は、窓以外の部分にまで千本格子をはめて、外観のアクセントにされています。

  • おっ、かわいい猫ちゃん発見。

    おっ、かわいい猫ちゃん発見。

  • でも、まだお眠のようです・・・。

    でも、まだお眠のようです・・・。

  • 町並みの所々に、ハナミズキに下草をあしらった街路樹が植えられています。

    町並みの所々に、ハナミズキに下草をあしらった街路樹が植えられています。

  • こちらの居蔵造りの町家は整体師さんです。

    こちらの居蔵造りの町家は整体師さんです。

  • こちらは、看板にユニオンジャックを描いたカフェです。

    こちらは、看板にユニオンジャックを描いたカフェです。

  • 塀の格子から中庭を見た様子です。

    塀の格子から中庭を見た様子です。

  • 塩田津の町並みを見返したところです。

    塩田津の町並みを見返したところです。

  • こちらは、塩田津の観光案内や特産品の展示販売などを行っているレトロ館です。<br /><br />ちなみに、この交差点は札の辻と呼ばれ、かつて高札場があったそうです。

    こちらは、塩田津の観光案内や特産品の展示販売などを行っているレトロ館です。

    ちなみに、この交差点は札の辻と呼ばれ、かつて高札場があったそうです。

  • 札の辻の先の町並みです。

    札の辻の先の町並みです。

  • こちらは18世紀後期の建築と推定されている町家で、建物全体はコの字形になっています。

    こちらは18世紀後期の建築と推定されている町家で、建物全体はコの字形になっています。

  • 寛政2年(1790年)に建てられた、塩田津の中でも最も古い居蔵造りの町家を活用したミュージアムです。

    寛政2年(1790年)に建てられた、塩田津の中でも最も古い居蔵造りの町家を活用したミュージアムです。

  • こちらの町家は、塩田津でも最大級の居蔵造りの建物だそうです。

    こちらの町家は、塩田津でも最大級の居蔵造りの建物だそうです。

  • 元々呉服商を営んでおられましたが、明治43年(1910年)に筑後柳川の銀行の営業権を引き受け、現在の佐賀銀行の前身を立ち上げられました。

    元々呉服商を営んでおられましたが、明治43年(1910年)に筑後柳川の銀行の営業権を引き受け、現在の佐賀銀行の前身を立ち上げられました。

  • 塩田津の町並みです。

    塩田津の町並みです。

  • こちらの町家は、安政2年(1855年)に建てられた陶磁器店さんです。

    こちらの町家は、安政2年(1855年)に建てられた陶磁器店さんです。

  • こちらは陶磁器店さんの三の蔵で、明治43年(1910年)に設立した塩田銀行として大正5年まで使われました。

    こちらは陶磁器店さんの三の蔵で、明治43年(1910年)に設立した塩田銀行として大正5年まで使われました。

  • 塩田津の町並みです。

    塩田津の町並みです。

  • 街道筋に面する全面にガラス戸を入れた町家です。

    街道筋に面する全面にガラス戸を入れた町家です。

  • 奥行きも相当の深さがあります。

    奥行きも相当の深さがあります。

  • こちらの町家は、廻船問屋として財をなした西岡家住宅で、安政2年(1855年)に建てられました。

    こちらの町家は、廻船問屋として財をなした西岡家住宅で、安政2年(1855年)に建てられました。

  • 塩田津の町並みの中核を成すこの建物は、虫籠窓をしつらえた重厚なものです。

    塩田津の町並みの中核を成すこの建物は、虫籠窓をしつらえた重厚なものです。

  • こちらは西岡家住宅の付属家で、主屋と一体になっています。

    こちらは西岡家住宅の付属家で、主屋と一体になっています。

  • 西岡家住宅の向かいに連なる町家です。

    西岡家住宅の向かいに連なる町家です。

  • たこ焼き屋さんがあったり・・・

    たこ焼き屋さんがあったり・・・

  • 旅館があったりと、商売人さんが軒を連ねています。

    旅館があったりと、商売人さんが軒を連ねています。

  • そのお隣の居蔵造りの町家は・・・

    そのお隣の居蔵造りの町家は・・・

  • 一般の住宅のようです。

    一般の住宅のようです。

  • こちらは西岡家住宅を反対側から見返した光景です。

    こちらは西岡家住宅を反対側から見返した光景です。

  • ベンガラ塗の名残を留める町家です。

    ベンガラ塗の名残を留める町家です。

  • 塩田津の町並みを振り返ったところです。

    塩田津の町並みを振り返ったところです。

  • こちらは、蓮池藩の上納米を取り扱う米商人の商家で、19世紀初頭に建てられました。

    こちらは、蓮池藩の上納米を取り扱う米商人の商家で、19世紀初頭に建てられました。

  • 下屋を頑丈な持ち送りで支えるこちらの町家には、駒つなぎの金物や、大戸を吊り上げる金具が残されています。

    下屋を頑丈な持ち送りで支えるこちらの町家には、駒つなぎの金物や、大戸を吊り上げる金具が残されています。

  • 白漆喰塗と木部の対比が面白い町家です。

    白漆喰塗と木部の対比が面白い町家です。

  • 妻側の破風部分が白漆喰で曲面状に塗籠められていますが、その曲面が作り出す姿がユニークです。

    妻側の破風部分が白漆喰で曲面状に塗籠められていますが、その曲面が作り出す姿がユニークです。

  • 切妻屋根の途中に、2ケ所の破風屋根を付けた町家です。

    切妻屋根の途中に、2ケ所の破風屋根を付けた町家です。

  • 玄関を斜めに埋め込んだ町家です。

    玄関を斜めに埋め込んだ町家です。

  • 1階は今風の店舗に改装されていますが、2階から上には建築当初の面影が色濃く残っています。

    1階は今風の店舗に改装されていますが、2階から上には建築当初の面影が色濃く残っています。

  • 町並みの所々に置かれている恵比須様も、塩田の石工が彫ったものだと言われています。<br /><br />ちなみに、佐賀では恵比須様の胸にある宝袋をなでるとご利益あると信じられているそうです。

    町並みの所々に置かれている恵比須様も、塩田の石工が彫ったものだと言われています。

    ちなみに、佐賀では恵比須様の胸にある宝袋をなでるとご利益あると信じられているそうです。

  • こちらの町家は、保険代理店のようです。

    こちらの町家は、保険代理店のようです。

  • こちらの町家には、いわゆるバッタリ床几ではなく、固定式のものが造り付けられています。

    こちらの町家には、いわゆるバッタリ床几ではなく、固定式のものが造り付けられています。

  • こちらは塩田津町並み交流集会所です。<br /><br />現在集会所として使われているのは、計量器を備えていた旧検量所の建物で、裏にある御蔵浜と呼ばれる荷揚げ場で船から荷物を積み替えた車が、そのまま計量器できるようになってたそうです。

    こちらは塩田津町並み交流集会所です。

    現在集会所として使われているのは、計量器を備えていた旧検量所の建物で、裏にある御蔵浜と呼ばれる荷揚げ場で船から荷物を積み替えた車が、そのまま計量器できるようになってたそうです。

  • 郵便ポスト越しに見た町並みです。

    郵便ポスト越しに見た町並みです。

  • こちらの町家にも固定式の床几が造り付けられていました。

    こちらの町家にも固定式の床几が造り付けられていました。

  • 塩田津の町並みを見返した光景です。

    塩田津の町並みを見返した光景です。

  • 白漆喰の土蔵と和洋折衷の建物のあるお屋敷です。

    白漆喰の土蔵と和洋折衷の建物のあるお屋敷です。

  • 新緑の大木が塩田津の町に潤いを与えています。

    新緑の大木が塩田津の町に潤いを与えています。

  • こちらの町家は、2階に透かし張りの雨戸を入れておられます。

    こちらの町家は、2階に透かし張りの雨戸を入れておられます。

  • 塩田津の町並みです。

    塩田津の町並みです。

  • 良いデザインのガラス戸が入れられた町家です。

    良いデザインのガラス戸が入れられた町家です。

  • さて、そろそろ塩田津の町歩きを終わります。

    さて、そろそろ塩田津の町歩きを終わります。

  • では、塩田下町のバス停からバスに乗って、今宵の宿へ向かいます。<br /><br />再訪したい町が、またひとつ増えました。

    では、塩田下町のバス停からバスに乗って、今宵の宿へ向かいます。

    再訪したい町が、またひとつ増えました。

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