シャンバラを求めてチベットへ⑥　ツアー4日目　ラサの夜は更けてゆく

2018/06/07 - 2018/06/13

子供時代から神秘的な話が好きだった
エジプトのピラミッドやマチュピチュ、チェチェン・イッァ、万里の長城、クノッソス、・・きりがない
その中でチベットという不思議な国
統治者は生まれ変わりのダライ・ラマ
その方が住まわれるポタラ宮の中には　幸せの国シャンバラに通じる道が有るという・・
シャンバラ・・素敵な響き・・誰もが幸せに健やかに暮らせるところシャンバラ・・
どこにあるんだろうチベットって・・

エリア 拉薩(中国)

標高2000ｍの西寧から　3600ｍのラサへ到着。

駅から出ると右手にある建物に入る。
外国人が手続きする場所らしい。

建物内には、習近平国家主席らのポスターが。

再度、外へ出てバスへ向かうが、バスの駐車場は　ラサ駅写真の一番奥。

ラサ駅の大きな駅舎を横目で見ながら　ブロックで舗装されてはいますが　がたがた道をスーツケースを押しながら　バス駐車場まで進みます。

ラサ駅前は広ーい広場。
こんなに広いのに、歩ける場所は決まっており　ちょっとでも立ち止まると
待機している警官？兵隊？に拡声器で怒られる。
写真なんて撮影していたら、カメラを取り上げかねない。

怖いよ～と思いながらの移動。

身長の高い男性現地ガイドさんなので、目立ってよかった。

バスに乗り込むときに　白い長い布を首にかけてもらいました。
カタと呼ばれ旅の安全を祈願するものだとか。

タッシダレー、チベット！！

本日の5つ星ホテル
インターコンチネンタルラサ

これが巨大すぎて写真に納まらない。
ピラミッドの形をしているようですが・・

20時到着

入ってどん！！
正面に　ポタラ宮を模したような建物がある。
ここは食事会場。

ポタラ宮を右手に進むとフロント

もう広すぎ。
フロントに行くだけでもかなり歩くよ。
お仲間たちもお疲れの様子。

鍵を受け取りさてお部屋はどこかな？

部屋のエリアは　フロントから反対方向
ポタラ宮もどきを正面に見て左手に歩く
部屋までの遠いこと
絨毯がふかふかで　スーツケースのコロが動かない。
重い荷物を抱えて　さすがのお仲間たちも　ちょっと切れ気味(笑)

なんかゴージャスな廊下

そして部屋の中
キングサイズのベッド、高そうな椅子もいくつもあり、調度品は漆塗りのようないい感じ

バスルームは　バスタブとシャワールームが別。
高地ではバスタブに浸かることをやめたほうがいいと言われていたので
2泊したけど　結局使用してないですが。

パウダールームもゴージャス

さて、夕食はホテルの中で。
そのため　またまた歩かされる。
1階まで降りて　まっすぐ行って、曲がって、曲がって・・・
どんだけ広いの？

素敵なお部屋です

またまたたくさん並んだ料理の数々
毎回同じものもあります

お仲間たち、年配の奥様は食欲がないらしく　油を使用してない料理を召し上がってました。
熱があるという方も。
ＴＣさんは、列車の途中で少し復活されたものの、全く食欲がないということで　すでに高山症状？
私は全く食欲もあり　あなたよく食べてたわねえ　といわれるほど。
腹八分目ですが。
ビールが飲みたいという方もおられましたが、ＴＣさんから却下されていました。さすがに今日飲むことはやばいようです。

蒸したものも美味しかった

食事中、「医者を各部屋に診察に行かせます」、という話がでる。
「不要な方いますか？」


私は相変わらず爪はチアノーゼが出ているけど　頭痛、食欲不振、吐き気、全くなし。

「でもせっかくだから私もみてもらおう～」と軽いノリ。

9時半ごろ白衣のドクターとラサガイドさんとＴＣさんがやってきた。
ＴＣさんはもう立ってられない様子。

ベッドにヨコになり　脈拍、血圧、酸素濃度を調べたドクターの表情が変わる
ラサガイドさんが通訳してくれる

「血圧が150と100。だけど酸素濃度が69しかない。点滴したほうがいいよ」

普段の血圧100と70、、、それは高地では上がるのは当たり前らしい。
でも酸素濃度が低すぎるので危ない！！ということらしい。

自分では全く平気なんだけど、歩いてもハアハアもしないし・・

結局、ラサガイドさんが体験した最近のツアー客のことを話してくれ、そのため決断して点滴を受けることにした。

でも中国で点滴って((+_+))大丈夫か？

点滴の針を刺すと　真っ黒い血液がでた
ドクターが「これをみて。点滴やってよかったよ」
鼻にはチューブを入れられ、酸素を送り込まれる

約2時間、点滴が終わり、最後にドクターが
「ほら、きれいな血が赤い色になっただろ」

ずっとチアノーゼが出ていた爪もピンクに戻った。

支払いはカードで。
またフロントまで向かいカード決済。22000元也。
海外旅行保険に入っていてよかったよ。

今晩は6人とＴＣさんで7人点滴したということ。
でも翌日の夜も点滴した方がいたようで、結局全員したそうです。


後日　保険金は41040円振り込みされていました。

診断書

しかし、ラサガイドさんの仕事も大変だね、こんな遅くまで対応してくれて。
彼が最近案内したツアー客で高山症状がひどく　帰りの飛行機に乗ることにドクターストップがかかり　また鉄道で帰ったくらい苦しんだお客様がいたので　そんなことにならないよう　診察してもらうように手配してくれたらしい。
ツアーだと２泊３日ほどしかいられないラサを楽しんでもらおうと思ったら　まず健康状態は大事。
結果的に私たちにとっては良い判断をしてくれたと思う。

もしかしたら　何事もなく過ぎるかもしれないが　安心できたことには間違いなかった
ありがとうラサガイドさん。

今日点滴しなかった人も　翌日に点滴を受ける羽目になり、今回はツア-客全員が高山症状がでたということになったようだ
私もチベットという土地を甘く見ていたのかもしれない。また出発までの体調管理もできていなかったことが原因だと思われる。特に睡眠不足は大敵です
みなさまくれぐれも　チベット訪問を考えられている人は　睡眠を毎日十分に取られ　寝不足などで参加されませんように。

寝る前と、翌日の朝飲むようにと渡された薬

今時紙で三角に包んである薬(+o+)
なんとなく怖いように思うのは　私だけ？

飲んだけど。
お仲間さんも飲んだそうだ。

このホテル、各部屋に　オキシジェンと書かれたスイッチがある。
上のクーラーのダクトから音がしだすので　出ているようなんだけど、これ酸素ってこと？
そういえば、1階には酸素バーっていうのもあった。
どんな感じか入ってみたかったな。