４度目の北欧。おばさん一人旅【２】（２日目・タリン日帰り観光）

2018/05/29 - 2018/06/04

４度目のフィンランド。ヘルシンキに５泊し、隣国エストニア・タリン、タンペレにも日帰り観光に行きました。
この旅行記は２日目のタリン日帰り観光の記録です。
（自分の旅の備忘録でもあるので、内容が変なところで細かかったり要らないような感想が入っていますがご容赦ください）

エリア タリン(エストニア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

この日はヘルシンキからバルト海を渡って、隣国エストニア・タリンへ日帰り観光に行きました。
２か月ほど前、ネットで往復のフェリーを予約したのですが、行き帰り逆（タリン→ヘルシンキ→タリン）に予約してしまっため、英語メールで必死に変更手続きをした曰く付き。
さて、無事にフェリーに乗ることができるのでしょーか(￣･ω･￣)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
で、やはり、ふた悶着ありましたが、無事タリン行きのフェリーに乗船できました。
一悶着目は、ランシターミナル２行きのトラムが、朝早すぎて運行時間前で焦ったこと。昨日ヘルシンキ到着後、念のため港まで６Ｔトラムで下見に来て、他の路線７番のトラムもあったのを見ていたので、中央駅前停留所から、ちょうど来た７番に乗車しました。下見しておいてよかった～(^o^;)。さらに昨年のトラムの路線変更で、ランシターミナル行は９番でなく７番に変わっていたので、そのときは古い路線図しか手元になく、本当に７番でいいのかとドキドキしました。
ふた悶着目は自動ﾁｪｯｸｲﾝ機で跳ねられたこと。実は昨日試しにやってみた時もエラーして、当日じゃないからかと思ったのですがやはりこの日もダメで。念のため印刷しておいたﾊﾞｳﾁｬｰを窓口で見せてﾄﾞｷﾄﾞｷしながら「ちぇっきんぷりぃず」。無事チケット発券できました。ﾎｯ。
スマホ・ネット・デジタルが便利な世の中ですが、やっぱりアナログ大事。

ターミナルの２階大きな窓に高い屋根でとても広い待ち合い場所です。

これから乗るフェリーが見えます。

一番上が往路、真ん中が復路のチケット。真ん中のＱＲコードの右にWi-Fiのパスワードが印字されています。
一番下は、船内で使える２ユーロ分のチケット。
フェリーの自動チェックイン機でﾁｪｯｸｲﾝできなかったのは推測するに、ネットでのチケット誤購入で手続きし直した際、金額の差額ができて、クレカで多く払った分を船内で使えるこのチケットで埋め合わせることになっており、窓口での手続きが必要だったのだと考えました。

往路はスタークラスという追加料金のないクラスだったので、乗船後すぐにカフェの窓に向いたカウンターの座席を確保。でも、まだ混雑期ではないせいかそれほど焦らなくても大丈夫だったようです。
左側の行列はビュッフェレストラン開店待ちの列です。

ほぼ定刻に出発しました。

ヘルシンキの街並みが見えなくなった頃、船内チケット２ユーロ分も使って野菜ジュースと三角チーズサンドを買って、海を見ながら朝食です。

座席を必死に確保しておく必要もなさそうだったので、船内を少し見学。

中央の階段。明るくてちょっとゴージャス。

ゲームセンターもあって、若い子たちが遊んでいました。

ハンバーガー屋さんの座席もガラガラでした。

ハンバーガー屋さんの横には子どものプレイルームがありました。

ショッピングセンターでは免税品が買えますが、私は外からのぞいただけ。

約２時間後、タリンの港が見えてきました。

下船時の出口は大混雑。

下船するとターミナルの３階。

エスカレーターなどで地上階へ下ります。

１階に飲み物の自動販売機があったので、珍しいなぁと思ってパチリ。

Ｄターミナル外観。

旧市街まで歩きます。

オレンジの案内板が目印です。

Ｄターミナルから一番近い旧市街への入り口は北東部のスールランナ門ですが、私は少し回り込んでヴィル門から入ることにしました。

旧市街の東側の壁の外側に沿って立つ建物もとても古そうでした。

お土産屋さんの前には魔女が。ここの通りの魔女は悪そうな顔をしていましたが、他のところの魔女はかわいらしかったような気がします。

うーん(￣･ω･￣)ｺﾜｲ

ヴィル門。
窓から鳩が出入りしていてかわいかったです。中に巣がありそうでした。

ヴィル門 建造物

ヴィル門を抜けて右側に続く壁は「セーターの壁」とも言われるそうで、編み物のお土産などを売るお店が並んでいます。店先の写真を撮ろうとしたら「ダメ」と言われてしまいました。

「セーターの壁」が切れたあたりに、この城壁に上る階段の入り口があります。

城壁入口 (ヘレマン塔) 史跡・遺跡

オレンジの三角の下に料金を払う窓口が。３ユーロでした。
写真は明るめに補正してありますが、階段はかなり暗かったです。

螺旋階段のあとに石段が続いていて、それを抜けると真ん中に井戸（多分）のある小部屋に出ました。

井戸の小部屋の先にも石段があり、それを上るとまた小部屋に出ました。

この小部屋からは城壁の通路の屋根が見えました。

暗い壁の小さな窓から見える旧市街の街並みは絵画のようです。

階段を下りて井戸のある小部屋に戻るとそこから城壁の通路へ出られます。

床材が木に変わると突き当り。

通路にはベンチがあったので、オレンジの屋根の街並みを見ながらしばらく休憩しました。

城壁入り口から右へ出てすぐ、有名なカタリーナの通路の入り口があります。
予想と違い、通りというよりは建物への入り口のようだったので、一度行き過ぎてしまいました。

聖カタリーナ通り 散歩・街歩き

入り口を入るとトンネルのような通路。

聖カタリーナ通り 散歩・街歩き

先ほどの入り口から入って壁を抜けたところから振り返った景色。

聖カタリーナ通り 散歩・街歩き

ここは修道院の壁の部分だと思います。なにか文字が彫ってある石が壁に貼ってあるようになっていました。

聖カタリーナ通り 散歩・街歩き

カタリーナの通路を西に抜けるところ。修道僧のようなイラストが描かれていました。

聖カタリーナ通り 散歩・街歩き

カタリーナを抜けてすぐ左に、女性職人たちの組合「カタリーナ・ギルド」の拠点で、ガラス細工、皮製品、アクセサリーなどの工房兼ショップがあります。壁にアーチストの女性たちの似顔絵が飾ってあります。

カタリーナ ギルド 専門店

二階に上がる階段が古くて、デブなおばさんが歩いたら踏み抜きそうということもあって上にはいきませんでした。

カタリーナ ギルド 専門店

ラエコヤ広場に面した旧市庁舎。端にある階段の横に、退屈そうにしている修道僧のコスチュームを着た恰幅のいい男性が座っていました。たぶん、料金を払えば塔に上がれるのだと思います。

旧市庁舎の塔 建造物

旧市庁舎の一階にあるコルマス・ドラーコンという軽食レストランにエルクのスープを食べにきました。

3ドラーコン その他の料理

店内の席は灯りはほとんどロウソクだけで中世の雰囲気です。

3ドラーコン その他の料理

まだお昼ご飯の時間前で、誰もいなくてあまりにもさみしかったので、外のテーブルでいただきました。

3ドラーコン その他の料理

この日のラエコヤ広場には大きな舞台が設置されていて、演劇や歌のパフォーマンスをしていました。

ラエコヤ広場 広場・公園

ラエコヤ広場を北に上がって小道を抜けたところにある聖霊教会。
中には入りませんでしたが、壁にある古い時計が印象的です。

聖霊教会 寺院・教会

聖霊教会のすぐ向かいに、タリンで一番古いカフェ・マイアスモックがあります。建物がとてもエレガントです。

マイアスモック カフェ

これはカフェのほうではなく、マジパン博物館の一角。

マイアスモック カフェ

窓辺のディスプレイもかわいい♪

マイアスモック カフェ

マイヤスモックを出て西方向へ歩くとピックヤルク通りへの入り口がありました。

ピック ヤルク通り 旧市街・古い町並み

緩やかな坂道に沿って高い壁が続いています。

ピック ヤルク通り 旧市街・古い町並み

壁の上には立派なお屋敷のような建物を見上げることができました。

ピック ヤルク通り 旧市街・古い町並み

ピックヤルク通りの坂を上ってアレキサンドル・ネフスキー聖堂の丸い屋根が見えてくる頃、左に小さな階段がありました。

ピック ヤルク通り 旧市街・古い町並み

下りてみると、リュヒケヤルク通りにつながっていました。

ピック ヤルク通り 旧市街・古い町並み

リュヒケヤルク通りに行きたいお店があったのでラッキーでした♪
実は、カタリーナの通路を通ったあとはどこをどう歩いていたのか、ほとんど分かっていませんでした。
この旅行記を書きながら、写真を撮影した順序と地図とグーグルマップとフォートラベルの他の方の情報などを見比べまくってやっと把握した次第です(^^;

リュヒケ ヤルク通り 旧市街・古い町並み

リュヒケヤルク通りを上がったところからの景色。聖ニコラス教会の尖塔に飛行機雲がかかっていました。

リュヒケ ヤルク通り 旧市街・古い町並み

城壁を抜けてアレクサンドル・ネフスキー聖堂へ。

アレクサンドル ネフスキー大聖堂 寺院・教会

アレクサンドル・ネフスキー聖堂の向かいにはピンク色のかわいらしい色の壁のトームペア城。
どちらも外側から眺めただけ。

トームペア城 城・宮殿

大聖堂。
中の壁には重量感のある名家の紋章がたくさん飾られているのが印象的でしたが、内部は撮影禁止。
この大聖堂の内部はとても独特な雰囲気があり、もしもう一度行くことができたらもっとじっくり拝観したいと思っています。

聖母マリア大聖堂 寺院・教会

その大聖堂の前に真っ赤なオールドカーが停まっていて、観光客がこぞって撮影していました。

大聖堂から東へ向かいコフトゥ通りを通って行かれるコフトゥ通り展望台からの景色。

コフトウッツァ展望台 建造物

コフトゥ通り展望台から東方向の旧市街へ戻りたかったのですが、下り方が分からなくてふらふら歩いていると、いつのまにか北方向にあるパットクリ展望台にたどり着いていました(^^;

パットクリ展望台から北方向に降りる急な階段の斜面には黄色いお花が一面に咲いていてとても綺麗でした。

階段を下りて東方向へ歩いていると、向かいから中世の衣装を着た男女が。一緒に歩いているお二人の案内をするコスプレガイドさんのようでした。

再びラエコヤ広場に戻ってきました。
顔出しはまずいのでここではぼかしてますが、観光馬車の馬と記念撮影してる女の子がとってもかわいい笑顔してました♪

ラエコヤ広場 広場・公園

広場のそばには機関車型のバスも発着してました。

ラエコヤ広場 広場・公園

ラエコヤ広場を抜けて職人の中庭へ。

素敵な雰囲気の中庭。

中庭にある、ピエール・ショコラティエのマスコットのくったりベアー。

ピエールショコラテリエ カフェ

オレンジ&ジンジャーのチョコドリンクをいただきました。グラスにはいってますがホットです。

ピエールショコラテリエ カフェ

帰りのフェリーまでもう少し時間があったので、ふとっちょマルガレータを一目見に行きました。

エストニア海洋博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ふとっちょマルガレータ横にあるスールランナ門。

エストニア海洋博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ついでに門をくぐってすぐ先の三人姉妹をパチリ。

三人姉妹 史跡・遺跡

その後、フェリー乗り場へ向かいました。
相変わらずいいお天気で、海に向かって歩いていけばたどり着けるだろうとノープランで歩いていたらＤターミナルではなく、ＡＢターミナルに行ってしまいました(^^;
Ｄターミナルはすぐ先に見えているのに入江をぐるっと回り込まないと行けなくなり、１０分以上ロスしてしまいました。旧市街の観光でかなり歩き回っていたので足もくたくた。
でも時間には余裕があったので、Ａターミナルからとぼとぼと歩きＤターミナルに到着。
待ち合い場所近くにはなんだかザンネンなキャラクター人形がありました。

復路はちょっと贅沢してコンフォートクラスにしました。

軽食ビュッフェがついていると聞いて期待していたのですが、生野菜とポテトチップスやナッツなどのおつまみ程度のものしかなくてちょっとがっかり。

でも観光中、エルクのスープとチョコドリンクしか口にしていなかったので、お水たっぷりとスナック類をしっかりいただき、ゆったりソファーで靴も脱いで、うとうとしながらヘルシンキへの帰途を過ごしました。

ほぼ定刻の18時半にヘルシンキに到着。
トラムで中央駅に戻り、またSマーケットで晩ごはんを買ってホテルへ帰りました。