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9月最初の土日に、1泊2日で青森県の津軽地方を旅してきた。<br />今回はクラブツーリズムのツアーに申し込み、大宮から新幹線で盛岡まで。<br />そこから観光バスで主に青森県の真ん中から西を巡るツアー。<br />コース的に一度は行きたいと思っていた場所が多かったことと、若干の強行軍ながらも土日を利用して効率的に魅力的な観光地を巡れる設定に惹かれたこともあり、今年2度目の青森行きとなった。<br /><br /><br /><br />阿闍羅山を観光バスはゆっくりと下る。<br />朝8時とはいえ、ゴルフ場めがけて山を登って来る車が多く、バスの運転手さんは相当難儀しながらも上手にハンドルを捌き無事に下界へ。<br />大鰐の街から昨夜の宿の威容を見上げて、改めてかなりの急坂を上がった場所に滞在したのだと実感。<br /><br />2日目最初の目的地までひたすら一般道を往く。<br />アップルロードと名付けられた道をひた走り。<br />

白神山地と津軽の海岸を往く(2017初秋・津軽の旅 その3)

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2017/09/02 - 2017/09/03

227位(同エリア466件中)

旅行記グループ 2017初秋・津軽の旅

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31

群青

群青さん

この旅行記のスケジュール

9月最初の土日に、1泊2日で青森県の津軽地方を旅してきた。
今回はクラブツーリズムのツアーに申し込み、大宮から新幹線で盛岡まで。
そこから観光バスで主に青森県の真ん中から西を巡るツアー。
コース的に一度は行きたいと思っていた場所が多かったことと、若干の強行軍ながらも土日を利用して効率的に魅力的な観光地を巡れる設定に惹かれたこともあり、今年2度目の青森行きとなった。



阿闍羅山を観光バスはゆっくりと下る。
朝8時とはいえ、ゴルフ場めがけて山を登って来る車が多く、バスの運転手さんは相当難儀しながらも上手にハンドルを捌き無事に下界へ。
大鰐の街から昨夜の宿の威容を見上げて、改めてかなりの急坂を上がった場所に滞在したのだと実感。

2日目最初の目的地までひたすら一般道を往く。
アップルロードと名付けられた道をひた走り。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
友人
交通手段
観光バス 新幹線
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
クラブツーリズム

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  • 奥羽本線の線路を越えるといよいよ山麓の道を往く。<br />徐々に人里を離れ、リンゴ畑の広がる地域へ。<br />早生の品種のリンゴは既に赤い実をたわわに生らせ、収穫の時を待っている。<br />バスガイドさんがリンゴについての案内をいろんな角度から話してくれ、改めてその品種の多用さと青森のリンゴの収穫量の多さに驚かされる。<br /><br />遠くにうっすらと見える岩木山が見え隠れするのを車窓から眺めながら、津軽の初秋の景色を堪能。<br />この夏は特に太平洋側の天候不順の影響が大きく、1日目の車窓から見える田んぼの色合いも何となく生育の遅れを予感させる場所が多かった。<br />八甲田山を境に、青森県の津軽地方は夏場のやませの影響を受けにくく、日照的にも南部地方よりも明らかに稲の色が黄金を帯びつつある様相。<br /><br />のどかな秋の到来。<br />田畑には作物の手入れや収穫に汗を流す人たちの姿。<br /><br />岩木山の南麓にはトウモロコシ畑が広がっていた。<br />嶽きみ(だけきみ)と呼ばれる品種のそれは、糖度が高く美味しいトウモロコシで、かつては地元の人たちに密かに愛される存在だったという。<br />今や一躍有名となり、遠くからも週末になるとドライブを兼ねて買い出しに来る人が増えたのだとか。<br />鰺ヶ沢へと向かう街道沿いにはトウモロコシの販売店の幟とともに、宅急便会社のロゴの入った幟もはためく。<br /><br />宿を出発して1時間半ほど。<br />津軽の旅2日目の最初の目的地はここ。

    奥羽本線の線路を越えるといよいよ山麓の道を往く。
    徐々に人里を離れ、リンゴ畑の広がる地域へ。
    早生の品種のリンゴは既に赤い実をたわわに生らせ、収穫の時を待っている。
    バスガイドさんがリンゴについての案内をいろんな角度から話してくれ、改めてその品種の多用さと青森のリンゴの収穫量の多さに驚かされる。

    遠くにうっすらと見える岩木山が見え隠れするのを車窓から眺めながら、津軽の初秋の景色を堪能。
    この夏は特に太平洋側の天候不順の影響が大きく、1日目の車窓から見える田んぼの色合いも何となく生育の遅れを予感させる場所が多かった。
    八甲田山を境に、青森県の津軽地方は夏場のやませの影響を受けにくく、日照的にも南部地方よりも明らかに稲の色が黄金を帯びつつある様相。

    のどかな秋の到来。
    田畑には作物の手入れや収穫に汗を流す人たちの姿。

    岩木山の南麓にはトウモロコシ畑が広がっていた。
    嶽きみ(だけきみ)と呼ばれる品種のそれは、糖度が高く美味しいトウモロコシで、かつては地元の人たちに密かに愛される存在だったという。
    今や一躍有名となり、遠くからも週末になるとドライブを兼ねて買い出しに来る人が増えたのだとか。
    鰺ヶ沢へと向かう街道沿いにはトウモロコシの販売店の幟とともに、宅急便会社のロゴの入った幟もはためく。

    宿を出発して1時間半ほど。
    津軽の旅2日目の最初の目的地はここ。

  • 白神の森 遊山道

    白神の森 遊山道

    白神の森 遊山道 自然・景勝地

  • あんなに青い空と輝く光に満ち溢れていたのに、白神山地に近くなるにつれ空はどんよりと曇り始め・・・<br />自称雨男の添乗員の顔がますます曇る。<br />で、とうとう雨がポツリポツリと落ち始め、まだ歩き始める前だったから慌ててバスに戻り折りたたみ傘を抱えて、遅れを取り戻すかのように他のツアー客の列まで早歩き。<br />

    あんなに青い空と輝く光に満ち溢れていたのに、白神山地に近くなるにつれ空はどんよりと曇り始め・・・
    自称雨男の添乗員の顔がますます曇る。
    で、とうとう雨がポツリポツリと落ち始め、まだ歩き始める前だったから慌ててバスに戻り折りたたみ傘を抱えて、遅れを取り戻すかのように他のツアー客の列まで早歩き。

  • ブナを中心とした広葉樹が生い茂る白神山地。<br />世界遺産に登録されたその場所は、また一方では人が安易に踏み込むことのできない自然が厳重に守られたエリア。<br />白神山地の中核をなす場所を取り巻くように緩衝地帯が設けられていて、ここ白神の森遊山道もそういった場所。<br /><br />かつては津軽藩の田山として、明治以降も官地民木の場所として伐採などされずずっと守られ続けてきたため、今も自然なまま形を留めた白神山地の姿を体験できる地域としての役割をも果たしている。<br />30分ほどのコースを散策。

    ブナを中心とした広葉樹が生い茂る白神山地。
    世界遺産に登録されたその場所は、また一方では人が安易に踏み込むことのできない自然が厳重に守られたエリア。
    白神山地の中核をなす場所を取り巻くように緩衝地帯が設けられていて、ここ白神の森遊山道もそういった場所。

    かつては津軽藩の田山として、明治以降も官地民木の場所として伐採などされずずっと守られ続けてきたため、今も自然なまま形を留めた白神山地の姿を体験できる地域としての役割をも果たしている。
    30分ほどのコースを散策。

  • 雨が勢いを増して落ちてくるのだが、ブナ林によって一種の傘のように守られつつ僕らは歩く。<br />ぬかるんだ道に手こずりつつも、一方で木々の発散する空気の爽やかさを感じながら、雨の杣道を歩くのもまた乙なもの。<br />

    雨が勢いを増して落ちてくるのだが、ブナ林によって一種の傘のように守られつつ僕らは歩く。
    ぬかるんだ道に手こずりつつも、一方で木々の発散する空気の爽やかさを感じながら、雨の杣道を歩くのもまた乙なもの。

  • 熊の爪痕

    熊の爪痕

  • 出発地点のくろもり館に戻ってきたころには徐々に雨が上がる状態に。<br />もう少し時間的余裕を欲しかったけれど、白神山地の姿の一端を体感でき有意義なひととき。<br />

    出発地点のくろもり館に戻ってきたころには徐々に雨が上がる状態に。
    もう少し時間的余裕を欲しかったけれど、白神山地の姿の一端を体感でき有意義なひととき。

  • 次の目的地は鰺ヶ沢駅。<br />大相撲の元小結・舞の海関の出身地であり、最近ではブサ犬わさおの暮らす街といった方が名が通るかな?<br /><br />鰺ヶ沢駅前には別の団体さんが乗り込むバスが待機していた。<br />そうですここは五能線に乗車する観光コースとして昨今、活況を呈しているらしく・・・<br />僕らの後からももう1団体ほど重なって、駅のホームはローカル駅とは思えぬほどの雑踏。<br />山手線じゃないんだから、こんな混雑はイヤだぁぁぁぁぁぁぁ~!<br /><br />

    次の目的地は鰺ヶ沢駅。
    大相撲の元小結・舞の海関の出身地であり、最近ではブサ犬わさおの暮らす街といった方が名が通るかな?

    鰺ヶ沢駅前には別の団体さんが乗り込むバスが待機していた。
    そうですここは五能線に乗車する観光コースとして昨今、活況を呈しているらしく・・・
    僕らの後からももう1団体ほど重なって、駅のホームはローカル駅とは思えぬほどの雑踏。
    山手線じゃないんだから、こんな混雑はイヤだぁぁぁぁぁぁぁ~!

  • 年季の入った時代もののディーゼル車。<br />関東じゃもうこういう色合いの車両を見ることもないもんなぁ。<br /><br />鰺ヶ沢駅を出発し、しばらくすると車窓から日本海が見え隠れ。<br />海に向かってスマホやデジカメを構える人たちばかり。<br />僕もその一人。<br />走る車両の中から風景を撮るのはホント難しい。<br />ただ・・・<br />ボケボケの写真や、チャンスを逃してありふれた被写体しか写せていない写真ばかりで。

    年季の入った時代もののディーゼル車。
    関東じゃもうこういう色合いの車両を見ることもないもんなぁ。

    鰺ヶ沢駅を出発し、しばらくすると車窓から日本海が見え隠れ。
    海に向かってスマホやデジカメを構える人たちばかり。
    僕もその一人。
    走る車両の中から風景を撮るのはホント難しい。
    ただ・・・
    ボケボケの写真や、チャンスを逃してありふれた被写体しか写せていない写真ばかりで。

  • 途中駅で北上する「リゾートしらかみ」号とすれ違うため、何分間も停車。<br />いったん下車して写真をパシャリ。<br /><br />リゾート列車でゆっくりと楽しむ旅も、いつかはしてみたいものだ!<br />と思いつつも、時間貧乏な自分にはその余裕は生まれる日が来るのだろうか・・・<br /><br />たった4駅を30分近くかけて走り、五能線は海沿いの景勝地へと僕らを誘った。<br />

    途中駅で北上する「リゾートしらかみ」号とすれ違うため、何分間も停車。
    いったん下車して写真をパシャリ。

    リゾート列車でゆっくりと楽しむ旅も、いつかはしてみたいものだ!
    と思いつつも、時間貧乏な自分にはその余裕は生まれる日が来るのだろうか・・・

    たった4駅を30分近くかけて走り、五能線は海沿いの景勝地へと僕らを誘った。

  • 千畳敷海岸 自然・景勝地

  • 千畳敷海岸。<br />1792年(寛政4年)の大地震で突如、地盤が隆起し姿を現した海岸。<br />津軽の殿様がその様を珍しがって岩場に千畳敷を用意させ大宴会を開いたとの言い伝えから、ここは千畳敷海岸と呼ばれるようになったのだとか。<br />実際に行ってみるまではもう少し岩場も平面部分の多い場所かな?と想像していたが、案外ゴツゴツした景観なので驚いた。<br />それ以上に、海の波が間近まで押し寄せてきて、岩場の隙間から噴出してくる様子は圧巻。

    千畳敷海岸。
    1792年(寛政4年)の大地震で突如、地盤が隆起し姿を現した海岸。
    津軽の殿様がその様を珍しがって岩場に千畳敷を用意させ大宴会を開いたとの言い伝えから、ここは千畳敷海岸と呼ばれるようになったのだとか。
    実際に行ってみるまではもう少し岩場も平面部分の多い場所かな?と想像していたが、案外ゴツゴツした景観なので驚いた。
    それ以上に、海の波が間近まで押し寄せてきて、岩場の隙間から噴出してくる様子は圧巻。

  • バスガイドさん曰く<br />「夏場はこれほど波が荒くないのだけどネ~。もう夏も終わりなのね!」と。<br /><br />奇岩を背景に写真を撮ったり、しばし海を眺めて風に吹かれて心地よい気分を味わったり。<br /><br />次の目的地まで距離があるので、バスの車中で昼飯の弁当を食す。<br />のどかな海岸沿いの風景を眺め、食後の満腹感による睡魔に襲われるうちにいつしかうとうとしていた。

    バスガイドさん曰く
    「夏場はこれほど波が荒くないのだけどネ~。もう夏も終わりなのね!」と。

    奇岩を背景に写真を撮ったり、しばし海を眺めて風に吹かれて心地よい気分を味わったり。

    次の目的地まで距離があるので、バスの車中で昼飯の弁当を食す。
    のどかな海岸沿いの風景を眺め、食後の満腹感による睡魔に襲われるうちにいつしかうとうとしていた。

  • 気がつけば海岸風景とも別れていて、山の奥へ奥へとバスは進んでいた。<br />ガイドさんの<br />「右手をご覧ください!」<br />との案内に視線を窓の外に向けると、こんな景観が・・・<br /><br />日本キャニオン。<br /><br />白神山地から日本海側の地域にあるこの風景は、浸食崩壊によって地中の凝灰岩がむき出しとなって現れたらしいのだが、その生成の原因は未だによくわかっていないらしい。<br />日本キャニオンという名前も1953年(昭和28年)にこの付近一帯が県立公園に指定される際に視察に訪れたある探検家の言葉がきっかけで「日本キャニオン」と命名されたのだとか。<br />お恥ずかしながら、今回の旅行に出るまでその地の名前、存じ上げておりませんでした(汗)

    気がつけば海岸風景とも別れていて、山の奥へ奥へとバスは進んでいた。
    ガイドさんの
    「右手をご覧ください!」
    との案内に視線を窓の外に向けると、こんな景観が・・・

    日本キャニオン。

    白神山地から日本海側の地域にあるこの風景は、浸食崩壊によって地中の凝灰岩がむき出しとなって現れたらしいのだが、その生成の原因は未だによくわかっていないらしい。
    日本キャニオンという名前も1953年(昭和28年)にこの付近一帯が県立公園に指定される際に視察に訪れたある探検家の言葉がきっかけで「日本キャニオン」と命名されたのだとか。
    お恥ずかしながら、今回の旅行に出るまでその地の名前、存じ上げておりませんでした(汗)

  • 今回の2日間の津軽の旅の最後はここで締めくくり。<br />白神山地・十二湖<br /><br />白神山地の西側に点在する十二湖。<br />その吸い込まれそうな青い色の水を湛えた青池が特に有名ですね<br />以前から訪れてみたかった場所。<br /><br />この十二湖、1704年(宝永元年)の地震によって付近の崩山(上記の写真の山)が大崩落し、付近の沢をせき止めやがて数十の池沼を生み出した。<br /><br />森の物産館キョロロという施設近くでバスを下車し、しばし歩くと鶏頭場の池(けとばのいけ)が見えてくる。

    今回の2日間の津軽の旅の最後はここで締めくくり。
    白神山地・十二湖

    白神山地の西側に点在する十二湖。
    その吸い込まれそうな青い色の水を湛えた青池が特に有名ですね
    以前から訪れてみたかった場所。

    この十二湖、1704年(宝永元年)の地震によって付近の崩山(上記の写真の山)が大崩落し、付近の沢をせき止めやがて数十の池沼を生み出した。

    森の物産館キョロロという施設近くでバスを下車し、しばし歩くと鶏頭場の池(けとばのいけ)が見えてくる。

    十二湖 自然・景勝地

  • 非常に散策しやすいコースで、急坂もなくどちらかというと平坦なコース。<br />9月最初の日曜日、天候にも恵まれ、非常に多くの観光客で賑わっていた。<br />

    非常に散策しやすいコースで、急坂もなくどちらかというと平坦なコース。
    9月最初の日曜日、天候にも恵まれ、非常に多くの観光客で賑わっていた。

  • いよいよ、念願かなっての青池に対面することができる!

    いよいよ、念願かなっての青池に対面することができる!

  • その姿は本当に不可思議なほど、青いインクを流し染めたかのような、でもそんな単純なものではない色合いを鮮やかに発していた。<br />光の加減や見る場所の位置ひとつで如何様にも色の表情をたやすく変えてしまうから、どれが本当の青池の色なのか判断に迷うほど。<br />

    その姿は本当に不可思議なほど、青いインクを流し染めたかのような、でもそんな単純なものではない色合いを鮮やかに発していた。
    光の加減や見る場所の位置ひとつで如何様にも色の表情をたやすく変えてしまうから、どれが本当の青池の色なのか判断に迷うほど。

  • 青池を通り過ぎてさらに遊歩道を登っていくと、ブナ林が現れる。<br />緑濃きその空間は、かつて見向きもされなかった樹木だからこそ温存されたとこが幸いし、今こうして豊かな生態系の一助となっていることの不可思議さを物語っている。<br /><br />白神山地が世界遺産登録された時、多くの日本人はその価値観を図りかねていた。<br />こうして脚光を浴びる前の時代、白神の森は青森県の津軽地方の人たちには”弘西山地”と呼ばれていたのだとか。<br />文字通り、弘前の西に聳える山々。<br />樹木はブナが多くを占め、戦後日本の経済成長期には顧みられなかった樹木。<br />マタギと呼ばれる狩猟を生活の糧とする人たちが、山奥に分け入り独自の風習や文化を築いた以外は忘れ去られていた存在だったが故に、ほぼ手付かずのまま自然が残され・・・<br />時代を経て、海外の人たちにその稀少さが評価され、価値観が逆輸入のように日本人に伝えられた場所。<br />世界遺産を構成する核心部には厳格な入場規制が敷かれていて入ることはほぼ叶わないけれど、その周縁部にはより魅力的な観光地が点在し、今回のツアーで手際よく周遊することができた嬉しさを噛みしめながら・・・<br /><br />一方で、関東からはやはりこの場所は遠いと実感した。<br />ツアーだからこそ、コンパクトに何の苦労もなく連れて行ってもらえたけれど、個人の旅行だったらこれほどまでに要領よく回ることは不可能だったに違いない。<br /><br />時間は午後2時ちょっと前。<br />こうして2日間の観光を終えた。<br />後は国道101号線と秋田自動車道を乗り継いで、岩手県の花巻駅から帰りの新幹線に乗るだけだ。<br />

    青池を通り過ぎてさらに遊歩道を登っていくと、ブナ林が現れる。
    緑濃きその空間は、かつて見向きもされなかった樹木だからこそ温存されたとこが幸いし、今こうして豊かな生態系の一助となっていることの不可思議さを物語っている。

    白神山地が世界遺産登録された時、多くの日本人はその価値観を図りかねていた。
    こうして脚光を浴びる前の時代、白神の森は青森県の津軽地方の人たちには”弘西山地”と呼ばれていたのだとか。
    文字通り、弘前の西に聳える山々。
    樹木はブナが多くを占め、戦後日本の経済成長期には顧みられなかった樹木。
    マタギと呼ばれる狩猟を生活の糧とする人たちが、山奥に分け入り独自の風習や文化を築いた以外は忘れ去られていた存在だったが故に、ほぼ手付かずのまま自然が残され・・・
    時代を経て、海外の人たちにその稀少さが評価され、価値観が逆輸入のように日本人に伝えられた場所。
    世界遺産を構成する核心部には厳格な入場規制が敷かれていて入ることはほぼ叶わないけれど、その周縁部にはより魅力的な観光地が点在し、今回のツアーで手際よく周遊することができた嬉しさを噛みしめながら・・・

    一方で、関東からはやはりこの場所は遠いと実感した。
    ツアーだからこそ、コンパクトに何の苦労もなく連れて行ってもらえたけれど、個人の旅行だったらこれほどまでに要領よく回ることは不可能だったに違いない。

    時間は午後2時ちょっと前。
    こうして2日間の観光を終えた。
    後は国道101号線と秋田自動車道を乗り継いで、岩手県の花巻駅から帰りの新幹線に乗るだけだ。

  • 国道と並行するように走る五能線の電車。<br />空に浮かぶ雲が明確に夏の終わりを告げているかのよう。

    国道と並行するように走る五能線の電車。
    空に浮かぶ雲が明確に夏の終わりを告げているかのよう。

  • 途中休憩で立ち寄った道の駅「はっぽう」。<br />秋田県に入って早々、八峰町の道の駅。<br />風が強くて、幟がちぎれんばかりにはためいていた。<br />

    途中休憩で立ち寄った道の駅「はっぽう」。
    秋田県に入って早々、八峰町の道の駅。
    風が強くて、幟がちぎれんばかりにはためいていた。

    道の駅 はちもり 道の駅

  • 塩ソフトクリーム<br /><br />やや青みがかった色合いで、味はほのかに塩が利いていてさっぱりとした甘さ。<br />他にも「地層ソフトクリーム」なるものが売られていて、これは塩ソフトクリームと味噌ソフトクリームのミックス。<br />さすがにそっちを食す勇気はなかった!<br /><br /><br />4時間かけて午後6時過ぎ、無事に北上駅に到着。<br />19:03発の新幹線やまびこ号で東京へと向かう。<br />濃密な2日間の旅の終わり。<br /><br />新幹線の恩恵で、週末の1泊2日で青森まで旅することができた嬉しさを感じながら、ダイジェスト的な観光への物足りなさも一方で感じる。<br />ツアーの醍醐味は、苦労なく効率的に要所を押さえながら観光できることに尽きるので、初めての場所にはうってつけだと実感。<br />一方で、いつかまたこの土地を旅する時は、もっと時間をかけて、自分の運転でマイペースで旅したいコースだとも感じた。<br /><br />この夏は、短期間に2度も北東北を訪れて、ますます東北に魅了された自分。<br />何なのだろう?<br />東北に来ると、非常に落ち着くし心底、景色を堪能し食べ物の美味さに感動し、素朴な優しさにほろっとさせられる不思議さ。<br /><br />僕にとって東北は、旅を重ねるごとにますます好きになる場所であり、より一層深く知りたい場所になっていく<br />来年もまた、東北のどこかを旅することを夢見ながら、家路へと向かう流れる景色を眺めていた。

    塩ソフトクリーム

    やや青みがかった色合いで、味はほのかに塩が利いていてさっぱりとした甘さ。
    他にも「地層ソフトクリーム」なるものが売られていて、これは塩ソフトクリームと味噌ソフトクリームのミックス。
    さすがにそっちを食す勇気はなかった!


    4時間かけて午後6時過ぎ、無事に北上駅に到着。
    19:03発の新幹線やまびこ号で東京へと向かう。
    濃密な2日間の旅の終わり。

    新幹線の恩恵で、週末の1泊2日で青森まで旅することができた嬉しさを感じながら、ダイジェスト的な観光への物足りなさも一方で感じる。
    ツアーの醍醐味は、苦労なく効率的に要所を押さえながら観光できることに尽きるので、初めての場所にはうってつけだと実感。
    一方で、いつかまたこの土地を旅する時は、もっと時間をかけて、自分の運転でマイペースで旅したいコースだとも感じた。

    この夏は、短期間に2度も北東北を訪れて、ますます東北に魅了された自分。
    何なのだろう?
    東北に来ると、非常に落ち着くし心底、景色を堪能し食べ物の美味さに感動し、素朴な優しさにほろっとさせられる不思議さ。

    僕にとって東北は、旅を重ねるごとにますます好きになる場所であり、より一層深く知りたい場所になっていく
    来年もまた、東北のどこかを旅することを夢見ながら、家路へと向かう流れる景色を眺めていた。

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