2018/04/29 - 2018/04/30
306位(同エリア841件中)
jokaさん
旅行二日目は、登山としては下りるだけ。
今シーズン最後の雪山で、アイゼンがサクサク、ザクザク雪を捉える音と感触を楽しみながら、名残惜しみつつ歩きます。
下りた先は上高地。
周囲の人からいい評判ばかり聞いていたので、期待倒れにならないか心配していましたが、どっこい生きてるシャツの中。噂に違わぬ素晴らしい場所でした。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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三時過ぎにテントの外をのぞくとすでにちらほら明かりが。
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テント設営時に整地を怠ったため床が傾いてるマイテント。億劫でそのまま寝ようとしたものの
・エアマットからずり落ちる
・テント床面越しの雪の冷たさに耐える
・耐える…
・耐える……
・耐えられないっ!!!
・シュラフに入ったまま芋虫みたいにマットに這い上る
・細心の注意払を払ってバランスをとる
・エアマットから……
一晩中、というより昨日の17時からこの不毛な作業の繰り返し。
いいかげん飽きました……蝶ヶ岳キャンプ場 キャンプ場
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月明かりの反対側はまだ暗闇の中。
松本市街の明かりがぼんやり見えます。 -
朝食セットを持って小屋の自炊室へ。
3時40分頃です。 -
受付前のテーブル席に先客2名。
まだまだ空いてる場所はたくさんあるけど、テント暮らしの身としては暖かくて明るめの一等地を使うのは気がひける。
玄関入ってすぐ、土間部分の自炊スペースに陣取りました。蝶ヶ岳ヒュッテ 宿・ホテル
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今朝の献立は焦がしねぎ塩パスタ+ほぐしササミ。
昨日コッヘルで炊くことで匂いを抑えることにある程度成功したものの、未だ完治しない“アルファ米嫌悪症”を抱える身としては、パスタは山行に欠かせない貴重な主食です。 -
が、150g?一気に茹でたのがいけなかったのか、味の選択を間違えたのか、出来上がったパスタを半分も食べないうちに気持ち悪くなってしまい、けっきょく半分近く生ゴミと化してしまいました…
山では、持ち込んだものは全て持ち帰るのがマナーなので、もちろんビニール袋に詰めてザックに放り込みます。
外に出るとだいぶ明るくなっていました。
夜明けまであと30分ほどです。 -
撤収準備が予定より30分程度遅れているため、テントの入り口を開けたままにして、時おり外をのぞきながら大急ぎでテント内の片付けをしています。
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背後のハイマツ越しに槍の頭。
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夜明け直前。
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日の出時刻を過ぎ、本格的なご来光までもう少し。
立ち見のお客さんも増えてきました。 -
ふだんは日の出にさして興味のないわたしでもしばし手を止める美しさ。とはいえ、歩いてほんの2、3分の山頂まで出向くほどの気合は無し。
山登ってる人にはご来光好きが多いけど、そのために必死に場所取りしたり、周囲の迷惑も顧みず大きな音を立てて準備したりといった浅ましい行動をとる人達が少なからず存在することにゲンナリなんですよね。
“花ドロボーが花の美しさを語ったところで…”的な。 -
今日も無事に朝がやってきました♪
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テントの真裏の穂高連峰。
残念ながらモルゲンロートとまではいかず。 -
槍ヶ岳方面はこんな感じ。
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凍った雪面をピッケルで削って、雪・砂用の大型ペグを掘り出します。
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けっきょく撤収が終わったのは、予定よりも40分近く遅い5時38分でした。
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さて、ひとまずこの絶景ともお別れ。
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最後にもう一度目に焼き付けておこう。
5時40分、ようやく出発です。 -
強風が吹かない限りとても過ごしやすいテン場だと思います。
今度は夏シーズンに来るからね。 -
蝶ヶ岳山頂で振り返ってみた。
雪上のテントがハイマツ沿いに集中しているのがよくわかると思います。蝶ヶ岳 自然・景勝地
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下りは上高地方面へ。
上高地で温泉&昼食のあと11時30分発のバスに乗る予定なので、最低でも10時、できれば9時半には河童橋近辺に着いておきたいところ。 -
雪の積もり具合がつかめず、最初の20分はアイゼンを付けたり、外したり。
しばらく進むとアイゼンつけっぱなしでOKになりました。 -
この時間だと凍っている場所も多く、アイゼンの威力絶大です。
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妖精の池。
小さい池だとは聞いていましたが、冬場だからか予想以上のミニサイズ感。 -
おそらく今日が今年のアイゼン履き納め。
早朝の締まった雪をザクザク踏みしめて、名残惜しみつつ歩きます。 -
6時20分過ぎ、長塀(ながかべ)山頂上。
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道なんてあって無きがごとし。コース取りが自由自在なの雪山ならでは。
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今日もいい天気♪
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ひたすら長い長塀尾根を黙々と下る。
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スタートから1時間ちょっと、そろそろ年貢の納め時か。
アイゼンを脱いでゲーターを外します。
ザックが一気にパンパンになりました。 -
まだらになりながらも続いた雪道もここで完全に終了。
7時27分です。 -
あとは奥多摩と見まごう笹原をぐんぐん下るのみ。
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8時過ぎに徳澤園に到着。
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氷壁の宿 徳澤園 宿・ホテル
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スタートが遅れた分、あまり余裕はないのですが、ちょっとだけ寄り道。
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徳澤園と言えばもちろん…
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これっ!!
名物のソフトクリーム♪ -
玄関わきのテラスに座って優雅なひと時。
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旨~い♪
仮にイオンの軽食コーナーのソフトクリームでもこのシチュエーションなら同様に美味しいとは思うけれども…… -
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ソフト山と穂高連峰、夢の共演は叶わず…
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現在8時23分。
最低でも1時間半以内の到着が目標です。 -
これだけの山に囲まれながらも開放感に溢れているのが凄い!
噂に違わぬ素晴らしいキャンプサイトですね。 -
いつもカツカツの日程に追われるわたしには、位置的に中途半端でとてもハードルの高い場所ですが、いつか泊まってみたいですね。
おじいさんになってからじゃないと無理かな… -
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爽やかな遊歩道。
沢のほとりっていうのがポイント高いですね。 -
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川面の碧さよ!
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9時ちょうど、明神岳を横目に通過。
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バックカントリースキーヤーとすれ違いました。
1時間かけて登った道のりを1分で滑り降りるために、あの重装備を背負う心意気。
ただひたすら感心します。 -
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小梨平キャンプ場に着きました。
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全体の雰囲気、特に圧倒的な解放感と明るさにおいては徳澤園に一歩譲りますが、こちらはこちらでとても過ごしやすそうなキャンプ場です。
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なによりごみ箱があるっ!
ただそれだけのことにひたすら感動……
文明社会って素晴らしい。 -
川辺に張れるのもポイント高い。
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小梨平を過ぎればあっという間に観光地。
行き交う人々の雰囲気もガラッと変わります。
正面には焼岳。 -
上高地のシンボル、河童橋です。
ただいま9時35分。なんとか間に合いました。河童橋 名所・史跡
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北東を仰げば穂高の山々。
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アップ!
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記念に一枚。
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いったんバスターミナルまで歩いて
上高地バスターミナル 乗り物
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バスの乗車券を確保。
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河童橋に戻ってきました。
それにしても感動的な水の色。
あれだけ徹底的な交通規制をして人の往来を制限しないとこの川の碧さは守れないというわけですね。なんだかな……上高地梓川の清流 自然・景勝地
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尾瀬といい、上高地といい、人により手厚く保護されないと本当の自然(だと多くの人が考えるもの)が維持できないというのは、なんとも悲しいお話です。
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河童橋を渡って左折、梓川沿いに歩くこと3分、上高地アルペンホテルに到着です。
上高地アルペンホテル 宿・ホテル
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こちらの外来入浴時間は午前は10時半まで。
残り35分です。
登山客専用の荷物置き場にザックと靴を置いて急いで移動。 -
大浴場はこちら。
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明るく開放的な浴室。これで露天風呂があれば言うことなしですが…
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あー、気持ちよかった♪
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梓川沿いに河童橋まで戻る。
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お目当ての食堂はまさかの貸し切り。
五千尺キッチン グルメ・レストラン
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先ほどは林間ルートだったので、今度は梓川ルートへ。
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汗をかかないようにゆっくりゆっくり歩いてます。
実は上高地は初訪問。
人でごった返しているイメージと、過大評価されてる懸念とで、これまで足を運ぶ気になれませんでした。 -
しかし、この空気感と水の碧さ!!!
わたしの周囲で訪れたことのある人達が、口を揃えて絶賛するのも納得です。
野放しの自然とは明らかに異なる箱庭感。精緻な工芸品を思わせる美しさ。
実際の広さに関係なく、閉じたというか、自己完結している感じが尾瀬に似ています。
人の手によって磨き抜かれた芸術作品ですね。 -
上高地バスターミナルの二階にあるこちらへ。
上高地食堂 グルメ・レストラン
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さすが上高地だけあって、食堂の立看板もちょっぴり気合いが入ってます。
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さすがにいろいろと行き届いている。
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なににしようかな?
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岩魚も食べたいけれど、11時からでは時間的に微妙…
あれこれ悩んだ末に注文を済ませました。 -
お疲れ様~~♪
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ほんのつなぎのつもりで頼んだ枝豆がまさかの気前の良さ。
400円でこの量は、街の激安居酒屋でもなかなかないと思う。 -
ざる蕎麦到着。
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メンチカツと信州名物山賊焼のマリアージュ定食
な、長い! -
卓上はお祭り状態♪
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メンチカツ最高です!
ごちそうさまでした♪ -
松本行きのバス乗り場に並びます。
乗車券購入時の整理番号順に呼ばれるので、列を作る意味はないのだけれどなんとなく… -
大きな荷物は預けるのですが、「外付けのピッケルやアイゼンは危険なので、取り外して車内に持ち込んでください」とのアナウンスに従ってるのはわたしぐらいなものでした…
“車内への危険物持込み禁止”には抵触しないのが不思議な気もします。
旅客機の場合はどうなんだろう? -
新島々で電車に接続。
補助席まで満杯の乗客のほとんどが並びます。新島々バスターミナル 乗り物
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松本駅まで電気に揺られて30分。
新島々駅 駅
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外出先で甘いもの飲むことなんて滅多にないのですが、どうしてもジャンクな炭酸飲料を欲してしまい…
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スーパーあずさでいざ帰還!
松本駅 駅
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お決まりの最後列でザックの置き場所はバッチリ。
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5月の連休にも北アルプスか八ヶ岳あたりを考えていましたが、天候不良で流れたため結果的に今シーズン最後の雪山登山となりました。
最後の最後に快晴の中歩けて大満足♪
念願の上高地も訪問できたことだし。
来シーズンはもう少し多く雪山へ行けるといいな。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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