2017/09/10 - 2017/09/13
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AandMさん
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9月上旬、仕事関係で仲間と一緒にセビリアに4日間滞在しました。フラメンコや闘牛で知られ、情熱の町と云われますが、滞在期間中の日中気温は40℃を越え、灼熱の町でした。セビリアは中世から港湾都市として発達した町で、アンダルシア州の州都でもあります。町中を流れるグアダルキビル川は地中海に繋がり、中世時代は沢山の船が行きかっていました。スペイン南部に位置する関係で、イスラムとキリスト教の文化が融合し、セビリア大聖堂やスペイン広場の建造物は独特の美しさでした。
滞在期間中、毎日が晴天で最高気温は40℃を越えましたが、セビリアには多くの見所があります。結構な数の観光客もいましたが、日中に行動する観光客数は多くありません。観光馬車の殆どが木陰で休んでいました。ただ滞在期間中で観光に使える時間は限られていましたので、猛暑の中を頑張って旧市街を中心に観光してきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- エールフランス フィンランド航空 JAL スイスインターナショナルエアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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9月10日
スイスのチューリッヒからエーデルワイス航空でセビリア空港に到着しました(https://4travel.jp/travelogue/11282726)。午後3時過ぎです。バゲージクレームで荷物が出てくるのを待っていますが、込み合っていました。大部分が観光客のようです。セビリア空港 (SVQ) 空港
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空港建物の外に出ました。暑い。日陰でも気温は30度を超えてます。タクシーで宿泊ホテルに移動します。
セビリア空港 (SVQ) 空港
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約20分程で宿泊ホテル(AC Hotel Sevilla Torneo)に到着しました。セビリア旧市街の北方、約3kmの場所です。このホテルに3泊しました。
チェックイン後、荷物を部屋に残し、早速セビリア観光に出かけました。ホテル ポルセル トルネオ ホテル
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まずはセビリア大聖堂です。ズーット向うが入り口ですが、太陽が照り付け猛烈な暑さでした。
セビージャの大聖堂、アルカサルとインディアス古文書館 寺院・教会
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大聖堂入り口に入場の行列が出来ていました。30m程です。気温は35度を超えています。
セビージャの大聖堂、アルカサルとインディアス古文書館 寺院・教会
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入り口前にあるジラルディッロ女神像です。キリスト教の勝利を象徴し、1568年に建造されています。
この像はフランスにあるジャンヌダルク像と似ている感じもします。ただこちらの方が古いので、似ているとしたらジャンヌダルク像の作者がこの像を参考にしたのかも知れません。セビリア大聖堂 (カテドラル) とヒラルダの塔 寺院・教会
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大聖堂入り口門の上部ですが、華麗な模様が彫りこまれています。
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入り口横の大聖堂ショップでは、記念品が売られていました。入場者は多いのですが、ショップ客は少な目です。
セビージャの大聖堂、アルカサルとインディアス古文書館 寺院・教会
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大聖堂内に入りました。灼熱の外部と大変な違いで、快適です。落ち着いて見学する意欲も出てきました。
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天井は黄金色です。照明も絶妙で、荘厳さが感じられます。
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大聖堂の墓碑で、皆さん写真を撮っていました。由緒ある人のお墓ですが、どなたなのかわ分かりません。
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こちらはコロンブスのお墓です。アメリカ大陸を発見したとされるコロンブスはスペインにとって国の英雄で、セビリア大聖堂の一番目立つ場所に彫像付きのお墓がありました。
セビージャの大聖堂、アルカサルとインディアス古文書館 寺院・教会
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聖母子像です。周辺の飾りも含めて素晴らしい彫像です。中世全盛期のスペイン芸術の結晶だろと思います。
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大聖堂の天井は場所によって、このような金銀混色になっています。セビリア大聖堂は完成までに120年を要したスペイン最大の大聖堂で、荘厳感や美しさは群を抜いていました。
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大聖堂の中庭にはオレンジが植えられていました。涼しげな木陰を提供しています。
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大聖堂に付属して設置されているヒラルダの塔です。塔は観光客に開放されています。登ってみました。
セビリア大聖堂 (カテドラル) とヒラルダの塔 寺院・教会
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塔の最上部に鐘がありました。塔上から360度の展望を楽しむことができます。周回回廊は広くなく、結構込み合っていますので、少しずつ移動しながら下方を見学します。
セビリア大聖堂 (カテドラル) とヒラルダの塔 寺院・教会
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下方に広がるセビリア旧市街です。天候も良く、空気も澄んでいますので良好な展望です。
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塔から降りて、次はアルカサル(王宮)見学に向かいます。大聖堂前の広場で、観光馬車が日陰で休養していました。日中は暑すぎるので、利用観光客も殆どいません。
観光馬車 その他の交通機関
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アルカサルの入り口です。石畳の通路は猛暑ですが、建物内に入ると涼しく感じます。乾燥していて湿度が低いので、木陰ではしのぎ易くなります。
アルカサル デ セビリア 城・宮殿
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アルカサル内部に水場がありました。木陰と水は、灼熱のスペインではとても重要であることが実感できました。
アルカサル デ セビリア 城・宮殿
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アラブ風の建造物です。
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天井模様もイスラム風で、美しい抽象模様です。
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庭にも噴水と池、そして木陰がありました。
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アルカサルの飾りタイルの絵ですが、ユーモラスな表情です。豪華絢爛だけではない点が面白いと思います。
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タイル模様の動物ですが、空想も織り込まれているように感じられます。
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アルカサル外の通りをトラムが走っていました。電車だと思いますが、電源供給の電線がありません。???
コンスティトゥシオン通り 散歩・街歩き
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トラム停車場に奇妙な施設がありました。電源供給するための施設です。ここで電車の電池に電気が供給され、バッテリーの電力でトラムが運行されていることが分かりました。最新技術がさりげなく利用されています。
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通りには複線がズーット伸びていました。トラムは便利は乗り物で、セビリア滞在中に何度も利用しました。
コンスティトゥシオン通り 散歩・街歩き
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9月11日
朝からコルドバ観光に出かけ、午後4時過ぎにセビリアに戻ってきました。夕食までの時間を利用してセビリアを観光します。
午後5時過ぎですが、気温34度もあります。エル・シュミット通りをスペイン広場に向かって進みます。 -
通りの脇に銅像がありました。Monumento al Cid Campeadorです。12世紀にバレンシアを征服統治した王です。
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スペイン広場にやってきました。建物前に池があり、涼しそうに見えます。ボートも浮かんでいます。
スペイン広場 広場・公園
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広場前の土産物店ですが、こちらは暑くて買い物客も少な目です。
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広場の噴水が清涼感を与えています。
スペイン広場 広場・公園
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建物テラスでフラメンコ・ダンスのデモが行われていました。暫く見学させて頂きました。
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スペイン広場は1929年にセビリアで開催された万国博覧会の会場施設として建設されたもので、アンダルシア地方の代表的な建築様式が採用されています。映画「アラビアのロレンス」の舞台にもなったそうです。大変美しい広場です。
スペイン広場 広場・公園
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町中の八百屋です。水を買うために立ち寄りました。
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売り場の果物類ですが、種類も豊富で旨そうです。
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プルーン、りんご、ぶどう、そしてザクロも売られていました。
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今夕の食事はパエリャに決めました。スペイン料理店のGustoです。
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コックがパエリャを盛り付けてくれました。
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シーフードパエリャです。スペインビールで頂きました。味が濃い目ですが、シーフードのうま味が良く出ていました。サッパリ味のスペインビールと良く会いました。
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夕食を終えて、ホテルに戻ってきました。夜の7時過ぎですが、まだ明るいのでホテル付近を散歩してみました。
アンダルシア議会(Andalusian Parliament)の庭にあった彫像です。大理石円柱を立てている人とライオンの像です。建設の重要性をアピールする像でしょうか。 -
マカレナ教会(Basilica de la Macarena)の門です。古い教会が焼失したため。1941年に再建されています。
マカレナ教会 寺院・教会
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門の横に教会があり、博物館も付属していました。
マカレナ教会 寺院・教会
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教会を西に進むと運河がありました。地中海に注ぐグアダルキビル川と繋がっています。これは運河に架かるバルケタ橋です。
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運河をボートが進んできました。夕暮れ時で涼しく、水面も穏やかですので、快適だろうと思います。
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運河沿いの小道には樹木が植えられ、紫色の花が咲いていました。
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運河を北に進むと、ハープのような形をした吊り橋があり、その脇で釣りをしている人がいました。アラミード橋です。長閑な風景です。
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1992年に開催された万国博覧会を記念して建造された橋で、独特な美しい形状からセビリアの観光スポットにもなっています。夜間はライトアップされていました。
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9月12日
午後の自由時間を使って、セビリア旧市街の観光を続けます。セビリア闘牛場にやってきました。この闘牛場は18世紀に建造されています。
像は有名な闘牛士カローオメロで1984年に建設され、闘牛場横の広場に建っています。情熱のセビリアを象徴する景観だろうと思います。マエストランサ闘牛場 建造物
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闘牛場入り口のショップで、闘牛関連グッズが販売されていました。
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訪問時に闘牛は行われていませんでした。建物下部の扉は、闘牛場の指定席への入り口です。
マエストランサ闘牛場 建造物
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セビリア闘牛場南の運河沿いにオロ・タワーがありました。1220年に建設された12角形の塔で、検問や防衛で使われていたとのことです。現在、内部は海洋博物館になっています。
黄金の塔 モニュメント・記念碑
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道路沿いの温度表示を見ると、なんと41℃になっています。暑さを通り越して灼熱です。
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時間は14:41でした。
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オロ・タワー付近は遊覧船の発着場になっていますが、猛暑の日中に遊覧船を利用する人は殆どいません。町中を歩いている人も少な目です。
遊覧船 体験・アクティビティ
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猛暑の中を更に歩いて、サンタ・カリダド病院にやってきました。17世紀に慈善団体が建設した教会付属の病院です。
慈善病院 建造物
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病院入り口です。貧しい人や放浪者の治療が行われたとのことです。
慈善病院 建造物
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猛暑の中、木陰で休止中の観光馬車。気温は40度を超えていましたが、木陰に入ると涼しく感じれれるので、何とか観光を続けることができました。
観光馬車 その他の交通機関
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夕方になりました。再び、オロ・タワーを訪問しました。船着き場の遊覧船には沢山の観光客が乗っていました。
皆さん、暑い日中はホテルなどで静養し、涼しくなる夕方から活動を開始するようです。グアダルキビル川 滝・河川・湖
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オロ・タワー対岸にあるレストランで夕食です。前菜です。川面を行きかう遊覧船や夕日に照らされるオロ・タワーを眺めながらのディナーです。
リオ グランデ 地元の料理
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メーインは魚介料理でした。素材のうま味を引き出す調理法で、さっぱり味の白ワインで美味しく頂きました。
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デザートです。コーヒーと一緒に頂きました。
リオ グランデ 地元の料理
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夕食を終えるころには、すっかり暗くなっていました。レストラン(Rio Grande)を出て、ホテルに戻ります。
リオ グランデ 地元の料理
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サン・テルモ橋の街頭の明かりです。気温も30度以下に下がり、快適です。美味しい夕食後の満足感にひたりながら、のんびりと歩いてホテルに帰りました。
9月初旬のセビリアは日中気温は40度を超え、照り返しのきつい道路上はまさに灼熱でした。時間余裕があれば、日中の観光は避けた方が無難だと思います。ただ、教会などの建物の中や木陰では、暑さはあまり感じません。タクシーやトラム利用を工夫し、日の照る場所を避けて観光するのであれば大丈夫だろうと思います。最も賢明な方法は、夕方の涼しくなる頃から行動開始することだろうと思いました。情熱と灼熱が印象に残ったセビリアの旧市街巡りでした。
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