中欧３ヶ国：久遠の時を感じる旅♪♪　ハンガリー：ブダペスト　ドナウの宝石に散りばめられた華麗な花火☆第3章

2018/02/15 - 2018/02/20

中欧巡り最後の国は、ハンガリー：ブダペスト
ドナウの宝石とも言われる夜景をとっても楽しみにしていました。
2018年2月の旅行　
プラハ＆チェスキークルムロフ編、ウィーン編はUPしたものの
完結せずに、下書きのまま・・もう少しで1年経ってしまう～（汗；
去年のうちにUPするつもりが年を超えてしまいましたが
感動を再び蘇らせて。。
偶然、遭遇したブダペストの冬の花火
ドナウの宝石を、より一層輝かせてくれました。
ご覧いただく皆様の新年が輝かしい1年になりますように。

チェコ・オーストリアと巡ってきた旅もそろそろフィナーレ
JALのお値打ち旅
「中欧３カ国周遊７日間」プランにオプションを加えたもので　
シーズンオフ価格の基本料金134.900円
（エアー代、移動バス、ホテル代、込み）
これを、昨年のスペイン旅と同様に
JAL旅行積立ての旅行券でお支払
別途追加で、往復プレエコ指定、ホテルは個室指定、現地OPツアーをeJALポイントで支払って、まさしくお値打プランで賄いました。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 航空会社: JAL

チェコ：プラハから始まり
世界一 美しいと言われるチェスキークルムロフのレトロなホテルに泊まり
おとぎ話の街を彷徨って 、オーストリア：ウィーンへ
ハプスブルク家の絶大な財力と歴史遺産に圧倒され
見たかったクリムトの絵画に感動。。

そして、ウィーンから再びバスで国境を越え
ハンガリー：ブダペストへ
その美しい町並みから、「ドナウの真珠」「ドナウの薔薇」「東欧のパリ」と称えられてきた、ハンガリーの首都ブダペスト。
この街の夜景☆とっても憧れていました。
ドナウ川を挟んで、ブダ城があるブダ地区と、向かい側のペスト地区
別々の町だったブダとペストが鎖橋の完成で結ばれ急速に発展し
1873年に2つの町は合併してブダペストとなりました。 　
1987年にはドナウ河岸とブダ王宮地区が、さらに2002年にはアンドラーシ通りとその周辺の歴史地区がまるごと世界遺産に登録されています。

最初の目的地「聖イシュトヴァーン大聖堂」に行く前に
聖堂近くの こちらのお店でランチ

Domus Vinorum 地元の料理

美味しい貴腐ワイン「トカイワイン」をいただけるお店らしいです。

1階は ワインショップになっていて
圧巻の品揃えです。
ハンガリー北東部のトカイ地方を中心に醸造される貴腐ワインは、「トカイワイン」と呼ばれる高級ワイン。
琥珀色に輝く、甘く美しい貴腐ワイン種類もたくさんありました。

ワイン貯蔵庫のような地下を進むと

雰囲気の良いレストランになっていました。
初めての 貴腐ワイン めっちゃ美味しい～
ってワインも食事の写真も撮り忘れ（^^;

ランチのお店から　徒歩で「聖イシュトヴァーン大聖堂」へ
デアーク広場に近いペスト地区中心部にあるブダペスト最大の大聖堂
聖イシュトヴァーン大聖堂
1905年に建てられたカトリック教会の大聖堂で、ブダペストではハンガリー国会議事堂と並んで最も高い建造物として知られ、高さは96メートルあるそうです。

聖イシュトヴァーン大聖堂 寺院・教会

下から　見上げるとこの高さ
青空が気持ちいい～　この旅で、一番のお天気
最初のプラハに比べると気温もかなり上昇

聖イシュトヴァーンという名称は、初代ハンガリー国王の名前
大聖堂の建築目的も建国の父を称える目的で建てられたそうです。
大聖堂内に祀られ主祭壇に安置されているのは、キリストではなく聖イシュトバーンの像。ハンガリーの人々にとって、建国の父、聖イシュトバーンは特別な存在なんですね。

天窓から射し込む光が、柔らかな雰囲気を作っていて
豪華な装飾の中でもとっても落ち着きます。

向かい側の祭壇には十字架に架けられたイエスを描いた絵画。

聖母マリアにハンガリー王国の将来を尋ねるイシュトヴァーン
とっても幻想的です。

19世紀半ばから50年以上の歳月をかけて建設された大聖堂で、完成したのが1905年と比較的新しい聖堂のためか、これまで見てきたヨーロッパの聖堂の荘厳さとは少し違ってとても明るい感じがします。

この大聖堂で、パイプオルガンを使ったコンサートが、度々 開催されているようで、チャンスがあったら聴いてみたい。
この日も何かのイベントの準備中でした。
時間に余裕のある方は、事前にイベント情報をチェックしてみると良いかもしれません

ブダペストにはアンドラーシ通りと呼ばれる大通りが走っています。
パリのシャンゼリゼ通りを模して造られたそうで、ドナウ川沿いの景観と共に世界遺産に登録されているそうで、街並みがとっても綺麗です。

アンドラーシ通り 散歩・街歩き

こんな可愛いバスも走っていました。
これに乗ってみたかった～

アンドラーシ通りの終着点に英雄広場と呼ばれる大きな広場がありハンガリーの歴史を築いてきた英雄たちの銅像が並んでいました。
ガイドブックによると、西暦１０００年のクリスマスの日に、中央の大天使ガブリエルがローマ法王の夢に現れ、イシュトバーン１世に王位を授けるよう告げたそうですよ。

英雄広場 広場・公園

広場の隣にはギリシャ様式の建物「現代美術館」があります。
現代アートの企画展などが行われているそうです。が、外観のみ

現代美術館 (ミューチャルノク) 博物館・美術館・ギャラリー

外観の装飾に見とれていたら、こちらににも
人種が違うと なぜステキって目を奪われるのか？
自分とは似つかわしくない容姿にため息～（笑）

次は、ドナウ川を挟みブダ城があるブダ地区へ
２つの地区を繋ぐ橋はいくつかありますが一番最初にできた橋
有名な「セーチェーニ鎖橋」へ

鎖橋は幅が16メートル、長さが380メートル
橋の建設者セーチェニ・イシュトヴァーン伯爵（1797～1860年）の名前から、そう呼ばれているそうです。

セーチェニー鎖橋 建造物

この橋が完成したことで別々の町だったブダとペストが結ばれ、1873年に
ブダペストとなりました。
やはり、この橋が一番人気のようですね。
　

橋を渡ってブダ側に移動
ブタペストに来たら、必ず訪れたい「漁夫の砦」
城壁を活用した、眺望スポットへ

漁夫の砦 建造物

どんな景色が広がっているのかワクワクです。

漁夫の砦からの絶景☆☆☆
ドナウ川の向こうに広がるペスト地区を見渡すことができます。
漁夫の砦というこの場所の英語表記は
「Fishermen’s Bastion」
昔、この近辺に魚市場があり、漁夫たちがこの一帯を守っていたからだそうです

バロックとゴシック様式が混在している国会議事堂が見えました。
1884～1904年にかけて建設されたそうで、ドームの高さが96メートル部屋の数は691あるそうです。

城壁を活用した展望スポット「漁夫の砦」
そして城の敷地内に、ハンガリー歴代の王の戴冠式が行われていたという
「マチャーシュ聖堂」があります。聖母マリア聖堂とも呼ばれているそうです。
聖堂は、かつてオスマン帝国に占領された際にモスクにされた過去を持つ教会。真っ白な美しい石造りの教会の屋根の部分は、ダイヤモンド模様の屋根瓦が敷き詰められていて、よく見ると至る所にハンガリー国章にもある「二重十字架」のデザインが施されています。

マーチャーシュ教会 寺院・教会

マーチャーシュ聖堂
見る角度によって雰囲気が異なりますね～
周辺をぐるりと一周してみよう

横からも、いい感じです。

ここにも、18世紀に大流行したペスト根絶を記念して建てられた三位一体の像がありました。

三位一体の像 モニュメント・記念碑

聖堂の中に足を踏み入れると
美しいフレスコ画や内装に一瞬にして心を奪われます。
1000年に成立したハンガリー王国は16世紀にオスマン帝国に戦で敗れ、大半の領土は占領されました。その時代に色々な教会がモスクに改宗され、このマチャーシュ教会もその対象となったようです。天井のフレスコ画は白く塗りつぶされてしまい今の形は、１９世紀末に修復されたものだそうです。

現在の聖堂は、建築家のフリジェシュ・シュレクにより、13世紀の設計図を基にして新しい要素も加えながらゴシック様式に改修されたとか

西洋の教会で見るフレスコ画は、聖書の有名な場面や天使の絵などが描かれた物が多いですが、唐草模様や幾何学的な柄が描かれており、東洋的な美しさも持ち合わせていて、とっても魅了されます。

どこを見ても、美しさにため息。

モザイク画に圧巻される内部

たくさんの祈りに心が洗われてゆきます。

17世紀にオーストリアのハプスブルク帝国を中心とした連合国軍がブダペストへ侵攻し、マーチャーシュ聖堂の壁を砲撃したところ、壁の中に隠されていた、このマリア像が姿を現したそうです。
当時、モスクと化した聖堂内で祈りを捧げていたオスマンの兵士たちは、驚きのあまり士気がさがり、オーストリア側の勝利に繋がったと言われているそうです。

この聖堂、2階、３階、屋上まで登ることができます。
２階から見ると、より一層　聖堂の美しさが際立ちます

そして３階から、ほんとに美しい。。

階段途中には、昨日までウィーンで、たくさんお目にかかった
オーストリア皇后エリザベートの像がありました。
彼女はハンガリーをとても気に入って、度々 長期に滞在していたようで
当時、独立運動が行われていたハンガリー
夫であるオーストリア皇帝のフランツ・ヨーゼフに働きかけて、自治権を与え「ハンガリー・オーストリア帝国」の二重国家としたそうです。
そんな事から、エリザベートは今でもハンガリー国民に絶大な人気を誇っているようです。

何時間でも、時を忘れていられそうです。

素敵なカップルにも目を奪われ、、
寄り添いたくなるその気持ち。。
よくわかります（笑）

カラフルな屋根に独特のフレスコ画を持ち、オリエンタルな雰囲気と芸術的魅力が溢れるマーチャーシュ聖堂　この旅で、最も感動した素敵な聖堂でした。

ドナウ川の西岸、ブダ城がある丘「王宮の丘」
歩いて王宮を目指します。

この雰囲気　いいな～
ありふれた日常が、古い絵画のようになりますね

こんな、ブダの景色を見ながら進んで行くと

王宮の丘 旧市街・古い町並み

王宮に到着です。

ブダ城 (ブダ王宮) 城・宮殿

王宮は、17世紀にオスマン帝国の攻撃で破壊され、18世紀にかけてハプスブルク家の支配下で再建され、バロック様式への改造が行われたそうですが、19世紀半ばに発生した火災とその後の第一次世界大戦、第二次世界大戦と
様々な歴史的被害をうけ、20世紀半ばに再び修復されたというブタの王宮

マーチャーシュ聖堂の美しさを目にしたばかりのせいか
ちょっと感動薄れぎみ、、
対岸から、王宮全体を夜景で見るのが一番美しいと思いました。

ブダ城 (ブダ王宮) 城・宮殿

王宮の丘から見た
ドナウにかかる「セーチェーニ鎖橋」とペスト地区

王宮の丘 旧市街・古い町並み

王宮の丘を下り、再びペスト地区へ

ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り 旧市街・古い町並み

市街地に戻って、街ブラ＆ショッピング

ヴァーツイ通り 散歩・街歩き

ウィーンの歴史的街並みもとっても素敵でしたが
個人的にはペストの街並みのほうが、人も少なくてのんびりしていて好きかな。。時期的なものもありますが・・

お目当てのお店に向かいますが、17:00クローズ
ヨーロッパだということを　うっかり忘れ～

お目当の物が買えなくとも
歩いているだけでトキめく街並みなので
良しとしましょう♪♪

ヴルシュマルティ広場 広場・公園

だんだんと暗くなって行き
このあと、一番楽しみにしていた夜のツアーが始まります。

ドナウの宝石：夜景ツアーのはじまり～

国会議事堂 (ブダペスト) 現代・近代建築

バスで、ドナウの夜景が一望できる丘に登っていきます
「ゲッレールトの丘」
ここに来るまでに、あちこち渋滞していて
今日は何かあるのかなぁ～？？なんてガイドさん

ゲッレールトの丘 山・渓谷

絶好の夜景スポットに着いたとたん
突然、花火が始まったんです☆☆☆　
8月に建国記念日の花火があることは知っていましたが、、２月に花火。。
なんてラッキーなんでしょ

ヨーロッパの花火は初体験

たまたま、何かの記念イベントをやっており
花火が上がったようですが
こんなことはなかなかないと　みんな驚き・・・

楽しみにしていた地で、最高の歓迎をしていただいたみたい。

ブダペスト：ドナウの宝石　
ただでさえ美しい夜景に花火が加わり、感動で言葉がありません。
この瞬間に巡り合えただけでも最高の旅です。
必ずもう一度　訪れたい場所になりました。

生演奏のあるレストランで、最後のディナー

まずは、ビールで乾杯～

ハンガリー名物：グヤーシュスープを前菜とするディナー
ハンガリーの人々にとって、最もシンボル的な料理として知られるグヤーシュ。「パプリカ、タマネギ、ジャガイモ、を加えた牛肉の煮込み」
みたいなスープです
これは美味しい。。

メインはこちらですが、ちょっと寂しげ
ツアーに付いた食事ですので仕方ないかな～味は可もなく不可もなく（笑）

もちろん　貴腐ワインもいただきま～す
これは最高～☆☆☆

あれ、この方
いつもの海旅でお馴染み　伊良部島の師匠に似ている
琉球顔？なんだかとっても親近感がわいてきたのは私だけ（笑）
もちろん演奏も素晴らしかったです。

この素晴らしい夜景ともお別れ
チェコ・オーストリア・ハンガリーと３カ国巡ってきた旅も終わり
名残惜しいですが明日は帰路に
毎回思いますが、あと数日増やしておけば良かったな～
次回はもっとゆっくりプランにしたい　
願望と現実　大人の事情との戦いですね。

帰路もブダペストからヘルシンキ経由です。

ヘルシンキヴァンター国際空港 (HEL) 空港

フィンエアーのマリメッコデザイン
可愛い機種でした。

乗り継ぎ時刻まで、
「フィンエアープレミアムラウンジ」で過ごします。
昨年のスペインに続き２度目の訪問

フィンエアープレミアムラウンジ 空港ラウンジ

このラウンジに、本格的フィンランドサウナがあるのですが、、
今回もサウナに入るほど時間の余裕がありません
いつか入ってみたいな～

泡をいただいて

デザートもしっかり頂いて
そろそろ、最終フライトの時間です。

この時期、タラップ搭乗はキツイです。
凍える～

機内から　外を見ていたら

なになに...
羽が凍らないように不凍液をかけていました。

こんなふうにするのね。。
初めて見たので、つい何枚も撮ってしまいました。

お久しぶりの　キリンとアサヒ
お疲れ様～の乾杯。。

帰りの和食って
白米はもちろんですが、醤油と お味噌の香りでホッとする
やっぱり日本人だな～。。って

最後に、この旅で仲良しになった方々との記念Photo
可愛い娘さんと３人旅の 温か～い音楽家familyと
憧れの地を一人で満喫～のエレガントmadamさん
そして、私の旅に
いつも、たくさんの「笑」を添えてくれるririkoさん
皆さんのお陰で、とっても楽しい思い出深い旅になりました。
お世話になりました。
また、何処か旅の空でお会いできるといいなぁ～と思っています。
完結が、とっても遅くなってしまいましたが
最後までご覧いただき　ありがとうございました。♪♪

最後のお土産
ハンガリーの伝統工芸カロチャ刺繍のクッションカバーと小物
フィンランド経由だと、、つい買ってしまうマリメッコのポーチでした。

この旅行記へのコメント （2）

• norisaさん 2019/01/10 16:53:48

  憧れのブダペスト！

  ちゅらさん、
  
  こんばんわ。
  そして、明けましておめでとうございます。
  昨年は大変お世話になりました。
  今年もよろしくお願いします。
  
  ブダペスト、良いですね～。
  我々が行った時は９月だったのでクルーズは良かったのですが虫が多くて閉口しました。
  この時期ならそれはないでしょうね。
  やはり国会議事堂を中心とした夜景が素晴らしいですね。
  
  素晴らしいといえばリーズナブルな価格にプレエコやらオプションを付けたしたお上手な旅。
  さすが、ちゅらさんですね。
  やはりある程度の優雅さも欲しいですからね、旅は。
  
  では、今後ともよろしくお願いいたします。
  
  norisa

  ちゅらさん からの返信 2019/01/11 14:45:34

  Re: 憧れのブダペスト！

  
  norisaさま
  
  あけましておめでとうございます。
  
  昨年も、ご夫妻の素敵な旅行記を拝見させていただき
  私の、数少ない旅行記にも「いいね」を賜り
  ありがとうございました。
  本年も、よろしくお願いいたします。
  
  年を越してしまった旅行記「ブダペスト編」
  ご覧いただきありがとうございました。
  出発前に、
  norisaさんの旅行記と、いつのんさんの旅行記を
  拝見させていただき、わくわくしながら（笑）
  出発を楽しみにしていました。
  
  偶然の冬花火に遭遇し、忘れられない素敵な旅になりました。
  プラハとブダペストは、もう一度ゆっくり旅してみたいです。
  
  今年も、norisaさまの旅行記を楽しみにしています。
  
  　ちゅら