2018/05/03 - 2018/05/04
280位(同エリア604件中)
m-aさん
福井旅行のきっかけは、ニュース記事でみたテクノ法要。プロジェクションマッピングと法要の融合だそうで、寺社文化の保全の観点から大変興味深く思っていたのです。
そこに、地図だと近くに見える一乗谷朝倉氏遺跡や永平寺を盛り込んで、さらに百名山登山と越前大野城を盛り込んで、レンタカーでぐるぐる。行きそびれた場所も多数。福井がこんなに見所が多いとは!あと2泊すべきでした。
恐竜博物館、行きたかったなあ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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滋賀県の伊吹山を登った後、鈍行で2時間。福井にやってきました。恐竜の街福井。まずは駅のホームの足跡マークが恐竜です。
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改札を出たベンチにも恐竜がいます。
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西口に出ると、駅ビルの壁が恐竜です。
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恐竜の模型もあります。フクイティタン。動きます。
フクイラプトルVSフクイサウルスも吼えます!動きます!
https://youtu.be/kig-knwnXkg -
居酒屋は西口に集まっている印象です。宿のお姉さんお薦めの善甚で晩酌。お刺身と白えびのかき揚げとホタルイカの酢味噌和え。あと地酒。とっても美味しい店でした。お刺身、お一人様用に小盛りにしてもらったけど、普通盛りでも食べれちゃったかも。
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宿は東口徒歩5分ほどのゲストハウスSAMMY’S。
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民家を手作りで改修してゲストハウスにしたそうで、冷蔵庫に黒板塗料が塗ってあったり、シンクもDIYだったり。こんなことができるの憧れます。
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宿泊者はここに集まって、お茶やお酒を飲んだり情報交換したりするのです。メンバーに恵まれたのか、宿主のお人柄か、とても楽しい夜になりました。
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さて福井旅の一大目的地、照恩寺。レンタカーを借りて向かいました。地元のさもない寺なのですが、臨時駐車場がいくつもできていました。
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照恩寺では年に何回か、お経とプロジェクションマッピングとDJを組み合わせたテクノ法要をやるそうで、ネットニュースなどでちょっと評判で気になっていたのです。
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GWのニコニコ超会議にも出展していたらしいけど、やっぱりお寺で見たい!
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すごく特別な設備というわけではなく、仏壇のキラキラにプロジェクションマッピングを投影することで、華やかになるようです。
京都などで寺社の復元展示を見ていると、昔のお寺は派手もとい華やかだったんだなーと感じます。仏教芸術とは、当時の技術の粋を用いて、金だの朱だの鮮やかな青だのを多用し、極楽浄土の美しさを表現するものだったはず。現代に当てはめるとプロジェクションマッピングというのはとてもしっくりくるのです。
しかも機材のコスト調達はクラウドファウンディング。お布施と思想は変わらないわけで、伝統継承に最新の技術とサービスを加味する価値を考えさせられるイベントでした。 -
地元のお年寄りもお孫さんを連れてきていて、お経を一緒に歌っている(そうまさに歌っている!)のが印象的でした。
https://youtu.be/bfN9kKgVi6g -
法要後は手打ちそばのふるまいも。鯖寿司や日本酒も売っていて気になったけど、この後の運転や昼食を考えて、法要のお蕎麦だけにしておきました、
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福井名物おろしそば。
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続いて、車で永平寺に移動します。けっこうな雨なのに、傘をどこかに忘れてきてしまった。。。駐車場で傘を貸してもらえて本当に助かりました。
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この若葉色はもみじです。紅葉の季節はさぞ美しいことでしょう。
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雨の中の青いもみじ。これもまた、しっとり美しいということにしておきましょうか。本当は晴れてほしいけど。
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永平寺です。ずいぶん近代的な建物です。それもそのはず。永平寺は文化財というよりは修行と法要のために人が集まる場所なのです。一定の快適さとスムーズな運営が必要なのです。
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雨の日でしたが、一度永平寺の中に入れば、あとは回廊で屋内見学です。
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こちらの天井画は名だたる日本画家の作品だそう。基本的に花鳥風月ですが、5枚だけ花鳥以外のモチーフがあるということで、一生懸命探しました。
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花鳥風月以外のモチーフその一。獅子。
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花鳥風月以外のモチーフその二。白い鯉。
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花鳥風月以外のモチーフその三。獅子その二。
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花鳥風月以外のモチーフその四。リス。
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花鳥風月以外のモチーフその五。黒い鯉。
まあ、全部ツアーガイドさんがしゃべってくれましたけど。 -
こういう回廊を通りながらお堂からお堂へと見学でき、修行僧が見所を説明してくれます。お坊さんは法話するのも仕事だから、見所説明も修行のうちなんでしょうね。
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修行僧はここで寝起きしているらしいです。
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こういう立派な仏殿ももちろんあります。でもこのお寺の特筆すべきは、修行僧と、大本山に祀って欲しい位牌が全国から集まることなので、見るべき場所はこれではないという印象です。
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むしろこういうゴミ箱の表現のほうが、注目に値するのではないかと。あとは休憩室で流していた精進料理作りの映像が興味深く、日常のそこかしこに禅の精神を感じました。
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参道のお団子がとても美味しい!外国人観光客もこぞって食べていました。世界のSNSで広まっているに違いありません。
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遅めのランチで名物おろしそばとゴマ豆腐。おろしそばは2回食べたけど、どうも私のお口に合わないようで・・・。大根の実でなく汁を使ってるのが馴染めないのか、出汁が違うのか・・・。ゴマ豆腐は美味しかったです。味噌はお土産に買って帰りました。
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駐車場に戻る頃には雨があがり、崖に彫られた仏様に気づきました。
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16世紀に彫られたものだそうで、9体あります。自分ではなかなか見つけることができません。
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苔がついちゃうと、ますます見つけるのが難しい・・・こういうのをじっくり探して見ていると、どんどん時間が過ぎていきます。
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続いて、福井市方面にちょっと引き返して一乗谷朝倉氏遺跡。
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ここは雨だとお話になりません。天気回復して本当によかった。この何もない草原は、かつては将軍も滞在するような繁栄した街だったのが、織田信長に朝倉氏が滅ぼされた後は水田の下に沈み、近年発掘されたものだとか。
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世が世なら、この道の両側は立派な城下町だったはず。
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世が世なら、ここには朝倉氏のお屋敷が建っていたはず。
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この石の配置は、桃山時代の庭園の中でも立派なものだったそう。朝倉氏滅亡後、越前の中心地は北ノ庄城、福井城へと移り今に至りますが、世が世ならここが福井県庁になっていたかもしれません。
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今は当時のお屋敷跡が更地になって残り、黄色い花が咲き乱れていました。つわものどもが夢のあと。
何もないけど印象的な場所でした。 -
朝倉氏を大河ドラマにしたいらしく、署名運動をしていました。ちなみにここから車で30分の福井駅では由利公正を大河ドラマに推していました。福井の英雄は、一枚岩ではないようです。
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日本海の海の幸は本当に美味しいので、翌日は登山で糖質摂取が必要だし、夕飯は絶対にお寿司!と思っていたのですが。WEBでの評判のくるくる寿司ほがらか亭。20:00頃に行ったらなんと28組待ち。急いでるわけではないのでのんびり待ちましたが、順番がきたら地物の魚が軒並み売り切れ。すっごい不満が残ってます。
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翌日は百名山の荒島岳登山。登山口は越前大野から車で30分ほど。天空の城大野城の外観だけでも朝イチで楽しもうと、越前大野の観光施設の駐車場で車中泊しました。なぜか朝5:30に、雨にも関わらず人がわらわら集まって、山のほうに向けて叩頭していた気がするのですが、あれは何だったのか・・・。
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駐車場から見上げれば、越前大野城です!
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うんうん、天空の城だ!
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展望台スポットは戌山という山の中腹にあるらしく、車で5分ほど移動します。途中の田んぼの畦に芝桜が植えられてて、田植え前の田んぼに映ってとても綺麗でした。
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雨が降ったりやんだりなのが辛いところ。
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車を降りてから戌山の展望台までは、けっこうガチな山道です。20分くらいの登りです。
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展望台から見た越前大野城。見え方が意外と小さいかな。冬の放射霧が立ち上る朝は、雲の上にお城が建っているような風景になるそうです。
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七間朝市なども行ってみましたが、7:30頃では朝早すぎたのか山菜などをちょろっと売っていた程度。あんまりのんびりしていられないので、荒島岳登山口に移動しました。
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荒島岳は、勝原駅からの登山道が有名ですが、そっちののぼりはきついらしいので中出登山口からスタート。歩行距離はながいけど緩やからしい。9:00頃には雨もやみました。
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久々のお天気登山になって気持ちいい!残雪もちょっと残っていて、雪解け水もどろどろしてるけど、危険な雪ではありません。
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ブナ林が広がる登山道です。新緑と残雪と青空の組み合わせは美しい!
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本当にぶなの若葉って美しい。
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小荒島岳。向こうに見えるのが目的地の荒島岳。ここまで約3時間半かかりました。地図だと2時間ちょっとのはずなんだけど。目的地まではあと2時間くらいかかりそう。
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なんか怖いことを書いてある看板があります。
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あー、ここが滑落注意の場所かー。「もちがかべ」というそうです。なかなかな足場の悪さです。雪がついていることだけを心配してましたが、それは大丈夫そう。
大きい集団が下ってきて、すれ違うのが大変でした。 -
山頂付近で見つけたカタクリ。初めて花の実物を見ました!
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山の植物の可憐さと、大きな花弁の大胆さ。つぼみも花もとても魅力的な花です。
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ショウジョウバマカもたくさん咲いていました。これが終わったら石楠花の季節のようです。
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徒歩5時間。ようやく着いた荒島岳山頂。風が強くて寒い!
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白山がよく見えました。白山方面は天気が悪そう。
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大野盆地もよく見えました。
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下山は17:00。レンタカーの返却時間と帰りの夜行バスの出発時間があったので、温泉に立ち寄ることもままならず、居酒屋もゴールデンウィークのせいか軒並み満席で、しかたないので駅の立ち食いそば。
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でも美味しい蕎麦屋でした。
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21:50発の夜行バス。東京から行きも帰りも夜行バス。登山前日は車中泊。布団で寝たのはゲストハウスの1泊だけ。こういうのは1泊4日というんでしょうか。
それにしても心残りは多数。恐竜博物館は行きたかったし、地物のお魚は1回しか食べれなかったし、名物の油揚げも食べ損ねたし、温泉も入り損ねたし。もう一回来るべし?!
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