2018 チュニジア＆エジプト　その１チュニス

2018/04/28 - 2018/04/28

2018年のGWは2年前に行きかけて断念したエジプトと、あともう一か国
ってことでモロッコ同様見どころ満載のチュニジアに行ってきました。
いつもは安宿しか泊まらないけどエジプトは5つ星ホテルもかなり割安に
泊まれるので、今回は割と高級なホテル泊も取り混ぜてみました。
ホテルステイも楽しむためエジプトの旅程はゆっくりめです。
どちらも危険は全く感じることはなかったし、色々面倒なこともあったけどやっぱり心に残る旅となりました。
1日目　チュニス　チュニスメディナ、カルタゴ、シディブサイド★今ココ
2日目　ドゥッガ、バルドー美術館
3日目　ケロアン、スース、エルジェム
4日目　チュニス→ルクソール
5日目　ルクソール　西岸・東岸
6日目　ルクソール→アスワン　
7日目　アブシンベル神殿、アスワン観光
8日目　アスワン→カイロ
９日目　カイロ　ギザのピラミッド、エジプト考古学博物館
10日目　カイロ　オールドカイロ、イスラム地区

エリア チュニス(チュニジア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: ANA ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回のエアは特典航空券、行きはビジネスクラス、帰りはエコノミーです。行きは羽田→ロンドン→イスタンブール→チュニスという旅程。anaのヨーロッパ路線ビジネスがここしか空いてなかったのでこのめんどくさい旅程に。チュニスって何故かヨーロッパ扱いなので、他のアフリカに比べてマイル消費が少なくて済む。あとモロッコも。
ビジネスの機内食、いつも和食を選ぶけど、3月に同じメニューで食べたので今回は洋食に。。

メインはビーフ。このロールタイプのステーキは固くて美味しくない。
エルメのムーズデザートははずれが無くおいしい。

ロンドンのエアカナダラウンジでシャワー。その後シルバークリスに移って2時間、今度はターキッシュエアでイスタンブールまで。ロンドンのラウンジはどちらもレベル高い感じでした。
TKの中距離ビジネスはこんな感じでフルフラット。

まず前菜が配られ、食べ終わると大きい皿をメインと交換する仕組み。この大皿の前菜美味しくなかった・・周りの人もみんな残してた。
メインは魚チョイス。白身魚で身が大きく蛋白だけどなかなかうまし。TKはエコでも魚チョイスが良かった気がする。

その後イスタンブールで乗り換え。乗り継ぎ時間8時間5分。。
ビジネスクラスの乗り継ぎだと8時間以上の乗り継ぎ時間でホテル利用できるけど、私の便の後にもう一つイスタンブール～ロンドン便の到着があるため対象外。まあホテル使えたとしても、移動とか早めのチェックインとかで結局寝られるのは3時間くらいだろうしいいや。シャワー浴びてからソファで横になって寝る。

3時間くらいは寝て、適当にデメルのケーキ食べてからチュニス便に乗る。飛行時間は3時間ほど。朝ごはんはオムレツ。

上空から。カルタゴの辺りが見えます。湾になってるところが旧カルタゴ軍港かな。

オンタイムで到着。イミグレはなかなかの列の長さ。適当に並んでると、diplomatの列の審査官がおいでおいでをしてるので、それに従って何人かで列を作る。でもこれがハズレ。あとから次から次へと本当のdiplomat達がやってきて、全然すすまない。前に並んでたカナダ人のおじさんとイライラトーク。結局30分はかかった。他の列なら15分で済んでたと思う。イミグレ列のチョイス、自分的に歴史的失敗。

チュニス カルタゴ国際空港 (TUN) 空港

銀行atmがたくさん並んでる中からBank of Tunisで両替。手数料掛からずストレスフリーで良い。ほかの国だと、無料でも「手数料が取られるかもしれません、それでも進めますか？」みたいなイラつくメッセージ出るところ多いからね。

出発階まで行ってタクシーを拾うと良いってことだったんで、上の階に上がる。タクシーはバンバン来てるので、悪そうじゃない顔のおじさんを選んで、メーター使うよね？を確認してレッツゴー。

途中でランドマークとかいろいろ案内してくれてチュニジア楽しんで！とか言われていい感じのドライバーだった。しかも料金15分で4.8TND=210円、安っ！空港から市内タクシーで史上最強の安さじゃない？最初はバス（50円以下）で行くことも考えてたけど、200円強で行けるなら時間との兼ね合い考えれば絶対にタクシーですね。

今回のホテルはHotel Metropole Resistanceってとこ。Booking.comで評価高かったので。大通りからすぐでメディナにも近く、立地抜群。チュニスは宿代高いので、かなり安めのこの宿でも一泊30ドル。3泊します。

最初に案内された部屋が受付のド隣のツインで。扉の音とか客の声とかで煩いのが目に見えていたんで、戻ってきてからでいいから受付から遠い部屋に変えてほしいとリクエスト。おねーさんの帰ってきてからならあるわよとの言葉を信じて。

時間は10時半、今日はこれからチュニスメディナを見てから、TGMに乗ってカルタゴとシディブサイドを見に行きます。

近場でいつでも行けるようなところは最後に行く主義だけど、このメディナは日曜日はお店クローズ。やっぱり活気のあるメディナを見たいし、この後は予定詰まってて今日しか見に行く時間がない。なので土曜の昼間の今行きまーす。

フランス門 (バブ バハル) 建造物

広場。トルコアイス屋台とかある。
ローカルの買い物客が多い感じでとってもにぎわってます。

チュニス旧市街 旧市街・古い町並み

入り口近くはファッションとか雑貨とかが多くて、地元の人で混雑してる。なかなか前に進めないほど。
やっぱりモロッコのフナ広場ににてるかな。

チュニジアらしいお菓子屋さん発見。
観光客にもとっつきやすい綺麗目のお店ですね。
でも、でも、見るからーに歯が溶けそうなあまーいお菓子なので、
私は一回も買うことがなかったんですね～。
一個くらい試しても良かったかな？

奥に、奥に進むとモスクとか出てきてだんだんいい雰囲気になってくる。
外国人観光客も多い。彼らは反対側から入ってきてるのかな。

職人のおじさん。スーク街まで行く道を調べるのが面倒だったんで
ほとんど見てないけど、時間あったらもっと見て回りたかったな。
これから予定が詰まってるので適当に見て終了。

チュニスのメイン通りのブルギバ通り。
カフェと緑が沢山でヨーロッパのようです。
ただし、カフェは道に向かって椅子が並んでるスタイル。男ばっかりで
道行く女性たちを品定めしているような、、これってイスラムスタイル？？
チュニジアスタイル？ちゃんと女性が座ってるカフェもありましたけど。

ひときわ目立って美しいカテドラル。ほんとこの写真だけ見たらイスラムの国って感じがしない。
宿はこの近くにとっています。

出た。アイラブチュニス！同じようなのがパナマにあったなー。
元祖はどこなんだろう。
女の人がポーズ撮りまくりで全然どかなくて邪魔～。
そんなに撮ってもどれも一緒だって。。

20分くらい歩いて、TGMのチュニス・マリン駅に来ました。
ここからカルタゴ観光の中心となる、カルタゴ・ハンニバル駅まで行きます。

一等の切符。カルタゴ・ハンニバル駅までは1ディナール以下だったけど詳しくはわからない。。どこかにアラビア数字が書いてあるんだろうか。

車内。一等だからどーってこともない。帰りには２等に乗ったけど
椅子がクッションつきか、木か、って感じですかね。
どっちでもいいです。

カルタゴ・ハンニバル駅を降ります。
とりあえずカルタゴ・ハンニバル駅ってめちゃくちゃかっこいい駅名だと思う。
カルタゴってだけで胸アツなのに、英雄ハンニバルですよ！どちらもチュニジアの誇り。
・・・その割に、駅の周りはなんにもないですけどね。

メイン通りではなく坂道をショートカットして道なき道を進むと、博物館の裏手に出る。ぐるっと回って、教会の前に着きました。駅から１０分強です。

博物館で、共通券を買う。１０ディナール＋１ディナール（撮影料）。

カルタゴを見ていく順番として、カルタゴ博物館（ビュルサの丘）→円形闘技場→円形劇場→ローマ人の住居跡→アントニヌスの共同浴場→カルティエ・マゴン→パレオ・クレティアン博物館→古代の軍港→トフェの聖域を予定していた。
あと２つ、ローマ劇場と貯水池ってのも少し北にあるんだけど、こちらは足伸ばしてまで行く価値ないと見てパス。ほんとは全クリしたいんだけどね。

カルタゴ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

なんとカルタゴ博物館がリノベーションのためクローズ。４か月はかかるみたいなことを言ってた。とほほ。。それでも共通券の値段は変わらないのね。モザイク画を楽しみにしてたんだけどね。
しかたなく博物館前にあるビュルサの丘をしげしげと眺める。基盤しか残ってないし、入れないので面白くはない。

カルタゴ遺跡 史跡・遺跡

博物館の周りには無造作にゴロゴロと遺跡にあった何か、が置いてあります。。全く説明が無いので、何やらわからないです。

さっさと見終わってしまった。。博物館が見れなかったので、今日の予定に少し余裕ができた。なんで少しゆっくり回ることができそう。

ここは丘になってるんで、閑静な住宅街を見下ろすことができる。

１５分くらいで、次の「円形闘技場」に着いた。
ここは今でも普通にコンサートとかで使われているらしい。

ほぼ、原形をとどめていないと思われるほど修復されています。
ありがたみがない。。

次、「ローマ人の住居跡」。

この家は３世紀にできたヴォリエールの別荘。ここを中心に街の基盤が残ってて結構広い。でも見どころはあまりないかな。

ローマ人の住居遺跡 史跡・遺跡

住居跡にあるモザイク。雨ざらしの割に良く残っている。
馬のデザインが多い。

入り口近くに、ここの付近で発掘したと思われるモザイクが大量に保管されてた。こういうの、上手く展示すればいいのにね。

次は海を目指して南に下っていきます。
青い空と海のコンビネーション、サイコーです！

カルタゴのメイン、アントニヌスの共同浴場に来ました！

でかっ！
一番目立つ円柱は、半分から上は修復されてるとのこと。
当時の高さを再現することで、スケール感を感じてもらうため、と書いてあった。
たしかにこの上に天井が乗っかってると思うとローマ浴場のとんでもないスケール感が伝わってくる。

一階部分に下りて隅々まで散策します。
案内板とかほぼないので、何が何だかわからないけども！

排水溝ですかね。

この文字（ラテン文字？）をなぞりながら読んでる女の人がいました。
私もラテン文字、大学の時勉強した気がするんですが一個も覚えてません。。

ここはゆっくりみても３０分くらいで足りましたね。

次に５分くらいのすぐ近くのところにある「カルティエ・マゴン」にやって来た。ここは時間なかったら来なくてもいいと思うけど、まだ余裕あったので来てみた。

やるきのないおっちゃんの受付（チケットもチェックしない）を通って中へ。ここは１８００年前の帰属の住居跡のようですね。敷地はめっちゃちっさいです。

ここで発掘されたものとか、当時の建物の様子が展示してあるミニミニ博物館？がある。小さいけど、なかなか情報量が多い。当時の石切場の様子とかもわかる。

次に、歩いて「パレオ・クレティアン博物館」に行こうとしたんだけど、
見事に閉まってた。。しょぼいらしかったし、前情報でクローズしてそうな確率は高かったんだけど、どれだけ寂れてるのか見てみたかったんだよね。
見た感じ、数年間開けてないんじゃないか？？

次に「カルタゴ港跡」へ。
ここは、今は共通券に含まれてないみたい。
岸辺から見てもなにも変哲の無い港？です。

対岸に渡ってみる。。
ここには、ちょろちょろ遺跡の土台が残っている。入り口にチケットチェックの跡地みたいのがあったので、ここが以前チケット必要な場所だったのかもしれない。

古代カルタゴ軍港と商業港 史跡・遺跡

次に最後の遺跡、トフェへ。
これまでのカルタゴ遺跡はその後のローマ時代のものばかりだけど、ここはカルタゴ時代のものだそうで。当時神の怒りを鎮めるために有力者たちの子供を生け贄に捧げたと言われている。

トフェ 史跡・遺跡

幼児の炭化した遺骨が300体ほど発見されたそうです。。

こんな感じの子供の形をした墓石が沢山で、気味悪い。。

墓石群の横にある洞窟みたいなところにも無造作に墓石があって、怖すぎた。。
１６時過ぎに、カルタゴ遺跡全部（２か所除く）を見終わりました。3時間かけて10km以上歩いたみたいだけど不思議と短く感じたな。あと二箇所も入れて全部歩いて一日で行くのも全然可能だも思う。歩き方では数日間必要とか言ってるが・・

ちなみにカルタゴ遺跡の営業は５時までです。（歩き方には夏季は７時とかなってましたが嘘です）

次、カルタゴ・ビュルサ駅からまたTGMに乗ってシディブサイドまで行きますよー。
２等はこんな感じで木の椅子になってます。

駅を降りて、かなりきつい坂を上っていきます。
すでに白と青のコントラストが美しい～。

ここがシディ・ブサイドの中心となるカフェ・デ・ナットとその階段（でいいんだよね？）。

チュニジアと言ったらこの風景！のカフェ・シディ・シャバーン。
いや、実は外から見るだけでもいいやーと見に行ってみたんだけど入り口が開いていて、中をのぞくと写真を撮ってる人がいたので、私も数枚撮らせてもらいました。。
その後ウェイターさんが来てお客じゃない人は出てって～みたいな感じになってました。当然ですが。。

特に目的もないんで、レモネード飲みつつぶらぶらと街歩き。

メインの脇道にちょっと入るとフォトジェニックな場所がいっぱい。
ブーゲンビリアがいい仕事してます。

あとはシディブサイドと言えばこのアラビックなドアですよねー。それぞれが個性があって見て回ると面白い。
シーフードレストランの扉は魚類のモチーフだったり。黄色のがあったり。青と白以外にも黄色が許されてるのかな？

シディブサイドは５時半頃に見終わって、早めにホテルに戻りました。
ちゃんと部屋が用意されてるだろうか、、と思ってたけど受付から遠い、３階のトリプルの部屋が用意されてました！最初に見た部屋よりもかなり高そうな部屋です。おー。これだけベッドあれば荷物を自由自在に広げられる。うれしー。

日本経ってから何十時間ぶりかにベッドで横になって寝ます～。
今日はめっちゃ歩いたし疲れた。でも明日は５時過ぎに起きて、６時出発のバスに乗らなくてはならないのだ！
それでは。

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