2018/04/10 - 2018/04/17
6385位(同エリア6773件中)
ロコロコさん
7日目
午前はバチカン市国(世界遺産)とローマ(世界遺産)市内観光。
バチカン市国のサン・ピエトロ寺院を見学、荘厳かつ絢爛豪華な聖堂(莫大な富と権力の証)は何度訪れても圧倒されます。その後、コロッセオとフォロロマーノの外観を眺め、トレビの泉へ移動。徒歩でスペイン広場へ行き、市内観光は“Fine”
午後は自由時間。日本では完売で予約できなかったローマ歌劇場でオペラを楽しみました。
最終日
出発までホテル周辺を散策。マリア様に捧げられたサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂を見学しました。
この聖堂はローマ4大聖堂のひとつで、その荘厳・壮麗さはサン・ピエトロ寺院に勝るとも劣りません。
見学後、空港に向け出発。ローマからフランクフルト、ミュンヘンを経て羽田へ。ホテルから羽田へ着陸するまでほぼまる一日かかりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
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6日目
午前7時、ホテルのレストランで朝ごはん。 -
珍しく葉っぱが置いてありました。これまでのホテルではモーニングビュッフェにトマトはあっても葉っぱありませんでした。うれしくて沢山頂きました。
8時、これからバスで4時間の市内観光に向かいます。観光場所の予定は7ヵ所
ですが、約半数は車窓からになっています。
①バチカンのサンピエトロ大聖堂
②サンタンジェロ城(車窓)
③コロッセオ
④スペイン広場
⑤フォロ・ロマーノ(車窓)
⑥ベネチア広場(車窓)
⑦トレビの泉 -
バスはローマの現地ガイドさんを乗せ、ローマ国立博物館の横を通り、共和国広場の方向に進みました。
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共和国広場の中央にある「ナイアディの泉」
泉には湖の妖精、川の妖精、大洋の妖精、地下水の妖精の像が置かれています。 -
広場を通り過ぎて、サン・ベルナルド広場を南西に向かいました。
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ヴェネチア広場のヴェネチア宮殿。ルネサンス初期の様式の建物だそうです。15世紀に教皇パウロⅡ世によってリニューアルされたとの説明がありました。
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ヴェネチア広場のヴィットリオ.エマニエーレⅡ世記念堂。
20世紀初頭の建造物。この建物をみると、なぜかムッソリーニを思い出します。 -
広場からエベレ川に向かう通りの景観。
テアトロアルゼンチン劇場の脇を通りました。
劇場は1732年にオープンしたローマで最も古い劇場の一つでオペラハウスでもあるそうです。内部はとてもゴージャスらしく興味をそそられます。 -
テベレ川を渡りると、カトリック信者10億人の総本山バチカン市国が見えてきました。この国は聖ペテロが十字架にかけられた地にあります。
まだ8時半なのでr広場に観光客の姿はまばら。保安検査に相当時間がかかると聞いていましたが、観光客が少ないため拍子抜けするほどあっという間でした。 -
柱廊に囲まれた簡素かつ壮大な広場に入ると、中央には紀元1世紀にエジプトから運ばれてきたにオベリスクがそびえていました。
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広場の建物や柱廊は教皇アレクサンドル7世の依頼によりベルニーニ(バロック芸術の巨匠)が建造。
柱廊の上には140もの聖人像があるそうです。 -
サン・ピエトロ大聖堂の上にも聖人像が鎮座してます。
キリスト、ヨハネ、ペテロ以外の十一使途の立像とのこと。 -
大聖堂は120年を費やし17世紀初頭に完成されました。
建設にはミケランジェロ、ベルリーニなど有名な芸術家がかかわっているようです。十字の形をした聖堂は6万人収容可能な広さ、11の礼拝堂と45の祭壇があり、荘厳かつ絢爛豪華。何度訪れても圧倒され、委縮してしまいます。
莫大な富&巨大な権力によって造営された聖堂は人々を心服させるための装置なのでしょうか。
写真は聖堂の構造を示しています(転写しました)
① 後陣(教会の丸屋根の張り出し部分)
② 祭壇
③④翼廊(十字形平面の両腕部のこと)
⑤ 身廊(入口から主祭壇に向かう中央通路のうちの翼廊に至るまでの部分)
⑥ 外陣(寺院の本堂内のうち,外側にあたる部分)
⑦ ピエタ像安置場所
⑧ ヒエロニムスの祭壇(ヒエロニムスは聖人、4大ラテン教父のひとり)
⑨⑩サン.ピエトロ広場
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186mもの長い身廊の上にはまばゆい天井、ベルニーニの手によるもの。
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防弾ガラスの向こうにミケランジェロのピエタ像。
以前はこの像を真近でみることができました。多くの人々が足元を触る・なでるのでキリストの足が少し凹んでいた記憶があります。 -
聖堂内にはかわいい天使があふれています。
バロック期はブット(幼児)の装飾は人気があったそうで、幼児の象徴である天使が
そここを舞っています。 -
身廊の柱にもエンジェルは飛んでいます。
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ここにも飛んでいました。
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左翼廊の礼拝堂。柱に幾つもの像、天井は黄金の光、壁の絵画、感嘆するばかり。
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聖ペテロ像。
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主祭壇の前にはベルニーニ作の大天蓋。
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巨大なブロンズ製の天蓋の真下には、聖ペトロの墓があります。
柱もトップも見事な装飾。
黄金色に輝いているのは聖ペテロの司教座です。これもベルニーニ作。 -
ミケランジェロの手によるクーポラ(円蓋)は132.5mというとてつもない高さ。
中心部は天使に囲まれた神の姿が描かれています。
16個の窓から差し込むやわらかい光りが真下にある天蓋を照らします。 -
レプリカですが、ラファエロの「キリストの変容」がありました。
(本物はバチカン美術館です) -
外陣にも沢山の石像がありました。
大理石やブロンズ像、その他の石の像は全部で440体もあるそうです。 -
教皇の石像や......
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ブロンズ像
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柱にも凝ったブロンズ像がありました。
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神父さんが蜀台のそうじをしていた礼拝堂。
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こちらの礼拝堂では学生さんが神経にお祈りを。何を祈っていたのかしら?
ここで自由見学は終了。
システィーナ礼拝堂もバチカン美術館も行かないわずか30分のバチカンでした。 -
ヴィットリオ.エマニエーレⅡ橋を通り過ぎてローマの中心地へ戻りました。
車窓見学の予定のサンタンジェロ城はほんのちょっと見えただけです。 -
コロッセオに向かう途中、ボッカ・デ・ヴェリタ広場のフォンダジオーネオペラ座を通りました。本場だけあってローマ歌劇場の他にもオペラハウスがあるのですね。
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オペラ座の隣は工事中のサンタ・マリア・イン・コスメディン教会。
映画「ローマの休日」で有名になった「真実の口」があります。
真実の口に手を入れるため観光客が並んでいました。 -
次いでバスは古代遺跡フォロ・ロマーノを通り過ぎます。
添乗員さんは今回入場しないが、遺跡を一望できるスポットをいくつか教えてくれました。 -
フォロ・ロマーノの外壁
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フォロ・ロマーノの入り口のひとつ
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3世紀に建てられたコンスタンティヌスの凱旋門。
「雨ニモマケズ、風ニモマケズ..」戦火にも負けず、1800年もの間、
ここに立ち尽くしているのです。ほぼ無傷で.......。
周囲は人、人、人。観光客だらけ。
4回目のローマですが、昔はこんなに混んでいませんでした。 -
コロッセオも同様です。中に入るには並ばねばなりません。
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コロッセオに入場した人々。ちょっとうらやましい。
我々はフォロ・ロマーナもコロッセオにも入場しません。
たった30分では不可能ですから。 -
また、バスに乗り、トレビの泉へ向かいました。
ここもまた満杯の観光客。 -
ポーリ宮殿の壁と一体になっているトレビの泉。
言い伝えに従い、観光客が何列にも取り囲んでいる場所から後ろ向きになって50セント硬貨を2枚投げ入れました。2枚は大切な人と永遠に一緒にいられるのだそう。
1枚はローマに再び来れる、3枚だと恋人やつれあいと別れられるのですって。 -
こちらは泉の横のジェラード屋さんの看板。
ジェラードを買うのに大行列でした。 -
トレビの泉と別れ徒歩でスペイン広場へ向かいました。
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道はクルマ&人でごった返しています。
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スペイン大使館
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スペイン大使館前の広場のモニュメント、Column of the immaculate conception。頂きには聖母マリア像。
このようなモニュメントや石像、噴水は一体どれくらい市中にあるのでしょうか? -
ストレビの泉から10分程度でペイン広場に着きました。
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広場にあるバルカッチャ(船)の噴水。ベルニーニの手によるもの。
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映画「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンがジェラードを食べていたスペイン広場の階段。
昔も観光客が階段に座っていましたが、その数は激増です。 -
階段も広場も観光客で一杯。
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添乗員さんに写真を撮ってもらっていたら、階段に座っていた若者がスートと寄ってきてツーショット。日本人の老女が珍しかったのでしょうね。
若者はニュージーランドからの観光客でした。 -
それからトリニタ・ディ・モンテ教会まで階段を上りましたが結構足にきました。
なにせ135段の大階段ですから.... -
スペイン広場の上から街を眺めて市内観光は終了。
ローマ三越まで行き、グループは解散、自由行動になりました。 -
共和国広場を通ってホテルに戻りました。
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ホテルに帰ってからランチするため駅の方へ。
テルミネ駅です。ジェニファー・ジョンズとモンゴメリークリフトの哀しい恋物語の映画「終着駅」の舞台。昔の面影はありません。とても近代的になっていました。
ショッピングアーケード、レストラン、スーパー、フードコートなどなどがあります。 -
駅周辺に店は沢山ありましたが.....イタメシは食べ飽きたし.....
迷っていたらホテル近くに中華料理の看板をみつけました。 -
看板の真ん中に「鉄板海鮮面」の漢字。「面」とは? 何だろうと不思議でしたが
とりあえず店中へ。
(「面」は「麺」の略字なのでした。) -
チンタオビール(3ユーロ)と「鉄板海鮮面」(12ユーロ)を注文。
「鉄板海鮮面」はあつあつ、モチモチでエビやカラマリが沢山入っており、素晴らしくおいしかったです。大満足のランチでした。 -
昼食後、オペラのチケットを買いにローマ歌劇場へ行きました。
日本では売り切れで予約できなかったので当日並ぶことにしたのです。
ラッキーなことに1階席が空いていました。 -
チケット代は115ユーロ。
今秋ローマ歌劇団の引っ越し公演が東京でありますがS席は5万円以上です。
半額以下で観れるのですから嬉しい限り!!!
出し物は「カバレノ ルスティカーナ」と「道化師」の2本立て。 -
オペラ劇場のエントランス。
ドレスアップしている観客は少数、華やかさには欠けています。 -
歌劇場の内部
ローマ歌劇場はスカラ座やフェニーチェ劇場より格下との評価ですが、劇場内は豪華です。 -
5階建ての桟敷席、天井桟敷はきらびやか。総座席数は1600。
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歌劇場の丸天井。
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私の席は最左翼席。シートは快適とは言い難かったです。
英語の字幕はありましたが、文字を追うことができず、諦めて歌だけ楽しむことにしました。
観劇できると思っていなかったオペラ。旅の最後の夜にふさわしい過ごし方だったのではないでしょうか。
明日は東京に向かいます。 -
7日目
ホテルでの朝食。クリーム入りのクロワッサンとも今日でお別れ。これとカラマリフライだけは飽きません。 -
9時半の出発時間まで時間があったのでホテル周辺を散歩することにしました。
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ホテルから徒歩で4~5分歩くとサンタ・マリア・マッジョーレ広場にでました。
主要な広場には必ずといっていいほどモニュメントが建っています。 -
広場を横切って歩いてくる司祭様。これからミサでしょうね。
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サンタ・マリア・マッジョ-レ大聖堂の入口。
ファサードの上には聖人達の石像、正面右寄りにはローマで最も高い鐘楼、ちょっとアンバランスな感じですが....
この大聖堂は聖母マリア様に捧げられた聖堂で、ローマの4大バジリカの一つだそうです。 -
朝早かったせいでしょうか、並ぶこともなくなく中に入れました。
エントランスのドアです。 -
入口に入るとポーチにカペー王朝のフィリップ4世の像が立っていました。
フィリップ4世は教皇と喧嘩して憤死させ、教会への圧力を強めた君主なのになぜここに建っているのでしょうか、理由がわかりません。 -
ポーチから中に入りました。内部は身廊、右側廊、左側廊から成っています。
身廊は36本のイオニア式柱(大理石)で側廊と分けられています。柱の上の壁面は5世紀のモザイク画がぎっしり。奥のアーチ状の壁面も同様です。
奥は後陣の主祭壇です。 -
主祭壇の手前に天蓋が置かれています。赤紫の斑岩の柱に金色の葉が巻きついています。ゴージャス!!
(写真は転写です。撮った写真がぼけぼけでした) -
主祭壇下には「聖なるゆりかご」---この聖堂の最も貴重な聖遺物、キリスト誕生の際のかいば桶の木片が収められている----が。
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主祭壇の地下では法王の大理石像が祈りを捧げています。
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主祭壇だけでなく側廊にいくつかの礼拝堂、祭壇があります。
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大聖堂の名前は偉大なる聖母マリア。名前にふさわしくそこここにマリア様の祭壇が見られました。
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マリア様の祭壇
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キャンドルも灯されています。
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ボルゲーゼ礼拝堂(?)ではミサが行われていました。
この聖堂の中で最も大きな礼拝堂
です。 -
こちらはシスティーナ礼拝堂。
進入禁止なのに入って写真を撮っている観光客がいました。 -
ポーチを入ってすぐ右側廊にある洗礼堂、心が洗われそうです。
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まだ時間があったので、ホテルとは逆の方向に歩きだしました。
メルラ-ナ通りは両サイドに大きな木々を植え込んでいます。 -
メルラ-ナ通り沿いのイタリア国立東洋博物館。特別展は無いようでした。
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博物館の裏側に通じる門を抜けると庭に彫像がありました。
木々に魅かれてもう庭を散策しようとしたら、お掃除のおじさんに叱られちゃいました。 -
ホテルへ帰る道の交差点で出勤途上のバイクが多数信号待ちしていました。
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サンタ・マリア。マッジョーレ広場のカフェ。人影はまばらです。
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ホテル・ジョベルティ・アートに戻ってきました。
添乗員&グループの人々と狭いロビーで待ち合わせ。バスが来るまで少々待たされました。
10時にバスは出発し、11時前にローマ空港に到着。
空港で添乗員さんやグループの方々とお別れしました。ひとりで羽田へ帰ります。 -
ローマ空港で無事チェックイン。
ビジネスクラス用の保安検査ルートがあったので時間はかかりませんでした。
空港でラウンジを探していたら、あるゲートの前に最近流行りのピアノが.....。
中国人女性が歌いながら弾いていました。騒音としか思えなかったです。 -
離陸まで時間がたっぷりあるので、免税品店をウォッチング。
これらはみんなパスタです。何と種類の多いことか!! -
極彩色でおいしいのでしょうか?
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ラウンジに行き、ビールを飲みながら時間をつぶした。
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ローマ発フランクフルト行きの便は待てど暮らせどゲートが空かない。
1時間以上待たされた。
フランクフルトでトランジットしなければならず、気が気でなかった。
ルフトハンザのお姉さんに間に合うかどうか尋ねたが「No problem」
との返事。 -
1時間遅れでローマを離陸。
中途半端な時間ながら食事のサービスがあり、ビーフもサーモンもとてもおいしかったです。4年前とは様変わり。座席は変わっていませんが.....
ヨーロッパ国内のビジネスシートは3席のエコノミーシートの真ん中の席を空けておくいだけのものです。 -
フランクフルト空港での乗換は拍子けするほど短時間で済みました。
降り口のすぐ近くがミュンヘン行きのゲートでしたから。
搭乗まで時間があったのでルフトハンザのラウンジをチェックしに行きました。
クリーン&シンプル&合理的、ドイツ!という感じです。 -
ドイツと言えば、酢キャベツ、ソーセージ、ポテトの定番。
ビールがGood!! -
ミュンヘンへは時間通り離陸し、時間通り着陸しました。
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2時間ほど時間があったのでルフトハンザのラウンジへ。
フランクフルトと雰囲気は似ていました。
ここでもビール+ソーセージ。 -
午後9時半、ANA便は羽田へ向け離陸。午前10時にホテルを出てからここまでほぼ半日。さすがにヘトヘト。マイレージ利用なので仕方ないです。
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ANAのビジネスは最高。フルフラットシートの上に敷くベッドパッドまで用意してあります。敷くのと敷かないのでは寝心地が違います。
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離陸してほどなく食事のサービスが始まりました。
いつもの通り和食をオーダー。 -
白ワインと生ハム
今回、ワインは特別種類が豊富でした。シャブリを注文。 -
前菜
酢のもの、煮物 どれもおいしいです。 -
主催のすき焼き。久しぶりの和食なのでうれしかったですが、お米とみそ汁はいまひとつ。
疲れていたせいか食事後は映画も見ずに寝てしまいました。 -
着陸2時間前に朝食が出ました。
-
ANAのNH218便は定刻通り羽田に着きました。
5つ星ANAと他のエアラインの違いを再確認した旅でした。
せっせとマイレージためなくっちゃ。
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