2018/04/14 - 2018/04/14
41位(同エリア118件中)
タブラオさん
大学時代の友人と奥鬼怒温泉郷の加仁湯温泉に日帰りで行ってきました。
加仁湯温泉へは車で直接行くことはできません。女夫渕駐車場に車を停め、宿泊の場合はそこから送迎バスがありますが、立ち寄り湯の場合、徒歩で行くことになります。私たちは宿泊でなかったため、1時間半歩いて行きましたが、ところどころにまだ雪の残る中、爽やかな空気を浴びながら最高のハイキングを楽しむことができました。
加仁湯温泉のお湯は、白濁湯あり、透明なお湯ありで、正にお湯のデパートでした。混浴露天風呂は、私たち以外誰もいませんでしたから、その意味では混浴ではありませんでしたが、お湯の温度もちょうど良く、ゆっくりと浸かることができました。お湯といい、露天風呂からの景色といい、若女将のおもてなしといい、全て期待以上の素晴らしい温泉でした。次は是非泊まりで行きたいと思います。
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東京を出たのが早朝5:00。途中で友人をピックアップし、その後も東北道を北上。日光手前で高速を下りた後は、ずっと下道で行きました。この日は、朝方はずっとどんより曇り空でした。
女夫渕駐車場に着いたのが9:30でした。車ではここまでしかこれません。宿泊される方は送迎バスがありますが、日帰り温泉利用の場合、徒歩で登ることになります。 -
駐車場は広くてよく整備されていました。トイレもこの通りとても綺麗でした。
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奥鬼怒温泉郷には4つの温泉宿があります。手白澤温泉だけ少し離れていますが、他の3つはそれぞれ歩いて10分程度の距離です。今回は、手白澤以外の3つに行きました。
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1時間以上山道を歩かなければ行けないことからして、正しく「秘湯」です。
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宿泊される方は、旅館の専用バスで旅館の前まで連れていってもらえます。歩いて行っても、雨が降っていなければ問題ありませんが、雨の中ではちょっと歩きたくない距離ですので、高めの額でもいいですから、お金を払えば専用バスに乗せてもらえるようにして欲しいものです。特に帰りは、お風呂に入った後に、雨の中ぬかるんだ道を長時間歩くのは流石にツラいです。天気が良くても、お湯に入った後のダルい身体で1時間半の歩くのはどうかなと思いましたし。
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路線バスなのでしょうか? 冬場に、電車とバスを乗り継いでくるのもいいかもです。露天風呂からの景色もいいですから、雪見風呂は良さそうです。
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駐車場からちょっと行ったところに橋があり、橋を越えてすぐ右側に登山口がありました。車道を歩いても旅館に着きますが、大回りになるため所要時間が大幅に長くなります。
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登山口です。登り始めたのが9:40。1時間半位歩くのは調べて分かっていましたが、平坦な道だと思っていました。行ったことがある人に聞いても平坦な道とのことでしたので、たかをくくっていましたが、あれ、何か違うじゃん! まあ、でも最初だけだろうと思って階段を上がって行きましたが、違っていました(^_^;) 以前は川沿いの平坦な道もあったようですが、崖崩れでコースが度々変わっているようです。
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「クマに注意!」? そんなの聞いてないし。
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こんな感じの上り坂が暫く続きました。全く想定していなかったため、足に応えました。知っていたらストックを持って行ったのに。
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坂を登り切って少し行ったところに、あれ何かいるじゃん!
ニホンカモシカの雌です。5メートルくらいの至近距離から写真を撮りましたが、座ったまま全く逃げようとする気配すらありませんでした。 -
スマホのズームで撮ったものです。角が小さいから雌ですが、突進してきたら嫌だなあと思いながらも、穏やか目でこちらを見てるだけであったため、近くでも怖いという感じはしませんでした。
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手白澤温泉だけ他から離れているのがわかると思います。車道の方がかなり大回りであることもわかります。
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最初の橋。登って下ってこの橋でした。橋を渡るとまた登りでした。想像していたのとは全く違ってましたので、余計に坂道がきつく感じました。
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その後も暫くアップダウンのある道を進みましたが、帰りは同じ道を通らず、河原沿いの平坦な道を歩くことが出来ました。知っていれば行きも川沿いの道を通ったのに。
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遊歩道を歩いていると、小さな滝が道沿いにいくつもありました。
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暫く川沿いの歩きやすい道が続きました。途中、雨でぬかるんだ箇所があった以外、快適な道が続きました。
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ここにも滝が。斜面の傾斜がきつく、あちこち土砂崩れの後がありました。遊歩道には、小さい岩がコロコロ転がっていました。地震が来たらホントに危ない感じでした。
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八丁の湯に着くまでの間に、川を横切る橋が3ヵ所ありました。(たしか)
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陽の光を浴びて、清流がとても綺麗でした。上流の方は、まだまだ雪がたくさん残っていました。
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写真ではなかなか、この崖の斜度、スケール、その迫り来る様は伝えられないのが残念です。崖に沿って遊歩道があったのでしょう。崖崩れか何かで遊歩道の木の柵が流され、無残にもそのままの形で残っていました。
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駐車場を出たときには雲っていましたが、いつの間にか晴れ上がり、ここでも晴れ男振りを発揮しました。晴れていると写真写りも全く違います。
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湧水が流れ出ていました。飲めるのかな?
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木漏れ日の中、森の中を歩きました。最初の温泉である「八丁の湯」はもうちょっとです。
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八丁の湯に着いたのは、11:00ちょうどでした。ちょっとお疲れ気味の、このワンちゃんがお出迎えしてくれました。
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「日本秘湯を守る会」の会員旅館なんですね。余り秘湯感は感じませんでしたが…。
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こちらの建物はそれなりに秘湯の宿感がありましたが、近くにログハウス風の新しい建物がいくつかあり、秘湯の雰囲気を壊しているように思われました。
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清流で釣りをしてらっしゃる方も何人か見かけました。岩魚が釣れるようです。
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八丁の湯から歩いて10分くらいで加仁湯温泉の建物が見えてきますが、その手前にある、春日野部屋の合宿所。中はどうなってるんだろ?
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加仁湯温泉です。八丁の湯でゆっくりしていたため、着いたのは11:25でした。山奥にいきなり伊豆にあるような旅館が出現した感じでした。秘湯の宿感は余りありませんでした。
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加仁湯温泉から日光澤温泉までは、こんな感じの整備された道でしたので、ちょっと興醒めでした。時間的には10分から15分の距離ですが、景色がイマイチのためそれ以上に長く感じました。
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土砂崩れ防止用なんでしょうが、剥き出しのネジが無機質な感じで、秘湯の雰囲気もぶち壊しでした。
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お目当ての日光澤温泉です。着いたのは、11:40でした。ネット情報では、ひなびた感・秘湯感が最もある温泉とあったため、楽しみしていました。その佇まいは、昭和を通り越して、大正・明治の時代にタイムスリップしたようでした。
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秘湯感満点の旅館建物。建物よりワンちゃんの方についつい目が…。超可愛かったです。
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吠えるわけでもなく、愛嬌を振りまくわけでもなく、その覇気のなさにとても癒されました。人柄(犬柄)がにじみ出ているショット!
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癒しのショット その②
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癒しのショット その③
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「狂犬病予防注射済 平成29年度 栃木県日光市」と書いたプレートが3つ、釘で打ち付けてありました。3匹のワンちゃん、お父さんと子供2匹のようです。この2匹は、親子なのかな? それとも兄弟?
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明治・大正時代に遡った気分で、お目当ての濁り湯にも入れるかと思ったら、否応なしに気分も高まりました。で、「御用の方鐘ひとつならして」の表示を従い、コーンと鐘を一つ。すると、庭にいたお兄さんがすぐに近づいてきたため、日帰り温泉に入りたい旨告げたところ、「温泉のお湯を抜いてしまったから暫く入れない!」の一言。ここは共産圏かと一瞬耳を疑いました。土曜日なのにねえ。後頭部を丸太かなんかで殴られたような気分で、日光澤温泉を後にしました。
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日光澤温泉に入れないことになったため、結局、同じ道をすごすごと引き返し、加仁湯温泉まで戻りました。加仁湯温泉に着いたときには、団体さんがいなかったためか、ロビーもひっそりとしていました。
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加仁湯温泉には5つの源泉があり、その内4つが濁り湯だそうです。色んな温泉が楽しめます。
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玄関を入ってすぐ左手にある、剥製を集めた部屋。雌のカモシカの剥製もありました。
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12:00少し前でしたが、昼食タイムは12時から13時までとのことでしたので、先に食事を取ることにしました。山菜そば/うどんか天ぷらそば/うどんの選択肢しかなく、天ぷらそばの大盛りを注文しました。
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休憩用のソファーに座って食べました。長距離を歩いたためお腹が空いていたせいか、とても美味しく頂けました。ボリュームも充分でした。
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加仁湯の若女将。その美貌もさることながら、雪崩に巻き込まれ、車内で4人の子供とともに58時間閉じ込められたというエピソードの持ち主です。興味のある方はググってみて下さい。
噂に聞いていましたので、会えるかなとちょっと期待して行きましたが、そばを食べる前にふと受付を見たらそれらしき方がいらっしゃいましたので、すかさずお願いしたところ、気持ちよくツーショット写真を撮らせてもらえました。
こちらから聞く前に、「SNSにアップしてもいいですよ!」と気の利いたお言葉。その場でファンになってしまいました。とても商売上手でやり手の若女将でした。 -
若女将さん、気を利かせて、すぐに社長(ご主人)を呼んでくれて(呼び付けていたと言った方が正しかったかも(^_^;))、4人で記念撮影をしました。
行く前に直接こちらの温泉に電話をし、質問をいくつかしましたが、気持ちよく答えてくれた男性は、たぶんこちらのご主人だったと思われます。 -
お腹もいっぱいになったことだし、いよいよお目当ての濁り湯です。
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受付ロビーから客室のある廊下を通って露天風呂まで行きました。露天風呂はすべてこの階(2階)にありました。
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最初に行ったのが、「第3野天風呂」です。混浴ですが、他に誰も入っていませんでした。入口と更衣室は男女別々です。
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第3野天風呂です。更衣室から出たらいきなりこれでした! 青白いお湯のまぶしいこと! 誰もいなかったため、写真を撮りまくりました。
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左側に源泉があるため、左側に行くほどお湯が熱く、右側が温めであったため、ずっと右側にいました。
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お湯も最高! 景色も最高!
岩の裂け目から水が流れ出ていて、とても絵になっていました。実際に見るともっと迫力があります。 -
お湯が温めであったため、ゆったりと浸かっていられました。他に人がいなかったため、リラックスできてとても良かったです。団体さんが入っていたら、また印象が違っていたかもですが。
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お湯は最高だし、若女将も気さくでべっぴんさんだし、次は絶対に泊まりに来ようと決めました(^_^) 冬場の雪の季節もいいかもです。
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若女将によれば、源泉掛け流しのため、温度はその日により違うらしく、なかなか適温にはならないらしい。この日はかなり温めで、私たちにとってはちょうどいい湯加減でした。温度といい、色といい、匂いといい、景色といい、理想的な温泉でした。
虫がたくさん浮いていたとの投稿も見ましたが、露天風呂だから虫くらい入るでしょう。この日はまだまだ虫の季節でなかったためか、お湯に虫が浮いているということはありませんでした。 -
貸し切り風呂が3つありましたが、宿泊客専用です。鍵が掛かっていて入れませんでした。
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眺望抜群のこんなお風呂もありましたが、入りませんでした。
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もう一つの混浴露天風呂です。ほぼ透明ですが硫黄臭はこっちの方が強く感じました。源泉から離れても熱めで、長風呂には向かない感じでした(私にとっては)。
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ロマンの湯ですが、1人用(カップルなら2人も可?)の小さめのお風呂が4つあり、それぞれ成分が違うようです。一番左側のお風呂以外は熱くてとても入れるようなものではありませんでした。右に行けば行くほど熱い感じでしたが、泉質はすべて同じように感じました。
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こんな感じで4つのお風呂が仕切られています。
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一番右側だけ、おまけの湯船がありました。何も入ってないように見えますが、透明なお湯が入っていました。熱くてとても入れるような温度ではありませんでした。
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4つのお風呂は全てこんな感じです。1人で入ってちょうどいいくらいの大きさです。
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加仁湯温泉を出たのは、13:40でした。
写真は、廊下沿いドアですが、すりガラスに各種衛生検査の検査済みシールがベタベタと貼り付けられていました。まあ、人目につくこんなとこに貼らなくてもいいのに…。ユーモアを感じたのは私だけ? -
帰りは行きと同じ道を戻りました。写真は落石の跡です。落石というより落岩と言った方が正しい位の大きさでした。遊歩道を歩いていると、落石の跡とわかるような岩がころころしていました。
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ちょっと分かりづらいですが、上から落ちてきた岩が、木に引っ掛かって止まっているものです。何かの拍子に落ちてきそうで、怖いです。
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根元で折れて一度横に倒れたものが、そこから上に向かって伸びたため、結果的にジグザグに曲がって見える木。生命力の強さを感じさせます。
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川沿いの道を歩いていると、どこからともなく温泉の臭いが…。臭いに引き寄せられ、川に向かって降りて行くと、川の近くに湯気が立ち込めている箇所を発見。
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この辺りの土の中からお湯が湧き出ていました。触ってみたらちょうど良い温度でした。座るところがあれば、足湯くらいにはなりそうなお湯でした。
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同じ道を通って駐車場まで戻りましたが、朝方のカモシカがどうなったか気になっていたところ、すれ違った人から、「カモシカがいるよ!」との情報が。行ってみたら、またまた覇気がないというか、人間慣れしているカモシカを発見。でも今度は立っている!
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アップの写真
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さっきのカモシカ、朝見たのとはどこか違うような…と思っていたところ、もう一匹、座って動かないカモシカ発見。たぶんこっちが朝見たカモシカだと思われます。それにしても、駐車場からさほど離れていない場所に昼間からカモシカが複数いるとは。加仁湯の社長も言っていましたが、カモシカの数が増えているのかな。
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駐車場に着いたのは、15:50でした。宿泊客の車なんでしょうか? 朝よりもたくさん停まっていました。
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夕食は、餃子専門店「正嗣」で食べました。栃木では、「みんみん」と並ぶ人気店のようですが、初めて入りました。お店を出たら18:30、外は真っ暗でした。
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メニューは、焼き餃子、水餃子、持ち帰り用の冷凍餃子の3種類しかありません。他には、ビールもジュースもご飯も何もありません。ホントに餃子だけです。焼き餃子を5人前、30個食べましたが、どんどん食べられました。後から気持ち悪くなることもなく、素晴らしい餃子でした。
帰りの道中、途中で眠くなったため、仮眠を取るつもりが、そのまま3時間熟睡してしまいました。結局自宅に着いたら深夜1時でした。走行距離約400キロ。温泉ありハイキングありグルメありで、充実の温泉ドライブでした。
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