2018/04/04 - 2018/04/08
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xiaomaiさん
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4月4日
VN0571(0745-1020)、K6825(1340-1510)ホーチミン経由でシェムリアップへ。ワット・プリア・プロム・ラット、オールド・マーケット、パブ・ストリート。
4月5日
アンコール・トム、マッサージ、大回りコース(プリア・カン、ニャック・ポアン、東メボン、プレ・ループ)、アプサラ・ダンス観賞
4月6日
アンコール・ワット、バンテアイ・スレイ、マッサージ
4月7日
ベン・メリア、小回りコース(タケウ、バンテアイ・クデイ、スラ・スラン、プラサット・クラヴァン)
4月8日
マッサージ、K6824(1335-1455)、VN(1625-2105)、ホーチミン経由で台北へ。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅の2日目は6時半に起床。7時に朝食をとりに行った。
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まずは洋食系。左の皿の一番手前にあるのは、カンボジア特産蜂蜜。
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そして、フォー。
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ワッフル、ヨーグルト
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8時半に日本語ガイドさんとロビーで待ち合わせ。個人でガイドをお願いしたのは初めて。費用を考慮し、はじめは英語か中国語のガイドさんに依頼するつもりだったんだけど、最終的に日本語ガイドをお願いすることにした。結果的に言うと、この判断は正しかった。
まずはアンコール・トムへ向かった。画像奥に南大門。その前には濠にかかる橋。左側にヒンドゥー教の神々、右に阿修羅。それぞれが蛇神ナーガを抱えている。 -
南大門の高さは約25mあり、中央に縦3mの観世音菩薩の顔。
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アンコール・トムは非常に広く、南大門見学の後、再度専用車に乗車し、アンコール・トム必見の見学スポット「バイヨン」へ向かった。
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第1回廊にはレリーフが美しく残っている。画像はチャンパ軍との戦いに向かうクメール軍。
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ゾウに乗っているのはアンコール・トムを建造したジャヤヴァルマン7世。この王は仏教を信仰していたが、後世にヒンドゥー教を信ずる王もいて、国の信仰が変わると、その時代にそぐわない宗教レリーフが削られたり、破壊されたりした。
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王のそばには髪を結っている中国人。馬に乗っていることからして、将軍などの高い地位にあることがわかる、
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戦いは家族全員で臨んだ。レリーフに子供の姿がある。
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トンレサップ湖での激戦の様子
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湖に落ちた兵士がワニに噛まれている。
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闘鶏の様子。耳が長いクメール人が左に、髪を結っている中国人が右にいる。
ガイドさんは他にも多くのレリーフを細かく紹介してくれた。アンコール・トムに来る観光客は多いのに、レリーフを見る人は少なく、実にもったいないと感じた。 -
階段を上り、上部へ向かう。
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第2回廊
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上部テラスへ。
観世音菩薩の四面仏塔 -
「クメールの微笑み」
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中央祠堂内部には仏像が安置され、人々の信仰を集めている。
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急な階段を下りる。
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第2回廊
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結婚記念撮影
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崩れた石が並べて置かれていた。
普段の旅行では自分が被写体になることはほとんどないんだけど、ガイドさんがたくさん撮ってくれた。撮るときには「お金持ち」とか「ニコニコ4個」などと言い、撮り終わると「オッケー牧場」などと言う。今までに案内した客に教えてもらったのか、自分で調べたのかは知らないけど、濃厚な昭和テイスト。 -
ガイドさんに言われるまで気付かなかったゾウの像
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王宮前広場に面して約300m続く「ゾウのテラス」
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カンボジアでは4月14日に新年を迎える。コンサートなどを開くために舞台が設置されていた。
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ゾウのテラスに上る階段の勾配は非常に急。
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ライ王のテラス
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インド神話の死神「カーラ」
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ライ王のテラスに上ってみた。
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癩病に罹患した王と思われる座像。これはレプリカで、本物はプノンペン国立博物館にある。1965年に三島由紀夫がこの地を訪れ、ライ王の像を見て、ジャヤヴァルマン7世を主人公とした『癩王のテラス』の着想を得たらしい。次回、この地を訪れるときは、この作品を読んでから来よう。
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ライ王のテラス下部にあるレリーフ。地元の子供が写り込んでいるが、カンボジア人は遺跡に自由に入れ、子供にとってはよい遊び場になっている。
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保存状態がよい。
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魚、ワニ、カニ
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ゾウ
アンコール・トムでの滞在時間は約90分。ガイドさんがいてくれたから、効率よく見学できた。 -
クーラーの効いた車で次のタ・プロームへ向かった。タ・プロームはバイヨンを建設したジャヤヴァルマン7世が母を弔うために建てた仏教寺院。僧侶や踊り子などが1万人ほど暮らしていたらしい。
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このように無防備に寝ている犬がたくさんいた。
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期待感が高まる景観
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崩れた石はそのままにされている。
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ガジュマルの一種であるスポアン。
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建物内部へ。
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第1回廊
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石が崩れたのは、地震などの天災によるのではなく、スポアンの成長力による。自然の強さを感ぜずにはいられない。崩れそうな箇所は鉄筋で支えている。
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今にも樹木に呑み込まれそうだ。
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この中に入り、胸を叩くとエコーが響く。向かい合った白人さんに響かせるのがうまいと褒められた。
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映画作品”Tomb Raider”、”Two Brothers”がここで撮影された。多くの人がこの有名な木の前で撮影するために列を成していた。ガイドさんに促され、自分も並んだ。
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自然は侮れない。
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樹木が石を崩してしまうとは......。
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アンコール・ワットやアンコール・トム同様、シェムリアップに来た観光客が必ず来るのがこのタ・プロームで、多くの言語が飛び交っている。時としてある国の言葉が大音量で響き渡る。1人だけで静かにここを見学できたら、歴史のロマンにどっぷり浸れるのにと思いながら、タ・プロームを後にした。
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昼食はスラ・スラン北側に並ぶ外国人旅行者用のカンボジア料理レストランの1つへ案内してもらった。
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店内にあった、過去に使われていたタクシー自転車。
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2階に案内され、景色の見えるエリアとクーラーの効いた室内とどちらがよいかと尋ねられ、迷わず景観エリアへ。
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景観というのはスラ・スラン。
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スイカのシェーク(2ドル)
シーフードの炒め物(7.5ドル)
カレー(7.75ドル)
カンボジア料理は日本人の口に合うように感じた。 -
食後、スラ・スランの近くへ。
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その後、クメール・マッサージへ。オールド・タウンなどにもマッサージ屋は多いけれど、ガイドさんによると、評判はよくないらしい。この店は皆が資格を持っている優良店。
いつものように「体が硬い」と言われながら、90分間のマッサージを受けた。 -
マッサージ後は、いわゆる「大回りコース」で見学した。まずは、プリア・カン。
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1つ上の画像の橋の下には緑が広がり、可憐な花が咲いていた(名前を教えてもらったが失念)。雨期になるとここには水が溜まるようだ。
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神鳥「ガルーダ」
世界を維持救済する神である「ヴィシュヌ」の乗り物。 -
濠で魚を獲る人を発見。本来は禁止されているらしい。しばらく様子を見ていたけど、ここでは収穫はなく、違う所へ移動していった。
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プリア・カンはジャヤヴァルマン7世が戦争に勝利したことを記念して建造した仏教寺院で、父の菩提寺でもあった。
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窓の格子が美しい。
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回廊の屋根は崩れ落ちる恐れがあるため、鉄筋で支えている。
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子孫繁栄を願うリンガ台
円柱状のリンガ(男性の象徴)と四角い台座のヨニ(女性の象徴)が組み合わさることにより、子孫繁栄や平和を表す。 -
この小さな穴には宝石が埋め込まれていたらしい。
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短命で亡くなった王妃の像。プノンペンから車で5時間かけてきたご一家が祈りを捧げていた。
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王妃の像の右側には王妃の妹の像
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王が瞑想した建物
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アプサラ(天女)ダンス
仏教のレリーフは後にヒンドゥー教徒により破壊された。 -
今にも崩れ落ちそうな感じ。次に来たときに、この建物は残っているだろうか......。
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プリア・カンは来訪者が多くなく、かつ見応えがある遺跡だったから、今回の旅で訪れた遺跡のなかでもっとも気に入った所。
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イチオシ
車で移動し、ニャック・ポアンを訪れた。万病を治すと信じられていたヒマラヤの聖湖をモデルにジャヤヴァルマン7世により造られた。この王は数多くの寺院を建造したため、建築材料となる良質な石が足りなくなり、後世になっての破損が激しく、保存状態がよいものがあまりない。
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蛇神ナーガの頭部
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蛇神ナーガの絡み付く尾
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馬神ヴァラーハ。見にくいけれど、恐ろしい人食い鬼の島に漂流した商人とその仲間が馬神の下にいる。ヴァラーハがこれらの人々を救い出した。
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一般道からニャック・ポアンへはこのような橋を歩いて進む。ガイドさんによると、これは雰囲気を出すためにわざわざ川の水を引き込んだらしい。樹木はマングローブではないため、ほとんど枯れてしまったそうだ。
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次は東メボン。952年創建のヒンドゥー教寺院。
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シンハ像が立つ入口。
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この建物も支えがないと、崩れてしまう。
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地元の子どもたちが花を集めていた。
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ジャスミン。これを集めて、仏さまにお供えすると言っていた。
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こちらが中央祠堂に祀られている仏さま。元はヒンドゥー教寺院だったけれど、現在は仏教施設になっている。
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見学を終え、下へおりる。
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砂岩で造られたゾウ。
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この日最後に訪問した遺跡「プレ・ループ」。アンコールワットより150年前に建造された。画面中央にあるのは石槽で、ここで遺体を荼毘に付した。
ガイドさんによると、欧米人は建築された順番で遺跡を巡ることを好み、アジア人はメジャーなものだけを見ることが多いそうだ。 -
ガイドさんは石槽は遺体を安置した所で、荼毘に付したのはこの建物の中だと言っていた。確かに煙突もあれば、煙を逃すための窓もあった。
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ここは火葬した遺体の灰を流したところ(ガイドブックの記載)。ガイドさんはここで骨を洗ったと言っていた。
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勾配のきつい階段を上り、中央祠堂へ向かう。
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上り切って下を見る。
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中央祠堂
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多くの人がサンセットを見るために座っている。はじめはこの程度の人数だったが、まもなく日が暮れるという時間帯になると、多くの人がやってきて、その中には日本人ツアーの方々も多くいた。日本人に嫁ぎ、台湾から日本へ移り住んだおばあさんがいて、台湾語と日本語でおしゃべりを楽しみながら、サンセットを待った。
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だんだん空が暗くなり始め、いい感じになってきた。
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ところが、沈みかける前に、雲に隠れ始めてしまった。
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もう夕日を見られないと見切った人々が去り始めた。
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日本人団体ツアーのガイドさんが「もうダメですね」と言うのを耳にし、自分もそこを後にした。
シェムリアップには日本語のガイドさんは600人ほどいるそうだ。現地で見かけた日本語ガイドの日本語はどの人も皆非常に上手で、知っている台湾の日本語ガイド数人より流暢に話す。しかし、日本人旅行者の激減により、廃業したり、転職したりする人が少なくないようだ。自分専属のガイドさんのお兄さんも15年間日本語ガイドをされていたが、仕事が減り生活ができないという理由で、現在は調味料を販売する店を経営されている。せっかく苦労して日本語をマスターしたのに、それを役に立てられなくて、日本人として申し訳なく感じた。
日本人観光客が激減する一方で、激増しているのは中国人。中国語ガイド数は1000人にも及ぶらしい。ちなみに、アジア地域からの旅行者数は、中国、韓国、日本の順序で多いとのことだ。日本からの直行便が早期に開設されることを強く望む。 -
その後、アプサラ・ダンスを見ながら食事ができるレストランへ。
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食事の内容は特筆できるほどのものはなかった。
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まずは民族楽器演奏。
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そして、ダンス。
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男性が女性の機嫌をとっている場面。
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ガイドを手配してくれた旅行会社が最前列の席を確保しておいてくれ、じっくりダンスを楽しめた。
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車でホテルへ送り届けてもらうと、ホテルの入口にこのようなホテル専用の高級リムジンが停まっていた。政府高官や富裕層などのVIPが利用するのだろう。
ちなみにこの日は首相が会議のためにシェムリアップに来ていた。宿泊していたのは、自分と同じホテルではない。 -
水を購入するために、ホテルすぐ近くのコンビニへ。
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コーラは0.5ドルで、水は0.7ドル。レストランでコーラを注文すると、安い所で1ドル、高い所だと2ドル。
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1ドル未満は現地の通貨であるリアルで返される。画像一番上は物故されたシアヌーク殿下の若かりし頃のお姿で、一番したのは不明(過去の国王か?)。
真ん中の500リアルは現国王。1953年のお生まれで65歳。経歴がとても特別で、若い頃はプラハでクラシック・ダンスを学ばれ、その後、北朝鮮で映画撮影技術を研鑽された。独身で子供がいないため、王太子はいない。お経を読むのがお好きで穏やかな性格の方らしい。饒舌だった父君、シアヌーク殿下とは対照的に政治的関与はされず、それが原因の1つとなって、国民からの人気は今ひとつなのだとか(賄賂で蓄財に励む政府高官を粛正してほしいと多くの国民は願っているらしい)。書画に才能を発揮し、当時最高の芸術家と賞讃される反面、政治面の能力に欠けていた中国北宋の皇帝、徽宗の姿が脳裏を過った。
翌日は早起きして、サンライズを観に行く予定であったため、ホテルに戻った後は、コンビニ以外どこへも行かずに就寝した。
(続)
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