子ども４人とタイの楽園パンガン島＆タオ島へ！　まったりバックパッカー旅②　3日目

2018/03/21 - 2018/04/06

2018年の春休みに、父(私)・母(妻)・長男(11才)・長女(8才)・次男(6才)・次女(5才)の
家族6人で、タイの楽園パンガン島＆タオ島に行ったときの記録です。
旅のおおまかな日程は以下の通りです。

1日目　バンコク泊　　　　　　　　　10日目　パンガン・メーハード泊
2日目　バンコク泊　　　　　　　　　11日目　パンガン・メーハード泊　
3日目　バンコク泊　　　　　　　　　12日目　タオ・サイリー泊
4日目　夜行バス泊　　　　　　　　　13日目　タオ・サイリー泊
5日目　パンガン・サラド泊　　　　　14日目　タオ・サイリー泊　
6日目　パンガン・サラド泊　　　　　15日目　タオ・サイリー泊
7日目　パンガン・サラド泊　　　　　16日目　夜行バス泊
8日目　パンガン・メーハード泊　　　17日目　機内泊
9日目　パンガン・メーハード泊　　　18日目　帰宅

①1日目・2日目　からの続きです。バックパッカー旅は予想外の出来事が楽しい！
※家族旅行歴・今回の旅のお小遣い帳、それぞれ①のトップページに書いています。

エリア バンコク(タイ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 タクシー
• 航空会社: ベトナム航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

【3日目：2018年3月23日　バンコク泊】

一昨年のラオス旅行で「駄菓子屋のおもちゃが日本よりずいぶん安い！」
ことを発見した子ども達。(…というより“駄菓子屋なるもの”も“そこで
売られる安～いおもちゃ”も日本にはもうなくなってしまいましたね。)

きょうだいで「日本でがんばってお金をためて、タイで贅沢しよう！」
(完全なるバックパッカー思考)を合言葉にコツコツと貯金してきました。

とはいえ、普段の生活からバックパッカー的な節約主義を採用している
我が家では、おこづかいも必要最小限。長男は一か月に100円、長女は
一か月に60円、下二人は小学校入学までナシ、という発展途上国な基準
となっています。　(お金を使う場所も機会もあまりない田舎暮らしを
しているためか、それで特に不満はない様子)

ですから、貯金額も大したことないのですが、今回は特別におじいちゃん
おばあちゃんからの餞別(両家から各自に100円ずつ)が加わったため、
全員テンションが上がり、買い物する気マンマン。

本日3日目は、(思いがけず)そんな彼らのショッピングデーとなりました。

今日も朝の散歩に出かけます。大人は“おかゆ屋台探し”、子どもは“駄菓子屋探し”と“ネコ探し”が裏テーマ。

なぜ“ネコ探し”かと言うと、昨日買ったソーセージ焼きに不評のものが
一つあり、子ども会議で「捨てるのももったいないからネコにあげよう」
という結論が出た模様。

ところが、普段バンコクの路地裏では常にそのへんにいるように思える
ネコが、いざ探すとなるとなかなかいません。(時間帯かな～？)　
“首輪をしている飼い猫は却下”というルール(子ども会議にて決定)も
あり、ネコ探しは(1日目の宿探しのごとく)難航しました。

ようやく発見。ですが、食べ物には困っていない様子で食いつき悪し。

「10Ｂのミンチ使った方ならにゃ～。5Ｂの練り物はちょっと…」

「仕方ない…食べてやるか」という感じで食べて頂きました。

日本ならこういう行為は問題ありなのかもしれませんが、郷に入っては郷に従え、ということで。(タイ人は動物に優しい印象です。イヌ・ネコはもちろんのこと、今回の旅でネズミに残飯をあげているところも見ました)

念願の駄菓子屋へ。
いくつかの駄菓子屋を比較して、上の二人が昨日発見した駄菓子屋が
一番よい、ということになったようです。　長男「こっちこっち！」

真剣極まる選考の結果、長女は着せ替えセット5Ｂ(≒17円)を購入。次男は
チョロＱ風のバイク10Ｂ(≒34円)、次女は3個入り風船5Ｂ(≒17円)を、
それぞれ購入しました(長男は保留)。

おかゆ屋台が見つからなかったので、昨日の春雨ラーメン屋で朝食。

宿に戻り、さっそく購入したおもちゃで遊びます。

個人的には、この“着せ替えセット”がツボ。かなりの高額紙幣も付属。

12時過ぎに、今日の目的地、アンパワーに向けて出発！

…と思いきや、また同じ駄菓子屋さんに。
着せ替えセット5Ｂ(≒17円)の別バージョンと、バイクのグレードアップ版20Ｂ(≒68円)×2＝40Ｂを追加購入していました。

さて、本日の目的地、アンパワーはタイ名物“水上マーケット”がある街。

タイ人には人気の観光スポットなのですが、完全な有名観光地と化した
他の水上マーケットと違い、外国人旅行客がまだ少なく、ツアーにも
組み込まれていないため、地元価格で楽しめる穴場らしいのです。

他の水上マーケットのように朝早くではなく、金土日の15時～21時に
市が立つところもいいね、となり、日帰り旅の目的地に選ばれました。

タクシーで15分ほどで旧南バスターミナルへ。70Ｂ(≒238円)。
相乗りのミニバンに乗って1時間30分ほど。70Ｂ×5＝350Ｂ(≒1190円)。

ちょうど15時頃、アンパワーに到着！
右下のパラソルが行商の船で、海鮮物を調理して観光客に売っています。

古い風情が趣ある街。ですが、人は多かったです。外国人観光客はあまりいない、とさっき書きましたが、中国・韓国・シンガポールからのツアー客（と思われる人たち）が沢山来ていて、もちろんタイ人も多く、かなりごった返していました。行った日が金曜だったので、土日は更に混雑するものと思われます。だいぶ有名になってきたのでしょうね。

ただ、嫌な感じの人の多さではなく、その賑わいがまた楽しい感じ。物価も良心的でした。ネット情報では、某有名水上マーケットのボートツアーは1000Ｂ(≒3400円)くらいするとか。アンパワーでは60Ｂ(≒204円)程。

おいしそうな食べ物が地元価格でたくさん売られていて、買い食い天国
でした♪　上の写真は焼きトウモロコシ。1本15Ｂ(≒51円)。

うずらの卵焼き串。中の具によって、一本15Ｂ(≒51円)～25Ｂ(≒85円)。

ココナツジュース。１つ20Ｂ(≒68円)。
(優しいおばちゃんが一つオマケしてくれた)

ミニソフトクリーム。5種類の味を選べて20Ｂ(≒68円)。アイデア商品。

棒付きキャンディ。1本3Ｂ(≒10円)。
などなど、気になる食べ物をちょこちょこと買い食いしながら歩くのが
楽しかったです。　買い食いの合計、279Ｂ(≒949円)。
「こんなところならあるかもな～」と思っていたら…やっぱりあった！

おもちゃも売ってる駄菓子屋。
品揃えが豊富で、またまた子ども達のショッピング欲に火がつきます。
長女が、おかしを16Ｂ(≒54円)ぶん購入。

次女も何か自分で選んで買いたい、とうろうろ。次から次に手に取って
「これがいい♪」となるのですが、妻から真剣な口調で「ほんっとに
これでいいんやね」と言われると「やっぱ…」を繰り返すこと十数回。
結局、最終的に選んだのは、ちっちゃなガム。1Ｂ(≒3円)なり。

そうこうしているうち、次男が大物を発見しました。
「来月の誕生日にほしい」と少し前から言っていた“ベイブレード”。
1個が100Ｂ(≒340円)。ちっちゃなガムなら100個も買える高級品です。
が、日本ならもっと高いのは確実なので(節約主義の両親の判断が働き)、
少し早い誕生日プレゼントとして2個買ってあげることに。おめでとう！

長男が更なる大物を発見。
ガンダムのプラモデル、通称ガンプラです。390Ｂ(≒1326円)。
これまたか～な～りの高級品。(ちっちゃなガムなら390個ですから！)

長男「でも…日本より安いよね」　私「うん…安いね」
(先月が長男の誕生日で、その際にブックオフのガンプラ棚で長時間を
過ごしたため、最安価格の相場が頭に入っている二人)

私「日本よりは安いけど…でもこれ買ったら小遣い全部なくなるよ。
小遣いの一年分くらいが。それでも…」長男「それでも…買いたい！」
ブレブレの次女の対極とも言えるブレなさだったので、お買い上げ～♪

買い物が一段落したので、アンパワー名物のボートツアーに参加。

…するつもりが、「この時間は貸し切りボートしかない」とのこと。
「またそうやって高い金とろうとして～！」と、バックパッカー的
猜疑心で他のチケット売り場に行くも、同じことを言われます。

仕方なく、言い値500Ｂを300Ｂ(≒1020円、一人当たり170円)に
値切ってボートクルーズへ。(結果的にツアー参加より安かったかも？)

ライフジャケットを着て出発！はじめはお店を横目にゆっくり進みます。

ぐーーんと視野が開け、スピードが上がり、風が吹き抜ける。
思わず歓声が上がる瞬間です。「うっわ～～きっもちい～♪」

この先の我々の運命は、全てこのおっちゃんに託されました。
頼むよ、おっちゃん！　(ついさっきグイグイと値切った相手なので
気を悪くしてないか心配になり、振り返ってカメラを向けたところ)

河や海が多いからでしょう、東南アジアの旅では、こういう小型ボートに
乗る機会がとても多いです。私が船好きだから、というのもありますが。
なーんか晴れ晴れとした気持ちになってスッキリするんですよね。
スピードが上がると水しぶきが顔にかかってきて、それもまたよし。

河岸にある色々が、次々と目に飛び込んできます。
写真は、即身仏(ミイラ)となったタイの高僧の大仏(たぶん)。デカい！

小型ボートの旅では、河沿いの生活風景が垣間見えるのも楽しい。
釣りをしている人がちょこちょこいました。

30分強でぐるりと一周して帰ってきました。あ～楽しかった。満足。

アンパワーは、“蛍観賞ナイトボートツアー”も評判いいみたいです。
（徒歩5分のところに蛍の名所がある家に住んでるため、我々は参加せず)

夜のアンパワー。河沿いに灯る明かりがキレイでした。

19時、バンコクに戻ります。
ミニバン、80Ｂ×4＝320Ｂ(≒1088円)。タクシー、90Ｂ(≒306円)。

20：30、もう遅いので、宿の近くの屋台でチャーシューのせごはんを
テイクアウト。50Ｂ(≒170円)を2つと40Ｂ(≒136円)を1つで、190Ｂ。

他、ビール54Ｂ(≒184円)を2つ、2リットルの水13Ｂ(≒44円)、
カットフルーツ20Ｂ(≒68円)を2つ。　21時に宿に戻りました。

普段は21時といえば「こらこらもう寝る時間よ～！」だけど…
こんな日だから、すこしは羽目を外して、夜更かしするのもいいよね。
みんな、いい夢を見れそうな一日でした。