シニアの旅、チャイナエアーラインビジネスで行くシンガポールからクイーンメリー2号の船旅、タイ・ベトナム寄港、香港下船台北経由で帰国（4）

2018/03/23 - 2018/03/31

航路：シンガポール→タイ→ベトナム→香港

シンガポールからの香港までの船旅、世界一周航路の船に区間乗船し、タイとベトナムに寄港した。クイーンメリー2号の船旅の様子。これまでクイーンエリザベス号とクイーンビクトリア号に乗り、今回キュナード社でQM2と3回目の乗船。

当初、ブルネイに寄港する予定でこの船旅を楽しみにしていた。ブルネイは、僕には初めての旅であるが、船旅出発1月前にキュナード本社からメイルで、ブルネイからタイに寄港地が変更になったと連絡が入った。

シンガポールに立ち寄ったついでに、グッドウッドパークホテルとマリーナベイサンズホテルに泊まり、そこからクイーンメリー2号の船旅が始まる。

寄港したベトナムやタイでは、市内観光をし、ベトナムでは昔勤務していたことからベトナム人の友人に会った。

前の旅行記（マリーナベイサンズホテル泊）
https://4travel.jp/travelogue/11345059
次の旅行記（タイ・パタヤ寄港）
https://4travel.jp//travelogue/11345086

エリア シンガポール(シンガポール)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 船 タクシー 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Agoda

今日乗船するクイーンメリー2号が既に入港している。

マリーナベイサンズホテルの朝食時、ホテル55階のクラブ55から見たシンガポール乗船前のクルーズターミナルとクイーンメリー2号の様子

クラブ55 ザ チーズ&チョコレートバー マリーナベイサンズ カフェ

さあクイーンメリー2号の船旅が始まります。旅心がわくわくしています。世界一周航路の本船ですが、僕達夫婦はシンガポールから香港までの区間のみ乗船します。途中、タイとベトナムに寄港します。どんな船旅になるのか楽しみです。

宿泊したマリーナベイサンズホテルからクルーズターミナルまでタクシーで来る予定で、ベルボーイにタクシーで行くとタクシーを要請した。彼の指示に従いホテル前の車に乗った。ターミナルに着き支払いの時、タクシーではなく定価で空港やクルーズターミナルへ人を運ぶハイヤーだと言う。S$15.-要求された。当初、目的地が目の前なのでS＄10.-しか用意していなかった。

ホテルから目の前にあるクルーズターミナルまで、タクシーの2倍の料金ではなかろうか。皆さんには、乗用車に乗る前にタクシーかどうかを聞く、または確認する必要があります。タクシーをベルボーイに頼んだ場合、タクシーではない場合には断る勇気も必要です。ホテル入り口前が混雑していたので、適当に処理されたものと思います。シンガポールの有名ホテルで、客の要請とは異なる動きをベルボーイがするとは想像しなかった。マリナベイサウンドホテルに宿泊する場合には、注意が必要です。

クルーズターミナル内乗船手続きに並んでいる様子。
僕は15:00に指定された時刻より早く13:00頃来たけど、時間を見ずに来た者から順番に待合室に招き入れていた。既に多くの乗船客が手続きを待っていた。

マリーナベイクルーズセンター 船系

写真は、乗船手続き中のクルーズターミナル内の様子。

車椅子の乗船客は、右の入り口に近い場所から手続きカウンターがあり、直ぐに手続きを始めることができます。
他の客は、一列に並び左から順に手続きをします。

マリーナベイクルーズセンター 船系

乗船手続き後、出国審査の列。奥に見えるのが、出入国管理局である。

1度出国審査を受けると、ターミナル内のショッピングはシンガポールへの再度入国審査を受ける必要がある。ターミナル内の各お店は、出国審査前にある。出国後にはありません。そのことを知らないで、乗船後コンビニへ行った時、入国審査を受け、乗船時に再度出国審査を受けた。

残金のシンガポールドルがあり使用する場合には、出国審査前に買い物を済ませておく必要がある。コンビニに毛が生えたような小さなお店しかないが、ねり歯磨き、液体歯磨き等極一部の生活用品だけ購入することができる。

マリーナベイクルーズセンター 船系

マリーナクルーズターミナルと本船の通路。

最近は、車いす通路も兼ねると言うことで、階段のないゆるく長い通路を行ったり来たり何往復もして本船入り口にたどり着く。長い通路内が冷房で涼しくなっていることで、歩くことも我慢できる。

ベランダの付いた船室5173号室、洗濯室に近い部屋を昨年から指定していた。航海中3日に1度利用し、シャツや下着を少なく持参すための洗濯室。

スーツケースをベットの下に入れることを忘れないで、部屋を広く使って下さい。2年前クイーンエリザベス号に乗船した時、下着をベット横の引き出しに入れていたが、クイーンメリー2号には、ベット横の入れ物に引き出しがなく、その棚にふたがないので、下着等は、スーツケースに入れ整理し、毎朝ベット下から出し入れして使っていた。その分洋服を沢山持参している妻が洋服ダンスの引き出し全部を自分専用として使用できた。

お水の注文ですが、セットで注文していつも多かったと反省しています。2日に1本のミネラルウォーターボトルが部屋にあると、毎日数回紅茶とコーヒーを飲むのに充分です。紅茶やコーヒーを飲む際のクッキーは、4包み毎日部屋に置いてくれます。

船のウエルカムドリンク・シャンパン（正式には、バンムスーである。）である。僕たちは3回目のキュナード乗船なので、2回目以上はフルボトルのシャンパンがでる。

初めての客には、ハーフボトルの小瓶が用意される。フルボトルはシャンパン量が沢山あり、妻はアルコールは飲まず、僕一人では飲みきれないので、お土産として持ち帰ろうと思う。香港国際空港で出国の時、ボトルの梱包に現金支払いが必要と言われたので、現金を残さない予定が狂うこととなる。残金は、妻の化粧品等になり、夫婦円満の原料となる。

お世話になる洗面所とイギリスブランド化粧品（QUERCUS ）のアメニティー。

船内は、鉄製の船が錆びないように乾燥気味に空調をしているので、体に塗るボディークリームの消費量が多い。

クイーンメリー2号のシャワー室は、クイーンエリザベス号（QE号）やクイーンビクトリア号（QV号）等、他の2船よりもシャワー室が広く使い易い。また、湯水を出すレバーや温度調整レバーが操作し易いよう、滑り止めの小さな取っ手が付いている。

これらのレバーが丸く小さくて、石鹸で濡れた手にツルツルと滑り易くレバーを回すのに苦労したQE号やQV号のシャワー室より使い易い。

お世話になるセルフ・ランドリー室。僕は少ない下着やシャツ等を洗濯して持ち歩く為、頻繁に洗濯していた。時には、洗濯順番待ちが1時間にもなる。上段が乾燥機で、下が洗濯機である。

通常1度洗濯が始まると、45分後に終わる。乾燥は70分後に終わる。僕は、ランドリー室に行く時刻をiPhoneに入力し、それまで他の遊びをする。朝は混んでいる。一方寄港地観光を早めに終え帰船した時には、空いている。洗濯又は乾燥が済んでいる場合、取り出してカゴに入れ、次の人が洗濯乾燥を行うことが約束ごとである。忘れている場合、次の人が前使用者の洗濯物を機械から取り出しカゴに入れ、自分の衣類の洗濯乾燥を行う。洗濯乾燥時には、早めに機械まで取りに来ることをお勧めします。

度々ランドリー室で合うオーストラリア人は、綿製のシャツやパンツ等を利用しており、ポロシャツや綿パン等何物にもアイロンをする。僕は、早く乾く化繊のシャツや下着、綿製のパンツを利用しており、繊維により異なる乾燥時間に留意をしていた。乾燥機扉を開けると、直ぐに機械が止まるので、異なる乾燥時間にも容易に対応できた。また、日本から持参し持ち歩いている洗濯網に入れ洗濯していたが、乾燥時には、乾きにくい為、綿製品は洗濯網から取り出して乾燥する等留意が必要だ。

ホーマルナイトの前には、タキシード服やカクテルドレス等に、アイロンをかけてズボンのしわを伸ばしたり、ドレスのしわを消す等とランドリー室は利用者で混み合う。

今回のクルーズには、航海途中から6階の洗濯機4台中1台が故障しており、5階のランドリー室利用者が多くなった。

乗船して初めてブッフェのキングコートで食べた昼食が巻きずしだった。巻きずしが昼食時に何時も出ていた。毎日昼食時には、巻き寿司を食べていた。

海苔巻きを内部に巻くカリホルニアロールやツナマヨ巻き寿司等、日本では食べたことのない種類の巻寿司が出ていた。美味しく食べた。

今夜のショー

毎日昼時間に正午の12時にならされる鐘。伝統としてクイーンメリー2号では鳴らされている。

毎日のアフタヌーンティーやダンスの練習、ウエルカムパーティ等に使われるクイーンズルーム。

下船時の待合室として使われた。

ロビー上に飾られている。左右両側の四角い窓は、船内部の外部（船室内通路）が見える船室（オーシャンビューではない。アトリウムビュー）である。

今日のクイーンズルームでのアフタヌーンティーの始まり。この後ケーキやサンドイッチ等が出てくる。

食べ過ぎて太らない様、アフタヌーンティー前の昼食や後の夕食を遅くする他食事の量を調整する必要がある。

乗船中苦労する案件「体重管理」である。この航海は、20：30から始まる2回目の遅い夕食にした。

15万トンの大きな船でも、人間に分からない揺れがあるのであろうか、船内で何もしていないような僕は、よくお腹が空いている。

アフタヌーンティーの状況。舞台では、弦楽器の演奏が行われている。演奏を聴きながらアフタヌーンティーをゆっくりと楽しむ。皆、演奏を聴きながら、静かにケーキを食べ、静かに紅茶を飲んでいる。

終日の航海日初日が今航海3回あるフォーマルナイトの、1回目のフォーマルナイトとなる。

クイーンズルーム入り口の扉が開くと船長のウエルカムパーティが始まり、会場入口に待っている船長と写真が撮れる。

シンガポール乗船客は船長とツーショット、前航海から乗船している特定乗船客や船長との写真が不要な方は、反対側の入り口から入る。男性客のほとんどが、タキシード姿である。

航海2日目、終日航海日に行われたフォーマルナイト夕食前に開催された、シンガポール乗船者受け入れの船長主催のウエルカムパーティです。

シンガポール出港時には乗客数2,554人で、1番目に多いのが1,118人のオーストラリア人、2番目が548人のイギリス人、3番目が249人のアメリカ人、4番目が123人の日本人でした。どこにこれだけの日本人がいるのであろうか、食事時にも見ないし、船主催のツアーにも見ることができない。団体で行動しており、夕食も団体専用テーブルで、早い時間帯に食事を取っているそうだ。

日本人の多くは、各旅行会社主催の旅行に参加して団体で乗船しています。1人や2人国籍の乗客も多く計41か国から乗船していた。

部屋のテレビ45チャンネルで、船の位置を知ることができる。

部屋のテレビ40チャンネルで船首に取り付けてあるテレビカメラに映る、船首から見えるタイ・ラムチャバンへの入港の様子が映像で見られる。

船首と写真手前に船のスクリューの予備が置いてある様子。

ブリッジ下の階にガラスのない展望台がある。この階の通路前方を左右に行くと扉があり、開けるとこの展望台がある。

今夜のショー

船首ブリッジへの通路、この先右側は操舵室ですが、船員の操船中の動きがみられます。操舵室は写真禁止と入り口に書いてあるので、操舵室手前の通路を撮りました。英語の注意書きを理解できない人は、操舵室内で仕事をしている人々の様子を写真撮影している人もいる。

キュナード3回目以上の乗客はゴールドメダル着用者になり、船で開催される3度目以上乗船者用パーティに招待される。写真は、パーティへの招待状とゴールドメダル。

ゴールドメンバーには、衛星を使うインターネット使用が２時間無料になります。衛星を使うので、我が家でインターネットを使用する時とは異なり、うまく繋がらない等ゆっくりとした画面の動きにイライラします。

夫婦でゴールドメンバーならば、４時間無料です。10日位の船旅で、メイルの確認や時々見るインターネットであれば、4時間で充分と思います。

キュナード社の客船に3回以上乗船している、ゴールドメンバー、プラチナメンバー、ダイヤモンドメンバー等招待のパーティーです。

数多くの人が招待されており、日本人も数人いました。スイス人のご婦人が世界1周航海等長期間乗船しているとの事、花束贈呈と紹介されました。

船には、医務室もあり、医師や看護士も乗っており、結婚は船長や上級船員が執り行い、クリーニング等もすることから、生活全般を執り行うことができるようです。

今夜のショー

船の位置。Phu My港です。写真右側ThiBal川を遡ります。

当船は15万トンと大きいので、川を遡って写真左側のSoaiRap川上流のサイゴン川からサイゴン港クルーズターミナルとホーチミン市に直接接岸できません。

昼食です。毎食に食べ過ぎているので、今日は、果物中心の食事にしました。日本では、果物の多い食事は少ないですが、海外では良く果物の多い食事に出会います。

大食堂中心テーブルと船のパネル。

この右奥94番テーブルが僕たちの指定されたテーブルである。僕たちの左側の夫婦は、1月間も乗船しているオーストラリア人夫婦だそうで船で出される食事の味付けに飽きていた。右側の夫婦は北東部オーストラリアから来た夫婦で、奥さんがワインをよく飲んでいた。

キッチンツアーで訪れた大食堂を担当する船内キッチンの様子

大食堂を担当する船内キッチン、ケーキを用意している。

一番大きなレストランの様子

フォーマルナイトの夜、中央テーブルでの日本人個人乗船客を招待しての夕食会。主催者は、女性の日本人乗組員です。

ホストがこのような夕食に慣れていないのか、招待客を含めた食事を始める乾杯する事を忘れ隣人と話し込んでいたので、僕らは食事を始めることができなかった。

日本人用には高い場所の便器、小さい人や子供には高すぎるので、横の大便用便所で用を足す。

身長170㎝の僕でちょうど良い高さなので、他の小さな人は苦労すると思われる。

香港入港の様子。ターミナルに接岸しているのが、日本からSINへ南下しているクイーンエリザベス号です。

クイーンメリー2号がおしりから入港する。後ろ側にクイーンエリザベス号が2時間前に入港している。香港でQE号とQM2号の両船が並んで寄港することが初めての事。

この船等新しい観光船は、後ろのスクリューが左右に回り、前後左右に動ける。

飛鳥Ⅱやにっぽん丸等日本の客船は、固定された古いタイプの船で、船尾のスクリューは前後のみである。日本の船の入港時には、タグボートが観光船を左右に動かし接岸させる。
船首のプロペラは、日本船にも整備されており、船首を左右に動かすことができる。

日本船も外国船も船首部に左右に動けるプロペラが設置されている。

クイーンメリー2号への小型オイルタンカーから給油している様子。

カイタッククルーズターミナル屋上庭園から見た、手前に見えるクイーンメリー2号と奥のクイーンエリザベス号。

カイタッククルーズターミナルのある地域は、元カイタックク国際空港があった所、僕は当空港から香港に入り、中国シンセンやマカオ、マカオから中国中山県へ入国し観光をした事がある。

カイタック クルーズターミナル (啓徳郵輪碼頭) 船系

カイタッククルーズターミナルの各階の様子

カイタック クルーズターミナル (啓徳郵輪碼頭) 船系

船室から眺めたレーザーショーの様子

世界で１隻だけクイーンメリー2号だけに認められている、世界各国に郵便を送ることができる船。

最後の朝食です。オムレツにこだわり、毎朝食は、まずジュースから始まり、ミックスオムレツへと移ります。

下船日の朝食後の朝の紅茶。

デッキ7ブッフェのキングコート内出窓テーブルから見たプロムナードデッキ、船をグルっと1周すると550mあるので毎朝多くの夫婦が食前食後の散歩をしている。航海中は、前からの風が強いので、風を気にしながら歩くことになる。

下船客待機場所のクイーンズルーム。早目に行ったので、予定より早く下船手続きをし、ターミナルからタクシーで空港に行った。

検疫と入国管理局の審査は昨日既に済んでいるので、ターミナル1階のスーツケース置き場からスーツケースに付いている自分の色付き荷札を探し出し、荷物と共に税関手続きをし入国します。

早めに入国手続き（CIQ）を済ませたので、船の着く客船ターミナルからタクシーで空港まで行くことができた。

日本に帰国して船内で使用した分の請求書を領収書と照らし合わせてみたら、注文していない写真が1枚分請求されていた。これまで2回（QE,QV）の乗船時に,架空請求の経験がないので安心していたが、QM2から架空の請求がなされた。

また、船から銀行口座の引き落としが船内使用分と別に船会社からの不明金が引き落としされていたので、銀行を通じ別途不明引き落とし分の内容を問い合わせみたが、連絡がなく後日銀行口座への返金がなされた。

当口座のクレジットカードは、番号が変更された。その後、船会社に問い合わせた「未受理写真引き落とし分」と銀行に問い合わせた「架空請求分」の金額の返金が預金口座になされた（2018年5月27日）。格式ある立派と思える会社も、請求金額の内容には、再確認が必要と言うことを再認識した。

銀行の調査後、架空引き落とし分を返金分として口座に入金され、船会社からの返事もなく、銀行調査が終わった旨の手紙が送られた（2018年5月28日）。

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カイタック クルーズターミナル (啓徳郵輪碼頭) 船系