2018/03/31 - 2018/03/31
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たびたびさん
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静岡まつりは、今年で62回。静岡市をあげてのお祭りであることは想像できる名前なんですが、62回というなかなかの伝統にしては平易な印象。伝統をアピールするなら、駿府とか家康の名前を入れたいところなんですけどね。
ただ、いずれにしても、62回とはすごいこと。この前、静岡市内で見かけたポスターでそのことを知って、是非見たいと思ったのが今回の旅なんです。
メインは午後から行われる大御所花見行列。家康の乗った輿も、それに続く御台所と上ろうの輿も、本物の牛にひかれた車。それだけではなく、時代行列さながらに馬に乗った家康の重臣や徳川御三家なども大通りを悠々と闊歩。想像以上に見応えのある内容でした。
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東京から静岡駅までは朝一の新幹線。そこからそのまま西焼津駅に移動します。
藤枝には「朝ラー」という朝早くからラーメンを食べる独特の文化がありまして、このきっちんはその最も有名なお店の一つ。西焼津駅から少し遠いですが歩いて訪ねてみました。8時過ぎでしたが、そこそこの行列。お店が狭いので、時間がかかりますね。 -
イチオシ
さて。
煮干しのスープはくっきりした味わい。まあまあかな。煮干し120%ラーメンが基本でしょう。 -
朝ラーのちっきんを訪ねたら、そのすぐそばにおにぎりと惣菜の元気なお店を発見。それがピンポンパン。
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店内に入ると、鳥飯、おかか、梅干し、こぶなどのおにぎりがずらり。いただいてみると、ご飯が立っていてなにげにすんごくうまい。地元密着の意外な名店です。
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天気もいいので、近くの田中城下屋敷にも立ち寄ります。
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イチオシ
櫓がすっくと建って、青空に映えています。
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そして、隣の六間川堤の桜は、今が見ごろ。
この川は、田中城のお堀の役目も担っていた川。 -
柔らかな土手の緑も適度に残っていて、かつての情景も想像しつつの桜見ができると思います。
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静岡駅に帰ってきて。
クリタパンは、静岡駅南口からすぐ。おでん屋さんとかがあるエリアです -
。地元密着のパン屋さんで、女将さんとか人懐っこい。今日はこれから静岡祭りを見物するんですが、昔の静岡まつりのお話なども聞くことができました。なお、商品は、いちごのクリームを挟んだパンとかけっこう素朴です。
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腹ごしらえにもう一つ。
静岡弁当では、 -
幻のカツサンドをいただきました。
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存在感のあるカツもさすがですが、このしっかりした甘いソースが決め手ですね。ただ、食べ進めるにしたがって、ちょっとソースの味がきつくなってくるようなところもなくはない。その辺りで、トータルすればやっぱりB級なのかなとは思います。
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いよいよ駿府城の方に向かいます。
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お堀も穏やかに日差しが降り注いでいて、
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イチオシ
今日は祭り日和ですねえ。
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このまま城内に
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入りますよ~
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東御門を抜けて
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中はもうそこそこ人が集まっていて、賑やかな雰囲気。
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これほどの天気ですから、祭りじゃなくても賑わうでしょうね。
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大道芸のパーフォーマンスもちょこっと拝見して、気分が出てきましたね。
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露店も出ていますが、
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イチオシ
結局なんというか、みなさん、お花見の感じですよ。
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私ものんびりと腰かけて、この雰囲気を楽しみます。
祭りのメインは大御所花見行列ですが、まだ時間がありますからねえ。 -
と、ここでおいらん道中があることがわかり、それを拝見することに。
赤い毛氈を敷いた花道が作られて、やってきましたね。 -
火消しのまといを先頭に、
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小唄を歌いながらの集団が続く。
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なかなか
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粋じゃないですか。
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おいらんの前には、例によってかむろですね。
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しずしずと歩いてきます。
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顔をおしろいでしっかり化粧して、
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こちらの女中さんもきりっとした面持ちです。
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はいはい。おいらんの登場です。
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外八文字の
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足の運びはおいらんの証。
しゃなり、しゃなり。 -
平和に酔いしれていた江戸の時代。
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イチオシ
駿府は徳川家康のおひざ元だし、
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下々も含めて心に余裕を持って暮らせていたのではないでしょうか。
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ただ、駿府とおいらんって、質実剛健な家康のイメージからすると結び付かないんですよね。
しかし、調べてみると、駿府城下には二丁町遊郭という幕府公認の広大な遊郭があったのだとか。 -
その一部が江戸に移され、吉原遊郭に繋がるというのはあまり知られていないことではないかと思います。
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さて、大御所花見行列までの時間を使って、城の周辺散策。
いわらやは、鷹匠エリアにあるちょっと老舗風の和菓子屋さん。おはぎの看板に惹かれて寄ってみました。 -
そのおはぎですが、いただくとこれはまあ艶のある餡子。磨きがかかったような甘さがいいですね。半殺しのおはぎの加減ももちっとしていて、これはうまい。いい仕事をしています。
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そして、こちらはグルノーブル。
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フランス菓子、それも焼き菓子の専門店。店内はBGも含めて、こだわりのある高級感が漂います。
どうですかあ。この存在感。絶品です。 -
調子が出てきたところで、続いてのル シャン ボランは、鷹匠エリアのパン屋さん。天然酵母パンというのがウリです。
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品数は少なめですが、目立っていたのはメロンパン。見た目通り、ギュッとうまさが詰まったような味わいがいいですね。明るい店内にはイートインスペースもあって、快適です。
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時間が迫ってきたので、東御門の前で陣取ります。
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あれ、向こうから行列ですか。
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ブラスバンドのみなさん。
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ちゃんと衣装に身を包んでいます。
たぶん、これが行列の先頭なんでしょうが、あれ。いっちゃいましたよ。 -
東御門から出てきたのは、家康の四天王たち?
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これは、今川義元。輿に乗って、出発準備です。
はやく始まらないかなあ。 -
お。始まったかな。
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登場したのは、家康の幼少期。竹千代です。
駿府では今川氏のもとで19歳までの12年間、人質となっていた竹千代。人質ですから、あまりいい思いはしていなかったはずなんですが、それでも最後は駿府を終の棲家と定める家康。それはどのような思いだったのか。 -
意外に今川氏は寛容な対応をしていたのかもしれません。
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そして、再び登場したのは、今度こそ家康です。
今回は、寺島進さんが勤めます。 -
この集団はなんでしょうか。
お姫様が傍らにいますから -
輿入れの行列?
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大きな長持ちを運んでいます。
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毛槍を持ったやっこさん。
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毛槍を放り投げてキャッチするのは、大きな見せ場です。
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イチオシ
竹千代に
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お姫様もここで輿に乗るようです。
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さて、準備が整いましたかね。
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奉行のようないでたちに
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これはちょっとわかりませんが、
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あれれ。
牛車まで登場して、これは本格的じゃないですか。 -
家康も機嫌よく出発です。
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家康の輿に続いて、
家来衆に -
腰元。
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牛車にはお姫様が
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乗っていて、
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イチオシ
なるほど、華やかですねえ。
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だけど、あっという間に行ってしまって。。
私はここでかなりの時間待っていたんですが、なんか肩透かしを食らったような感じ。
静岡祭りの大御所花見行列って、こんなもんなのかなあ。 -
ちょっとモヤモヤの残る中、駅前の大通りの方に移動すると、なんと騎馬の行列です。
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馬に乗った徳川御三家の面々に
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重臣。
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それぞれ、会場のアナウンスで紹介を受けつつ、
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誇らしげに進んでいく。
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広い通りをいっぱいに使って、
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イチオシ
これは見ごたえ十分ですね。
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どこからこんな行列になったんでしょうか。
東御門のスタート地点ではこんなの全然見ませんでしたよ~ -
ただ、これなら、堂々立派なもの。
地方のお祭りの域を超えていると思います。 -
家康の天下人としての資質にほれ込み、ひたすら尽くした天海和尚。
戦国の世を終わらせたのは、多くの人々の平和への願い。しかし、新たな秩序がどういうものになるのかは手探りだったはず。信長、秀吉の後を引き継げばよいといった単純なものではありません。 -
天下のご意見番、大久保彦左衛門に一心太助は、三河武士の気骨を示すもの。家康は多くの人に支えられて、真の天下人になりました。
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ここからは、さっきの再会。
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大勢の見物客に手を振る家康。
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ただ、寺島さんは、愛想がよすぎて。ちょっと軽いかな。
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続いては、華やかな行列。
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牛車に乗ったのは、
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御台所と上臈なんですが、
結局、家康って、なん人奥さんがいたんでしょうねえ。あまりにもたくさんいたんですが、ほとんどは側室。正室である御台所は、築山殿と朝日姫の二人だけです。 -
築山殿は、今川義元の姪とも言われ、家康を下に見ていたという気位の高いイメージ。後に信長から武田氏との関係を疑われ、長男、信康とともに死に追いやられる。
朝日姫も秀吉の妹を妻に迎えるという苦肉の政略結婚。年も取っていたし、夫婦円満だった夫と強制的に離縁させられての結婚だったとか、あんまりすんなりと納得できる気持ちのいいものではないですね。 -
まあ、それはそれとして。これが祭りのハイライトです。
静岡祭りがけっこうな祭りであることは分かりましたが、ただ、なんかチグハグだったこともあって、これでは気持ちがおさまらない。
ということで、静岡祭りを後にしてもうひとがんばり。
今度はバスで丸子の方に移動します。 -
まずお目当ては、駿府匠宿。静岡の伝統工芸を紹介する施設です。
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静岡の工芸の歴史は徳川家光によって静岡浅間神社が造営された際、全国から腕利きの職人が呼び寄せられ、その職人がそのまま静岡に住みついたことが始まり。
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指物や下駄、塗物、凧や
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姉様人形などなど。
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意外に多種多様な工芸品があって、
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静岡のイメージがまた改められたような気がしました。
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施設は広いし、中にはレストランも完備。本格的な施設です。
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駿河雛具雛人形と日本三大つるし飾り展は、駿府匠宿の別館。展示は無料で拝見できます。
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福岡柳川の「さげもん」、山形酒田の「傘福」、伊豆稲取「吊るし飾り」の
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日本三大吊るし雛の展示というのがウリなんですが、そこは正直、量が少ないのでインパクトはイマイチかも。
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一方で、
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イチオシ
花見行列の巨大ジオラマや
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地元のメーカーが出品した絢爛豪華なひな人形の数々は
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けっこう見応えがありました。
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そっちの方はむしろ価値ありかなと思います。
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もう一つは、丸子城址。駿府匠宿の近くから登り口があって、そこから。
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城へと続く道はそれなりに急ですが、道は階段がしっかり整備されていて、まあまあ歩きやすい。歩いて15分という説明でしたが、ただもうちょっとあるような気はします。
なお、城は今川氏の家臣、斎藤安元歴代の居城。今川義元の父、氏親が一時暮らしたり、武田が奪った後は、武田四将のひとり山県昌景が置かれたり。重要な城であったことが窺われます。 -
続いて。
歓昌院は、吐月峰柴屋寺からさらに先に進んだ谷の一番奥。 -
山門に続く参道沿いに、多くの石地蔵が並んでいて、それが赤い帽子を被っています。それだけでも、見入ってしまいますが、よく見ると、地蔵様というか、これは五百羅漢ですか。それぞれに表情豊かで個性的。一つ一つ見ると面白いです。
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本堂もチェックしますが、こちらはさくっとおしまいです。
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もうこれで予定は終了のはずだったんですが、途中で見たこの待月楼がどうにも気になる。
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静岡市内のは浮月楼と名前も似ているんですよね。やっぱり、せっかくなのでここで晩飯を食べていきましょう。
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この広間に通されて、私一人。
伺うと、静岡市の料理の協会では、浮月楼の社長が会長。ここの社長が副会長ということなんだそうです。 -
いただいたのは、ミニ懐石。といっても、夕方5時から7時まで。ゆっくりと時間を取っての優雅な時間となりました。
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さて。
食前酒から始まって、 -
いわゆる八寸、お造り、煮物、粟餅の田楽、とろろ汁、デザートと見事なコースが始まります。
さりげなく満開の桜の花が添えられて、幕開けも華やかです。 -
お椀の塗も引き続き華やかですが、
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ふたを取ると、今度はわらびにしんじょうの渋い景色。
でも、これがなんというか。白魚のうまみがしっかりあって、けっこう豊かな味わいですよ。 -
お造りも瑞々しい。ここは山の中ですが、改めて静岡が海に面した土地であったことに気が付かされたような思い。
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イチオシ
そして、この田楽。鮮やかな木の芽の色合いに青竹の青も加わって、やりますねぇ。美しい。
ただ、味わいの方は、木の芽の香りがなくはないんですが、それ以上に揚げた粟餅にうまみのあるみそ味の組み合わせの基本がすばらしい。このなんとも複雑な味はみりんやすりごま、イリコの粉を仕込んだり。なんでしょうねぇ。とにかく、想像を超える仕掛けが施されているような気がします。 -
続いての煮物。
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基本は山の幸を楽しむ一品なんですが、そう単純ではない。むしろ、ちょこっと忍ばせたひろうすのうまさにも存在感あり。結果として、ギリギリまで山の幸の可能性を広げた奥深さを感じます。
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そして、丸子ならこのとろろ汁は定番。
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しっかり量があって、もうお腹がパンパンですよ~
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最後は小豆を添えた豆乳アイス。さっぱりして、これでまた生き返りました。
場所は不便ですが、これはわざわざでも行く価値あり。紛れもない静岡を代表する名店です。
さて、これで完全に帳尻が合いました。すっかり日は暮れましたが、気持ちよく東京に帰れます。お疲れさまでした。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ako-satiさん 2024/11/10 08:33:31
- 地元です!
- たびたびさん
私の旅行記への訪問 いいねまでありがとうございました
たびたびさん 以前静岡にもお見えになっていたのですね
旅行記興味深くみせていただきました
朝ラーまで!(西焼津からちっきんまで 遠かったですよね・・)
旅を丁寧にされていて尊敬です
またみせていただきますね~
良い旅を!
ako-sati
- たびたびさん からの返信 2024/11/10 20:55:33
- RE: 地元です!
- ako-satiさん、コメントありがとうございます。
少し古い旅行記ですが、この頃は、ちょっと静岡県にハマっていた時期。静岡県は、それまで熱海とか伊豆半島くらいしか視野に入ってなかったのですが、回り始めると想像以上に奥が深くてかなり手こずりました。寸又峡温泉、舘山寺温泉はちょっと気が進まないというか縁がなかったですが、それ以外はだいたい抑えた感じですね。法多山の厄除だんごとかも懐かしいです。
たびたび
-
- mimpibungaさん 2018/12/30 09:29:47
- 初めて知りました。
- はじめまして。
花魁道中は、京都でしか見れないと思っていましたが、駿河でも見れるのですね。
初めて知りました。
旅行記、参考になりました。
どうもありがとうございます(^^)
- たびたびさん からの返信 2018/12/31 16:22:41
- RE: 初めて知りました。
- 静岡まつりの時に拝見しましたが、規模としては小さい方。まつりのイベントとしてあんまり知られていないように感じました。
ただ、家康が駿府で初めて花街を許可したという歴史が関係しているので、それはそれで価値がある行列だと思います。
たびたび
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