【列車で紡ぐヨーロッパ周遊】(08-1)ニースからモナコ日帰り観光

2018/02/13 - 2018/03/07

4月からようやく社会人デビューとなる春休み、働き出したら出来ないような体験…ヨーロッパを長期間ぐるぐる回ることを計画しました。物価の安い中東欧も考えたのですが、いかんせんこの時期だと極寒なので中止、「暖かい」場所を中心に周るよう日程を組みました。全て個人手配です。下記におおまかな日程を示しますので、今後旅をされる方の参考になれば幸いです。


☆本記事の旅程
2018/2/20
午前 ニースのコインランドリーで洗濯、モナコ日帰り観光
午後 ホテルで休憩後、ニースのカーニバル

☆ニースでの宿泊
2018/2/19~21(2泊)
Hotel Solara：シングルルーム朝食無し
45ユーロ/泊×2泊＋市税0.8ユーロ/泊×2泊＝91.6ユーロ

ニースに連泊。旧市街は昨年観光済みで、マティス美術館が休館日だったので、お隣のモナコ公国へ日帰り観光をする予定を組みました。カーニバル期間と重なっていることは知っていましたが、夜のプログラムがあることを当日知り、入場券を購入。1日がっつり観光で疲労困憊も充実した時間を過ごしました。


☆今回の旅程
2018/2/13 羽田空港発 HND~CDG
2018/2/14 CDG乗継でLHRへ、ロンドン観光
2018/2/15 ロンドン→パリ(ユーロスター)、パリ観光
2018/2/16 パリ→トゥールーズ(TGV)、トゥールーズ観光
2018/2/17 トゥールーズ→ニーム→アヴィニョン(Intercités, TER)
2018/2/18 アヴィニョン観光
2018/2/19 アヴィニョン→マルセイユ→ニース マルセイユ観光
2018/2/20 ニースとモナコ、ニースのカーニバル
2018/2/21 ニース→ジェノヴァ(TER, Intercity)
2018/2/22 ジェノヴァ→ミラノ→ヴェネチア(Intercity, FrecciaRossa) ミラノ観光
2018/2/23 ヴェネチア観光、ヴェネチア→ミラノ→パレルモ(FrecciaRossa, IntercityNotte)
2018/2/24 パレルモ到着
2018/2/25 パレルモ観光、パレルモ→カターニア(Regionale)
2018/2/26 カターニア観光
2018/2/27 カターニア観光、カターニア→シラクーサ
2018/2/28 シラクーサ観光、シラクーサ→ローマ(IntercityNotte)
2018/3/01 ローマ到着、観光
2018/3/02 ローマ観光(バチカン美術館とシスティーナ礼拝堂)
2018/3/03 ローマからナポリへ日帰り
2018/3/04 ローマ観光、ローマ→ミュンヘン(EuroNight)
2018/3/05 ミュンヘン観光
2018/3/06 ミュンヘン観光、MUC~CDG~HND
2018/3/07 羽田空港着

エリア モンテカルロ(モナコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

Hotel Solara

まずはホテルの紹介から。ニースの中心、Place Massena(マセナ広場)から徒歩数分のHotel Solaraに2泊しました。建物の4階と5階がホテルで、気を付けていないと入口は素通りしてしまいそう。建物の入口とホテルの入口で暗証番号が必要なので、セキュリティーは安心です。

ホテル ソララ ホテル

階段を上がったところ。2018/2/19夜の到着時間が20時頃と少し遅かったので、ホテルにメールで連絡を入れました。返信は早く、「フロントに鍵を置いておくからそれで部屋に入ってね。」とのこと。入口の暗証番号も教えてくれました。

ホテル ソララ ホテル

お部屋はシングルルームの窓付き部屋。窓無しよりもほんの少しだけ高いのですが、窓が無いと圧迫感があるかなと思い窓付きにしました。テラスもあります。

ホテル ソララ ホテル

朝、テラスからの風景を1枚。

ホテル ソララ ホテル

Promenade des Anglais

ホテル近くのコインランドリーを検索すると、ちょっと離れていたので、散歩を兼ねて。日本語にすると「イギリス通り」になるのかな？高級ホテルが立ち並び、のんびりした雰囲気です。

プロムナード デ ザングレ 散歩・街歩き

LAVERIE LA BUFFA

使ったコインランドリーは"LA BUFFA"というところ。Googleマップにも載っています。各国語での説明あり、オーナーのおじさんに英語が通じるなど、ヨーロッパ有数の避寒地を実感しました。

乾燥機。故障中のを動かしてしまいコインを食われる毎回のパターン。。

コインランドリーなのにお札も使える優秀さ。

洗濯物の乾燥待ちの間にカーニバルについて調べると、なんと今日、夜のプログラムがあることが判明。これは行くしかないですよね～ということで、まずチケットを買いに行くことにしました。

Place Massena(マセナ広場)まで戻ります。非常に大規模なステージです。

マセナ広場 広場・公園

観光案内所がまるごとチケット売り場に！

マセナ広場 広場・公園

Corso Carnavalesque Illuminé(夜のパレード)のチケットを買いました。Tribune(指定席で座って観賞)が21ユーロ、Promenoir(立ち見)のZone Aが12ユーロ、Zone Bが5ユーロ(いずれも大人料金)で、私は立ち見のZone Aにしました。

当日でもそれなりに空席はあるようで、指定席も買えたようです。

マセナ広場 広場・公園

Place Massena(マセナ広場)を行くトラム。ここは景観保護なのか架線が引けないのか、蓄電池で走る区間。パンタグラフを降ろして走る姿はどことなく違和感を覚えます。

マセナ広場 広場・公園

Gare de Nice Ville

さて、本題のモナコへ行きましょう。いつものようにBOUTIQUEへ行き切符購入。「あれとわー！」って通じたのがちょっと嬉しい。

※ALLER/RETOURで"あれとわ～"のような発音になります。allerが行く、retourが帰る、で往復の意味になります。片道はsimpleで"サンプル"という発音のようです。

ニース ヴィル駅 駅

TER86307：Nice Ville 12:36→Monaco Montecarlo 13:00

普通列車で20分と少し、モナコへ向かいます。向こう側にthelloが留置されているのが見えます。次回(いつになるやら)は乗ってみたいところ。

ニース ヴィル駅 駅

ボンバルディアの電車ですが、非常に面白い造りですね。低床とそれに伴う物々しい屋上機器、連接台車など、日本でも見られるものの幅広く使われているわけではない構造がたくさんあります。また、2階建ての車両と平屋車両がデコボコに連結されているのも、日本ではまず見ない編成構成です。

ニース ヴィル駅 駅

地中海を臨む車窓。美しいです。

Gare de Monaco

列車は定刻通りモナコ駅に到着。既に煌びやかです。

モナコ モンテカルロ駅 駅

モナコは独立国ですが、鉄道や一部のバスをフランスに委託しています。

モナコ モンテカルロ駅 駅

エスカレーターとエレベーターを乗り継いで、駅を出たところ。駅の観光案内所は昼休憩でシャッターが下りてました。さすがです。

出口にバスの自動券売機(英語対応)があったので、24時間乗車券を購入。5.5ユーロ。

モナコ モンテカルロ駅 駅

バス乗り放題は切符購入の手間が省けて良いですね。ひとまず観光案内所前で下車。観光案内所の人がひどくやる気が無く雑に扱われた(笑)のが印象的でした。

うーむ、やっぱりフランスと似ているようで違いますね。高層建築がそれなりにあります。

Jardins du Casino 広場・公園

カジノだ…！

去年マカオでカジノのやり方を少し覚えたので血が騒ぎますが(中毒一歩手前)、ここは高貴な方しか入れない(ですよね？)というかドレスコードがあるので無理ですね。。私はグランドリスボアで十分です。。

カジノ ド モンテカルロ （グランカジノ） カジノ・ギャンブル

こういう所でF1レースをやるんでしょうか。

フェアモント モンテカルロ ホテル

地中海の海岸線を臨む。

瑠璃色の地球です。

物価がめちゃくちゃ高いので相変わらずのマックに避難。

ロンドンから使い続けている"Three(3)"のSIMカードですが、モナコではインターネットにほとんど繋がりませんでした。電波は拾うんですがネット接続がダメダメでした…なぜでしょうか。。マックのWi-Fiの存在がありがたかったです。

バスを乗り継いでMonaco Villeへ向かいます。

ノンステップバスから自動で出てくる、車椅子用スロープ。日本の路線バスはなぜか運転手さんが手動でやってますが、自動にすればいいのにね。

到着です。

良い眺めです。

春を先取り。

海洋博物館かな、ここは入りませんでした。

モナコ海洋博物館 博物館・美術館・ギャラリー

Jardins de Saint-Martin

王様のお庭。

港湾施設もモナコ色。

Saint Nicholas Cathedral(聖ニコラス大聖堂)

レニエ３世とグレースケリーが結婚式を挙げ、そして埋葬されている大聖堂。中で行事でもあったのか入れませんでした。残念。。

これよりもう少し奥へ歩くと旧市街ということを、この旅行記を書きながら知りました…Googleマップが上手く動かず、ここで引き返してしまったんですよね～。スマホに頼りっきりなのも問題です。。

モナコ大聖堂 (カテドラル) 寺院・教会

丘のふもとまで歩きました。豪華なヨットやクルーズ船がこれでもかと並びます。

モナコ港 船系

モナコ港 船系

坂を上っていく1系統のバス。

ヨットずらーり　その1

モナコ港 船系

ヨットずらーり　その2

モナコ港 船系

さて、港からバスで駅に戻ってきました。次の列車は16:00発、5分遅れのようです。

モナコ モンテカルロ駅 駅

駅は2面3線。

モナコ モンテカルロ駅 駅

TER86058：Monaco Montecarlo 16:00→Nice Ville 16:24

車内の様子。明るいオレンジ色でまとめられたインテリア。

ヨーロッパの鉄道車両、落書きで汚いとかトイレが壊れてるとかはありましたが、「日よけカーテンが切り取られている」は笑いました。切り取って何に使うんでしょうか…

Gare de Nice Ville

ニースまで戻ってきました。運転手さんとご挨拶。

ニース ヴィル駅 駅

停車中のTGV。

ニース ヴィル駅 駅

屋上をよく見ると、パンタグラフ2つ付いてるんですね！模型の資料にどうぞ(使う人居るのか…？)

ニース ヴィル駅 駅

Gare de Nice Ville

さて、ホテルでいったん休憩です。モナコ公国、小さな小さな不思議の国でした。夏に来てみたいですが物価がなぁ…

カーニバルも合わせると長くなるので次記事にしたいと思います。

ニース ヴィル駅 駅