2018/03/05 - 2018/03/12
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azianokazeさん
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バンガロールからスタートした南インドの旅、実質初日の3月6日午後はハレービードのホイサラ朝寺院を観光
壁を埋め尽くす精緻な彫像、ろくろで作った壺のような柱が素敵です。
ただ、同行ガイド氏が北インド・デリーからやってきているので、南インドでもマイナーなこのあたりのことは全く知らないようです。
細かい説明までは期待していませんが、せめて、ここがどこなのかぐらいは教えてほしいのですが・・・・
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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バンガロールをスタートした南インドの旅、実質初日の3月6日
午前中のシュラヴァナベルゴラのジャイナ教聖地観光では、前編(1)に書いたように、疲れと暑さで軽い脳貧血状態にもなりましたが、昼食休憩で体調も回復
メインのホイサラ朝寺院観光に向かいます。
午後にやってきたのはバンガロールから西方向へ200kmほど入ったハレービードという街・・・多分。(“多分”というのは後述の事情によります) -
ハレービードには【歩き方】によれば、メインスポットのホイサレーシュワラ寺院のほか、「時間があれば合わせて見るといいだろう」という寺院も二つほどあるようです。
ドラーバーが「最初にここから」と連れてきたのが写真の寺院
ガイド氏は「ホイサレーシュワラ寺院です」と言っていますが、なんだか【歩き方】の説明とは異なります。
それに、私たち以外には、まったくひと気がありません。
とにかく見てみましょう。 -
小さな建物がひとつだけ ただ、壁面を覆う彫像は精緻です。
ホイサラ朝は、11世紀後半から14世紀後半にかけて南インド、現カルナータカ州中南部のマイソール地方を中心に存在したヒンドゥー王朝です。
初期の首都が、この後行くベルール、のちの首都はここハレービードにありました。 -
何重にも重ねられた彫像がびっしりと壁を覆っています。
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最下段を支える象さんたち
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象と戦う獅子・・・でしょうか。
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お馴染みガネーシャ
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素人目にも、手がこんでいることがわかります。
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ヤシの木が好きなので、意味もなくこういう写真を撮ります。
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戦闘場面でしょうか。
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昨年末に旅行したカンボジア・シェムリアップの「東洋のモナリザ」で有名な「バンテアイスレイ」の彫像も精緻でしたが、この寺院も彫像も負けていません。
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同じような写真の羅列で恐縮ですが、捨て置くのももったいないので・・・。
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ガイド氏はあまり興味ないようで、写真撮影に夢中な私を残して、早々に車にひきあげてしまいました。まあ、その方が私としても気楽です。
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しつこく同じような写真を並べて申し訳ありません。
当サイトは私個人の旅の記録・アルバムでもありますので。 -
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こうした壁を埋め尽くすレリーフとその配置は、他のホイサン朝寺院に共通しています。
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とても見事なレリーフです。
ところで、ここはどこなのでしょうか?やはりホイサレーシュワラ寺院ではなさそうです。
どうやら、【歩き方】に「時間があれば・・・」とあるケダレーシュワラ寺院のようです。
ガイド氏にそのように話すと、「どこも似ています」と。まあ、そうでしょうが、どこなのかははっきりさせてもらわないと・・・。 -
上記ケダレーシュワラ寺院のすぐそばにある2か所目のスポット
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かなり大きな寺院で、これがホイサレーシュワラ寺院かとも思ったのですが、12世紀に建築されたジャイナ教寺院「Basadi Halli」のようです。
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三つの建物からなっています。
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向かって右側建物の入り口部分
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天井のレリーフも精緻です。
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柱が、ろくろでつくった壺のような感じで、独特です。
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建物内部の柱は、さらに黒光りしてきれいです。
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ご本尊
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そのときは何も思わなかったのですが、改めて見ると、なるほどジャイナ教のティールタンカラ(祖師)の立像です。
頭には7頭のナーガも。 -
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部屋全体がひとつの美術品のようです。
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天井
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建物内部から入り口部分を通して外部を見た構図
ガイド氏はもう中にも入ってきません。
「どのくらい見学時間が必要ですか? 30分? では30分後に外で待っています」
旅行を通して、ほぼこのパターンです。 -
中央の小さな建物
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中央建物の内部
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左側建物の内部 やはり“ろくろ壺”柱ですが、装飾は簡素です。
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Basadi Halli から数百メートルのところに次の寺院が。
ガイド氏は「ベルールのお寺です」・・・・そんなはずはないでしょう。ハレービードとベルールは十数キロは離れているはず。
「ベルール?本当に?」
ドライバーを交えた協議の結果、もちろんベルールではなく、ハレービードで一番有名な観光スポットであるホイサレーシュワラ寺院であることに決定。
前にも書いたように、ガイド氏に詳しい説明は期待していませんが、せめて、どこにいるのか、どこにやってきたのかぐらいは把握してもらいものです。
やはり12世紀に建造されたホイサン朝時代のヒンズー寺院ですが、写真右手が聖室、中央部が前室(マンダバ)、左手がナンディー堂になっていますが、一連の構造物の裏というか奥にも同様建造物が並んでおり、ふたつのセットが連結した変わった構造になっています。
・・・といった話も、本当はガイド氏から聞きたかったのですが、帰国後の今、ネット情報を調べて確認しているところです。(簡単には「歩き方」でも説明されてはいますが、現場で実物を見ながら説明を受ければ、観るポイントも変わってきます。) -
ガイド氏と見学時間を決めて、一人で内部へ。
前述のように情報が少ないので、どこを見ていいかよく理解できていないこと、そして、ケダレーシュワラ寺院とBasadi Halliで、限られた“関心・好奇心のキャパシティ”をあらかた使い果たしていますので、ホイサン朝寺院を代表する寺院ではありますが、「ふーん・・・」って感じで歩き回ります。 -
右手が前室入り口、左手はナンディー堂
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前室の中に入ると、“ろくろ壺”柱が並んで荘厳な雰囲気です。
ただ、“ろくろ壺”柱はBasadi Halliでも鑑賞済みですので、「すごいね!」って感じにはなりません。 -
リンガが祀られた聖室・・・多分。
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聖室を守る守護神
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踊るシバ神のようでもあります。
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ナンディが鎮座していますので、扉の奥にはリンガかシバ神が祀られているのでしょう。
この寺院の2セット連結構造をよく理解できていませんので、どこを歩き回っているのか定かではありません。
ホイサレーシュワラ寺院の構造図や美しい画像等はhttp://kuradashieigakan.com/con873south/south08-08day.htmに掲載されています。 -
“ろくろ壺”柱の上部には美しい彫像も
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前室の概観
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ナンディー堂の巨大なナンディー(シバ神の乗り物)
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2セット連結構造ですから、ナンディー堂も二つあります。
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ナンディー堂につながる前室(マンダバ)入り口を守る左右の守護神
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壁面を飾る彫像
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こうした彫像も見事ですが、ケダレーシュワラ寺院で堪能したあとなので、いささか二番煎じの感も。
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建物の構造が、星型というか、凹凸の多い形になっているのは、なるべく彫像で飾るスペーズを増やすためとか。
最初のケダレーシュワラ寺院も同様の星型構造でしたので、ホイサラ朝寺院の特徴のようです。
この夥しい彫像のためか、ホイサレーシュワラ寺院の建造には105年を要したとか。 -
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もうひとつのナンディー堂
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左手手前と画面中央に二つのナンディー堂が併置されています。
ナンディー堂に続く前室・聖堂も二つずつあり、それらがくっついた構造になっています。 -
境内の巨木
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以上で、ホイサラ朝美術を代表するホイサレーシュワラ寺院観光を終了
“ろくろ壺”柱はBasadi Halliで、壁面の夥しい精緻な彫像はケダレーシュワラ寺院で見たばかりでしたので、全般的印象はさほど強烈ではなかった・・・というのが本音です。
しっかりしたガイド説明付きで回れば、また別の印象もあるのでしょうが。
このあとはベルールに向かいますが、写真枚数も増えてしまったので、それは次編で。
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